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王妃に成れと
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「ワタル様、イシュバール様はこちらです」
またも案内してくれる人。
お風呂にのんびり浸かってから、外へ出て用意されてた服を着てる時に、大丈夫でしょうか?と入って来たこの人。
どうやら、俺は長風呂だったらしい。
というか、多分シャワーだ。シャワーのせいだ。
まぁ、服はほとんど着てたから、問題無かったんだけどな。
まさかシャワーで時間取ってました、なんて言えないし。
「本当にお風呂がお好きなんですね」
と言われて、愛想笑いを返した俺は悪くない。
実際結構長い時間浸かってたなとは、思うから。
その人が開いてくれた扉の向こうに、イシュさんが見えて、俺はいつもどおりに駆け寄ろうとしたんだけど。
誰だろう?綺麗な女の人だなぁ。
イシュさんの近くで、笑ってる。
イシュさんも綺麗だから、すっごい絵になるなー。
ズキリと痛んだ胸は、何の痛みだろう。
でもその疑問は、いつもと違うイシュさんの雰囲気に消え去った。
なんだろう?何が違う?
「魔力だ」
そうだ、イシュさんの魔力が、極端に抑えられてる。
「おや、ワタル。お風呂はどうだったかな?」
いつもの優しい笑顔が、俺に向いた。さっきまでは、隣にいる美人さんに、笑顔なんて見せてもいなかったのに。
「気持ち良かった。ありがとう。イシュさん」
女の人よりも、イシュさんの魔力が気になって、うまく笑えない。
いつもここに居る時は、イシュさんはこんな風に魔力を抑えているんだろうか。
それだったら、窮屈だよなぁ。
「まぁ、イシュバール様をその様な呼び方で。言葉遣いもどうかと思いますわ」
意識の外に追いやってたのに。女の人が言葉を発するから、結局はそっちを見るしかなくなった。
「あのね、俺が良いって言ったことを、君がとやかく言わないでくれないかな」
イシュさんの女の人に対する言葉、結構冷たい。
「イシュバール様が、どれほど魔力を抑えておいでかおわかりですか?ただの婚約者候補に過ぎない貴女が、ワタル様に物申せると思わないでいただきたい」
婚約者候補……なんだ。もしイシュさんが気に入ったら、この人が王妃になるんだろうなぁ。
でも、イシュさんの言い方とか、案内してくれた人の言い方じゃ、王妃にとは認められてないっぽい?
「イシュさん、ここに居る時、いつもそうやって魔力抑えてるの?」
イシュさんは良いって言ってるんだから、女の人の言葉には従わない。
俺は嫌な思いを、あの国の王宮でして来たけど、ここはイシュさんの王宮だから、イシュさんに従う。
「うん?そうでもないよ。ただ、こういう風に、婚約者候補の誰かが来ると、抑えなきゃならなくなるね」
そういえば、この王宮への魔法陣を使ってくれた人も、俺の案内をしてくれた人も、特に気にしてなかった。
俺も抑えなきゃなんないのかな?でも俺魔力の扱いまだ慣れて無いんだけど。
「ワタル様はお気になさらず。大丈夫ですよ。この場に魔力量がAの者が居ることが場違いなのです」
ええ?でも、王妃候補なんだよな?
「そんな……」
「ふふ。ワタルにはケイミルス神の加護も有るから、魔力を抑えなくても平気だよ。婚約者候補、全員魔力量はAだったと思うけれどね。その辺どうにかならないのかな?」
女の人が何かを言いかけたけれど、それは綺麗にイシュさんに無視されてる。
ケイミルス神様の加護、有ったんだよなー。俺の冒険者証見た時に、見付けた。
いつの間に。とか思ったけど。多分あの会った時だよな。
とりあえず、見えない様に消してはあるけど。
「ワタル様を王妃になされたら、イシュバール様の窮屈さは、無くなるかと。私はワタル様が王妃に一番向いていると思いますが」
ちょ、えええ。
俺が王妃じゃないって、認めてくれてなかったの?!
なんかすっごい睨まれてるけど、それどころじゃない!
