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The Endless
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折れているだろう鎖骨もそうだが、肋骨もいくつか折れているだろうと感じた。
「肋骨もやられているようだ」
テッドがそう言うと、
「車に乗っていかない?」
とヨーコ。
「いや。ここまできたら車でなく、歩いて…這ってでもホワイトハウスに行く…」
ヨーコは速攻で葉っぱで車を隠す。
「ヨーコ…人の肋骨の数知ってるかい?」
「わからないわ」
「男女とも24本もあるんだ。1本や2本折れたぐらいで…ゴフッ」
テッドは喀血する。
そして血の匂いに誘われたコヨーテ達が2人を囲み始める。
テッドは銃を抜いて言った。
「ヨーコは僕を支えておいてくれ、そうすれば僕が…」
言葉を遮りヨーコが叫ぶ。
「雷!コヨーテ全員に!」
叫ぶと轟音がしてコヨーテは全員死体と化していた。
「こりゃいいや!傑作だね」
「笑うとまた骨に響いちゃうから!それにもうパワーが尽きて、気象強行士はただの女になったんだから。」
そう言うとヨーコは銃を取り出し、
「でもこれがあるから!」
「期待してもいいかな?」
ヨーコに支えてもらいながら、1歩1歩あるいてゆく。
歩きながら、ネコパンチの事を心底考えていた。
「ネコパンチさえ生きてたら最高だったのにな…」
テッドは贖罪を吐露すると、
「…そうね」
とだけ呟いた。そして、
「ネコパンチはどこか死に場所を探していたのよ。いつも口癖のようにいってた。魂を解放するためにね」
「…そうか…僕はあがくけどね。それって駄目な事かな?」
「いえ。私だってそう。生きてる内が花なのよ」
そんな話をしながらしばらく支えられながら歩いていると、ホワイトハウスがやっと顔を出してきた。
テッドはヨーコに力無くつぶやく。
「ヨーコ、ここまでありがとう。ここからは自分は這ってでも進む。醜悪な姿を晒すけど、ヨーコには後ろから付いてきてほしい。いいかな…?」
「いいもなにも…」
ヨーコはこの郵便屋との間に新しい何かが芽生え始めていた。簡単に言葉にはできない、密かな何かだ。
テッドは血まみれの中、這いつくばってホワイトハウスを目指した。
何度も手伝おうとしたヨーコだったが、断った。這ってく男なんて本当は見せたくないのだが、AAAの使命感を帯びた何かが彼を突き動かす。
ヨーコはすこし後から付いて来た。恥ずかしさで耳が熱くなったが、大統領に渡す時だけは立っていなきゃいけない。ヨーコに頼めない場合、それをどうするかが問題である。
車は少し前の道に置いてきてある。もちろん2人の帰り道用だ。念のため大きな葉っぱで車を隠しておいた。
建物は近いのに遠く見える幻影を振り払い、カタツムリのように何とか進んでいくテッド。
手紙を入れたポーチを背中の方に回して、汚れないようにする余裕はまだ残っていたらしい。
ここまで来ると、もう敵は近寄ってこないラインを超えた感じだ。それだけでも安心感が痛みを押さえてくれる。少し止まり銃をホルスターに収める。
這って動いたその後ろには血の道路が広がっている。だがそれも気づかず這いつくばった。
ホワイトハウスの囲いには花や葉っぱで覆われており、移動を少し辞め、花に見惚れていた。そしてテッドは何とか力を振り絞ってひとつ花を取り、再び這いつくばっていった。
「花って綺麗だよね…」
「まあ、そうね…」
心配しながらヨーコは囁いた。ヨーコとの出会いは最初は敵同士だったが、今は上手く説明できない絆で結ばれていた。そんな事を思う度にネコパンチの事を思い出し冷や汗が止まらなくなる。
ホワイトハウスのドア前に、門番が2人いた。
僕がドア前まで着くと、門番2人は急いで駆けつけ、
