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32 頭が蕩ける
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くちゅくちゅと濡れた音がする。けれどそれは重なった唇からの音ではない。
「ふぁっ……あっ」
押し倒されてすぐズボンもパンツも剥かれた俺は、由紀の手に翻弄されていた。気持ち良さにだらだらと先端から漏れる我慢汁のせいでローションなんて使っていないのに俺のちんこはぬるぬるになってしまった。そこを由紀が扱くもんだから、その度に卑猥な音が響くのだ。
というか、俺を剥くのめっちゃ手際良かったけど慣れてんの? 由紀はこういうこと何度も経験してんの?
与えられる刺激が気持ちよければよいほど、その裏になんらかの経験が見え隠れして面白くない。
しかも由紀はまだズボン履いたままだし。
「ね、由紀もっ……由紀も出せよっ」
「んー? 俺の何を出すの?」
由紀は俺のちんこを扱きながら、ギラギラ欲望の浮かんだ目で俺をガン見してくる。声は優しいけど、目は全然優しくない。
でも、その目にさっきからドキドキしてるんだから、もしかしたら俺にはちょっとMっ気があったのかもしれない。
「何って……んなのわかんだろ!」
別にちんこなんて男同士ふざけてる時に何のてらいもなく口にしている言葉なのに、なんだか今は恥ずかしくて言えない。
「ごめんね? わかんないから教えて欲しいな」
そう言いながら俺の口を塞ぐ由紀。言ってることとやってることが違う! これじゃ喋れねぇよ!
そう思いながらも俺は目を瞑ってしまう。由紀から与えられる刺激に身を任せてしまう。
ただでさえ快楽で思考が鈍くなりつつあるのに、巧みなキスでさらに頭がぼーっとしてくる。さっきからずっと頭の中が気持ちいいでいっぱいだ。
「ね? 何を出して欲しいの?」
「んあっ」
唇を解いた由紀は、俺の耳元で囁く。その低音の声が艶かしくて全身がぞわりと震える。耳が孕むってこういうことを言うのか。
ぼやけた思考は誰かがアイドルのライブに行ってそんなこと言ってたなー誰だっけとどうでもいいことを考え出す。
「裕也はずいぶん余裕そうだね」
そんな俺の様子を察したのか、由紀の手は一層俺を責め立てる。
「あっ、やっ! 出ちゃうから! お願い待って!」
一気に高みまで昇りそうになって慌てて懇願すると今度は撫でるような優しい刺激に変わる。これはこれでもどかしいんだが。
「じゃあさっきの質問に答えて?」
「へ? っん……」
だいぶ回っていない頭は、さっきの質問の内容を理解しない。
「俺の、何を出して欲しいの?」
「あ゛ぁっ……んっ」
思い出した。思い出したけど、それ言わなきゃいけないの?
そんな思いを込めて少し恨みがましく睨むと、由紀は困ったように眉を下げる。その目は熱を失わないまま。
由紀はそのまま俺の答えを待っている。どうやら答えないといけないらしい。
後から考えたら答える必要なんてなかったんだけど、この時の俺はまともな思考ができなくなっていた。
「……こだよ」
「ん?」
「ちんこ! 出せって言ってんの!」
半ば自棄っぱちになって叫ぶ。なんか今日このパターン多くない?
「ふふっごめんね意地悪して。裕也があんまり可愛いから」
「そ……やって誤魔化して……っ」
可愛いって言えば許されると思うなよ! という気持ちを込めて再び睨むが、そんなことを考えてる時点で俺はもう負けているような気がする。
由紀は俺のちんこからやっと手を離して身を起こし、自身のベルトを外す。そのままズボンのファスナーを下ろすのを、俺はついガン見してしまう。
「そんなに見られたらちょっと恥ずかしいな」
「散々人の痴態ガン見しといてそれ言う?」
「だって……一つも見逃したくなくて」
きゅうっと胸が絞られるような気持ちになる。くそっ、こんなんで。
そうこうしているうちに由紀はズボンとパンツを下にずらす。人のことはひん剥いといて……と文句を言おうと思ったが、パンツから勢いよく飛び出たモノを見て絶句してしまう。
で……でかい……!