なんだかすーっごく良い笑顔のイシュさんに、俺は言葉を発せない。
「そうか!なるほどね!それは良いね」
なんで納得しちゃうの?イシュさん!
キラキラ笑顔は、何でなの?!
「な、どこの者とも知れぬ者を、王妃にすると言うのですか?!」
女の人の金切り声。こういう声って、頭に響くよな。
イシュさん近くに居たから、すっごい嫌そうな顔したぞ。
「ワタル様の魔力量は、イシュバール様と同等かそれ以上。これほどの方は、そうそういらっしゃらない。イシュバール様も、窮屈な思いをされなくて済む。良い解決方法ではありませんか」
対する案内してくれてた人は、すっごい冷静だ。
「属性だけで言えば、四精霊全ての加護が付いてるワタルの方が上だよ。それにさっきも言ったけど、ケイミルス神の加護も有るからね。誰も文句は無いよね」
イシュさんは納得して頷いてるし。
ええ?!
乗り気だし。何でー?
「それは文句も無いですね。では早速、宰相に伝えて参ります。あぁ、そこの元婚約者候補の方は、すぐにでもお帰り下さい」
れ、冷静過ぎて、なんも言えない!
男でも王妃にはなれるって、すでに論破されてるし。
俺に逃げ場は?
イシュさんは納得しちゃってるし、案内してくれた人は、サッサと行動してるし。
女の人は、俺のことすっごい睨んで出て行った。
「ワタル、困惑しているね」
ふわりと、イシュさんの魔力が戻る。
多分これでもきっと抑えてるんだろうな。
比例してなのか、俺の魔力も身体に巡る量が多くなった。
もしかして、無意識に俺は抑えてた?これがケイミルス神様の加護のおかけ?
「寿命の話は聞いたし、世襲制じゃないから、男の王妃でも良いっていうのは聞いたけど。……えと、あの、イシュさん?」
考え込む様なイシュさんに、俺は何も言えなくなった。
※
王宮に戻ると、すぐにこれだ。
対して相手にもしていないのに、女というのはしゃべるのが好きなのだろう。
面倒な。
魔力を抑えているのも、窮屈だ。
ワタルの傍は、居心地よく、魔力を抑える必要性も無かったせいか。
俺はどんどん我儘になっている。
あぁ、ワタル。早く来ないだろうか。
「魔力だ」
ワタルの声に、反応した。
もしかして、俺が魔力を抑えているのに気付いたのかな?
ふふ。すごいなぁ。ワタルの魔力も抑えられている。これはケイミルス神の加護の力だね。良い仕事をしてくれる。
「ワタル様を王妃に」
そう言った傍仕えの言葉に、ああ、なるほど。と頷いた。
ワタルの傍ならば、俺はたしかに窮屈では無い。
外堀を埋めてしまうか?うまく行けば、ワタルの傍に居続けられる。
ワタル本人の意思確認をしていないとか、そんなことよりも、自身の欲望に負けた。
我儘で、貪欲な俺に、ワタルは嫌気がさすだろうか。
少々の不安など、ねじ伏せる。
金切り声でわめく女には、辟易したが。
ワタルに対しての対応の仕方で、この女は候補からは落ちたから、どうでも良い。
本当に、ワタルが俺の伴侶と成ってくれたら、俺はそれ以上は望まない。
困惑したワタルに、考え込んでしまう。
やはり自分の欲望に負けて、勝手に話を進め過ぎたか。
だが、俺は本当にワタルを手放せないだろう。婚約者候補の前では、常に魔力を抑えていなければならない。
窮屈で、退屈で。
「ワタルは、俺の傍に居ることが、嫌かな?」
意思確認は、今更かと思いながら。それでも聞かねばならないだろう。
フルフルと横に振られた頭。
「嫌、じゃない」
小さく、否定された言葉。
歓喜した俺の心。
「ワタル。俺はね、ずっとワタルの傍に居たいんだよ」
ただの仲間として、冒険者をしても良いのだけれど。
いつかワタルを手放さなきゃならないのではないか。という憂いを無くしたいだけの、俺の我儘だ。
生涯を誓った伴侶であれば、ワタルを失うことは無い。
それだけで良いから。ワタルの傍に居たいという、俺の想いを酌んでくれないだろうか。
またも案内してくれる人。
お風呂にのんびり浸かってから、外へ出て用意されてた服を着てる時に、大丈夫でしょうか?と入って来たこの人。
どうやら、俺は長風呂だったらしい。
というか、多分シャワーだ。シャワーのせいだ。
まぁ、服はほとんど着てたから、問題無かったんだけどな。
まさかシャワーで時間取ってました、なんて言えないし。
「本当にお風呂がお好きなんですね」
と言われて、愛想笑いを返した俺は悪くない。
実際結構長い時間浸かってたなとは、思うから。
その人が開いてくれた扉の向こうに、イシュさんが見えて、俺はいつもどおりに駆け寄ろうとしたんだけど。
誰だろう?綺麗な女の人だなぁ。
イシュさんの近くで、笑ってる。
イシュさんも綺麗だから、すっごい絵になるなー。
ズキリと痛んだ胸は、何の痛みだろう。
でもその疑問は、いつもと違うイシュさんの雰囲気に消え去った。
なんだろう?何が違う?
