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第四話『ちょっとした事件』
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間もなく迫った期末試験に向けて追い込みをかけるべく、蔵川家のリビングで瑛と悠斗は頭を付き合わせていた。
と言っても、一生懸命ペンを動かしているのは瑛だけで、悠斗はゆったりと教科書をめくっている。
これが秀才の余裕か、などと思いながら悠斗がマーカーを引いた箇所を黙々とノートに書き留めていると、テーブルの上に投げ出していたスマートフォンが何度目かの着信に震えた。
それにふと目をやった悠斗の眉間に微かに皺が寄る。
「また鳴ってるよ。出なくていいの?」
「うん、いい」
やがて静かになったスマートフォンを手に取ると、そのまま電源を落とした。
その様子にますます悠斗の眉根が寄る。
「誰? 珍しいね」
「女の子?」と訊ねる悠斗の声音が、どことなく剣を含んでいるような気がした。
「いや、男」
「男? 友達? その割には登録してなかったみたいだけど」
「友達ではないかな。バイト先で知り合った人なんだけど……」
「バイト先って本屋の?」
「そう」
さらに眉間に皺を刻む悠斗に、「俺も謎なんだよね」とため息混じりに事の経緯を話し始める。
遡ること一週間前。
瑛がバイトする本屋はいわゆるブックカフェで、店の一部にカフェスペースが設けられている。
そこでは購入前の書籍を吟味する人、購入した雑誌を早速広げる人、単にコーヒーを飲みに来ている人などの様々な客でいつもそこそこ賑わっているのだが、その日、平台に置く雑誌を運んでいた瑛がふとカフェスペースに目をやると、同じくシフトに入っていたバイト仲間の菊池絵美がベンチ席に座る男と何やら会話を弾ませてた。
彼女は隣町の女子校に通う同級生で、瑛のほかに唯一の高校生バイトなので親しい方なのだが、バイト中人目を憚らず私語が多いのが玉に瑕だ。
時々社員従業員や店長に注意されても「すみません~」と上目に謝って済ませてしまう図太さには正直少し感心する。
瑛は今日も今日とていつもの光景だなと思い、幸い忙しい時間帯でもないし、仲の良い知り合いなんだろうと思って黙々と作業をしていると、いつの間にか男を引き連れそばに寄ってきた彼女に、
「あ、蔵川くんももしよかったら」
と、なんの前触れもなく話を振られて、顔を上げた。
「えーと……?」
話が見えずに瑛が首を傾げると、彼女は少し照れたように笑いながら「えっと、こちらは吉井さん」と後ろの男を紹介する。
「吉井さんはT大の三年生で最近よく来てくれて、仲良くなったの。夏休みのバーベキューに誘ってくれたから、蔵川くんも一緒にどうかな? 現役大学生に進路相談もしてみたいし、予定立てたいからみんなでグループ作ってもいい?」というようなことを勢いよく捲し立てた。
瑛としては現役大学生への進路相談も夏休みのバーベキューもまったく興味を惹かれない事柄で、ただ本人がいる手前どうやって断ろうか逡巡していると、「吉井さんってアメフトやってるんだよ♪」と満面の笑みで言われて「はあ」としか返事ができなかった。
彼女と話すとたびたびあることなのだが、なんと言うか、話がうまく噛み合わない。
さっさと断ろうと口を開きかけたところで、レジの方から「菊池さーん!ちょっと」と声が聞こえて、
「あ、私呼ばれてる? じゃあ吉井さんまた。蔵川くんも上がりの時にまた話そ」
と有耶無耶なままに他スタッフに呼ばれた彼女はさっさとその場を去り、実に微妙な空気の中に吉井某と二人、とり残されてしまった。
吉井はアメフトをやっていると言うだけあって、長身でがたいがよく、十分な間合いがあるはずなのにやたらと存在感がある。
くっきりとした目鼻立ちはいかにも女好きしそうな風貌で、もしかすると彼女は彼のことが好きなのかな? と思いながら何気なく伺うと、どうやらこちらを見ていたらしい吉井とばちりと目が合った。
ゆるりと微笑みを寄越す男に、とりあえず小さく会釈だけを返してその場を離れた。
「なにそれ」
「さぁ」
