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番外編【感謝御礼!!】③
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*いつもお読み頂きありがとうございます。
今話、後半部分に軽めのラブシーンがあります。
(R18にはならないとは思いますが……。)
という訳で、
苦手な方は全力で回避して下さい。読まれる方は自己責任でお願い致します。
~~~~~~~
飄々としているミハイル。
確かに、いつも護衛で張り付いている騎士達よりも、国内最強の騎士が傍に居る事は心強いと思って、国王も娘を預けたのだろう。
何より、ジークリンデは兄のエセルバートと共に、父親から剣を習っている。
同じ年齢の令嬢や騎士養成所の女性騎士達よりも強い。
だからと言う訳ではないのだろうが、王女の護衛になるのだと、常日頃から言っている。
実際、護衛兼侍女見習いとして既に王女殿下に仕え、共に学園に通っている。
そして、エセルバート。
彼も同年齢の騎士達の中では強いが、最近になって頭角を現わしだした、4才年下のウィルと、今では互角だろう。
ウィルは同年齢の貴族家子息達の中では群を抜いている。
その剣捌きは、叔父のアルフォンスに似たようだった。
親の贔屓目を抜きにしても、剣の才能があると思う。
だから期待してしまう。
俺がマスターする事が出来なかった、“水月”と“ツヴァンツィヒ”を習得する事が出来るのでは無いかと…。
と…話が逸れてしまった。
王女殿下が来られている事を、レーナにも伝えておかなければ。
だが、それよりも早く、ウォルフとフィーが痺れを切らしたみたいだ。
遊びに行きたいと騒ぎ出している。
「すまない。子供達が海に行きたいと騒ぎ出したようだ。」
肩を竦めて見せると、
「じゃあ、俺達も散歩がてら付き合うよ。」
と言うので、一緒に行く事になった。
ウォルフとフィーは既に水着に着替え終わり、「「早く早く!」」と言いながら、レーナとミハイルの妻テレーゼの手を引っ張っていた。
「レーナ、ミハイル達も付き合ってくれるそうだ。」
「「やった~!!」」
子供達は大はしゃぎしている。
相変わらず、元気な子供達だと眼を細めて見る。
「懐かしいな。エセルバート(愛称・バート)とジークリンデ(愛称・ジル)もやんちゃだったが、お前の子供達はそれ以上だな。」
俺と同じように眼を細めて見ていたミハイルが言う。
「あぁ。元気が良すぎて相手をするのも大変だ。」
「将来が楽しみだな。」
そんな事を話しながら、砂浜に着いた俺達は、その光景に驚いた。
ウィルにエーブ、そしてジルともう一人王女殿下が、波打ち際で水のかけ合いをしたのだろう、ずぶ濡れで笑い合っている。
思わず血の気が引く。
勘弁してくれ。
相手は王女殿下なんだぞ。
キリキリと痛む胃を押さえ、そう思った。
~~~~~
結局、先に海で遊んでいた4人に、戻って湯浴みするように言った。
ウィルとエーブは、渋々といった感じだったが、ジルと王女殿下は頬を膨らませ、口を尖らせて拗ねしまった。
久しぶりに羽目を外して、誰の眼も気にする事なく遊んでいたのを、邪魔されて面白くなかったのだろう。
だが、アストリッド様も10才。
そろそろ淑女としての嗜みを求められる年令だ。
しかも王族、いつまでも子犬のように戯れ合っていられるものでも無い。
そこで、はたと気づいた。
ウィルにも釘を刺しておかなければ。年令から言って、精通が始まる頃。
異性との近すぎる距離は、何かと誤解を生みやすい。
それに、間違いが起こってからでは遅い。
という訳で、夕食後に話があるから、自室に来るように伝えた。
ウォルフとフィーは、海で遊び疲れたのだろう。
ぐっすりとお昼寝している。
チャンス!
そう思って、隣に座って読書しているレーナを見た。
相変わらず年令を感じさせない妻。
騎士団本部に、偶に差し入れを持ってくる事がある。
未だに、年の離れた妹か、恋人(愛人)と勘違いする奴がいる。
だが俺も、少女のように屈託なく笑う彼女をあの頃のまま、ずっと想い続けている。
隣に座るレーナを見ていたら、何だかムクムクと……。
子供達もぐっすりお昼寝していると言っていたよな。
休暇を取る為に仕事を片付けていた所為で、レーナ不足だったのだ。
久しぶりに……。
「レーナ。」
「何?」
微笑みながら俺に向かって返事をするレーナの顔を見たら、益々元気になってくる。
抱き寄せ、その首筋に顔を埋めて、鼻から息を思い切り吸い込む。
あぁ、レーナだ。レーナの匂いで肺の中が満たされる。
あぁ、癒やされる。
首筋をペロリと舐める。
「 っひゃ。」
ピクッと反応するレーナ。
「場所を変えよう。」
「え?」
戸惑う彼女も可愛い。
貪るように深く口づけ、息も絶え絶えにぐったりしている彼女に、
「もう、我慢出来そうに無い。」
そう言ったら、恥ずかしそうに小さく頷く。
即座に、彼女の膝裏に腕を入れ、横抱きにすると2階の夫婦の寝室に連れて行き、ベッドに寝かせた。
柔々と胸を揉んだり、体中に触れると反応が返ってきて、それだけではち切れそうになる。
もう、止まれないし、止まるつもりも無い俺は、レーナが着ている服を脱がしに掛かった。
「あ…ダメ…子供達が起きたら……。」
「大丈夫だよ。二人とも遊び疲れてぐっすりさ。」
レーナの気が変わらないうちに……。
すまない!もう、止まれない!
