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それからまた日は経過した。あの後互いを思い、淑瑠と鈴夜は分かれた。流石に早々から付きっきりも気を遣うだろうと、淑瑠も分かっていたのだ。
鈴夜は夢に魘されて目覚めていた。何の夢を見ていたかよく覚えていないが、大智が出て来た気がする。
呆然とする中で不安定に揺れだす心が気持ち悪く、鈴夜は半無意識にカッターナイフを握り締めていた。
◇
ねいは一日を経た現段階で、まだ仕分け作業に当たっていた。一度水分補給に一階に上がったきり、部屋を離れてはいない。
ジャンルはバラバラだが、どうにか今日中には、かな順で分けられる所まで行けそうだ。
同僚も、懸命な姿に感化されてか、徹夜までは行かないが早朝から出勤して手伝う者も多数居た。
「進行具合はいかがですかー」
「見た感じよ」
後方から声が聞こえ、振り向かないまま対応に当たる。
「まだまだですねー」
実際、箱に名称だけを頼りに仕分けしている段階であった為、見栄えだけで言えば片付け前より荒れているかもしれない。
「皆さん休憩しませんかー?お腹すいたでしょ」
台詞から読み取り振り向くと、泉の両手にはおにぎりと、既にコップに注がれた飲み物があった。人数分持ってきたのか、左右の手の上のお盆に大量に乗せられている。
「……ありがとう、頂くわ」
普段見ない優しさに違和感を覚えながらも、手製のおにぎりに手を伸ばした。
◇
歩は、早朝から普段はあまり見ないテレビをつけ、マスコミの様子を観察していた。
警察に情報提供してから数日経つが、一向に報道内容は変わらない。それどころか別の大きなニュースが注目され始めて、この町で起きた事件は埋もれつつあった。
警察の能力を疑う訳ではないが、進歩のなさに厭きれと焦りが両方生まれだす。
早く解決するべき理由があるのに、こうして傍観しているだけなんて、もどかしいにも程があるだろう。
もう誰にも罪を犯させない為に、早く終わらせなければならないのに。
歩は何度か横に首を振り、テレビの主電源を切った。
◇
チャイムの音に、鈴夜は我に返った。零れ落ちる血を近くにあったティッシュペーパーで拭い、急いで包帯を巻く。
簡易的に巻いて捲くっていた袖を下ろすと、急いでインターホン対応した。
『お早う、ごめん準備中だった?』
声は淑瑠のものだった。鈴夜は緊張感を持ち応じる。
「う、うん、まぁ」
『そっか、料理持ってきたからかけておくね』
「あ、うん、ありがとう、タッパー返しに行くね」
『うん、待ってるね、じゃあまたね』
だが、潔い別れに鈴夜の緊張は直ぐに解けた。淑瑠なりに距離を測ろうとしてくれているのが目に見えて、鈴夜は申し訳なさと暖かという相対する気持ちを浮かべた。
受話器を置き、腕を見ると、包帯に血が滲んでいた。意識に反した行動に、自分自身厭きれを感じる。
この事は絶対に誰にも言えないな。そう思いながら、改めて包帯を巻きなおすため座り込んだ。
◇
柚李は久しぶりに、仏壇の前でアルバムを見ていた。重いページをゆっくりと開いてゆく。
明音の話やユメの話をしていたら、急に見たくなってしまったのだ。一緒に見るつもりで仏壇の前を選択したのだが、掛ける言葉が出てこない。
アルバムに残るのは笑顔だが、思い出としては苦い物でしかなく、楽しく語る事が出来ないのだ。
捲くっていると、ページの右側に、妹のユメと一緒に映る飛翔と大智の姿を見つけた。満開の桜の下、皆あどけない笑顔でピースしている。確かこの写真を撮ったのは母親だっただろうか。
柚李は当時、自分の目で見た景色を、曖昧ながら思い出していた。桜が咲き乱れる中で、幸せそうにこれからの未来について想像を膨らませる家族の姿が思い描ける。
それが、こんな事になってしまうなんて。
柚李は続けざまに、大智の顔と飛翔の最期の姿を思い出し、写真をなぞった。小さく後悔が浮かぶ。
「……飛翔君には悪い事したなぁ。ちゃんと謝らなくちゃいけないよね、ユメ御免なさいの仕方教えてよ」
冗談交じりの言葉を含めながら仏壇を見上げたが、写真は伏せらていて笑顔が目に映る事はなかった。
◇
廊下からやってきた人物個々に、挨拶をかけている歩の姿が見えた。見ていると目が合い、歩が部屋を出て駆け寄ってくる。
「お早う鈴夜くん」
「お早う御座います、折原さん」
「今日は調子どうかな?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