事の顛末に、悠斗の眉間の皺はますます深くなるばかりだ。
「しかもその日は菊池さん先に上がりだったらしくて、結局ろくな話をしないままバイトの先輩と彼女の学校の友達のグループが作られてて。夏休み云々の件は断って、すぐにグループを抜けたんだけど、菊池さん、なぜか吉井さんに俺の連絡先を教えたみたいでさ」
ちなみに「蔵川くんの番号教えてって言われたから教えちゃった」と悪びれた調子を微塵も見せない事後報告であった。
「すごい子だね……」
「うん、悪い子ではないんだけど、色々とね」
脱力する悠斗の言葉には完全同意だ。
きっと彼女の中では、あの一瞬の邂逅で瑛と吉井は友達になったんだろうし、好意を寄せる相手の願いを無碍にはできなかったのかもしれない。
個人情報を勝手に流されるのはまったくもって迷惑千万は話だが、数日後、吉井からとは思わずについ電話に出てしまったのも悪手だった。
電話の内容は「もし暇だったら出て来れない?」というありきたりなものだったが、吉井の姿はファーストコンタクト以外見かけたことはなかったし、友達になった覚えもないほぼ初対面の相手と意気投合できるような性格ではないので、それは丁重にお断りした。
しかしそれからも吉井はたびたび電話を鳴らしてくるのだ。
「着拒したら?」
「菊池さんの手前、なんとなくしづらくて。またバイト先に来て顔合わせたら面倒だし。電話以外のコンタクトはないし、忙しいから出ないでいいかなと」
大学生の生態はよくわからないが、吉井は菊池にバーベキューを持ちかけるくらいだから社交的な部類の人種なのだろう。
なのできっと瑛に構おうとするのも暇潰しか行きすぎた世話焼きの一環か、いずれにせよ一過性のもの。そう思っていた。
悠斗は「アキちゃんが気にしないならそれでいいけど」と言いつつも、微妙な面持ちのまま英語の教科書を閉じて差し出す。
「テストに出そうなところ付箋しといたから」
「ん、ありがと」
「僕、ちょっと調べ物するね。もしわからないとこあったら言って」
悠斗はソファの上に移動すると、ポケットからスマートフォンを取り出して、何やら真剣な顔つきでそれを見つめていた。
そして夏休みに入った直後にちょっとした事件が起きる。
と言っても、一生懸命ペンを動かしているのは瑛だけで、悠斗はゆったりと教科書をめくっている。
これが秀才の余裕か、などと思いながら悠斗がマーカーを引いた箇所を黙々とノートに書き留めていると、テーブルの上に投げ出していたスマートフォンが何度目かの着信に震えた。
それにふと目をやった悠斗の眉間に微かに皺が寄る。
「また鳴ってるよ。出なくていいの?」
「うん、いい」
やがて静かになったスマートフォンを手に取ると、そのまま電源を落とした。
その様子にますます悠斗の眉根が寄る。
「誰? 珍しいね」
「女の子?」と訊ねる悠斗の声音が、どことなく剣を含んでいるような気がした。
「いや、男」
「男? 友達? その割には登録してなかったみたいだけど」
「友達ではないかな。バイト先で知り合った人なんだけど……」
「バイト先って本屋の?」
「そう」
さらに眉間に皺を刻む悠斗に、「俺も謎なんだよね」とため息混じりに事の経緯を話し始める。
遡ること一週間前。
瑛がバイトする本屋はいわゆるブックカフェで、店の一部にカフェスペースが設けられている。
そこでは購入前の書籍を吟味する人、購入した雑誌を早速広げる人、単にコーヒーを飲みに来ている人などの様々な客でいつもそこそこ賑わっているのだが、その日、平台に置く雑誌を運んでいた瑛がふとカフェスペースに目をやると、同じくシフトに入っていたバイト仲間の菊池絵美がベンチ席に座る男と何やら会話を弾ませてた。
彼女は隣町の女子校に通う同級生で、瑛のほかに唯一の高校生バイトなので親しい方なのだが、バイト中人目を憚らず私語が多いのが玉に瑕だ。
時々社員従業員や店長に注意されても「すみません~」と上目に謝って済ませてしまう図太さには正直少し感心する。
瑛は今日も今日とていつもの光景だなと思い、幸い忙しい時間帯でもないし、仲の良い知り合いなんだろうと思って黙々と作業をしていると、いつの間にか男を引き連れそばに寄ってきた彼女に、
