5 / 10
第四話
「ラーラザリー・ティラトフ様、少しよろしいかしら?」
あの方は確か公爵令嬢だったはず。
そんな方が一体私になんの用かしら?
........はっ!もしや、ラディネリアン様関係?
いいえもしやでなくともラディネリアン様関係に決まっているはずですわ。
むしろ私個人のみとかありえませんもの。
上位貴族であるため、そもそも、私に断るだなんてことはできないので、素直に従うことにした。
「はい、次の授業が始まるまででしたら大丈夫です。」
「こちらへいらっしゃい。」
どこへ連れてかれるのだろう?
そう思っていたら少し歩いたところで止まった。
「貴女、どうしてコールズ様と婚約したままなの?なぜ婚約が解消されていないの?というかそもそもコールズ様と婚約できたのは何故かしら。調べてみても貴女との婚約になんの利益もないと思うのだけれど。もしかして、弱みでも握っているのしら。いや、コールズ家に限ってそれはないわ。」
最後の方はよく聞こえなかったけれど、私に対して不満があるのは分かった。
でも、調べたというのなら私の両親とラディネリアン様の両親が仲が良くて結んだ婚約ということは分からなかったのかしら。
ただ、この方はラディネリアン様と婚約関係になりたいということよね。
それなら、私に言うよりラディネリアン様に言った方が良いと思う。
仮に私が別れたいと思ったとしてもまさか私からは言えないけど、もちろん、別れたいとは思ってない。
うーん、どうしたものかと思っていると、公爵令嬢が言葉を放ってきた。
「ちょっと、わたくしが聞いているのに、どうして何も答えないのかしら?早く別れると言いなさいな。いつまでも、コールズ様にしがみついているだなんてみっともなくてよ。コールズ様も貴女を相手にするのは嫌なはずだわ。わたくしとの方がお似合いでしょ?」
機関銃のように話されて、くらくらしてきた.....まさか、本当に別れるだなんてことは私から言えない。コールズ様に言われたらそりゃあ、綺麗さっぱり諦めるけど、わざわざ、自分からだなんて嫌。ここまで、愛はなくとも信頼関係は築いてきた。
「申し訳ありませんが、私から婚約解消を願いでることはできません。ご期待に添えずすみません。」
そう言って、頭を深く下げた。でも、やはり、お気に召さなかったようだ。
「わたくしが言っているのに、従わないだなんておかしいんじゃなくて!??」
そう言われたあと、私は突き飛ばされた。ここは階段の踊り場、私は下りの階段側に立っていた。
あの方は確か公爵令嬢だったはず。
そんな方が一体私になんの用かしら?
........はっ!もしや、ラディネリアン様関係?
いいえもしやでなくともラディネリアン様関係に決まっているはずですわ。
むしろ私個人のみとかありえませんもの。
上位貴族であるため、そもそも、私に断るだなんてことはできないので、素直に従うことにした。
「はい、次の授業が始まるまででしたら大丈夫です。」
「こちらへいらっしゃい。」
どこへ連れてかれるのだろう?
そう思っていたら少し歩いたところで止まった。
「貴女、どうしてコールズ様と婚約したままなの?なぜ婚約が解消されていないの?というかそもそもコールズ様と婚約できたのは何故かしら。調べてみても貴女との婚約になんの利益もないと思うのだけれど。もしかして、弱みでも握っているのしら。いや、コールズ家に限ってそれはないわ。」
最後の方はよく聞こえなかったけれど、私に対して不満があるのは分かった。
でも、調べたというのなら私の両親とラディネリアン様の両親が仲が良くて結んだ婚約ということは分からなかったのかしら。
ただ、この方はラディネリアン様と婚約関係になりたいということよね。
それなら、私に言うよりラディネリアン様に言った方が良いと思う。
仮に私が別れたいと思ったとしてもまさか私からは言えないけど、もちろん、別れたいとは思ってない。
うーん、どうしたものかと思っていると、公爵令嬢が言葉を放ってきた。
「ちょっと、わたくしが聞いているのに、どうして何も答えないのかしら?早く別れると言いなさいな。いつまでも、コールズ様にしがみついているだなんてみっともなくてよ。コールズ様も貴女を相手にするのは嫌なはずだわ。わたくしとの方がお似合いでしょ?」
機関銃のように話されて、くらくらしてきた.....まさか、本当に別れるだなんてことは私から言えない。コールズ様に言われたらそりゃあ、綺麗さっぱり諦めるけど、わざわざ、自分からだなんて嫌。ここまで、愛はなくとも信頼関係は築いてきた。
「申し訳ありませんが、私から婚約解消を願いでることはできません。ご期待に添えずすみません。」
そう言って、頭を深く下げた。でも、やはり、お気に召さなかったようだ。
「わたくしが言っているのに、従わないだなんておかしいんじゃなくて!??」
そう言われたあと、私は突き飛ばされた。ここは階段の踊り場、私は下りの階段側に立っていた。
あなたにおすすめの小説
【完結】私のことが大好きな婚約者さま
咲雪
恋愛
私は、リアーナ・ムスカ侯爵子女。第二王子アレンディオ・ルーデンス殿下の婚約者です。アレンディオ殿下の5歳上の第一王子が病に倒れて3年経ちました。アレンディオ殿下を王太子にと推す声が大きくなってきました。王子妃として嫁ぐつもりで婚約したのに、王太子妃なんて聞いてません。悩ましく、鬱鬱した日々。私は一体どうなるの?
