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第9章 アリス
第45話 新学期
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いよいよ今日から新学期だ。さっと身支度して朝ご飯を食べて教室に向かった。
教室に着いてもう何人かの生徒が来ていたので皆と挨拶や会話を交わし、そのうちロースやカールが来たので彼らとも挨拶を交わした後思い出話をし合った。
僕の海人族の街へ行った事も驚かれたが、ロースも今回は父親のヨートス様や里の人に弓の指導を受けれて上達したとの事で、授業が楽しみだと言っていたので僕も見れるのが楽しみだと感じた。
そして午前中にホイットニー先生による教科の授業があり、今学期からはより実践的な内容として実戦での戦い方についての授業を行っていくことになるとの話があり、午後の実技の授業でも前期以上の実戦的な内容を取り入れていくと話があった。
早速準備運動の特訓コース回り(今ではほぼ全員が中級の上達コースに到達)をした後、個人対抗のサバイバル訓練が行われた。
体の前後に赤い布をぶら下げ、そのどちらかが少しでも武器で破かれたら失格となるというルールだ。
説明後一定時間の散開時間が設けられ、時間になって開始となった。
僕もある高い木の下に陣取って開始時間を迎え、その場を動く事なく集中のスキルで他の人の動きを感知した。
その内他の生徒が近付いて来て、ブーメランを投げて戻ってくるまでに近くの茂みへ隠れられる距離に来たところで行動を開始した。
まず相手にブーメランを投げ、投げた直後にその場を離れる。
当然相手はブーメランが飛んで来たら僕が投げたと思う(クラスでは僕しかブーメランを使ってない)ので戻ってく方に向かう。
しかしブーメランを追いかけて行ったら僕の姿は見当たらなくて困惑するはず。
その時後ろから背中の布を短剣で切り付けるという、まさにあの海底洞窟でシーハーフマン相手にハウル様と行った作戦通りの方法で次々と失格にしていった。
途中ロースも近付いて来たので同じ要領で実施し、見事にハマって茂みから僕を狙おうとして木の辺りを見て僕がいない事に困惑している隙に布を切り裂いた。
そうして時間となったので終了の合図が言い渡された時には、僕を含め2、3人だけが残ったのであった。
授業後夕ご飯をロースとたまたま一緒になったアリスとメリーと一緒に食べる事となった。
そして先ほどの実技の授業の事で盛り上がり、ロースからどうしてあんな戦法が出来たのか聞いてきたので、夏季休暇中の海底洞窟での戦いの事を説明した。
「そんな事があったんだ」「うん。だからあの高い木を見掛けてそれを背にしてあの作戦を実行すれば、皆騙されて混乱するだろうと思ったんだ。シーハーフマンと戦った時みたいにね」
「確かにまんまとだまされたよ」「へぇー。じゃあ夏季休暇の事がこんな所ででも役に立ったんだ」「うん」そんな僕とロースとアリスが会話しているのをメリーはただ黙って聞いていたのだった······。
翌日の実技の授業は前期にやったのと同じ2人1組ペアでの旗取り合戦だった。
前回と違って今回はバーミリアン先生がペアの相手を指定して僕はアイラと組む事になり、最初の対戦相手がロースらのペアだった。
僕らの番になって早速旗の場所を決めた後今回はアイラに前方へ進行してもらい、僕は旗周りの守りに徹する事にした。
ただし、相手の人間が相手側の指定範囲から僕らの旗までの中間ぐらいまで来るまでは待っててもらい、それから少なくとも1人を挟み撃ちで一時停止状態にしてから旗を目指してもらうことにした。
早速開始の合図と同時に集中のスキルで相手の動きを確認したところ、1人······恐らくロースだけがこちらに向かって来てたので、しばらくはアイラにも待機してもらった。そして中間辺りまで来た所で挟み撃ちに出来るように動いた。
2人とも位置につけた所で僕がブーメランを投げてロースの注意をこちらに向け、アイラがロースに向かって飛びかかった。
それらに気付いたロースは僕のブーメランを軽く避けてアイラに向けて矢を狙ったのだが、その時ロースは手に2本の矢を握っていた。その事に気付いた僕は何かを感じて素早くロースに近寄った。
アイラの方に体を向けてすぐ1本の矢を放った。それは前回同様棍棒で叩き落としたがロースはすぐに持っていた2本目の矢を放とうとしていたため、僕はとっさに短剣の1本をロース目掛けて投げ付けた。その事にロースが一瞬気を逸らした瞬間にアイラが爪でロースを攻撃して一時停止状態にした。
一時停止状態を確認してアイラはすぐ相手の旗に向かった。その場には僕とロースが残り、「危なかった。まさか二連打ちをしてこようとは。それがヨートス様達に指導してもらった成果なの?」「うん、そうだよ。でも悔しぃ! あとちょっとだったのに」「残念だったね。じゃ!」と僕は旗の守りに戻った。しばらくしてロースの停止が解除されると同時にアイラが旗を取った知らせが届いた。
その後の戦いも僕らは順調に勝ち進み、今回は最後まで残りきったのであった。