「良かった」
鈴夜は有り触れた会話に満足しながら、席に付く。
だが、それでも不図、残された問題の存在に気付いてしまい、心が一気に沈み始めた。
今騒ぎは、どんな状況にあるのだろう。また誰かが殺されたり巻き込まれたりしていないだろうか。凜を殺した犯人は、勇之と緑を殺した犯人は今何を考え、何をしているのだろうか。
考え始めると埒が開かなくなる。孤独な空間ではもちろん、何故か幸せを感じても、安堵しても、ふとした瞬間に悪夢が蘇ってくるのだ。
鈴夜は腹部に意識を据えながらも、目の前のパソコンと向き合った。
◇
ねいは何時の間にか眠ってしまっていて、誰かの手に揺り動かされ目を覚ました所だった。肩に触れていた手からその主を追うと、平凡な泉の顔が見えた。
「……ごめん、寝てたわ。どうしたの?何か用?」
「用って……仕分け終わりましたよ~ってだけです、あと寝るなら仮眠室行った方がいいですよ、こんな寒いところで寝てると風邪引きますよ」
泉が仕事に参加していた事に、またも違和感を抱きつつ、冷静に言葉だけ受けとった。
「……そうね、配慮ありがとう。ご苦労様」
「はい、これ」
目の前に差し出されたのは3冊ほどの調書だった。古ぼけている上に表紙の字が掠れ、一目だけでは何が書いてあるか分からない。
「探してたでしょ?」
ねいはきょとんとしながら受け取り、その中の一冊を横向きにした。貼られたラベルに書かれた見出しを目で追う。
ラベルには¨CHS事件2¨と書かれていた。
ねいは驚いた。表情には出さなかったが、泉がピンポイントで目的を、増してや何を探していたか当ててしまった事に畏怖さえも感じる。
「……助かったわ」
「じゃあ私は上行きますー。あとの作業は皆さんで頑張ってくださいね!じゃ!」
ねいは泉が軽快なステップで階段を上がり、消えてゆくのを見送ってから、枯れたページを捲った。
◇
美音は歩きながら携帯を見詰め、事件の詳細について読んでいた。新しい情報を期待し検索をかけたのだが、既に何度も読んだものしかなく、仕方がなく目で追いかけていたところだ。
聞こえて来た音で、よく来るゲームセンターに辿り着いた事に気付く。目線は画面に注いだまま、流れるようにゲームセンターに入った。
付いたのは、あのゾンビを撃ち殺すゲーム台だった。詰まらないながらも何だか癖になってしまい、ついついお金を投入してしまうのだ。
実弾銃のように格好良く両手で構えると、今にも人が殺せそうな錯覚に陥る。
片目を閉じ、ゾンビの足へと標準を合わせて引き金を引く。だがもちろんそんな箇所では倒せないので、ゾンビは起き上がった。次に腕を、肩を、とニュースで見たように急所ではない箇所ばかりを撃って行く。
結果、最終的に表示されたのは、青くヘドロっぽい字体の¨LOSE¨の文字だった。
けれど美音の顔は、満足気に笑っていた。
◇
病院への道で、鈴夜は屈み込んでいた。また例の症状だ。動悸に息苦しさ、今日は眩暈も起こっている。それに加え、深く深く、逃げたくなる恐怖が心を刺すのだ。
やはり、長い間に渡る睡眠不足と、栄養不足が今になって祟っているのだろうか。
「……だ、大丈夫、っすか……?」
僅かに顔を上げると、依仁が駆け寄ってきていた。車が近場に止められていて、降りてきてくれたのだと分かる。助手席には心配そうな樹野の顔が見えた。
「………大丈夫、です…」
「…でも大分辛そうっすけど…」
「……大丈夫です!」
無様な姿を見られてしまった事に、鈴夜は恥ずかしさで声をあげていた。依仁は目を丸くしつつも戸惑う事はしなかった。
「立てます?病院連れてくんで」
冷静な命令口調に促され、鈴夜は力を込め立ち上がった。そのまま後部座席に乗せられる。樹野は戸惑った様子で鈴夜を気にし、横目で何度か見つつも目を泳がせた。
短時間の事だったのだが、病院に辿り着く頃には大分と楽になっていた。
「大丈夫っすか?」
「……もう大丈夫です、すみません」
樹野は僅かに顔を傾けながらも、気まずいのか振り向きはしない。依仁は上半身全体を、後部座席の鈴夜へと向けていた。
「歩けそうっすか?」
「……はい、お手数おかけしました」
鈴夜は会釈を何度も繰り返し、お辞儀し、車を出た。
「うーん、特に大きな異常はないね、貧血があるくらいかな?」
「えっ?」
診察結果に疑念が湧く。
鈴夜は、いつも通り軽く質問を並べる医師に、少し調子が悪いと告げ一応検診してもらったのだが、結果はほぼ異常なし、だった。
