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三歳
一応成長中です、あと名前決めました
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月日はゆったりと流れ、私は三歳となりました。
私の場合、どうやら新年が明ける頃には、年齢がプラス一されているようです。
誕生日なぞ、今の私には不必要。そんなアバウト具合のままでよしとしております。
そもそもが私、孤児ですしね。誕生日はおめでたくないという考えも、当然あるんじゃないでしょうか?
孤児院自体で、誰かの誕生日を祝うなど一度も目にしていません。ここでは、そういうしきたりなのでしょう。
やむを得ない事情でここへ来た子の中には、かつて共にいた家族を思い出して、辛い思いをする子もいないわけじゃないでしょうしね。誕生日を祝わないのも諸事情あるはずですし、私はそれでいいと思っています。
約一年が経った今も、空はくすんだ色を湛えていました。
「この世界の空の色は元々薄暗いのだろう」と諦観する自分と、「そうではないのではないか?」と疑う自分がいます。不思議な矛盾です。
さて、この一年で言語習得も遅々としてですが、前進しました。
日常の中における超初歩的な定番文句系は、そこそこ理解できるようになった次第です。言語習得における初歩的な曜日名や月名も、暗記しましたよ。
ただ、流暢に日常会話ができるレベルには、まだほど遠いですけどね。マリエラたちはそこそこスラスラ喋るようになっていってるのが、羨ましい限りです。
マリエラといえば、私以外の他の子たちと積極的に遊ぶようになりました。私としては、その成長が喜ばしくあります。
別に、マリエラをあからさまに遠ざけたいとかじゃないんですけどね。
漠然と、私はマリエラよりも早く孤児院を去るのではないかと思うのです。だから、マリエラは私に固執せず、他の子たちとの横のつながりをしっかり築いた方がいいと、考えたわけなんですよね。
まあ、余計なお世話かもしれません。
私も根っこの部分はしっかり日本人に染まってるって、証拠ですよね。
一人でいる子がいれば、大人や周囲が無理矢理集団の中に引き入れるのが日本式。とある外国じゃ、一人でいる子ども自身が集団の中に自ら行こうとするまで見守り、日本式のように有無を言わさず集団の中へ強制連行はしない感じだったはず。
話は少々逸れましたが……。
根拠もないのに、私の孤児院との別れは早いという思いが払拭できないのです。早い別れがあると、心のどこかで確信している自分がいます。
だから、私は自分の言語習得や自立に励めばならず、マリエラも孤児院で私なんかがいなくてもなんの支障もないように、しなきゃいけません。いつしかそんな思いに、駆られるようになりました。
そうはいいましても、マリエラを拒絶したり、絶縁したりするわけでも当然ないので。
「リース」
今は完全に「リース」との愛称を、きちんとマリエラから呼ばれますし。
「一緒に行こ~」
たまに、思い出したように誘いを受けますし。
「や~」
そしてなぜか、男の子と何かあって泣いたときなどには、マリエラは私の元に逃げてきますしね。
というか、他の女の子も数名、男の子と何かあれば、マリエラのように泣きながら私のところに逃げてきます。
「私は(比喩的な意味合いの)駆け込み寺かっ!」とツッコミを入れたことも、しばしばございました。
普通そういう役割って、大人が担う気がするんですけどね。なぜか、彼女たちにとっては私になってます。
強いて理由を挙げるなら、同い年くらいの男の子たちが私には手出しできないから、ですかね?