「AAA様!どうなされました⁉」
と慌てた様子で駆け付けた。門番はAAAランクの重要性を心の底から知っている同士である。
「悪いけど2人で僕を支えて、立たせてくれないか…?」
2人の門番は片方づつ、脇を支えながらゆっくりと郵便屋を立たせた。
「ありがとう…大統領の前で這いつくばっていくのは問題だからね」
そう言って何とかホワイトハウスの前まで、ふらつきながらドアをノックした。役人がドアを開け、AAAの証明書を一瞥し、郵便屋の血みどろな姿を見てすぐ、
「官邸内の医者を2人ほど連れてきます!」
役人は事の重大さに気づき、急いで消えていった。大統領室は向こうだったっけ。そう思うとゆっくりと歩み寄り、大統領室まで何とか手紙入りポーチと花を手に持ち、ゆるりと自力で歩きながら大統領の部屋まで歩いていった。立ち上がる手助けをした門番2人とヨーコは、万が1に備えすぐ後ろに付いてきた。
官邸内はキレイである。血で汚してる僕が心底情けなかった。
これでやっとポーチを渡す事ができる。その事だけが歩ける要因だった。
大統領室前だ。なんとか気合いでもって丸い鉄でできたノックをトントンと打つ。
「入りたまえ」
テッドは力不足でドアが開けない。慌てて門番2人によって開ける事ができた。
始めは逆光で見えなったが、ミジンスキー大統領が鎮座している。
大統領はAAAのボロボロな服や血にそまった体をながめ、称賛した。
「君ならできると思っていたよテッド君。君こそナンバー1のAAAだ。」
郵便屋に新人として入った頃やAAAになった回想や、これまでの道中を思うと思わず涙を流してしまった。
1番つらい旅だったと感無量な思いが、今になって走馬灯のように回りながら僕を放さないでいる。
「バイラ国セレンスキー大統領からの手紙です。」
力を踏ん張って絞るような声でポーチを開けると、手紙が入っている。その手紙を血で染めないように慎重に開け、さっき拾った花を添えて大統領に渡した。
「この花はなにかね?」
「官邸の庭に咲いていたムラサキケマンという花です」
「見知らぬ花だな。花言葉なんてものはあるのかね?」
テッドは深呼吸しながら
『貴方の助けになる』
大統領は僅かに微笑みながら視線を手紙に移す。しばらく読んでから、ミジンスキー大統領は言った。
「同盟国でね。ハッカー集団をやっつける手はずが書かれた手紙だ。これは大変重要な手紙だ。これでインターネットと電話が復活するのだよ。素晴らしい。実に素晴らしい手紙だ。大変体を酷使した旅であったろう。それでもこれを私に渡してくれた事に賛辞を申したい。ありがとう。これは君にしか届けられない手紙だ」
テッドはただただ涙を流していた。今まで何度もAAAになった時、ICチップを入れられた悪夢に悩まされていたが、これで悪夢を断ち切れる。
テッドは込み上げる涙を隠そうとせずに、大統領に言った。
「大統領、僕がここに居られるのは道中で出会った1人の女性の助けがあったからなんです。ヨーコ、こちらへ」
彼女はえっ、とした表情で顔が真っ赤になったが、カチコチと大統領の前で固まった。
「ヨーコデス。コンニチワ」
「彼女は気象強行士なんですが、特別にポストマンランキングを付けていただけませんか…?」
大統領は物珍しそうに眺めながら、
「気象強行士には初めて会うね。助けてくれたのなら、喜んでポストマンの称号を与えよう。大統領命令により、ヨーコ君をポストマンAAに任命する。証明書は可及的すみやかに送付させよう」
「私が…ポストマンに…!」
ヨーコの涙はまた溢れ出し、やや顔を上げた。
ここに使命は達成された。危うく転びそうになりながらもドアに向かって帰ろうとしたその時、
「待ちなさい」
大統領がテッドを慌てて引き留める。
「はい?」
