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◇アトランティス編◇
2話
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晴樹 の生まれた所は
まわりが綺麗な海で囲まれた島なのだ。
そう島に伝わる伝説は、晴樹が幼いころに 父親や近所のおじいさん、
やおばあちゃんから聞いた話でもあり
そして親から子へ語り聞かせていく物語りだった、晴樹も父から伝説の物語をきいて育ったのである…この伝説の話は代々と伝えられてきたものである。
つまり島の その漁師たちによって代々
伝えられてきたものである。
今は、沖の小島に 供養をこめた白い十字架が たっている。
島のカツオ漁船の人びとは その事実
をよく家人に語り聞かせていた。
そして親から子へ語り聞かせていく物語で【晴樹】も父親から聞き育った。
遥か昔、鰹船が沖合で怪しい箱を見つけた。中には人骨、三つ編みの髪の毛、本が入っていたという。
柩にどのくらい宝物が入っていたのだろうか?真相は時のながれと共に不明だ!
しかし、柩の埋蔵箇所については…
何せ埋葬場所でもあるのですから
誰1人として他人には決して語らなかったというエピソードがあった…。
父は幼い 晴樹 に告げた。
カツオ船のみんなは、たとえどんなことがあっても決して埋葬の場所だけは他言はしないと誓いあったという。
晴樹 の父
「この亡骸の女性の方も長いこと海を漂って淋しかったろうに‥
いまは ようやく陸地で安らかに
眠りにつくことができるのだ
知らぬ地に独りぼっちやけんどの…」
晴樹 その島に昔から
伝わるとされる哀しきも美しい伝説に
思いを寄せ顧みる。
「その異国の女性は‥故郷にお墓を作る事が出来なかったんやな!
父にも母にも逢えない、ましてや親しい友人にも‥」
はるか昔に潮流にのって謎の柩がはるばる流れてきて
日は昇り沈み月が出て欠けてゆく月、
長い年月をへて太平洋を越えて漂着した…その島で語りつがれることになったという。
それから月日は流れてゆく‥
亡骸と莫大な財宝 奇妙な箱、柩 如何なる哀しい物語りが秘められているのだろうか?
未だ島の何処に静かに眠り埋まっているはずである。亡骸と共に……
晴樹 が、小学生5年~中学頃だろうか!
その伝説を詳しく知りたいと強い好奇心や冒険心にかられていたのだった。
それで 父から聞いた伝説の情報をたよりに伝説の舞台の地でもある日出の浜をけっこう探検したことがある。
確かにトレージャーハンターみたいな
憧れもあった。
晴樹 思い出していた。
「あの頃、島の伝説の宝を探しに行って帰って来てから…」
「ああ、すごい寒気におそわれて帰って来た後に ほんと、寒気と凄い下痢と腹痛と高熱で苦しみ悶えたな~」
「ホントに今思わば、死ぬ寸前の灯火やったなぁ。」
その金色の髪の亡骸の お方も泣いたり笑ったりして生きたんですから…
故郷にお墓を作る事が出来なかったんですから。
父にも母にも逢えないまして親しい友人にも
遠い遠い異国の日本で いまもなお静かにお眠りになっているのですから…
なんていうかロマンチックというか…
人は死んで海に流されて漂うのは
日は昇り月が出て欠けても無限に波間を漂って可哀相…生前は本当に幸せかどうかは誰にも解らない。
晴樹は考えているようだ。
「(高熱で魘されていた‥あの時に‥見たのは?なんだ?)」
「(やっぱり..祟られたのは間違いなさそうだ!!)」
祟られた事によって 不幸中の僅かな幸いなのか…【晴樹】は一歩 魂の世界に踏み込んでしまった。
祟られて、死の一歩手前まで引き込まれて帰って来ることが出来た。
その戻って帰って来ることが、霊視能力の覚醒、霊性を啓く事に繋がったのだ。
それは、さまざま力の覚醒でもあるのだ。
それらの力の覚醒に伴い自己の過去が
分かることがある。
人間は一人一人が生まれ落ちて、この時までの歴史をすべて霊的に言えば自分が付けて持っています、また、遥か過去の前世も持っている。
それらを思い出した、というよりは引き出したと言うことになります。
それは..一歩霊性の世界に入るからです。
また霊性の中に入るものから、ある程度、精神性が変わり力も湧いてきます。
まわりが綺麗な海で囲まれた島なのだ。
そう島に伝わる伝説は、晴樹が幼いころに 父親や近所のおじいさん、
やおばあちゃんから聞いた話でもあり
そして親から子へ語り聞かせていく物語りだった、晴樹も父から伝説の物語をきいて育ったのである…この伝説の話は代々と伝えられてきたものである。
つまり島の その漁師たちによって代々
伝えられてきたものである。
今は、沖の小島に 供養をこめた白い十字架が たっている。
島のカツオ漁船の人びとは その事実
をよく家人に語り聞かせていた。
そして親から子へ語り聞かせていく物語で【晴樹】も父親から聞き育った。
遥か昔、鰹船が沖合で怪しい箱を見つけた。中には人骨、三つ編みの髪の毛、本が入っていたという。
柩にどのくらい宝物が入っていたのだろうか?真相は時のながれと共に不明だ!
