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魔法使いの同居人
8話
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体育倉庫にたどり着くためには、一度昇降口まで行き上履きから靴へと履き替える必要がある。
靴を履き替えているとき、そういえば紗月さんは校舎に上がるときに上履きをどうしているのか気になった。訊ねると、来客用のスリッパを拝借しているとのことだった。土足で校内を歩き回られることに比べれば、学校の備品を勝手に借りていることくらい目をつぶっていいだろう。
昇降口を出た先では、生徒会メンバーが募金のための準備を始めているところだった。みんなに簡単に挨拶をすると、校庭へ向かうため校舎を南に周る。
校庭の手前側に倉庫はあった。
プレハブの安っぽい造りではあるが、老朽化が進んだ校舎と比べるときれいで、建てられてからそう年月が経っていないことがわかる。倉庫の向こうでは野球部員たちが部活動の準備しているのが見えた。
倉庫のドアの前で、灰色の作業服を着た男性が膝立ちで何かの作業をしていた。用務員さんだろう。僕たち(彼からすれば僕一人に見えるのだろうが)を見ると、人のよさそうな顔で会釈してきたので、こちらも返す。
「倉庫のドアノブの調子が悪くてね、取り換えているんだ。中に用があるのかな?」
「はい。備品を取りに来たんですけど、入っても大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。私は外側で作業しているから、出るときに中から一声かけてもらえるかな?」
「わかりました」
用務員のおじさんの承諾を得て室内へ足を踏み入れる。
先ほどまで中に人がいたのか埃が舞っていて、窓から差す光がそれらを照らしていた。
室内にはカラーコーンやライン引きなど、部活や体育で使う様々な道具が詰め込まれていた。目的の箱は入り口正面の棚に置かれていたため、すぐに見つかった。
「あの猫だ」
唐突に紗月さんが口を開いた。
声は窓のある位置から聞こえたので、僕は近づいて外を覗いてみた。
窓枠は校庭の外側へ向いていたため、見えるのはグラウンドの周りを囲うように植えられた木々とその奥にあるフェンスだけだ。
目を凝らして見ていると、木の根元で何かが動いた。三毛猫だ。木陰で丸くなり毛づくろいをしている。
「猫がどうかしたの?」
「昨日、あの子にひどい目にあわされたんです」
「ひどい目?」
「追い回されたんですよ。何もしてないのに。私を見るなりものすごい形相で追いかけてきて、校舎中を逃げ回ることになったんです」
猫から逃げる紗月さんを想像し、思わず笑ってしまう。超常的な能力を持っていても、同じ人間なんだなと実感する。
僕の表情の変化を目ざとく察知した彼女に「いま笑いましたか?」と不機嫌そうに問い詰められる。
「紗月さんにも苦手なものがあるんだと思ったらうれしくてさ」
「昔から動物とは相性が悪いんです。大人しそうな犬にわたしだけ吠えられたり、動物園のサルの群れからフンを投げられたこともあります。動物相手じゃ催眠術も使えませんからね。私の最大のライバルです」
「なるほどね」
僕は込み上げてくる笑いをこらえる。動物たちを「よくやった」と褒めてあげたい気分だ。
「先ほどの約束ですが、いま果たすのはどうでしょうか」
紗月さんは脈略なく言った。唐突だったため「約束」が何かを指すのか気づくのに時間がかかった。少ししてから、今さっき催眠術をかけてもらう約束をしたことを思い出す。
「催眠術のこと? 今から見せてもらえるのかな」
「はい。あの猫ちゃんを消してみせます」
「……物騒だな。腹いせにそこまでするか」
「違いますよ」
紗月さんがすかさず訂正する。
「催眠術で物体を消失させることはできません。紗月さんが猫を認識できなくなるように催眠をかけるんです」
「紗月さんと同じように、あの猫を見えなくするってことか。それなら試してみたいな」
「それでは今から私が手を叩きます。すると千花くんはあそこにいる三毛猫が認識できなくなります。では、いきますよ」
「ちょ、ちょっと待って」
僕は慌てて静止する。
展開が早すぎて心の準備もあったものじゃない。
「そんなにあっさりできるものなの? もっとこう、目の前で糸に結び付けた五円玉を揺らすとか、そういう準備はないわけ?」
「五円玉というのは少しイメージが古いですが、いわゆる催眠誘導と言う、人間の無意識を呼び出すための作業のことですね。人間は無意識状態になると脳によるフィルターが正常に作動できず、聞こえてきた言葉が深層心理に直接刻まれるんです。これが催眠にかかった状態です。身に覚えのない記憶を刷り込むこともできますし、見えるものが見えなくすることもできます。一度刻まれてしまうと催眠が解けるまでは、本人にはどうしようもありません。これが催眠術の仕組みになります」