「返答の手紙を送ってほしい。当然ながら君にしか出来ない仕事だよ。もちろんホワイトハウスで充分療養してもらった後で構わない。官邸内には医者もいる。養生したまえ。ヨーコ君もポストマンの証明書を待ちながらホワイトハウスでゆったりして欲しい」
「あは…あはは。そうですよね…傷を治して頂けるなら勿論お引き受けします。ご返答は届けないといけませんよね」
「その通りだとも。すぐに医者に診てもらうから、たのむよ」
旅の片道切符だと思っていたが、往復券だった。しかしAAAである以上は困難を乗り越えなければいけない。
医者が駆け込む。テッドはドアの前で倒れてしまった。
心配する周りを見ながら郵便屋は言った。
「何なら手紙を渡しつつ、ハッキング集団をやっつけてきましょうか?」
そう言ってテッドは医者によって運ばれてゆく寸前、大統領の目が光った。
「本気でそう思ってるのかね?」
「え?え?は、はい…」
「実はここだけの話なのだが…」
ひっそりと大統領がささやく。テッドとヨーコは大統領の口に顔を近づける。
「ハッカー『オールプロ』は集団だと思っていたのだが、3人の天才ハッカーによって起こされたネットテロである事が手紙で判明している。勿論生存場所もだよ。手紙を届けながら、ハッカー3人を消してくれないか。一生暮らせるギャラを大統領の私が保障しよう」
「ほうあああ…」
すごく秘密裡な情報を聞いてしまったテッドとヨーコはお互いに顔を見合わせ魂が抜けるような声音をだしてしまう。
「療養さえしていただければ、2人でその件解決いたしましょう。それで…世界が救われるのなら…」
「テッド!本当にハッカーやっつけられるの⁉」
「見つかりさえすれば…このミニミサイルで脅して…コードを書き替えさせれば…」
「そんなに簡単に見つけられたら苦労はしないけど」
大統領が再び囁く。
「手紙に場所の詳細が書かれているのだ。だからこの手紙は極上なのだよ君達」
「とにかく…やりますからお医者さん…下さい…」
意識が薄れる中、達成感だけが心の奥底に潜んで離れなかった。
THE・ENDLESS
折れているだろう鎖骨もそうだが、肋骨もいくつか折れているだろうと感じた。
「肋骨もやられているようだ」
テッドがそう言うと、
「車に乗っていかない?」
とヨーコ。
「いや。ここまできたら車でなく、歩いて…這ってでもホワイトハウスに行く…」
ヨーコは速攻で葉っぱで車を隠す。
「ヨーコ…人の肋骨の数知ってるかい?」
「わからないわ」
「男女とも24本もあるんだ。1本や2本折れたぐらいで…ゴフッ」
テッドは喀血する。
そして血の匂いに誘われたコヨーテ達が2人を囲み始める。
テッドは銃を抜いて言った。
「ヨーコは僕を支えておいてくれ、そうすれば僕が…」
言葉を遮りヨーコが叫ぶ。
「雷!コヨーテ全員に!」
叫ぶと轟音がしてコヨーテは全員死体と化していた。
「こりゃいいや!傑作だね」
「笑うとまた骨に響いちゃうから!それにもうパワーが尽きて、気象強行士はただの女になったんだから。」
そう言うとヨーコは銃を取り出し、
「でもこれがあるから!」
「期待してもいいかな?」
ヨーコに支えてもらいながら、1歩1歩あるいてゆく。
歩きながら、ネコパンチの事を心底考えていた。
「ネコパンチさえ生きてたら最高だったのにな…」
テッドは贖罪を吐露すると、
「…そうね」
とだけ呟いた。そして、
「ネコパンチはどこか死に場所を探していたのよ。いつも口癖のようにいってた。魂を解放するためにね」
「…そうか…僕はあがくけどね。それって駄目な事かな?」
「いえ。私だってそう。生きてる内が花なのよ」
そんな話をしながらしばらく支えられながら歩いていると、ホワイトハウスがやっと顔を出してきた。
テッドはヨーコに力無くつぶやく。
「ヨーコ、ここまでありがとう。ここからは自分は這ってでも進む。醜悪な姿を晒すけど、ヨーコには後ろから付いてきてほしい。いいかな…?」
