鎧の中はロリ美少女でした!? 〜性知識ゼロのエルフちゃんの調教日誌〜

足将軍

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本編

3、奴隷の性活

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      ある部屋でアレクと黒髪の男性が話していた。男性はアレクの話を聞いて平然とした顔をしているが内心はとても驚いていた。

「エルフを嫁にだと?」
「はい」
「エルフは絶滅したと聞いていたが……」

   エルフは数年前に人族と戦争をした。エルフの血を半分でも継げば魔力の操作に長けると言われているからだ。貴族の子供を孕む奴隷にするためだ。

   しかしエルフは誇り意識の高い種族と言われている。なので奴隷になるぐらいなら、と全員自害したのだ。子供も一人残らず死んだ。

「それでそのエルフはどんな感じだ?」
「見た目は10代前半、かなり幼い容姿ですがすごく可愛いです。それと少し前まで処女で……」
「いや、そこまでは聞いていない。と、言うかワシは冒険者に扮して依頼をこなせと言ったはずだが?   幾ら使った?」

   男性の正体はアレクの父親だ。数日前、アレクに冒険者ギルドで『社会科見学』という項目で身分を偽り、依頼を達成するように言ったのだ。

  しかし実際は1日で帰り、しかも絶滅したはずのエルフを持ち帰ってきたのだ。

   エルフは絶対に奴隷市場などでは見つかる訳がない。裏のオークションでも見付かることはあるとは思えない。

   つまり、莫大な金がかかったと推測したのだ。

「……父上は冒険者ギルドで有名な【無慈悲な守護者】、という者を知っていますか?」
「ん?   ああ、シオンとかいう実力だけならSSSランクだと言われているAランク冒険者だろ?   ただ、素顔を見せないから何処かの国の指名手配でも受けているって話だったな」

   アレクの父親は何故そんな話をするのか全く分からなかったが、とりあえず質問に答える。

「……彼女がそのシオンです、クエストに同行してもらったんです」
「……は?」

   意表を突かれたのか、口を閉め忘れている。

「ちょっと待て、頭が理解できてない」
「採取依頼で済ませようとしたんですが、ゴブリンの討伐依頼を押し付けられまして……金が無い子供を装ってみましたが結局ダメでして……」
「ゴブリンの討伐依頼か!?    ギルド側は何を考えて……」
「それで嫁にしたいのですが」
「う、うむ……エルフと子供を作るのだったら、その子も長寿だろうからな。よ、よし、許可する」

   動揺を隠し切れていないが、許可を出すとアレクは嬉しそうに笑う。

「ありがとうございます、父上。それではこれで」

   そう言いながら、アレクは部屋を出ていく。そしてアレクが部屋から出ると父親は深い溜息を吐く。そしてアレクの表情を思い出し……

「アレクの笑う顔など、初めて見たわい……第ニ王子として生きてるから王位は継げないし、問題はエルフの娘か……美しい容姿を狙ってくる者がいるだろうな……」



「シオンちゃん、気分はどう?」
「……この服は?」

   アレクの使用人がきたと思ったら……突然風呂に入れられた。確かに身体はベトベトしていたけど、石鹸なんて初めて使ったぞ……

   それで着替えを渡されたんだが……何故か女物の服が入ってる。黒いワンピースみたいだが……フリフリが凄い付いてる。

「と言うか何故、目を隠してる?」
「それじゃあ、服を着てくれよ……」
「でもな……これは下着か?   どこに付けるんだ?」
「……ブラジャーも知らないのか」

   ぶらじゃー?よく分からないが、下着みたいだな。しかしこれ、どうやって着けるんだ?

「分からないからアレク、着けてくれ」
「ふぁっ!?」
「じゃあ、よろしく」

  俺はアレクに下着を渡す。するとアレクは後ろを向くというにいう。言われた通りに後ろを向くと下着を胸の部分に近付けられる。

ああ、そこか。貴族って胸にも下着を着けるのか。初めて知った。

「はい、出来たよ。じゃあ、服着たら呼んで」
「これは女物だが?」
「……とりあえず着て」
「?   お前、男に女の格好させるのが好きなのか?」

   不思議なやつだな、まぁ着てやるか。

「着たぞ」
「お、おぉぉぉ!   可愛い!」
「なんか、スースーするな。やっぱりフルアーマーが無いと……」
「いやいや、フルアーマーとか似合わないから!」

   あのフルアーマー、結構気に入ってたんだけどな。あ!冒険者ギルドに報告いってない……

「ん?   どこかに行くの?」
「冒険者ギルドで報告しにいくんだよ」
「……襲われない?」
「お前は何を言ってるんだ?   俺に近付く者など、今まで一度もいなかったぞ?」
「それはフルアーマー着てたからだろ……」

