19 / 23
四歳
春が訪れる前⑤
しおりを挟む
昼食後、孤児院から来た私たちは、二手に分かれるのが常です。
一つは、本を借りるなどして孤児院に帰宅する組。お昼寝したい子や、図書館はもう飽きた子たちですね。
もう一方は、そのまま夕暮れ前まで図書館に残ってから帰る組です。
当然私は後者となります。
できるだけ、副院長のいる孤児院には帰りたくありませんからね。
同い年くらいの子が全員帰る中、本日マリエラは図書館に残ることにしたようです。
「リース、一緒に来て」
「うん」
マリエラに手を取られて、トイレへ直行。
この年から、「トイレは誰かと」現象あるんですねぇ……。
私もついでにお花摘みするとしますか。
大きな図書館とあって、子ども用トイレと洗面台も、バッチリ完備されてますよ。
そして、女子特有の手を洗った後の鏡チェック。
先月末辺りから、マリエラは特にそれが念入りになった気がします。髪形とかも、すごく気にするようになりましたし。まさしく女の子って感じです。
マリエラがそうなるようになったきっかけは不明です。ま、身だしなみに気をつけるのはいいことですよね。
ただ、それらに関して、前世から抱いていた悶々とした思いが少々ございます。
それは、待つ側は微妙に苦痛問題。
高校生時代、「お~い。いつまで鏡と見つめ合ってるの?」と、何度心の中で突っ込みを入れたことか……。髪形と顔いじりで、休み時間ギリギリまで、彼女らは時を消費していました。
私も最低限身だしなみ整えてましたけど、彼女たちの女子としての矜持の足元に及びませんでしたよ。
前世つるんでいたのは、化粧で化ける子たちではありませんでしたけど……。
正直、「女(で生きるの)って大変というか、めんどくせえな」と思いましたよ。「化粧するのは、男が主流だったら良かったのに」なんて、くだらないことを考えました。
まあ、それぞれ異なる辛さがあるに、違いないんでしょうけどね。
「お待たせ。行こう」
「うん」
現実逃避していたら、マリエラの身だしなみチェックも無事終わりました。
私たちはまた本の森へと戻ります。
* * *
午後は、幼い子どもたちが集まって過ごすスペースに向かいました。クッションマットが引かれたそちらは、靴を脱いで床でごろんとなることが可。
そこで、マリエラと寛ぎながら絵本を読んで過ごします。
けれども、マリエラは途中で眠気に負けてダウン。
私の肩を支えに舟をこぎ始めたマリエラを、私の膝の上で寝かせてあげました。ついでに「道具」の中にあったブランケットをかけてあげます。
その体勢を維持しながら、私の左側に脚を投げ出しているマリエラの眠りを妨げないよう、右側の床に絵本を広げ読むことに。体を右側にひねりながら読書するのは、慣れません。それでも、数冊の絵本をそこそこ集中して読み耽ることができました。
気分転換に一度読書を止め、大きく伸びをします。
マリエラはぐっすり夢の中、起きる気配はありません。これはもう帰るギリギリまで寝かしときますかね。
まっすぐ伸ばした両足のつま先を、にぎにぎと動かしていたら、右手から誰かがやって来る気配がします。
顔を向けると、はいはいする獣人族の赤ちゃんがいました。灰褐色の小さめの三角耳が、ぴょこんと頭部に生えています。
その子はつぶらな瞳で、私を支柱代わりに立ち上がりました。多分そういうことするお年頃なのでしょう。
「あ~」
何やら喋ってますが、何を言いたいのかは意味不明です。だって、赤ちゃんですもん。
マリエラに膝枕している一方で、獣人族の赤ちゃんに立ち上がる練習の支えになっている私。無論身動き取れません。
親御さんは近くにいないんですかね?
