王女(笑)、普通の人間ならこれからの蹂躙の日々を神に救いを求めるだろうがこの人は神を否定して自分を神としたから何処にも縋れませんね

或いはヨハンにそれを突きつけられるかもしれないですが

完結おめでとうございます。
「そう来たか〜」というような展開ばかりで、とても楽しく拝読しました。
ヒルデガルドとレオンは勿論、ザシャもヨハン(変態ですが)も覚醒ジェーンも、ユフシェリア組皆好きになりました。
サブキャラでは、姐さんジェーンと堕天使ヨハンが同率1位かもしれません。あと何気に強かなライスト男爵も憎めません。

ざまぁは変態(褒め言葉)ヨハンが良い仕事しましたね。被害者達も多少は溜飲下がるかと。
但し杖持った狂人、お前は赦さん。
一度目は世間的に見れば、産毛の先程度の同情の余地は有るのかもしれませんが、そもそも自業自得ですし。アレを同じ敷地内に入れるなんて、王太子には狂ってる事伏せられてたんでしょうか。ヨハンによる間接的な歯の欠損は、同情しない事にしました。笑

最終話を読み終えて、頭の中で祝福の鐘が鳴り響いています。暫し余韻に浸った後、また読み返しますね。素敵な作品をありがとうございました。

思わぬ形でねじ曲げられてしまった運命と人生。
善良であれど人として尊厳を踏みにじられれば恨み憎しみやなど負の心を持つのも仕方ない。
けれど、そこに人を思いやれる心があるかないかが、幸せになれるかそうでなかったかの分かれ目だったのかな。
どこまでも自分のことしか考えなかった人たちと、自分の心を殺してまでも守りたい人や事柄があった人たち…。
最後まで色々考え、そしてとても楽しませてもらいました。