さっき触った時も思ったけど、由紀のちんこでかくね?
俺のだってそこそこのサイズあるはずなのに……前世比だけど。由紀のは明らかに俺よりでかい。
呆然と由紀のちんこを見ていたら、再び由紀が身を倒してきて囁く。
「裕也の手、貸して?」
ぐちゅぐちゅぐちゅっと濡れた音がする。俺一人のちんこが扱かれていた時よりも激しい音が部屋を満たす。
「んあっ、あっ……んっ!」
俺は由紀に導かれるまま自分と由紀のちんこを合わせて握った。その上から由紀も握り、最初はゆるゆると優しく擦っていたのだが。
由紀の気持ちよさそうな顔を見ていたらだんだん俺まで気持ちが昂ってきて、どんどんと手の動きが激しくなっていった。
俺と由紀二人分の我慢汁でちんこはぬちゃぬちゃで、その音が響いてくるとまた高まって……というのを繰り返し、気付いたら由紀が俺の上で腰を振っている。
俺の手は力を失い、今や二つのちんこに添えられているだけだ。
ずりずりと由紀のちんこと擦れるたび、ビクビクと身体が跳ねる。
「あっあっ……んあっ!」
「くっ……はっはっ……」
もうだめ、気持ちいい、わけわかんない。
何度も激しいキスを繰り返し、舐られ、口まわりはよだれでベトベトで。擦られ続けた俺のちんこはもうそろそろ限界を迎えそうだった。
「由紀っ、俺、もう出るっ出ちゃうっ」
「ん、いいよイッて。俺ももう……っ」
「んあっあっ……あ゛ぁっ!!」
熱いものが上ってくる感覚がして、強い快感が頭を支配する。身体の底から何かが弾けて頭が真っ白になる。
自分で出す時と、全然違うんだけど。
そう思ったのを最後に思考が途絶えた。
「ふぁっ……あっ」
押し倒されてすぐズボンもパンツも剥かれた俺は、由紀の手に翻弄されていた。気持ち良さにだらだらと先端から漏れる我慢汁のせいでローションなんて使っていないのに俺のちんこはぬるぬるになってしまった。そこを由紀が扱くもんだから、その度に卑猥な音が響くのだ。
というか、俺を剥くのめっちゃ手際良かったけど慣れてんの? 由紀はこういうこと何度も経験してんの?
与えられる刺激が気持ちよければよいほど、その裏になんらかの経験が見え隠れして面白くない。
しかも由紀はまだズボン履いたままだし。
「ね、由紀もっ……由紀も出せよっ」
「んー? 俺の何を出すの?」
由紀は俺のちんこを扱きながら、ギラギラ欲望の浮かんだ目で俺をガン見してくる。声は優しいけど、目は全然優しくない。
でも、その目にさっきからドキドキしてるんだから、もしかしたら俺にはちょっとMっ気があったのかもしれない。
「何って……んなのわかんだろ!」
別にちんこなんて男同士ふざけてる時に何のてらいもなく口にしている言葉なのに、なんだか今は恥ずかしくて言えない。
「ごめんね? わかんないから教えて欲しいな」
そう言いながら俺の口を塞ぐ由紀。言ってることとやってることが違う! これじゃ喋れねぇよ!