別に私、男の子たちをいじめたことはありませんよ。自ら進んで関わりもしませんけど。
一人でいるのが好きで言語習得ばかりする私の姿が、彼らの目には異様に映ったのか。それとも、私の容姿が平々凡々すぎて、彼らからすれば、他の女の子たちより可愛くない顔の私には近づきたくない思いが生じているからか……。
いつのまにやら、気づけば良くも悪くも、彼らから腫れ物扱いを受けている私です。
ですので私が、同い年くらいの女の子の、都合のいい一時避難所代わりになっているのかもしれません。
私個人としては、腫れ物扱いされていても、一向に構いません。逆に、変な横やりが入ることなく、お一人様を満喫する時間が増えて助かります。
もし言語習得などを明白に邪魔されれば、「うるさいな」&「邪魔しないでくれる?」的な意味の視線を彼らにちらり送ります。すると、たちまち問題は解決しますしね。ある意味、彼らは察しと物分かりがよろしくて助かります。
もちろん、他者全員にそんな態度は取りませんよ。あくまで横柄すぎて、私の邪魔を故意にする者しか、そんな態度取るわけないじゃないですか。
子どもっていうのを考慮した上で、さすがにそれをもってしても行き過ぎた行動を私に取れば、睨みは利かせます。でもそれだけです。
子どもたちへの説教やら躾は、本来孤児院に勤める大人の役目。
私は幼児らしく、最低限ここでの規則は守りながら、自由にさせてもらいますとも。
「リース。あなたは……一人で読書……」
まだ全てを頭の中で翻訳は無理です。ただ、私にそんな内容で声をかける男性がいました。
顔を上げると、傍らに院長先生が立っています。
温和な中年男性である院長先生は、見事なまでに白髪です。
ときどき、私の言語習得を手助けしてくれる、頼もしい存在でもあります。院長先生、教え方上手いんですよね。
「今日、読書」
たどたどしい返事で応えると、院長先生は呆れと微笑を混ぜたように笑います。
おそらくは、「今日も一人で読書だろう」との思いが、院長先生の中で強いに違いありません。
一応私的には、マリエラたちの遊びにもまあまあ付き合いますし、散歩など運動も適度にしてるんですけどね。
それから、院長先生は私が読書に専念するのを認めてくれたようで、何やら話しかけて去って行きました。
院長先生は、私への放任と干渉のさじ加減が絶妙。それもあって、私は院長先生嫌いじゃありません。
院長先生のおかげで知ったことは、多々ありますからね。恩も感じています。
そうそう。
私の名前なんですが……。
ここでは、確かに「リース」と呼ばれています。理由は定かではありません。
こちらの世界の発音の響きも悪くありませんし、毛嫌いする名前ではないので、そのまま「リース」として通すのもやぶさかではないんですけどね。
なんかそのまま「リース」で通すのもなと、思う自分もいるわけなのです。
そんなわけで、「リース」が愛称になる名前を付けるという結論に至りました。
こちらの世界で戸籍登録とかどうなっているのか、当然知りやしません。もしかしたら、勝手に第三者によって「リース」と登録されている可能性も、無きにしも非ずです。
ただ、ですよ。
孤児院にいた子が、ある日を境に、前呼ばれていた名前とは違う名前で呼ばれるようになったのを、私目撃しています。
そこで「アレ?」というか、ピンときたんですよね。もしかしたら、今ぐらいの年齢であれば、改名のチャンスはまだあるのではないかと。
戸籍がどうなっているにしろ、「私の名前は~です」と個人的に押し通すくらいは許されている気がするのです。そりゃ、とある場面においては滅法違法になるでしょう。ですが、気軽に普段呼ばれるくらいは大丈夫でしょう。
実際、それは他者で検証されてますしね。私がそれを行って駄目だとする態度を他者に取られれば、大人しく引き下がるまでです。
てなわけで、さほど時間を要せずに、私は自分の名前を決めました。
「リース」改め、私の中の正式名称は「リアトリス」に決意を固めた次第です。
リアトリスは前世の花の名前です。それにちなみました。無理矢理感ありますが、「リース」という愛称にもなりますしね。
前世の最初の夢がお花屋さんということもあり、花は好きな方です。ただ、「リアトリスってどんな花だっけ」と、思い出すのが困難になっています。いつか、実物見れば思い出せる気がするんですけどね……。
そんな具合に名前が決定したら、周囲に認知させねばなりません。
院長先生たち大人組にそれとなく愛称は「リース」だけど、正式名称は「リアトリス」にしたことをアピールしたところ……。
拍子抜けするくらい、快く受け入れてもらえました。反対のはの字すら、きっと発生しませんでしたね。
まあ、なんですか。異世界万歳ってやつですね。
そんなわけで、私は正式名称「リアトリス」の、愛称「リース」と、胸を張って公言できるようになったのです。
文字を覚え始めた甲斐あって、気づけばステータス欄にこちらの世界の言語で「リアトリス」と表示されていました。そのときは、とても感慨深かったものです。
また、ステータス欄に反映されたってことは、私の命名の、結構な保障になってる気もするんですよね。
めでたいのかは疑問ですが、こうしてこちらの世界で「リアトリス」という発音に近い名前になりました。
あとからどこかの言語では変な意味になるとか、卑猥に聞こえるみたいな現象が起きないことを、ひたすら祈るばかりです。
私の場合、どうやら新年が明ける頃には、年齢がプラス一されているようです。
誕生日なぞ、今の私には不必要。そんなアバウト具合のままでよしとしております。
そもそもが私、孤児ですしね。誕生日はおめでたくないという考えも、当然あるんじゃないでしょうか?