「いいもなにも…」
ヨーコはこの郵便屋との間に新しい何かが芽生え始めていた。簡単に言葉にはできない、密かな何かだ。
テッドは血まみれの中、這いつくばってホワイトハウスを目指した。
何度も手伝おうとしたヨーコだったが、断った。這ってく男なんて本当は見せたくないのだが、AAAの使命感を帯びた何かが彼を突き動かす。
ヨーコはすこし後から付いて来た。恥ずかしさで耳が熱くなったが、大統領に渡す時だけは立っていなきゃいけない。ヨーコに頼めない場合、それをどうするかが問題である。
車は少し前の道に置いてきてある。もちろん2人の帰り道用だ。念のため大きな葉っぱで車を隠しておいた。
建物は近いのに遠く見える幻影を振り払い、カタツムリのように何とか進んでいくテッド。
手紙を入れたポーチを背中の方に回して、汚れないようにする余裕はまだ残っていたらしい。
ここまで来ると、もう敵は近寄ってこないラインを超えた感じだ。それだけでも安心感が痛みを押さえてくれる。少し止まり銃をホルスターに収める。
這って動いたその後ろには血の道路が広がっている。だがそれも気づかず這いつくばった。
ホワイトハウスの囲いには花や葉っぱで覆われており、移動を少し辞め、花に見惚れていた。そしてテッドは何とか力を振り絞ってひとつ花を取り、再び這いつくばっていった。
「花って綺麗だよね…」
「まあ、そうね…」
心配しながらヨーコは囁いた。ヨーコとの出会いは最初は敵同士だったが、今は上手く説明できない絆で結ばれていた。そんな事を思う度にネコパンチの事を思い出し冷や汗が止まらなくなる。
ホワイトハウスのドア前に、門番が2人いた。
僕がドア前まで着くと、門番2人は急いで駆けつけ、
「AAA様!どうなされました⁉」
と慌てた様子で駆け付けた。門番はAAAランクの重要性を心の底から知っている同士である。
「悪いけど2人で僕を支えて、立たせてくれないか…?」
2人の門番は片方づつ、脇を支えながらゆっくりと郵便屋を立たせた。
「ありがとう…大統領の前で這いつくばっていくのは問題だからね」
そう言って何とかホワイトハウスの前まで、ふらつきながらドアをノックした。役人がドアを開け、AAAの証明書を一瞥し、郵便屋の血みどろな姿を見てすぐ、
「官邸内の医者を2人ほど連れてきます!」
役人は事の重大さに気づき、急いで消えていった。大統領室は向こうだったっけ。そう思うとゆっくりと歩み寄り、大統領室まで何とか手紙入りポーチと花を手に持ち、ゆるりと自力で歩きながら大統領の部屋まで歩いていった。立ち上がる手助けをした門番2人とヨーコは、万が1に備えすぐ後ろに付いてきた。
官邸内はキレイである。血で汚してる僕が心底情けなかった。
これでやっとポーチを渡す事ができる。その事だけが歩ける要因だった。
大統領室前だ。なんとか気合いでもって丸い鉄でできたノックをトントンと打つ。
「入りたまえ」
テッドは力不足でドアが開けない。慌てて門番2人によって開ける事ができた。
始めは逆光で見えなったが、ミジンスキー大統領が鎮座している。
大統領はAAAのボロボロな服や血にそまった体をながめ、称賛した。
「君ならできると思っていたよテッド君。君こそナンバー1のAAAだ。」
郵便屋に新人として入った頃やAAAになった回想や、これまでの道中を思うと思わず涙を流してしまった。
1番つらい旅だったと感無量な思いが、今になって走馬灯のように回りながら僕を放さないでいる。
「バイラ国セレンスキー大統領からの手紙です。」
力を踏ん張って絞るような声でポーチを開けると、手紙が入っている。その手紙を血で染めないように慎重に開け、さっき拾った花を添えて大統領に渡した。
「この花はなにかね?」
「官邸の庭に咲いていたムラサキケマンという花です」