   ん?よく聞こえなかったがとりあえずフルアーマー以外の持ち物はあったから、薬草を集めた袋とギルド証を持ってれば大丈夫だろ。



  冒険者ギルドに入ると何故か俺に視線が集まる。まぁ、いつものことだし気にしない……この銀髪を見たアレクは俺を化け物、と呼ばなかったから人族は差別意識が低いんだな。

「なぁ……あの娘」
「あぁ……凄いな」
「とんでもなく……」

   だが、差別意識があるのは変わらないらしい。冒険者は何かする訳じゃないが、俺の素顔を見て噂をしている。
  俺はそんな奴らなど気にせず、受付カウンターの方へ向かう。



「超可愛かったな……」
「ああ……あんなに可愛い子、どこの娼館でも見たことねえぞ?」
「だけどよ、あの娘の首……見たかよ」

  シオンが過ぎた後に冒険者達は話を続ける。もちろんその声がシオンに届くことはない。

「……隷属の首輪が着けられてたな」
「あんな小さいのに……可哀想だな」
「きっとクズみたいな貴族が着けたんだ……」

   冒険者ギルドでは、突然現れた銀髪の奴隷少女を見て同情の念を浮かべる。その少女が自分たちがいつも貶しているシオンだとは知らずに……



「可愛いね~どこから着たの~ハァ、ハァ、ダメよ私。受付嬢の名に傷は付くわ」

   いつも不愉快そうなに対応する受付嬢がなぜか興奮状態にある……まぁ、俺は依頼を終わらせたから報告するだけだ。

「ハァハァ、お嬢ちゃん。ここは冒険者ギルドだよ、どんな依頼をしにきたの?」

  依頼をしにきた?俺は依頼の完了を報告しに来ただけなんだが……

「……依頼完了したから、報告しに来た」
「え!?   冒険者なの?   誰よ!こんなに可愛い娘を担当してるの!羨ましい!お嬢ちゃん、名前は?   調べて個人情報を、ハァハァ」
「……俺はシオン」

   この受付嬢、なんか怖いぞ。息が荒いし俺を獲物を見るように見てるし……やっぱりフルアーマーは重要だな。依頼だそう。

「オレっ娘!ご、ご馳走さまです……!それで、シオンちゃんね~。あれ?   データベースにはシオンって名前の冒険者が一人しかいないわ?   おかしいわね…… シオンちゃん、ランクは?」
「Aランクだ」
「Aランクでシオンちゃんね……あれ?やっぱりこの不審者しか出てこないわ?」

   不審者って……ひどいな。でも、なんで俺がシオンって分からないんだ?フルアーマーで素顔を隠してても声は聞こえるはずだが……

「ああ、ごめんね。シオンちゃん……本当に冒険者?   検索にはいつもフルアーマーを着てる不審者しか出てこないんだけど……」

   ん?フルアーマー?あっ、そうか……兜を被ってたから声が上手く伝わってなかったのか……じゃあ、俺だって分からないわけだ。

   これは早くフルアーマーを回収しないとな……

「初心者の森に行くから、依頼だしてくれ」
「えぇ!?    冒険者じゃないし上に可愛い娘にそんな危ないところ行かせられないよ!」
「じゃあ、依頼でもいいから」
「それならいいけど……どんな依頼なの?」

   受付嬢は依頼内容をメモるために紙とペンを取り出す。

「俺の装備をそこに置いてきたから、その回収」
「なるほど、それでどんな形状なの?   装備ってことは弓かな?   そんなイメージあるし」
「いや、フルアーマー。上から下まで全部置いて来た」
「……え?」
「だから、フルアーマー」

   突然固まってどうしたんだ?聞こえなかったのかと思ってもう一度言ってみたが反応がない……

「お、お嬢ちゃん……名前とランクは?」
「シオン、Aランクだ」
「報告しに来た依頼って……?」
「数日前の受けた薬草採取」
「それで……フルアーマーを忘れた……」
「ああ、それがどうかしたか?」