孤児院自体で、誰かの誕生日を祝うなど一度も目にしていません。ここでは、そういうしきたりなのでしょう。
やむを得ない事情でここへ来た子の中には、かつて共にいた家族を思い出して、辛い思いをする子もいないわけじゃないでしょうしね。誕生日を祝わないのも諸事情あるはずですし、私はそれでいいと思っています。
約一年が経った今も、空はくすんだ色を湛えていました。
「この世界の空の色は元々薄暗いのだろう」と諦観する自分と、「そうではないのではないか?」と疑う自分がいます。不思議な矛盾です。
さて、この一年で言語習得も遅々としてですが、前進しました。
日常の中における超初歩的な定番文句系は、そこそこ理解できるようになった次第です。言語習得における初歩的な曜日名や月名も、暗記しましたよ。
ただ、流暢に日常会話ができるレベルには、まだほど遠いですけどね。マリエラたちはそこそこスラスラ喋るようになっていってるのが、羨ましい限りです。
マリエラといえば、私以外の他の子たちと積極的に遊ぶようになりました。私としては、その成長が喜ばしくあります。
別に、マリエラをあからさまに遠ざけたいとかじゃないんですけどね。
漠然と、私はマリエラよりも早く孤児院を去るのではないかと思うのです。だから、マリエラは私に固執せず、他の子たちとの横のつながりをしっかり築いた方がいいと、考えたわけなんですよね。
まあ、余計なお世話かもしれません。
私も根っこの部分はしっかり日本人に染まってるって、証拠ですよね。
一人でいる子がいれば、大人や周囲が無理矢理集団の中に引き入れるのが日本式。とある外国じゃ、一人でいる子ども自身が集団の中に自ら行こうとするまで見守り、日本式のように有無を言わさず集団の中へ強制連行はしない感じだったはず。
話は少々逸れましたが……。
根拠もないのに、私の孤児院との別れは早いという思いが払拭できないのです。早い別れがあると、心のどこかで確信している自分がいます。
だから、私は自分の言語習得や自立に励めばならず、マリエラも孤児院で私なんかがいなくてもなんの支障もないように、しなきゃいけません。いつしかそんな思いに、駆られるようになりました。
そうはいいましても、マリエラを拒絶したり、絶縁したりするわけでも当然ないので。
「リース」
今は完全に「リース」との愛称を、きちんとマリエラから呼ばれますし。
「一緒に行こ~」
たまに、思い出したように誘いを受けますし。
「や~」
そしてなぜか、男の子と何かあって泣いたときなどには、マリエラは私の元に逃げてきますしね。
というか、他の女の子も数名、男の子と何かあれば、マリエラのように泣きながら私のところに逃げてきます。
「私は(比喩的な意味合いの)駆け込み寺かっ!」とツッコミを入れたことも、しばしばございました。
普通そういう役割って、大人が担う気がするんですけどね。なぜか、彼女たちにとっては私になってます。
強いて理由を挙げるなら、同い年くらいの男の子たちが私には手出しできないから、ですかね?