大きな異常が見当たらないなら仕方ない、と不安を他所にやり無理矢理に飲み込んだ。
鈴夜は夢に魘されて目覚めていた。何の夢を見ていたかよく覚えていないが、大智が出て来た気がする。
呆然とする中で不安定に揺れだす心が気持ち悪く、鈴夜は半無意識にカッターナイフを握り締めていた。
◇
ねいは一日を経た現段階で、まだ仕分け作業に当たっていた。一度水分補給に一階に上がったきり、部屋を離れてはいない。
ジャンルはバラバラだが、どうにか今日中には、かな順で分けられる所まで行けそうだ。
同僚も、懸命な姿に感化されてか、徹夜までは行かないが早朝から出勤して手伝う者も多数居た。
「進行具合はいかがですかー」
「見た感じよ」
後方から声が聞こえ、振り向かないまま対応に当たる。
「まだまだですねー」
実際、箱に名称だけを頼りに仕分けしている段階であった為、見栄えだけで言えば片付け前より荒れているかもしれない。
「皆さん休憩しませんかー?お腹すいたでしょ」
台詞から読み取り振り向くと、泉の両手にはおにぎりと、既にコップに注がれた飲み物があった。人数分持ってきたのか、左右の手の上のお盆に大量に乗せられている。
「……ありがとう、頂くわ」
普段見ない優しさに違和感を覚えながらも、手製のおにぎりに手を伸ばした。
◇
歩は、早朝から普段はあまり見ないテレビをつけ、マスコミの様子を観察していた。
警察に情報提供してから数日経つが、一向に報道内容は変わらない。それどころか別の大きなニュースが注目され始めて、この町で起きた事件は埋もれつつあった。
警察の能力を疑う訳ではないが、進歩のなさに厭きれと焦りが両方生まれだす。
早く解決するべき理由があるのに、こうして傍観しているだけなんて、もどかしいにも程があるだろう。
もう誰にも罪を犯させない為に、早く終わらせなければならないのに。
歩は何度か横に首を振り、テレビの主電源を切った。
◇
チャイムの音に、鈴夜は我に返った。零れ落ちる血を近くにあったティッシュペーパーで拭い、急いで包帯を巻く。
簡易的に巻いて捲くっていた袖を下ろすと、急いでインターホン対応した。
『お早う、ごめん準備中だった?』
声は淑瑠のものだった。鈴夜は緊張感を持ち応じる。
「う、うん、まぁ」
『そっか、料理持ってきたからかけておくね』
「あ、うん、ありがとう、タッパー返しに行くね」
『うん、待ってるね、じゃあまたね』
だが、潔い別れに鈴夜の緊張は直ぐに解けた。淑瑠なりに距離を測ろうとしてくれているのが目に見えて、鈴夜は申し訳なさと暖かという相対する気持ちを浮かべた。
受話器を置き、腕を見ると、包帯に血が滲んでいた。意識に反した行動に、自分自身厭きれを感じる。
この事は絶対に誰にも言えないな。そう思いながら、改めて包帯を巻きなおすため座り込んだ。
◇
柚李は久しぶりに、仏壇の前でアルバムを見ていた。重いページをゆっくりと開いてゆく。
明音の話やユメの話をしていたら、急に見たくなってしまったのだ。一緒に見るつもりで仏壇の前を選択したのだが、掛ける言葉が出てこない。
アルバムに残るのは笑顔だが、思い出としては苦い物でしかなく、楽しく語る事が出来ないのだ。
捲くっていると、ページの右側に、妹のユメと一緒に映る飛翔と大智の姿を見つけた。満開の桜の下、皆あどけない笑顔でピースしている。確かこの写真を撮ったのは母親だっただろうか。
柚李は当時、自分の目で見た景色を、曖昧ながら思い出していた。桜が咲き乱れる中で、幸せそうにこれからの未来について想像を膨らませる家族の姿が思い描ける。
それが、こんな事になってしまうなんて。
柚李は続けざまに、大智の顔と飛翔の最期の姿を思い出し、写真をなぞった。小さく後悔が浮かぶ。
「……飛翔君には悪い事したなぁ。ちゃんと謝らなくちゃいけないよね、ユメ御免なさいの仕方教えてよ」
冗談交じりの言葉を含めながら仏壇を見上げたが、写真は伏せらていて笑顔が目に映る事はなかった。
◇
廊下からやってきた人物個々に、挨拶をかけている歩の姿が見えた。見ていると目が合い、歩が部屋を出て駆け寄ってくる。
「お早う鈴夜くん」
「お早う御座います、折原さん」
「今日は調子どうかな?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
「良かった」
鈴夜は有り触れた会話に満足しながら、席に付く。
だが、それでも不図、残された問題の存在に気付いてしまい、心が一気に沈み始めた。