その思いからきょろきょろ周囲を見渡す前に、母親らしき女性が赤ちゃんを連れ戻しに来てくれました。
「ごめんなさいね」
「大丈夫」
赤ちゃんとお揃いの耳をした彼女と、そんなやり取りをしていれば、赤ちゃんのくしゃみが一つ。
彼女に抱かれていた赤ちゃんは、獣の姿になっていました。
えっと、確か前世「う」がつく名前の……。一分かかる前に、前世の通称を思い出しました。
どうやら親子は、ウォンバットの性質を受け継ぐ獣人族のようですね。
母親らしき女性と会釈しあうと、二人はその場から離れていきました。途中で父親らしき男性と合流し、図書館から去って行きます。
こちらの世界、やはり様々な種族がいました。
前世の人類に相当するのは、人族と呼ばれています。私も根幹は人族らしいです。
先ほどの母子は、獣人族。
獣人族は、人族と同様の性質も持ち合わせながら、人族にはない獣や動物の特質や特徴を受け継ぐ種族です。
耳・角・尻尾などを有するのは、獣人族の血が入っている証拠。
体の一部が、獣や動物のそれになっている場合もあるそうです。先ほどの母子は、人族の耳がない代わりにウォンバットの耳が生えてましたしね。
院長先生や書物が教えてくれたことには、獣人族は大きく三種類に分かれるそうです。
①外見に顕著に獣・動物の特徴が現れている者。将来、自身に流れる血の獣や動物の姿に、たいてい意識して変身できるようになるそう。
②見た目は人族のようでありながら、意識・無意識で変身できる者。
③見た目は人族のまま、獣や動物の特質や特徴を受け継ぎ、変身しない者。
分類すると、そんな風らしいですね。
また、獣人族は他種族よりも優れた動体視力・スピード・パワーを備えているらしいです。あと、人族よりは長寿なんだとか。
それにしても……。赤ちゃんウォンバット、可愛かったですね。少し癒されました。
わずかにほっこりした気分でいれば、背中に何かが当たります。ちょっとした衝撃に、前のめりになりましたとも。
首を左後ろにひねれば、見知らぬ子に背中合わせで寄り掛かられていました。顔はよく見えませんが、同い年くらいの男の子でしょう。髪の長さはベリーショートで、茶髪と金髪をミックスしたような髪色です。
獣人族の赤ちゃんといい、次から次へと一体なんなんですかね?
「何?」
問いかけるも、彼は微動だにせず、返事はありません。
もしかしたら、孤児院の子かもしれません。いくら子どもでも、見知らぬ私にこんなに馴れ馴れしくしない気がします。
首をひねり、一応確認もすることにしました。
「誰?」
彼から返事はありません。私と背中をくっつけたまま、動く気配もないです。
なんだかなと、私は溜息を流します。
少しして、「あっち行ってよ」の思いで背中を押せば、同じくらいの力で押し返されました。
あ、これ、もう一回やると遊びと勘違いされそうです。
なので、二度目はせず、もうそのままやり過ごすことにしました。彼から去ってくれるのを、待つことにします。
数分後、私の右手の上に、温かい何かが乗りました。
見ると、背中合わせの人物の左手が、そっと添えられています。
え~と、なんなんでしょうね、この状況。目を丸くするばかりでございます。
恋愛観・要素あるシチュエーションなら、私と彼以外の二人なら、もしかしたらいい感じのアクションなのかもしれませんけど。
いかんせん、こちとら中身高校生以上。
しかも、手を添えられてる彼は、見知らぬお子ちゃま。
トキメキなど皆無です。
私自身、あの類の趣味・嗜好じゃありませんしね。子ども自体そこまで好きでもありませんし。
「なんでこんなことするん?」と、盛大に訴えたい気持ちしか生じません。疑問と困惑が私を支配します。目をパチクリ瞬かせました。
手を振り払うか迷っていたら、私の膝枕で眠るマリエラが寝返りをうちます。おまけに早口で寝言が紡がれます。
直後、背中越しの存在がすっくと立ち上がりました。背後でだっと走る音が聞こえ、私が振り向いた瞬間には、見る影もなかった次第です。
もう会うことはないでしょうけど、本当、一体何がしたかったんでしょうね?