そう思いながらも俺は目を瞑ってしまう。由紀から与えられる刺激に身を任せてしまう。
ただでさえ快楽で思考が鈍くなりつつあるのに、巧みなキスでさらに頭がぼーっとしてくる。さっきからずっと頭の中が気持ちいいでいっぱいだ。
「ね? 何を出して欲しいの?」
「んあっ」
唇を解いた由紀は、俺の耳元で囁く。その低音の声が艶かしくて全身がぞわりと震える。耳が孕むってこういうことを言うのか。
ぼやけた思考は誰かがアイドルのライブに行ってそんなこと言ってたなー誰だっけとどうでもいいことを考え出す。
「裕也はずいぶん余裕そうだね」
そんな俺の様子を察したのか、由紀の手は一層俺を責め立てる。
「あっ、やっ! 出ちゃうから! お願い待って!」
一気に高みまで昇りそうになって慌てて懇願すると今度は撫でるような優しい刺激に変わる。これはこれでもどかしいんだが。
「じゃあさっきの質問に答えて?」
「へ? っん……」
だいぶ回っていない頭は、さっきの質問の内容を理解しない。
「俺の、何を出して欲しいの?」
「あ゛ぁっ……んっ」
思い出した。思い出したけど、それ言わなきゃいけないの?
そんな思いを込めて少し恨みがましく睨むと、由紀は困ったように眉を下げる。その目は熱を失わないまま。
由紀はそのまま俺の答えを待っている。どうやら答えないといけないらしい。
後から考えたら答える必要なんてなかったんだけど、この時の俺はまともな思考ができなくなっていた。
「……こだよ」
「ん?」
「ちんこ! 出せって言ってんの!」
半ば自棄っぱちになって叫ぶ。なんか今日このパターン多くない?
「ふふっごめんね意地悪して。裕也があんまり可愛いから」
「そ……やって誤魔化して……っ」
可愛いって言えば許されると思うなよ! という気持ちを込めて再び睨むが、そんなことを考えてる時点で俺はもう負けているような気がする。
由紀は俺のちんこからやっと手を離して身を起こし、自身のベルトを外す。そのままズボンのファスナーを下ろすのを、俺はついガン見してしまう。
「そんなに見られたらちょっと恥ずかしいな」
「散々人の痴態ガン見しといてそれ言う?」
「だって……一つも見逃したくなくて」
きゅうっと胸が絞られるような気持ちになる。くそっ、こんなんで。
そうこうしているうちに由紀はズボンとパンツを下にずらす。人のことはひん剥いといて……と文句を言おうと思ったが、パンツから勢いよく飛び出たモノを見て絶句してしまう。
で……でかい……!
さっき触った時も思ったけど、由紀のちんこでかくね?
俺のだってそこそこのサイズあるはずなのに……前世比だけど。由紀のは明らかに俺よりでかい。
呆然と由紀のちんこを見ていたら、再び由紀が身を倒してきて囁く。
「裕也の手、貸して?」
ぐちゅぐちゅぐちゅっと濡れた音がする。俺一人のちんこが扱かれていた時よりも激しい音が部屋を満たす。
「んあっ、あっ……んっ!」
俺は由紀に導かれるまま自分と由紀のちんこを合わせて握った。その上から由紀も握り、最初はゆるゆると優しく擦っていたのだが。
由紀の気持ちよさそうな顔を見ていたらだんだん俺まで気持ちが昂ってきて、どんどんと手の動きが激しくなっていった。
俺と由紀二人分の我慢汁でちんこはぬちゃぬちゃで、その音が響いてくるとまた高まって……というのを繰り返し、気付いたら由紀が俺の上で腰を振っている。
俺の手は力を失い、今や二つのちんこに添えられているだけだ。
ずりずりと由紀のちんこと擦れるたび、ビクビクと身体が跳ねる。
「あっあっ……んあっ!」
「くっ……はっはっ……」
もうだめ、気持ちいい、わけわかんない。
何度も激しいキスを繰り返し、舐られ、口まわりはよだれでベトベトで。擦られ続けた俺のちんこはもうそろそろ限界を迎えそうだった。
「由紀っ、俺、もう出るっ出ちゃうっ」
「ん、いいよイッて。俺ももう……っ」
「んあっあっ……あ゛ぁっ!!」
熱いものが上ってくる感覚がして、強い快感が頭を支配する。身体の底から何かが弾けて頭が真っ白になる。
自分で出す時と、全然違うんだけど。
そう思ったのを最後に思考が途絶えた。
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