   受付嬢は俺の顔を見て、何かを思い出すような素振りをする。そして……

「嘘でしょぉぉぉぉぉ!?」

   叫んだ。



「え?   じゃあ、今まで隠してた『化け物みたいな顔』ってそれ?」

   落ち着いてきたのか、冷静に質問してくる。と、いうか……


「この娘があのシオン!?」
「可愛い!   もっと早く素顔知りたかった!」
「黒いワンピースが似合いすぎて……あ、鼻血が」

   他の受付嬢が俺の周りに集まってくる……

「……正確にはこの顔じゃなく、この髪だな」
「え?   この銀髪?」
「……俺の村じゃ、銀髪は忌み子として扱われる……何年も前に家ごと焼かれたからそれ以降はフルアーマーで素顔を隠してたんだ」

   俺の話を聞くと何故か涙を目に浮かべている。……いや、今まで俺をキモいとか言ってたお前らが何故今になって?恐怖を感じるぞ。

「そうなんだ……辛かったね……」
「それに隷属の首輪なんて着けられて……可哀想で見ていられない!」
「どこの貴族よ……こんな幼気な女の子に酷いことするなんて……」

   ……面倒だから用件だけ言うか。

「とりあえず……薬草採取の報告させて。それと最近討伐依頼受けてないから腕慣らしにオークの討伐依頼を……」

    そう言おうとした時だった……

「討伐依頼なんてしなくていい!死んだらどうするの!」
「しかもオーク?    シオンちゃんに合う依頼なんて小型犬の世話ぐらいよ!」
「こんな女の子にお金稼がせてるなんてその貴族、クズね!」

   と、言うか。俺は女の子っていう目で見られるのはなんでだ?もしかして俺の顔が女っぽいとか?
まぁ、それは置いとくとして……オークの依頼なら何度もやってるんだが……

「俺、オークの討伐なら数え切れないぐらいやってるから、大丈……」
「「「ダメ!!」」」
「……はい」

   なんか、怖いぞ。今日の受付嬢……

「いつもの対応の方がまだマシだったな……」

   先ほどまで騒がしかった受付嬢達が俺の言葉で一気に静まり返る。もしかして……言っちゃいけないこと言ったか?

「えっと……その、ごめんさい」
「指名手配犯って噂もあったし、その……あ、私は違うって思ってたわよ!」
「ちょっと!一人だけ逃げるなんてズルいわよ!」

   なんか慌ててる……まぁ、ここは慰めるか。

「大丈夫だ。今まで仲間なんていなかったし、他の冒険者からもそんなこと言われてたし……いくら違うって言っても誰も信じてくれないのは慣れたから。別に気にしなくていい」

   そう言うと、さらに気まずい雰囲気になった。……なんか間違えたか?こ、ここは話題を変えるか……それしかないな、うん。

「じゃあオークの討伐依頼を頼んだ。あとフルアーマーの回収依頼も」

   俺は逃げるようにギルドから出て、アレクが待っている場所へ帰る。



「……家が燃やされて、冒険者になっても孤独で、更には奴隷にされるって……」

   一人の受付嬢がそう呟くと、あまりにも不幸な少女を頭に思い浮かべて泣き崩れた。

「せめて……奴隷からは救ってあげなきゃ可哀想で……私、シオンちゃんに面倒な仕事ばかり押し付けて……!」

   それは他の受付嬢も心当たりがあった。誰も受けない不人気な仕事。報酬は少なく仕事は地味。そんな仕事を押し付けたことの罪悪感で押し潰されそうになっていた。

「シオンちゃん……確か、いつも安い定食ばかり注文してたわよね……Aランク冒険者とは思えないほどの食事で」

   Aランク冒険者ともなれば、高級なレストランに毎日行くようなものなのだがシオンいつもギルドに併設されている『低ランク冒険者にも優しい』が売りの食堂で一番安い定食を頼んでいたのだ。

「データベースの連絡先にある宿屋も、確かここら辺で一番ボロいって噂で風呂無しトイレも共同の女性が行きたくない宿屋一位の……」

   値段は安いが風呂も入れず、トイレも男性と共同。そんな場所など受付嬢からしたら想像するだけで逃げたくなる場所だった。そんな所に幼い女の子が住んでいたのだ。

   それは稼ぎが少ないから節約のためにしていたのだと考えると余計に受付嬢達の胸が痛んだ。何故なら不人気の依頼を押し付けたのは自分達だからだ。

「……明日、シオンちゃんに謝りましょう」
「でも……許してくれるかな、この前なんか依頼を変えて欲しいって言ったシオンちゃんに唾吐きかけたし……」
「……」

   しかし彼女達は知らない。シオンが自分自身を男だと思い込んでる事など……
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