初めから終わりまで、謎に包まれた気分です。
自然と呼気もでっかくなりました。
子どもとはいえ、「図書館ではお静かに」と消え去った彼に念を送ります。
そして、眼下の存在には日本語で小さく小さくお願いを。
「マリエラ。血流的にもそろそろ起きて~」
一つは、本を借りるなどして孤児院に帰宅する組。お昼寝したい子や、図書館はもう飽きた子たちですね。
もう一方は、そのまま夕暮れ前まで図書館に残ってから帰る組です。
当然私は後者となります。
できるだけ、副院長のいる孤児院には帰りたくありませんからね。
同い年くらいの子が全員帰る中、本日マリエラは図書館に残ることにしたようです。
「リース、一緒に来て」
「うん」
マリエラに手を取られて、トイレへ直行。
この年から、「トイレは誰かと」現象あるんですねぇ……。
私もついでにお花摘みするとしますか。
大きな図書館とあって、子ども用トイレと洗面台も、バッチリ完備されてますよ。
そして、女子特有の手を洗った後の鏡チェック。
先月末辺りから、マリエラは特にそれが念入りになった気がします。髪形とかも、すごく気にするようになりましたし。まさしく女の子って感じです。
マリエラがそうなるようになったきっかけは不明です。ま、身だしなみに気をつけるのはいいことですよね。
ただ、それらに関して、前世から抱いていた悶々とした思いが少々ございます。
それは、待つ側は微妙に苦痛問題。
高校生時代、「お~い。いつまで鏡と見つめ合ってるの?」と、何度心の中で突っ込みを入れたことか……。髪形と顔いじりで、休み時間ギリギリまで、彼女らは時を消費していました。
私も最低限身だしなみ整えてましたけど、彼女たちの女子としての矜持の足元に及びませんでしたよ。
前世つるんでいたのは、化粧で化ける子たちではありませんでしたけど……。
正直、「女(で生きるの)って大変というか、めんどくせえな」と思いましたよ。「化粧するのは、男が主流だったら良かったのに」なんて、くだらないことを考えました。
まあ、それぞれ異なる辛さがあるに、違いないんでしょうけどね。
「お待たせ。行こう」
「うん」
現実逃避していたら、マリエラの身だしなみチェックも無事終わりました。
私たちはまた本の森へと戻ります。
* * *
午後は、幼い子どもたちが集まって過ごすスペースに向かいました。クッションマットが引かれたそちらは、靴を脱いで床でごろんとなることが可。
そこで、マリエラと寛ぎながら絵本を読んで過ごします。
けれども、マリエラは途中で眠気に負けてダウン。
私の肩を支えに舟をこぎ始めたマリエラを、私の膝の上で寝かせてあげました。ついでに「道具」の中にあったブランケットをかけてあげます。
その体勢を維持しながら、私の左側に脚を投げ出しているマリエラの眠りを妨げないよう、右側の床に絵本を広げ読むことに。体を右側にひねりながら読書するのは、慣れません。それでも、数冊の絵本をそこそこ集中して読み耽ることができました。
気分転換に一度読書を止め、大きく伸びをします。
マリエラはぐっすり夢の中、起きる気配はありません。これはもう帰るギリギリまで寝かしときますかね。
まっすぐ伸ばした両足のつま先を、にぎにぎと動かしていたら、右手から誰かがやって来る気配がします。
顔を向けると、はいはいする獣人族の赤ちゃんがいました。灰褐色の小さめの三角耳が、ぴょこんと頭部に生えています。
その子はつぶらな瞳で、私を支柱代わりに立ち上がりました。多分そういうことするお年頃なのでしょう。
「あ~」
何やら喋ってますが、何を言いたいのかは意味不明です。だって、赤ちゃんですもん。
マリエラに膝枕している一方で、獣人族の赤ちゃんに立ち上がる練習の支えになっている私。無論身動き取れません。
親御さんは近くにいないんですかね?