終了後のバーミリアン先生からの感想もペアの性格や戦法、そして対戦相手の戦法予測や性格などの予測と把握をうまくつかめ、冷静に戦えたと褒められたのであった。
教室に着いてもう何人かの生徒が来ていたので皆と挨拶や会話を交わし、そのうちロースやカールが来たので彼らとも挨拶を交わした後思い出話をし合った。
僕の海人族の街へ行った事も驚かれたが、ロースも今回は父親のヨートス様や里の人に弓の指導を受けれて上達したとの事で、授業が楽しみだと言っていたので僕も見れるのが楽しみだと感じた。
そして午前中にホイットニー先生による教科の授業があり、今学期からはより実践的な内容として実戦での戦い方についての授業を行っていくことになるとの話があり、午後の実技の授業でも前期以上の実戦的な内容を取り入れていくと話があった。
早速準備運動の特訓コース回り(今ではほぼ全員が中級の上達コースに到達)をした後、個人対抗のサバイバル訓練が行われた。
体の前後に赤い布をぶら下げ、そのどちらかが少しでも武器で破かれたら失格となるというルールだ。
説明後一定時間の散開時間が設けられ、時間になって開始となった。
僕もある高い木の下に陣取って開始時間を迎え、その場を動く事なく集中のスキルで他の人の動きを感知した。
その内他の生徒が近付いて来て、ブーメランを投げて戻ってくるまでに近くの茂みへ隠れられる距離に来たところで行動を開始した。
まず相手にブーメランを投げ、投げた直後にその場を離れる。
当然相手はブーメランが飛んで来たら僕が投げたと思う(クラスでは僕しかブーメランを使ってない)ので戻ってく方に向かう。
しかしブーメランを追いかけて行ったら僕の姿は見当たらなくて困惑するはず。
その時後ろから背中の布を短剣で切り付けるという、まさにあの海底洞窟でシーハーフマン相手にハウル様と行った作戦通りの方法で次々と失格にしていった。
途中ロースも近付いて来たので同じ要領で実施し、見事にハマって茂みから僕を狙おうとして木の辺りを見て僕がいない事に困惑している隙に布を切り裂いた。
そうして時間となったので終了の合図が言い渡された時には、僕を含め2、3人だけが残ったのであった。
授業後夕ご飯をロースとたまたま一緒になったアリスとメリーと一緒に食べる事となった。
そして先ほどの実技の授業の事で盛り上がり、ロースからどうしてあんな戦法が出来たのか聞いてきたので、夏季休暇中の海底洞窟での戦いの事を説明した。
「そんな事があったんだ」「うん。だからあの高い木を見掛けてそれを背にしてあの作戦を実行すれば、皆騙されて混乱するだろうと思ったんだ。シーハーフマンと戦った時みたいにね」
「確かにまんまとだまされたよ」「へぇー。じゃあ夏季休暇の事がこんな所ででも役に立ったんだ」「うん」そんな僕とロースとアリスが会話しているのをメリーはただ黙って聞いていたのだった······。
翌日の実技の授業は前期にやったのと同じ2人1組ペアでの旗取り合戦だった。
前回と違って今回はバーミリアン先生がペアの相手を指定して僕はアイラと組む事になり、最初の対戦相手がロースらのペアだった。
僕らの番になって早速旗の場所を決めた後今回はアイラに前方へ進行してもらい、僕は旗周りの守りに徹する事にした。
ただし、相手の人間が相手側の指定範囲から僕らの旗までの中間ぐらいまで来るまでは待っててもらい、それから少なくとも1人を挟み撃ちで一時停止状態にしてから旗を目指してもらうことにした。
早速開始の合図と同時に集中のスキルで相手の動きを確認したところ、1人······恐らくロースだけがこちらに向かって来てたので、しばらくはアイラにも待機してもらった。そして中間辺りまで来た所で挟み撃ちに出来るように動いた。
2人とも位置につけた所で僕がブーメランを投げてロースの注意をこちらに向け、アイラがロースに向かって飛びかかった。
それらに気付いたロースは僕のブーメランを軽く避けてアイラに向けて矢を狙ったのだが、その時ロースは手に2本の矢を握っていた。その事に気付いた僕は何かを感じて素早くロースに近寄った。
アイラの方に体を向けてすぐ1本の矢を放った。それは前回同様棍棒で叩き落としたがロースはすぐに持っていた2本目の矢を放とうとしていたため、僕はとっさに短剣の1本をロース目掛けて投げ付けた。その事にロースが一瞬気を逸らした瞬間にアイラが爪でロースを攻撃して一時停止状態にした。
一時停止状態を確認してアイラはすぐ相手の旗に向かった。その場には僕とロースが残り、「危なかった。まさか二連打ちをしてこようとは。それがヨートス様達に指導してもらった成果なの?」「うん、そうだよ。でも悔しぃ! あとちょっとだったのに」「残念だったね。じゃ!」と僕は旗の守りに戻った。しばらくしてロースの停止が解除されると同時にアイラが旗を取った知らせが届いた。
その後の戦いも僕らは順調に勝ち進み、今回は最後まで残りきったのであった。
終了後のバーミリアン先生からの感想もペアの性格や戦法、そして対戦相手の戦法予測や性格などの予測と把握をうまくつかめ、冷静に戦えたと褒められたのであった。
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