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真実と失恋1
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衝撃の目撃から、その日の残りの時間をどう過ごしたのか全くわからない。気付いたら次の日になっていた。
一晩経っても私の頭は整理されていない。悪い想像ばかりが浮かび、私の心は死んでしまいそうだった。
一人でもやもやするより、もうはっきりさせてしまえばいい。
私の精神は限界で、半ば投げやりな気持ちだった。
仮に私の想像通り彼女がゆうきの恋人ならば、やっと私は諦めがつくかもしれない。十年という長い付き合いではあるが、これまでゆうきの恋人の話なんて聞いたことがなかった。
私が知らないところで付き合ってたこともあるのかもしれないけれど、知る機会がなかった。私はゆうきに恋人がいることを知りたくなくて自分から恋人の有無を尋ねたことはないし、ゆうきから告げてきたこともなかったから。
だからこそ、私はゆうきに恋人ができるということを考えたことがなかった。
「そりゃ、そんなわけないよね」
ゆうきは私が一目惚れするほど素敵な人なのだから、今まで恋人がいなかったはずがないのだ。
私は今までなんと自分に都合良く考えていたのか。自分の能天気さに自分で呆れる。
スマートフォンでゆうきの連絡先を探す。とにかく早く会いたい。そして確かめたい。
真実を知りたくないとおそれる気持ちもあるけれど、このままではいられない。メールでは返信を待っている時間を耐えられる自信がなかったため、電話をかける。
数コールでゆうきが電話に出る。
「もしもし」
心臓が跳ねる。同時に気持ちが竦む。私は今から自分で自分を地獄に落とそうとしているのだ。でも、ここで逃げてはいけない気がした。
「……みずきです。あの、話したいことがあるの。急で悪いんだけど、少しでも会えないかな」
しばらくゆうきは沈黙する。沈黙の後、ゆうきから返事がくる。
「……わかった。」
ゆうきは私のただならぬ様子を察知したようだった。待ち合わせ場所と時間を決め、電話を切る。
スマートフォンを握り締めたまま、私は大きく深呼吸をする。覚悟を決めろ、と自分を奮い立たせる。
自分で決めたことだ。辿り着く場所が地獄であろうと、もう後戻りはできない。
私は無駄だと思いつつ、目一杯おめかしをする。ゆうきに二人で会うのだ。少しでも自分を良く見せたい。こんな時でもそんなことを考える自分が滑稽だったが、かといって適当な格好でゆうきに会うことなど考えられないのだ。
しかし、格好とは裏腹に心は酷く重い。ゆうきから聞く真実が悪い想像通りだとして、私は冷静でいられるのだろうか。
その答えは出ないまま、家を出た。
一晩経っても私の頭は整理されていない。悪い想像ばかりが浮かび、私の心は死んでしまいそうだった。
一人でもやもやするより、もうはっきりさせてしまえばいい。
私の精神は限界で、半ば投げやりな気持ちだった。
仮に私の想像通り彼女がゆうきの恋人ならば、やっと私は諦めがつくかもしれない。十年という長い付き合いではあるが、これまでゆうきの恋人の話なんて聞いたことがなかった。
私が知らないところで付き合ってたこともあるのかもしれないけれど、知る機会がなかった。私はゆうきに恋人がいることを知りたくなくて自分から恋人の有無を尋ねたことはないし、ゆうきから告げてきたこともなかったから。
だからこそ、私はゆうきに恋人ができるということを考えたことがなかった。
「そりゃ、そんなわけないよね」
ゆうきは私が一目惚れするほど素敵な人なのだから、今まで恋人がいなかったはずがないのだ。
私は今までなんと自分に都合良く考えていたのか。自分の能天気さに自分で呆れる。
スマートフォンでゆうきの連絡先を探す。とにかく早く会いたい。そして確かめたい。
真実を知りたくないとおそれる気持ちもあるけれど、このままではいられない。メールでは返信を待っている時間を耐えられる自信がなかったため、電話をかける。
数コールでゆうきが電話に出る。
「もしもし」
心臓が跳ねる。同時に気持ちが竦む。私は今から自分で自分を地獄に落とそうとしているのだ。でも、ここで逃げてはいけない気がした。
「……みずきです。あの、話したいことがあるの。急で悪いんだけど、少しでも会えないかな」
しばらくゆうきは沈黙する。沈黙の後、ゆうきから返事がくる。
「……わかった。」
ゆうきは私のただならぬ様子を察知したようだった。待ち合わせ場所と時間を決め、電話を切る。
スマートフォンを握り締めたまま、私は大きく深呼吸をする。覚悟を決めろ、と自分を奮い立たせる。
自分で決めたことだ。辿り着く場所が地獄であろうと、もう後戻りはできない。
私は無駄だと思いつつ、目一杯おめかしをする。ゆうきに二人で会うのだ。少しでも自分を良く見せたい。こんな時でもそんなことを考える自分が滑稽だったが、かといって適当な格好でゆうきに会うことなど考えられないのだ。
しかし、格好とは裏腹に心は酷く重い。ゆうきから聞く真実が悪い想像通りだとして、私は冷静でいられるのだろうか。
その答えは出ないまま、家を出た。
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