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第二章
いっくん1
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俺はいっくんにどう接していいのかわからないまま、登校した。
道すがら、会った友達たちと他愛もない会話をしながら、いっくんのことで悩んでいた。
だからといっていつまでも保留にしておくことはできない。
いっくんと話し合いたい。
いっくんは俺と話すことなどないと言っていたが、俺のほうにはある。
何故、いっくんは俺と友達なら、俺を抱くということになるのか?
どうして、その思考になるのかわからない。
田中も佐藤も他の友達だって、ノーマルな異性愛者だ。
俺のことをアイツのような目で見ることはない。
いっくんには中学時代にも彼女がいたのに、どうして俺を抱きたがるのかわからない。
いっくんはアイツとは違うはずだ。
違うと言い切るほど今のいっくんと親しくないのがツライ。
どうして、あんな思考になったのか知りたい。
あの十年前のことでいっくんは誤解したんだろうか?
助けてくれなかったのに。
助けてくれなかったくせに、いっくんは俺が男に抱かれて悦ぶような奴だと認識したんだろうか?
それなら、その思い込みを訂正させないと。
幼稚園の頃の俺の日常は輝いていた。
今と大違いだ。
いっくんがいて、アイツがいなくて・・・
道すがら、会った友達たちと他愛もない会話をしながら、いっくんのことで悩んでいた。
だからといっていつまでも保留にしておくことはできない。
いっくんと話し合いたい。
いっくんは俺と話すことなどないと言っていたが、俺のほうにはある。
何故、いっくんは俺と友達なら、俺を抱くということになるのか?
どうして、その思考になるのかわからない。
田中も佐藤も他の友達だって、ノーマルな異性愛者だ。
俺のことをアイツのような目で見ることはない。
いっくんには中学時代にも彼女がいたのに、どうして俺を抱きたがるのかわからない。
いっくんはアイツとは違うはずだ。
違うと言い切るほど今のいっくんと親しくないのがツライ。
どうして、あんな思考になったのか知りたい。
あの十年前のことでいっくんは誤解したんだろうか?
助けてくれなかったのに。
助けてくれなかったくせに、いっくんは俺が男に抱かれて悦ぶような奴だと認識したんだろうか?
それなら、その思い込みを訂正させないと。
幼稚園の頃の俺の日常は輝いていた。
今と大違いだ。
いっくんがいて、アイツがいなくて・・・
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