・sideリアーナは、王太子妃なんて聞いてない!と悩むところから始まります。
・sideアレンディオは、とにかくアレンディオが頑張る話です。
※番外編含め全28話完結、予約投稿済みです。
※ご都合展開ありです。
(完)婚約破棄ですか? なぜ関係のない貴女がそれを言うのですか? それからそこの貴方は私の婚約者ではありません。
青空一夏
恋愛
グレイスは大商人リッチモンド家の娘である。アシュリー・バラノ侯爵はグレイスよりずっと年上で熊のように大きな体に顎髭が風格を添える騎士団長様。ベースはこの二人の恋物語です。
アシュリー・バラノ侯爵領は3年前から作物の不作続きで農民はすっかり疲弊していた。領民思いのアシュリー・バラノ侯爵の為にお金を融通したのがグレイスの父親である。ところがお金の返済日にアシュリー・バラノ侯爵は満額返せなかった。そこで娘の好みのタイプを知っていた父親はアシュリー・バラノ侯爵にある提案をするのだった。それはグレイスを妻に迎えることだった。
年上のアシュリー・バラノ侯爵のようなタイプが大好きなグレイスはこの婚約話をとても喜んだ。ところがその三日後のこと、一人の若い女性が怒鳴り込んできたのだ。
「あなたね? 私の愛おしい殿方を横からさらっていったのは・・・・・・婚約破棄です!」
そうしてさらには見知らぬ若者までやって来てグレイスに婚約破棄を告げるのだった。
ざまぁするつもりもないのにざまぁになってしまうコメディー。中世ヨーロッパ風異世界。ゆるふわ設定ご都合主義。途中からざまぁというより更生物語になってしまいました。
異なった登場人物視点から物語が展開していくスタイルです。
婚約者を友人に奪われて~婚約破棄後の公爵令嬢~
tartan321
恋愛
成績優秀な公爵令嬢ソフィアは、婚約相手である王子のカリエスの面倒を見ていた。
ある日、級友であるリリーがソフィアの元を訪れて……。
妹と王子殿下は両想いのようなので、私は身を引かせてもらいます。
木山楽斗
恋愛
侯爵令嬢であるラナシアは、第三王子との婚約を喜んでいた。
民を重んじるというラナシアの考えに彼は同調しており、良き夫婦になれると彼女は考えていたのだ。
しかしその期待は、呆気なく裏切られることになった。
第三王子は心の中では民を見下しており、ラナシアの妹と結託して侯爵家を手に入れようとしていたのである。
婚約者の本性を知ったラナシアは、二人の計画を止めるべく行動を開始した。
そこで彼女は、公爵と平民との間にできた妾の子の公爵令息ジオルトと出会う。
その出自故に第三王子と対立している彼は、ラナシアに協力を申し出てきた。
半ば強引なその申し出をラナシアが受け入れたことで、二人は協力関係となる。
二人は王家や公爵家、侯爵家の協力を取り付けながら、着々と準備を進めた。
その結果、妹と第三王子が計画を実行するよりも前に、ラナシアとジオルトの作戦が始まったのだった。
元カノが復縁したそうにこちらを見ているので、彼の幸せのために身を引こうとしたら意外と溺愛されていました
おりの まるる
恋愛
カーネリアは、大好きな魔法師団の副師団長であるリオンへ告白すること2回、元カノが忘れられないと振られること2回、玉砕覚悟で3回目の告白をした。
3回目の告白の返事は「友達としてなら付き合ってもいい」と言われ3年の月日を過ごした。
もう付き合うとかできないかもと諦めかけた時、ついに付き合うことがてきるように。
喜んだのもつかの間、初めてのデートで、彼を以前捨てた恋人アイオラが再びリオンの前に訪れて……。
大好きな彼の幸せを願って、身を引こうとするのだが。
他の人を好きになったあなたを、私は愛することができません
天宮有
恋愛
公爵令嬢の私シーラの婚約者レヴォク第二王子が、伯爵令嬢ソフィーを好きになった。
第三王子ゼロアから聞いていたけど、私はレヴォクを信じてしまった。
その結果レヴォクに協力した国王に冤罪をかけられて、私は婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。
追放された私は他国に行き、数日後ゼロアと再会する。
ゼロアは私を追放した国王を嫌い、国を捨てたようだ。
私はゼロアと新しい生活を送って――元婚約者レヴォクは、後悔することとなる。
わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。
初恋のひとに告白を言いふらされて学園中の笑い者にされましたが、大人のつまはじきの方が遥かに恐ろしいことを彼が教えてくれました
3333(トリささみ)
恋愛
「あなたのことが、あの時からずっと好きでした。よろしければわたくしと、お付き合いしていただけませんか?」
男爵令嬢だが何不自由なく平和に暮らしていたアリサの日常は、その告白により崩れ去った。
初恋の相手であるレオナルドは、彼女の告白を陰湿になじるだけでなく、通っていた貴族学園に言いふらした。
その結果、全校生徒の笑い者にされたアリサは悲嘆し、絶望の底に突き落とされた。
しかしそれからすぐ『本物のつまはじき』を知ることになる。
社会的な孤立をメインに書いているので読む人によっては抵抗があるかもしれません。
一人称視点と三人称視点が交じっていて読みにくいところがあります。