別に私、男の子たちをいじめたことはありませんよ。自ら進んで関わりもしませんけど。
一人でいるのが好きで言語習得ばかりする私の姿が、彼らの目には異様に映ったのか。それとも、私の容姿が平々凡々すぎて、彼らからすれば、他の女の子たちより可愛くない顔の私には近づきたくない思いが生じているからか……。
いつのまにやら、気づけば良くも悪くも、彼らから腫れ物扱いを受けている私です。
ですので私が、同い年くらいの女の子の、都合のいい一時避難所代わりになっているのかもしれません。
私個人としては、腫れ物扱いされていても、一向に構いません。逆に、変な横やりが入ることなく、お一人様を満喫する時間が増えて助かります。
もし言語習得などを明白に邪魔されれば、「うるさいな」&「邪魔しないでくれる?」的な意味の視線を彼らにちらり送ります。すると、たちまち問題は解決しますしね。ある意味、彼らは察しと物分かりがよろしくて助かります。
もちろん、他者全員にそんな態度は取りませんよ。あくまで横柄すぎて、私の邪魔を故意にする者しか、そんな態度取るわけないじゃないですか。
子どもっていうのを考慮した上で、さすがにそれをもってしても行き過ぎた行動を私に取れば、睨みは利かせます。でもそれだけです。
子どもたちへの説教やら躾は、本来孤児院に勤める大人の役目。
私は幼児らしく、最低限ここでの規則は守りながら、自由にさせてもらいますとも。
「リース。あなたは……一人で読書……」
まだ全てを頭の中で翻訳は無理です。ただ、私にそんな内容で声をかける男性がいました。
顔を上げると、傍らに院長先生が立っています。
温和な中年男性である院長先生は、見事なまでに白髪です。
ときどき、私の言語習得を手助けしてくれる、頼もしい存在でもあります。院長先生、教え方上手いんですよね。
「今日、読書」
たどたどしい返事で応えると、院長先生は呆れと微笑を混ぜたように笑います。
おそらくは、「今日も一人で読書だろう」との思いが、院長先生の中で強いに違いありません。
一応私的には、マリエラたちの遊びにもまあまあ付き合いますし、散歩など運動も適度にしてるんですけどね。
それから、院長先生は私が読書に専念するのを認めてくれたようで、何やら話しかけて去って行きました。
院長先生は、私への放任と干渉のさじ加減が絶妙。それもあって、私は院長先生嫌いじゃありません。
院長先生のおかげで知ったことは、多々ありますからね。恩も感じています。
そうそう。
私の名前なんですが……。
ここでは、確かに「リース」と呼ばれています。理由は定かではありません。
こちらの世界の発音の響きも悪くありませんし、毛嫌いする名前ではないので、そのまま「リース」として通すのもやぶさかではないんですけどね。
なんかそのまま「リース」で通すのもなと、思う自分もいるわけなのです。
そんなわけで、「リース」が愛称になる名前を付けるという結論に至りました。
こちらの世界で戸籍登録とかどうなっているのか、当然知りやしません。もしかしたら、勝手に第三者によって「リース」と登録されている可能性も、無きにしも非ずです。
ただ、ですよ。
孤児院にいた子が、ある日を境に、前呼ばれていた名前とは違う名前で呼ばれるようになったのを、私目撃しています。
そこで「アレ?」というか、ピンときたんですよね。もしかしたら、今ぐらいの年齢であれば、改名のチャンスはまだあるのではないかと。
戸籍がどうなっているにしろ、「私の名前は~です」と個人的に押し通すくらいは許されている気がするのです。そりゃ、とある場面においては滅法違法になるでしょう。ですが、気軽に普段呼ばれるくらいは大丈夫でしょう。
実際、それは他者で検証されてますしね。私がそれを行って駄目だとする態度を他者に取られれば、大人しく引き下がるまでです。
てなわけで、さほど時間を要せずに、私は自分の名前を決めました。
「リース」改め、私の中の正式名称は「リアトリス」に決意を固めた次第です。
リアトリスは前世の花の名前です。それにちなみました。無理矢理感ありますが、「リース」という愛称にもなりますしね。
前世の最初の夢がお花屋さんということもあり、花は好きな方です。ただ、「リアトリスってどんな花だっけ」と、思い出すのが困難になっています。いつか、実物見れば思い出せる気がするんですけどね……。
そんな具合に名前が決定したら、周囲に認知させねばなりません。
院長先生たち大人組にそれとなく愛称は「リース」だけど、正式名称は「リアトリス」にしたことをアピールしたところ……。
拍子抜けするくらい、快く受け入れてもらえました。反対のはの字すら、きっと発生しませんでしたね。
まあ、なんですか。異世界万歳ってやつですね。
そんなわけで、私は正式名称「リアトリス」の、愛称「リース」と、胸を張って公言できるようになったのです。
文字を覚え始めた甲斐あって、気づけばステータス欄にこちらの世界の言語で「リアトリス」と表示されていました。そのときは、とても感慨深かったものです。
また、ステータス欄に反映されたってことは、私の命名の、結構な保障になってる気もするんですよね。
めでたいのかは疑問ですが、こうしてこちらの世界で「リアトリス」という発音に近い名前になりました。
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