「魔力だ」
そうだ、イシュさんの魔力が、極端に抑えられてる。
「おや、ワタル。お風呂はどうだったかな?」
いつもの優しい笑顔が、俺に向いた。さっきまでは、隣にいる美人さんに、笑顔なんて見せてもいなかったのに。
「気持ち良かった。ありがとう。イシュさん」
女の人よりも、イシュさんの魔力が気になって、うまく笑えない。
いつもここに居る時は、イシュさんはこんな風に魔力を抑えているんだろうか。
それだったら、窮屈だよなぁ。
「まぁ、イシュバール様をその様な呼び方で。言葉遣いもどうかと思いますわ」
意識の外に追いやってたのに。女の人が言葉を発するから、結局はそっちを見るしかなくなった。
「あのね、俺が良いって言ったことを、君がとやかく言わないでくれないかな」
イシュさんの女の人に対する言葉、結構冷たい。
「イシュバール様が、どれほど魔力を抑えておいでかおわかりですか?ただの婚約者候補に過ぎない貴女が、ワタル様に物申せると思わないでいただきたい」
婚約者候補……なんだ。もしイシュさんが気に入ったら、この人が王妃になるんだろうなぁ。
でも、イシュさんの言い方とか、案内してくれた人の言い方じゃ、王妃にとは認められてないっぽい?
「イシュさん、ここに居る時、いつもそうやって魔力抑えてるの?」
イシュさんは良いって言ってるんだから、女の人の言葉には従わない。
俺は嫌な思いを、あの国の王宮でして来たけど、ここはイシュさんの王宮だから、イシュさんに従う。
「うん?そうでもないよ。ただ、こういう風に、婚約者候補の誰かが来ると、抑えなきゃならなくなるね」
そういえば、この王宮への魔法陣を使ってくれた人も、俺の案内をしてくれた人も、特に気にしてなかった。
俺も抑えなきゃなんないのかな?でも俺魔力の扱いまだ慣れて無いんだけど。
「ワタル様はお気になさらず。大丈夫ですよ。この場に魔力量がAの者が居ることが場違いなのです」
ええ?でも、王妃候補なんだよな?
「そんな……」
「ふふ。ワタルにはケイミルス神の加護も有るから、魔力を抑えなくても平気だよ。婚約者候補、全員魔力量はAだったと思うけれどね。その辺どうにかならないのかな?」
女の人が何かを言いかけたけれど、それは綺麗にイシュさんに無視されてる。
ケイミルス神様の加護、有ったんだよなー。俺の冒険者証見た時に、見付けた。
いつの間に。とか思ったけど。多分あの会った時だよな。
とりあえず、見えない様に消してはあるけど。
「ワタル様を王妃になされたら、イシュバール様の窮屈さは、無くなるかと。私はワタル様が王妃に一番向いていると思いますが」
ちょ、えええ。
俺が王妃じゃないって、認めてくれてなかったの?!
なんかすっごい睨まれてるけど、それどころじゃない!
なんだかすーっごく良い笑顔のイシュさんに、俺は言葉を発せない。
「そうか!なるほどね!それは良いね」
なんで納得しちゃうの?イシュさん!