~~~~~~~
*ジークリンデの愛称を
リンディーからジルに変えています。
今話、後半部分に軽めのラブシーンがあります。
(R18にはならないとは思いますが……。)
という訳で、
苦手な方は全力で回避して下さい。読まれる方は自己責任でお願い致します。
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飄々としているミハイル。
確かに、いつも護衛で張り付いている騎士達よりも、国内最強の騎士が傍に居る事は心強いと思って、国王も娘を預けたのだろう。
何より、ジークリンデは兄のエセルバートと共に、父親から剣を習っている。
同じ年齢の令嬢や騎士養成所の女性騎士達よりも強い。
だからと言う訳ではないのだろうが、王女の護衛になるのだと、常日頃から言っている。
実際、護衛兼侍女見習いとして既に王女殿下に仕え、共に学園に通っている。
そして、エセルバート。
彼も同年齢の騎士達の中では強いが、最近になって頭角を現わしだした、4才年下のウィルと、今では互角だろう。
ウィルは同年齢の貴族家子息達の中では群を抜いている。
その剣捌きは、叔父のアルフォンスに似たようだった。
親の贔屓目を抜きにしても、剣の才能があると思う。
だから期待してしまう。
俺がマスターする事が出来なかった、“水月”と“ツヴァンツィヒ”を習得する事が出来るのでは無いかと…。
と…話が逸れてしまった。
王女殿下が来られている事を、レーナにも伝えておかなければ。
だが、それよりも早く、ウォルフとフィーが痺れを切らしたみたいだ。
遊びに行きたいと騒ぎ出している。
「すまない。子供達が海に行きたいと騒ぎ出したようだ。」
肩を竦めて見せると、
「じゃあ、俺達も散歩がてら付き合うよ。」
と言うので、一緒に行く事になった。
ウォルフとフィーは既に水着に着替え終わり、「「早く早く!」」と言いながら、レーナとミハイルの妻テレーゼの手を引っ張っていた。
「レーナ、ミハイル達も付き合ってくれるそうだ。」
「「やった~!!」」
子供達は大はしゃぎしている。
相変わらず、元気な子供達だと眼を細めて見る。
「懐かしいな。エセルバート(愛称・バート)とジークリンデ(愛称・ジル)もやんちゃだったが、お前の子供達はそれ以上だな。」
俺と同じように眼を細めて見ていたミハイルが言う。
「あぁ。元気が良すぎて相手をするのも大変だ。」
「将来が楽しみだな。」
そんな事を話しながら、砂浜に着いた俺達は、その光景に驚いた。
ウィルにエーブ、そしてジルともう一人王女殿下が、波打ち際で水のかけ合いをしたのだろう、ずぶ濡れで笑い合っている。
思わず血の気が引く。
勘弁してくれ。
相手は王女殿下なんだぞ。
キリキリと痛む胃を押さえ、そう思った。
~~~~~
結局、先に海で遊んでいた4人に、戻って湯浴みするように言った。
ウィルとエーブは、渋々といった感じだったが、ジルと王女殿下は頬を膨らませ、口を尖らせて拗ねしまった。
久しぶりに羽目を外して、誰の眼も気にする事なく遊んでいたのを、邪魔されて面白くなかったのだろう。
だが、アストリッド様も10才。
そろそろ淑女としての嗜みを求められる年令だ。
しかも王族、いつまでも子犬のように戯れ合っていられるものでも無い。
そこで、はたと気づいた。
ウィルにも釘を刺しておかなければ。年令から言って、精通が始まる頃。
異性との近すぎる距離は、何かと誤解を生みやすい。
それに、間違いが起こってからでは遅い。
という訳で、夕食後に話があるから、自室に来るように伝えた。
ウォルフとフィーは、海で遊び疲れたのだろう。
ぐっすりとお昼寝している。
チャンス!
そう思って、隣に座って読書しているレーナを見た。
相変わらず年令を感じさせない妻。
騎士団本部に、偶に差し入れを持ってくる事がある。
未だに、年の離れた妹か、恋人(愛人)と勘違いする奴がいる。
だが俺も、少女のように屈託なく笑う彼女をあの頃のまま、ずっと想い続けている。
隣に座るレーナを見ていたら、何だかムクムクと……。
子供達もぐっすりお昼寝していると言っていたよな。
休暇を取る為に仕事を片付けていた所為で、レーナ不足だったのだ。
久しぶりに……。
「レーナ。」
「何?」
微笑みながら俺に向かって返事をするレーナの顔を見たら、益々元気になってくる。
抱き寄せ、その首筋に顔を埋めて、鼻から息を思い切り吸い込む。
あぁ、レーナだ。レーナの匂いで肺の中が満たされる。
あぁ、癒やされる。
首筋をペロリと舐める。
「 っひゃ。」
ピクッと反応するレーナ。
「場所を変えよう。」
「え?」
戸惑う彼女も可愛い。
貪るように深く口づけ、息も絶え絶えにぐったりしている彼女に、
「もう、我慢出来そうに無い。」
そう言ったら、恥ずかしそうに小さく頷く。
即座に、彼女の膝裏に腕を入れ、横抱きにすると2階の夫婦の寝室に連れて行き、ベッドに寝かせた。
柔々と胸を揉んだり、体中に触れると反応が返ってきて、それだけではち切れそうになる。
もう、止まれないし、止まるつもりも無い俺は、レーナが着ている服を脱がしに掛かった。
「あ…ダメ…子供達が起きたら……。」
「大丈夫だよ。二人とも遊び疲れてぐっすりさ。」
レーナの気が変わらないうちに……。
すまない!もう、止まれない!
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*ジークリンデの愛称を
リンディーからジルに変えています。
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