しかし、柩の埋蔵箇所については…
何せ埋葬場所でもあるのですから
誰1人として他人には決して語らなかったというエピソードがあった…。
父は幼い 晴樹 に告げた。
カツオ船のみんなは、たとえどんなことがあっても決して埋葬の場所だけは他言はしないと誓いあったという。
晴樹 の父
「この亡骸の女性の方も長いこと海を漂って淋しかったろうに‥
いまは ようやく陸地で安らかに
眠りにつくことができるのだ
知らぬ地に独りぼっちやけんどの…」
晴樹 その島に昔から
伝わるとされる哀しきも美しい伝説に
思いを寄せ顧みる。
「その異国の女性は‥故郷にお墓を作る事が出来なかったんやな!
父にも母にも逢えない、ましてや親しい友人にも‥」
はるか昔に潮流にのって謎の柩がはるばる流れてきて
日は昇り沈み月が出て欠けてゆく月、
長い年月をへて太平洋を越えて漂着した…その島で語りつがれることになったという。
それから月日は流れてゆく‥
亡骸と莫大な財宝 奇妙な箱、柩 如何なる哀しい物語りが秘められているのだろうか?
未だ島の何処に静かに眠り埋まっているはずである。亡骸と共に……
晴樹 が、小学生5年~中学頃だろうか!
その伝説を詳しく知りたいと強い好奇心や冒険心にかられていたのだった。
それで 父から聞いた伝説の情報をたよりに伝説の舞台の地でもある日出の浜をけっこう探検したことがある。
確かにトレージャーハンターみたいな
憧れもあった。
晴樹 思い出していた。
「あの頃、島の伝説の宝を探しに行って帰って来てから…」
「ああ、すごい寒気におそわれて帰って来た後に ほんと、寒気と凄い下痢と腹痛と高熱で苦しみ悶えたな~」
「ホントに今思わば、死ぬ寸前の灯火やったなぁ。」
その金色の髪の亡骸の お方も泣いたり笑ったりして生きたんですから…
故郷にお墓を作る事が出来なかったんですから。
父にも母にも逢えないまして親しい友人にも
遠い遠い異国の日本で いまもなお静かにお眠りになっているのですから…
なんていうかロマンチックというか…
人は死んで海に流されて漂うのは
日は昇り月が出て欠けても無限に波間を漂って可哀相…生前は本当に幸せかどうかは誰にも解らない。
晴樹は考えているようだ。
「(高熱で魘されていた‥あの時に‥見たのは?なんだ?)」
「(やっぱり..祟られたのは間違いなさそうだ!!)」
祟られた事によって 不幸中の僅かな幸いなのか…【晴樹】は一歩 魂の世界に踏み込んでしまった。
祟られて、死の一歩手前まで引き込まれて帰って来ることが出来た。
その戻って帰って来ることが、霊視能力の覚醒、霊性を啓く事に繋がったのだ。
それは、さまざま力の覚醒でもあるのだ。
それらの力の覚醒に伴い自己の過去が
分かることがある。
人間は一人一人が生まれ落ちて、この時までの歴史をすべて霊的に言えば自分が付けて持っています、また、遥か過去の前世も持っている。
それらを思い出した、というよりは引き出したと言うことになります。
それは..一歩霊性の世界に入るからです。
また霊性の中に入るものから、ある程度、精神性が変わり力も湧いてきます。
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