「だったら、その催眠誘導ってのをする必要があるんじゃないの?」
「師匠曰く、私は生まれ持っての催眠術師らしいです。声や容姿や仕草といったものが掛け合わさり、存在しているだけで周囲の人間を予備催眠状態にしてしまうですって。なので、手を叩いたり指を鳴らすなどのきっかけさえ与えれば、それだけで相手に催眠術を掛けることができちゃうんです」
「そんなの最強じゃないか」
「最強です。天才ってやつですね」
紗月さんは自慢げに言う。
得意げな彼女の顔が目に浮かび、癇に障る。
納得のいっていない僕だったが、そんな気持ちとは裏腹にあっさりと催眠に掛かってしまった。
紗月さんが手が鳴らしたかと思えば、そこにいたはずの猫の姿がどこにもなくなっていたのだ。何の前触れもなく起きた現象に鳥肌が立つ。
恐怖を通り越して感心してしまう。
こうやって自分で経験してしまえば、もはや彼女の能力を疑うことはできない。
あっけに取られた僕は、呆然と窓の外を眺め続けていた。
いつまでも固まっている僕に業を煮やしたのか、紗月さんは「早く行かなくていいんですか?」と促してきた。体育倉庫に来た理由を思い出して、目的の募金箱二つを抱えると慌てて外へ出た。
「何時ころに戻ってくるかな?」
用務員のおじさんに聞かれて「少なくとも一時間は戻ってこないと思います」と答える。
おじさんの手には取り外されたドアノブが握られている。ドアから分離されたドアノブを見るのは初めてだった。毎日見ているもののはずなのに、あるべき場所から外されたノブは得体のしれない物体に見える。
「取り換え用に持ってきたドアノブのサイズを間違えていたみたいで、うまく取り付けられないんだ。正しい部品を用務員室に取りに戻っている間、扉を開けっ放しにしておくのも不用心だしね、閉めておこうと思うんだよ」
「ドアノブがない状態で扉を閉めてしまって大丈夫なんですか? 開けられなくなったりしませんか」
「開けられなくなるよ。でも、取り外したのは外側のノブだけで、内側のノブとラッチケースというノブを止める部品は付けたままにするから、ドアノブを取り付ければ開けられるんだよ。ドアノブが鍵替わりってわけさ」
納得した僕はおじさんに挨拶すると紗月さんと二人、小走りで昇降口前へ向かう。まだ開始までの時間はあるとはいえ、募金箱がなければ活動が始められない。そう考えると足早になってしまう。
「どうしてあのタイミングで催眠術をやろうなんて言い出したの?」
気になったので、走りながら紗月さんに質問する。
「決まってます」
隣を走っている紗月さんは、息を切らしながら答えた。
「かわいい猫ちゃんへの、ささやかな復讐のためですよ」
靴を履き替えているとき、そういえば紗月さんは校舎に上がるときに上履きをどうしているのか気になった。訊ねると、来客用のスリッパを拝借しているとのことだった。土足で校内を歩き回られることに比べれば、学校の備品を勝手に借りていることくらい目をつぶっていいだろう。
昇降口を出た先では、生徒会メンバーが募金のための準備を始めているところだった。みんなに簡単に挨拶をすると、校庭へ向かうため校舎を南に周る。
校庭の手前側に倉庫はあった。
プレハブの安っぽい造りではあるが、老朽化が進んだ校舎と比べるときれいで、建てられてからそう年月が経っていないことがわかる。倉庫の向こうでは野球部員たちが部活動の準備しているのが見えた。
倉庫のドアの前で、灰色の作業服を着た男性が膝立ちで何かの作業をしていた。用務員さんだろう。僕たち(彼からすれば僕一人に見えるのだろうが)を見ると、人のよさそうな顔で会釈してきたので、こちらも返す。
「倉庫のドアノブの調子が悪くてね、取り換えているんだ。中に用があるのかな?」
「はい。備品を取りに来たんですけど、入っても大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。私は外側で作業しているから、出るときに中から一声かけてもらえるかな?」
「わかりました」
用務員のおじさんの承諾を得て室内へ足を踏み入れる。
先ほどまで中に人がいたのか埃が舞っていて、窓から差す光がそれらを照らしていた。
室内にはカラーコーンやライン引きなど、部活や体育で使う様々な道具が詰め込まれていた。目的の箱は入り口正面の棚に置かれていたため、すぐに見つかった。
「あの猫だ」
唐突に紗月さんが口を開いた。
声は窓のある位置から聞こえたので、僕は近づいて外を覗いてみた。
窓枠は校庭の外側へ向いていたため、見えるのはグラウンドの周りを囲うように植えられた木々とその奥にあるフェンスだけだ。
目を凝らして見ていると、木の根元で何かが動いた。三毛猫だ。木陰で丸くなり毛づくろいをしている。
「猫がどうかしたの?」
「昨日、あの子にひどい目にあわされたんです」
「ひどい目?」