今騒ぎは、どんな状況にあるのだろう。また誰かが殺されたり巻き込まれたりしていないだろうか。凜を殺した犯人は、勇之と緑を殺した犯人は今何を考え、何をしているのだろうか。
考え始めると埒が開かなくなる。孤独な空間ではもちろん、何故か幸せを感じても、安堵しても、ふとした瞬間に悪夢が蘇ってくるのだ。
鈴夜は腹部に意識を据えながらも、目の前のパソコンと向き合った。
◇
ねいは何時の間にか眠ってしまっていて、誰かの手に揺り動かされ目を覚ました所だった。肩に触れていた手からその主を追うと、平凡な泉の顔が見えた。
「……ごめん、寝てたわ。どうしたの?何か用?」
「用って……仕分け終わりましたよ~ってだけです、あと寝るなら仮眠室行った方がいいですよ、こんな寒いところで寝てると風邪引きますよ」
泉が仕事に参加していた事に、またも違和感を抱きつつ、冷静に言葉だけ受けとった。
「……そうね、配慮ありがとう。ご苦労様」
「はい、これ」
目の前に差し出されたのは3冊ほどの調書だった。古ぼけている上に表紙の字が掠れ、一目だけでは何が書いてあるか分からない。
「探してたでしょ?」
ねいはきょとんとしながら受け取り、その中の一冊を横向きにした。貼られたラベルに書かれた見出しを目で追う。
ラベルには¨CHS事件2¨と書かれていた。
ねいは驚いた。表情には出さなかったが、泉がピンポイントで目的を、増してや何を探していたか当ててしまった事に畏怖さえも感じる。
「……助かったわ」
「じゃあ私は上行きますー。あとの作業は皆さんで頑張ってくださいね!じゃ!」
ねいは泉が軽快なステップで階段を上がり、消えてゆくのを見送ってから、枯れたページを捲った。
◇
美音は歩きながら携帯を見詰め、事件の詳細について読んでいた。新しい情報を期待し検索をかけたのだが、既に何度も読んだものしかなく、仕方がなく目で追いかけていたところだ。
聞こえて来た音で、よく来るゲームセンターに辿り着いた事に気付く。目線は画面に注いだまま、流れるようにゲームセンターに入った。
付いたのは、あのゾンビを撃ち殺すゲーム台だった。詰まらないながらも何だか癖になってしまい、ついついお金を投入してしまうのだ。
実弾銃のように格好良く両手で構えると、今にも人が殺せそうな錯覚に陥る。
片目を閉じ、ゾンビの足へと標準を合わせて引き金を引く。だがもちろんそんな箇所では倒せないので、ゾンビは起き上がった。次に腕を、肩を、とニュースで見たように急所ではない箇所ばかりを撃って行く。
結果、最終的に表示されたのは、青くヘドロっぽい字体の¨LOSE¨の文字だった。
けれど美音の顔は、満足気に笑っていた。
◇
病院への道で、鈴夜は屈み込んでいた。また例の症状だ。動悸に息苦しさ、今日は眩暈も起こっている。それに加え、深く深く、逃げたくなる恐怖が心を刺すのだ。
やはり、長い間に渡る睡眠不足と、栄養不足が今になって祟っているのだろうか。
「……だ、大丈夫、っすか……?」
僅かに顔を上げると、依仁が駆け寄ってきていた。車が近場に止められていて、降りてきてくれたのだと分かる。助手席には心配そうな樹野の顔が見えた。
「………大丈夫、です…」
「…でも大分辛そうっすけど…」
「……大丈夫です!」
無様な姿を見られてしまった事に、鈴夜は恥ずかしさで声をあげていた。依仁は目を丸くしつつも戸惑う事はしなかった。
「立てます?病院連れてくんで」
冷静な命令口調に促され、鈴夜は力を込め立ち上がった。そのまま後部座席に乗せられる。樹野は戸惑った様子で鈴夜を気にし、横目で何度か見つつも目を泳がせた。
短時間の事だったのだが、病院に辿り着く頃には大分と楽になっていた。
「大丈夫っすか?」
「……もう大丈夫です、すみません」
樹野は僅かに顔を傾けながらも、気まずいのか振り向きはしない。依仁は上半身全体を、後部座席の鈴夜へと向けていた。
「歩けそうっすか?」
「……はい、お手数おかけしました」
鈴夜は会釈を何度も繰り返し、お辞儀し、車を出た。
「うーん、特に大きな異常はないね、貧血があるくらいかな?」
「えっ?」
診察結果に疑念が湧く。
鈴夜は、いつも通り軽く質問を並べる医師に、少し調子が悪いと告げ一応検診してもらったのだが、結果はほぼ異常なし、だった。
大きな異常が見当たらないなら仕方ない、と不安を他所にやり無理矢理に飲み込んだ。
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