「あ、蔵川くんももしよかったら」
と、なんの前触れもなく話を振られて、顔を上げた。
「えーと……?」
話が見えずに瑛が首を傾げると、彼女は少し照れたように笑いながら「えっと、こちらは吉井さん」と後ろの男を紹介する。
「吉井さんはT大の三年生で最近よく来てくれて、仲良くなったの。夏休みのバーベキューに誘ってくれたから、蔵川くんも一緒にどうかな? 現役大学生に進路相談もしてみたいし、予定立てたいからみんなでグループ作ってもいい?」というようなことを勢いよく捲し立てた。
瑛としては現役大学生への進路相談も夏休みのバーベキューもまったく興味を惹かれない事柄で、ただ本人がいる手前どうやって断ろうか逡巡していると、「吉井さんってアメフトやってるんだよ♪」と満面の笑みで言われて「はあ」としか返事ができなかった。
彼女と話すとたびたびあることなのだが、なんと言うか、話がうまく噛み合わない。
さっさと断ろうと口を開きかけたところで、レジの方から「菊池さーん!ちょっと」と声が聞こえて、
「あ、私呼ばれてる? じゃあ吉井さんまた。蔵川くんも上がりの時にまた話そ」
と有耶無耶なままに他スタッフに呼ばれた彼女はさっさとその場を去り、実に微妙な空気の中に吉井某と二人、とり残されてしまった。
吉井はアメフトをやっていると言うだけあって、長身でがたいがよく、十分な間合いがあるはずなのにやたらと存在感がある。
くっきりとした目鼻立ちはいかにも女好きしそうな風貌で、もしかすると彼女は彼のことが好きなのかな? と思いながら何気なく伺うと、どうやらこちらを見ていたらしい吉井とばちりと目が合った。
ゆるりと微笑みを寄越す男に、とりあえず小さく会釈だけを返してその場を離れた。
「なにそれ」
「さぁ」
事の顛末に、悠斗の眉間の皺はますます深くなるばかりだ。
「しかもその日は菊池さん先に上がりだったらしくて、結局ろくな話をしないままバイトの先輩と彼女の学校の友達のグループが作られてて。夏休み云々の件は断って、すぐにグループを抜けたんだけど、菊池さん、なぜか吉井さんに俺の連絡先を教えたみたいでさ」
ちなみに「蔵川くんの番号教えてって言われたから教えちゃった」と悪びれた調子を微塵も見せない事後報告であった。
「すごい子だね……」
「うん、悪い子ではないんだけど、色々とね」
脱力する悠斗の言葉には完全同意だ。
きっと彼女の中では、あの一瞬の邂逅で瑛と吉井は友達になったんだろうし、好意を寄せる相手の願いを無碍にはできなかったのかもしれない。
個人情報を勝手に流されるのはまったくもって迷惑千万は話だが、数日後、吉井からとは思わずについ電話に出てしまったのも悪手だった。
電話の内容は「もし暇だったら出て来れない?」というありきたりなものだったが、吉井の姿はファーストコンタクト以外見かけたことはなかったし、友達になった覚えもないほぼ初対面の相手と意気投合できるような性格ではないので、それは丁重にお断りした。
しかしそれからも吉井はたびたび電話を鳴らしてくるのだ。
「着拒したら?」
「菊池さんの手前、なんとなくしづらくて。またバイト先に来て顔合わせたら面倒だし。電話以外のコンタクトはないし、忙しいから出ないでいいかなと」
大学生の生態はよくわからないが、吉井は菊池にバーベキューを持ちかけるくらいだから社交的な部類の人種なのだろう。
なのできっと瑛に構おうとするのも暇潰しか行きすぎた世話焼きの一環か、いずれにせよ一過性のもの。そう思っていた。
悠斗は「アキちゃんが気にしないならそれでいいけど」と言いつつも、微妙な面持ちのまま英語の教科書を閉じて差し出す。
「テストに出そうなところ付箋しといたから」
「ん、ありがと」
「僕、ちょっと調べ物するね。もしわからないとこあったら言って」
悠斗はソファの上に移動すると、ポケットからスマートフォンを取り出して、何やら真剣な顔つきでそれを見つめていた。
そして夏休みに入った直後にちょっとした事件が起きる。
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