「追い回されたんですよ。何もしてないのに。私を見るなりものすごい形相で追いかけてきて、校舎中を逃げ回ることになったんです」
猫から逃げる紗月さんを想像し、思わず笑ってしまう。超常的な能力を持っていても、同じ人間なんだなと実感する。
僕の表情の変化を目ざとく察知した彼女に「いま笑いましたか?」と不機嫌そうに問い詰められる。
「紗月さんにも苦手なものがあるんだと思ったらうれしくてさ」
「昔から動物とは相性が悪いんです。大人しそうな犬にわたしだけ吠えられたり、動物園のサルの群れからフンを投げられたこともあります。動物相手じゃ催眠術も使えませんからね。私の最大のライバルです」
「なるほどね」
僕は込み上げてくる笑いをこらえる。動物たちを「よくやった」と褒めてあげたい気分だ。
「先ほどの約束ですが、いま果たすのはどうでしょうか」
紗月さんは脈略なく言った。唐突だったため「約束」が何かを指すのか気づくのに時間がかかった。少ししてから、今さっき催眠術をかけてもらう約束をしたことを思い出す。
「催眠術のこと? 今から見せてもらえるのかな」
「はい。あの猫ちゃんを消してみせます」
「……物騒だな。腹いせにそこまでするか」
「違いますよ」
紗月さんがすかさず訂正する。
「催眠術で物体を消失させることはできません。紗月さんが猫を認識できなくなるように催眠をかけるんです」
「紗月さんと同じように、あの猫を見えなくするってことか。それなら試してみたいな」
「それでは今から私が手を叩きます。すると千花くんはあそこにいる三毛猫が認識できなくなります。では、いきますよ」
「ちょ、ちょっと待って」
僕は慌てて静止する。
展開が早すぎて心の準備もあったものじゃない。
「そんなにあっさりできるものなの? もっとこう、目の前で糸に結び付けた五円玉を揺らすとか、そういう準備はないわけ?」
「五円玉というのは少しイメージが古いですが、いわゆる催眠誘導と言う、人間の無意識を呼び出すための作業のことですね。人間は無意識状態になると脳によるフィルターが正常に作動できず、聞こえてきた言葉が深層心理に直接刻まれるんです。これが催眠にかかった状態です。身に覚えのない記憶を刷り込むこともできますし、見えるものが見えなくすることもできます。一度刻まれてしまうと催眠が解けるまでは、本人にはどうしようもありません。これが催眠術の仕組みになります」
「だったら、その催眠誘導ってのをする必要があるんじゃないの?」
「師匠曰く、私は生まれ持っての催眠術師らしいです。声や容姿や仕草といったものが掛け合わさり、存在しているだけで周囲の人間を予備催眠状態にしてしまうですって。なので、手を叩いたり指を鳴らすなどのきっかけさえ与えれば、それだけで相手に催眠術を掛けることができちゃうんです」
「そんなの最強じゃないか」
「最強です。天才ってやつですね」
紗月さんは自慢げに言う。
得意げな彼女の顔が目に浮かび、癇に障る。
納得のいっていない僕だったが、そんな気持ちとは裏腹にあっさりと催眠に掛かってしまった。
紗月さんが手が鳴らしたかと思えば、そこにいたはずの猫の姿がどこにもなくなっていたのだ。何の前触れもなく起きた現象に鳥肌が立つ。
恐怖を通り越して感心してしまう。
こうやって自分で経験してしまえば、もはや彼女の能力を疑うことはできない。
あっけに取られた僕は、呆然と窓の外を眺め続けていた。
いつまでも固まっている僕に業を煮やしたのか、紗月さんは「早く行かなくていいんですか?」と促してきた。体育倉庫に来た理由を思い出して、目的の募金箱二つを抱えると慌てて外へ出た。
「何時ころに戻ってくるかな?」
用務員のおじさんに聞かれて「少なくとも一時間は戻ってこないと思います」と答える。
おじさんの手には取り外されたドアノブが握られている。ドアから分離されたドアノブを見るのは初めてだった。毎日見ているもののはずなのに、あるべき場所から外されたノブは得体のしれない物体に見える。
「取り換え用に持ってきたドアノブのサイズを間違えていたみたいで、うまく取り付けられないんだ。正しい部品を用務員室に取りに戻っている間、扉を開けっ放しにしておくのも不用心だしね、閉めておこうと思うんだよ」
「ドアノブがない状態で扉を閉めてしまって大丈夫なんですか? 開けられなくなったりしませんか」
「開けられなくなるよ。でも、取り外したのは外側のノブだけで、内側のノブとラッチケースというノブを止める部品は付けたままにするから、ドアノブを取り付ければ開けられるんだよ。ドアノブが鍵替わりってわけさ」
納得した僕はおじさんに挨拶すると紗月さんと二人、小走りで昇降口前へ向かう。まだ開始までの時間はあるとはいえ、募金箱がなければ活動が始められない。そう考えると足早になってしまう。
「どうしてあのタイミングで催眠術をやろうなんて言い出したの?」
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