キラキラ笑顔は、何でなの?!
「な、どこの者とも知れぬ者を、王妃にすると言うのですか?!」
女の人の金切り声。こういう声って、頭に響くよな。
イシュさん近くに居たから、すっごい嫌そうな顔したぞ。
「ワタル様の魔力量は、イシュバール様と同等かそれ以上。これほどの方は、そうそういらっしゃらない。イシュバール様も、窮屈な思いをされなくて済む。良い解決方法ではありませんか」
対する案内してくれてた人は、すっごい冷静だ。
「属性だけで言えば、四精霊全ての加護が付いてるワタルの方が上だよ。それにさっきも言ったけど、ケイミルス神の加護も有るからね。誰も文句は無いよね」
イシュさんは納得して頷いてるし。
ええ?!
乗り気だし。何でー?
「それは文句も無いですね。では早速、宰相に伝えて参ります。あぁ、そこの元婚約者候補の方は、すぐにでもお帰り下さい」
れ、冷静過ぎて、なんも言えない!
男でも王妃にはなれるって、すでに論破されてるし。
俺に逃げ場は?
イシュさんは納得しちゃってるし、案内してくれた人は、サッサと行動してるし。
女の人は、俺のことすっごい睨んで出て行った。
「ワタル、困惑しているね」
ふわりと、イシュさんの魔力が戻る。
多分これでもきっと抑えてるんだろうな。
比例してなのか、俺の魔力も身体に巡る量が多くなった。
もしかして、無意識に俺は抑えてた?これがケイミルス神様の加護のおかけ?
「寿命の話は聞いたし、世襲制じゃないから、男の王妃でも良いっていうのは聞いたけど。……えと、あの、イシュさん?」
考え込む様なイシュさんに、俺は何も言えなくなった。
※
王宮に戻ると、すぐにこれだ。
対して相手にもしていないのに、女というのはしゃべるのが好きなのだろう。
面倒な。
魔力を抑えているのも、窮屈だ。
ワタルの傍は、居心地よく、魔力を抑える必要性も無かったせいか。
俺はどんどん我儘になっている。
あぁ、ワタル。早く来ないだろうか。
「魔力だ」
ワタルの声に、反応した。
もしかして、俺が魔力を抑えているのに気付いたのかな?
ふふ。すごいなぁ。ワタルの魔力も抑えられている。これはケイミルス神の加護の力だね。良い仕事をしてくれる。
「ワタル様を王妃に」
そう言った傍仕えの言葉に、ああ、なるほど。と頷いた。
ワタルの傍ならば、俺はたしかに窮屈では無い。
外堀を埋めてしまうか?うまく行けば、ワタルの傍に居続けられる。
ワタル本人の意思確認をしていないとか、そんなことよりも、自身の欲望に負けた。
我儘で、貪欲な俺に、ワタルは嫌気がさすだろうか。
少々の不安など、ねじ伏せる。
金切り声でわめく女には、辟易したが。
ワタルに対しての対応の仕方で、この女は候補からは落ちたから、どうでも良い。
本当に、ワタルが俺の伴侶と成ってくれたら、俺はそれ以上は望まない。
困惑したワタルに、考え込んでしまう。
やはり自分の欲望に負けて、勝手に話を進め過ぎたか。
だが、俺は本当にワタルを手放せないだろう。婚約者候補の前では、常に魔力を抑えていなければならない。
窮屈で、退屈で。
「ワタルは、俺の傍に居ることが、嫌かな?」
意思確認は、今更かと思いながら。それでも聞かねばならないだろう。
フルフルと横に振られた頭。
「嫌、じゃない」
小さく、否定された言葉。
歓喜した俺の心。
「ワタル。俺はね、ずっとワタルの傍に居たいんだよ」
ただの仲間として、冒険者をしても良いのだけれど。
いつかワタルを手放さなきゃならないのではないか。という憂いを無くしたいだけの、俺の我儘だ。
生涯を誓った伴侶であれば、ワタルを失うことは無い。
それだけで良いから。ワタルの傍に居たいという、俺の想いを酌んでくれないだろうか。
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