「見知らぬ花だな。花言葉なんてものはあるのかね?」
テッドは深呼吸しながら
『貴方の助けになる』
大統領は僅かに微笑みながら視線を手紙に移す。しばらく読んでから、ミジンスキー大統領は言った。
「同盟国でね。ハッカー集団をやっつける手はずが書かれた手紙だ。これは大変重要な手紙だ。これでインターネットと電話が復活するのだよ。素晴らしい。実に素晴らしい手紙だ。大変体を酷使した旅であったろう。それでもこれを私に渡してくれた事に賛辞を申したい。ありがとう。これは君にしか届けられない手紙だ」
テッドはただただ涙を流していた。今まで何度もAAAになった時、ICチップを入れられた悪夢に悩まされていたが、これで悪夢を断ち切れる。
テッドは込み上げる涙を隠そうとせずに、大統領に言った。
「大統領、僕がここに居られるのは道中で出会った1人の女性の助けがあったからなんです。ヨーコ、こちらへ」
彼女はえっ、とした表情で顔が真っ赤になったが、カチコチと大統領の前で固まった。
「ヨーコデス。コンニチワ」
「彼女は気象強行士なんですが、特別にポストマンランキングを付けていただけませんか…?」
大統領は物珍しそうに眺めながら、
「気象強行士には初めて会うね。助けてくれたのなら、喜んでポストマンの称号を与えよう。大統領命令により、ヨーコ君をポストマンAAに任命する。証明書は可及的すみやかに送付させよう」
「私が…ポストマンに…!」
ヨーコの涙はまた溢れ出し、やや顔を上げた。
ここに使命は達成された。危うく転びそうになりながらもドアに向かって帰ろうとしたその時、
「待ちなさい」
大統領がテッドを慌てて引き留める。
「はい?」
「返答の手紙を送ってほしい。当然ながら君にしか出来ない仕事だよ。もちろんホワイトハウスで充分療養してもらった後で構わない。官邸内には医者もいる。養生したまえ。ヨーコ君もポストマンの証明書を待ちながらホワイトハウスでゆったりして欲しい」
「あは…あはは。そうですよね…傷を治して頂けるなら勿論お引き受けします。ご返答は届けないといけませんよね」
「その通りだとも。すぐに医者に診てもらうから、たのむよ」
旅の片道切符だと思っていたが、往復券だった。しかしAAAである以上は困難を乗り越えなければいけない。
医者が駆け込む。テッドはドアの前で倒れてしまった。
心配する周りを見ながら郵便屋は言った。
「何なら手紙を渡しつつ、ハッキング集団をやっつけてきましょうか?」
そう言ってテッドは医者によって運ばれてゆく寸前、大統領の目が光った。
「本気でそう思ってるのかね?」
「え?え?は、はい…」
「実はここだけの話なのだが…」
ひっそりと大統領がささやく。テッドとヨーコは大統領の口に顔を近づける。
「ハッカー『オールプロ』は集団だと思っていたのだが、3人の天才ハッカーによって起こされたネットテロである事が手紙で判明している。勿論生存場所もだよ。手紙を届けながら、ハッカー3人を消してくれないか。一生暮らせるギャラを大統領の私が保障しよう」
「ほうあああ…」
すごく秘密裡な情報を聞いてしまったテッドとヨーコはお互いに顔を見合わせ魂が抜けるような声音をだしてしまう。
「療養さえしていただければ、2人でその件解決いたしましょう。それで…世界が救われるのなら…」
「テッド!本当にハッカーやっつけられるの⁉」
「見つかりさえすれば…このミニミサイルで脅して…コードを書き替えさせれば…」
「そんなに簡単に見つけられたら苦労はしないけど」
大統領が再び囁く。
「手紙に場所の詳細が書かれているのだ。だからこの手紙は極上なのだよ君達」
「とにかく…やりますからお医者さん…下さい…」
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