その思いからきょろきょろ周囲を見渡す前に、母親らしき女性が赤ちゃんを連れ戻しに来てくれました。
「ごめんなさいね」
「大丈夫」
赤ちゃんとお揃いの耳をした彼女と、そんなやり取りをしていれば、赤ちゃんのくしゃみが一つ。
彼女に抱かれていた赤ちゃんは、獣の姿になっていました。
えっと、確か前世「う」がつく名前の……。一分かかる前に、前世の通称を思い出しました。
どうやら親子は、ウォンバットの性質を受け継ぐ獣人族のようですね。
母親らしき女性と会釈しあうと、二人はその場から離れていきました。途中で父親らしき男性と合流し、図書館から去って行きます。
こちらの世界、やはり様々な種族がいました。
前世の人類に相当するのは、人族と呼ばれています。私も根幹は人族らしいです。
先ほどの母子は、獣人族。
獣人族は、人族と同様の性質も持ち合わせながら、人族にはない獣や動物の特質や特徴を受け継ぐ種族です。
耳・角・尻尾などを有するのは、獣人族の血が入っている証拠。
体の一部が、獣や動物のそれになっている場合もあるそうです。先ほどの母子は、人族の耳がない代わりにウォンバットの耳が生えてましたしね。
院長先生や書物が教えてくれたことには、獣人族は大きく三種類に分かれるそうです。
①外見に顕著に獣・動物の特徴が現れている者。将来、自身に流れる血の獣や動物の姿に、たいてい意識して変身できるようになるそう。
②見た目は人族のようでありながら、意識・無意識で変身できる者。
③見た目は人族のまま、獣や動物の特質や特徴を受け継ぎ、変身しない者。
分類すると、そんな風らしいですね。
また、獣人族は他種族よりも優れた動体視力・スピード・パワーを備えているらしいです。あと、人族よりは長寿なんだとか。
それにしても……。赤ちゃんウォンバット、可愛かったですね。少し癒されました。
わずかにほっこりした気分でいれば、背中に何かが当たります。ちょっとした衝撃に、前のめりになりましたとも。
首を左後ろにひねれば、見知らぬ子に背中合わせで寄り掛かられていました。顔はよく見えませんが、同い年くらいの男の子でしょう。髪の長さはベリーショートで、茶髪と金髪をミックスしたような髪色です。
獣人族の赤ちゃんといい、次から次へと一体なんなんですかね?
「何?」
問いかけるも、彼は微動だにせず、返事はありません。
もしかしたら、孤児院の子かもしれません。いくら子どもでも、見知らぬ私にこんなに馴れ馴れしくしない気がします。
首をひねり、一応確認もすることにしました。
「誰?」
彼から返事はありません。私と背中をくっつけたまま、動く気配もないです。
なんだかなと、私は溜息を流します。
少しして、「あっち行ってよ」の思いで背中を押せば、同じくらいの力で押し返されました。
あ、これ、もう一回やると遊びと勘違いされそうです。
なので、二度目はせず、もうそのままやり過ごすことにしました。彼から去ってくれるのを、待つことにします。
数分後、私の右手の上に、温かい何かが乗りました。
見ると、背中合わせの人物の左手が、そっと添えられています。
え~と、なんなんでしょうね、この状況。目を丸くするばかりでございます。
恋愛観・要素あるシチュエーションなら、私と彼以外の二人なら、もしかしたらいい感じのアクションなのかもしれませんけど。
いかんせん、こちとら中身高校生以上。
しかも、手を添えられてる彼は、見知らぬお子ちゃま。
トキメキなど皆無です。
私自身、あの類の趣味・嗜好じゃありませんしね。子ども自体そこまで好きでもありませんし。
「なんでこんなことするん?」と、盛大に訴えたい気持ちしか生じません。疑問と困惑が私を支配します。目をパチクリ瞬かせました。
手を振り払うか迷っていたら、私の膝枕で眠るマリエラが寝返りをうちます。おまけに早口で寝言が紡がれます。
直後、背中越しの存在がすっくと立ち上がりました。背後でだっと走る音が聞こえ、私が振り向いた瞬間には、見る影もなかった次第です。
もう会うことはないでしょうけど、本当、一体何がしたかったんでしょうね?
初めから終わりまで、謎に包まれた気分です。
自然と呼気もでっかくなりました。
子どもとはいえ、「図書館ではお静かに」と消え去った彼に念を送ります。
そして、眼下の存在には日本語で小さく小さくお願いを。
「マリエラ。血流的にもそろそろ起きて~」
1
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界に転生!? だけどお気楽に暮らします。
辰巳 蓮
ファンタジー
「転生して好きに暮らしてください。ただ、不便なところをちょっとだけ、改善していってください」
とゆうことで、多少の便宜を図ってもらった「ナッキート」が転生したのは、剣と魔法の世界でした。
すいません。年表書いてたら分かりにくいところがあったので、ちょっと加えたところがあります。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【ご報告】
2月28日より、第五章の連載を再開いたします。毎週金・土・日の20時に更新予定です。
また、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。
引き続きよろしくお願いいたします。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる