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第二章
学校
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とりあえず髪を切ってもらったので名前ぐらいは聞いておくか。
「そういえば、おっさん、名前は?俺はテイン」
「俺かい?グリードだ。よろしくなテイン」
軽く握手する。
握手を終えると俺は再び考え始める。
「なぁ、俺やっぱり王国に行った方は良いよな?」
「ん?なんでだ?」
「向こうは俺を取り込もうとしてるんだったらそれ程の待遇は貰えるはずだろ?」
「まぁ......そうだろうな......うまい食事も貰えるだろうし......」
「うまい食事!?」
俺はうまい食事という言葉に思わず食いつく。
今まで生肉とか、毒キノコ、ある時はその辺の虫も食ってた。
なので食事と言う言葉を聞くだけで食いついてしまうのだ。
「よし!!グリードのおっさん!!王国行くぜ!!」
「そ、そうか......じゃあこっちだ。着いて「転移!!」......へ?」
シュインッ
◆◇◆◇◆王宮・玉座の間◆◇◆◇◆
「うむぅ......迷宮攻略者を探しにあのバカ娘は出掛けたか......全く......目を離せばすぐこれだ......」
赤いマントを羽織った金髪の男性が玉座に座り、頭を抱えて考え込んでいる。
年齢はだいたい五十代で見た目だけで言うと四十代にも見える。
シュインッ
「......ん?」
目の前に黒髪の男と王国の一般兵士が突然現れた。
「......」
「......」
「......」
しばらく沈黙が続く、そして次の瞬間。
「え?君らだれ?侵入者......かな?」
玉座に座っている男性は突然の出来事で口調がおかしくなった。
「て、テイン!!お前何した!!なんで突然玉座にいるんだよ!!国王様の口調が壊れてしまったじゃないか!!」
「いや、転移魔法使っただけだぞ?それとこの人が国王様かぁ~」
コソコソっと話しているが、丸聞こえであった。
国王様と呼ばれた男性は自分の口調を戻す。
「うぉっほん!!で、その~、報告をいいたまえ」
「あ、は、はい!!グリードただいま戻りました!!還らずの迷宮付近にて迷宮攻略者を発見しましたのでお連れしました!!」
「ほぅ、では他の者と我が娘はどこじゃ?」
国王様の質問に兵士のグリードはどう答えようか悩んだ。
「(突然転移魔法でここにきました~なんて言えない!!
なぜなら転移魔法を使える者はこの世界に数えるほどしかいないからだ。
転移魔法を発動することが出来るアイテムがあるのだが、それは非常に高価で発動に時間がかかる。高価と言うか一般では絶対に手に入らない。
そのアイテム同様、発動することが出来る生物は発動に時間がかかる。
そんな技をものの数秒で使えるなんて知ったら国中が大騒ぎだ。
迷宮攻略者のいる時点で大騒ぎだけどな!!
なので、ここで伝えていいか悩んでしまう。
このテインは一人で軽く国を滅ぼす事も可能だからな.....)」
「転移魔法で来たから多分まだ森にいますよ?」
その言葉を放ったのはテインだった。
「な、転移魔法使える......だと!?」
「(はぁ......もうバレてもコイツが大変なだけだしいいや......)」
「国王様、さらにその転移魔法を数秒で発動出来るのです!!」
グリードはもうめんどくせぇと思い、言った。
「え?まじ?」
再び国王様の口調が壊れる。
「(まじ?じゃねぇよ!!国王らしくしろ!!)」
「俺の転移魔法の発動速度なんて還らずの迷宮の入口のやつより全然遅いよ」
「ほ!!ほほぅ......そ、そうか......そうであったか!!それで何故迷宮攻略者様がここに?」
「あぁ、美味しいものが食べたい。」
その言葉を国王は数秒間何を言ったのか理解出来ず、理解した時には......
「え?え?」と謎の「え?」を連呼していた。
「国王様!!私めに提案がございます!!」
グリードはここ場の空気を変えようと提案を申し出る。
「え?ん?あぁ、はい、どうぞ」
国王の口調は相変わらず壊れている。
「食事の提供の条件として、学校に通わせては如何でしょう?そうすれば女性との交流も増え、あるいはこの国に滞在して頂くことも......」
「そ、それだぁぁぁああああ!!」
国王は玉座から立ち上がり、グリードを指さして叫ぶ。
その声に兵士がノックするが、国王が「あ、ごめん、大丈夫」と言って戻らさせた。
「えっと......俺は学校行くのか?」
「そういえば、おっさん、名前は?俺はテイン」
「俺かい?グリードだ。よろしくなテイン」
軽く握手する。
握手を終えると俺は再び考え始める。
「なぁ、俺やっぱり王国に行った方は良いよな?」
「ん?なんでだ?」
「向こうは俺を取り込もうとしてるんだったらそれ程の待遇は貰えるはずだろ?」
「まぁ......そうだろうな......うまい食事も貰えるだろうし......」
「うまい食事!?」
俺はうまい食事という言葉に思わず食いつく。
今まで生肉とか、毒キノコ、ある時はその辺の虫も食ってた。
なので食事と言う言葉を聞くだけで食いついてしまうのだ。
「よし!!グリードのおっさん!!王国行くぜ!!」
「そ、そうか......じゃあこっちだ。着いて「転移!!」......へ?」
シュインッ
◆◇◆◇◆王宮・玉座の間◆◇◆◇◆
「うむぅ......迷宮攻略者を探しにあのバカ娘は出掛けたか......全く......目を離せばすぐこれだ......」
赤いマントを羽織った金髪の男性が玉座に座り、頭を抱えて考え込んでいる。
年齢はだいたい五十代で見た目だけで言うと四十代にも見える。
シュインッ
「......ん?」
目の前に黒髪の男と王国の一般兵士が突然現れた。
「......」
「......」
「......」
しばらく沈黙が続く、そして次の瞬間。
「え?君らだれ?侵入者......かな?」
玉座に座っている男性は突然の出来事で口調がおかしくなった。
「て、テイン!!お前何した!!なんで突然玉座にいるんだよ!!国王様の口調が壊れてしまったじゃないか!!」
「いや、転移魔法使っただけだぞ?それとこの人が国王様かぁ~」
コソコソっと話しているが、丸聞こえであった。
国王様と呼ばれた男性は自分の口調を戻す。
「うぉっほん!!で、その~、報告をいいたまえ」
「あ、は、はい!!グリードただいま戻りました!!還らずの迷宮付近にて迷宮攻略者を発見しましたのでお連れしました!!」
「ほぅ、では他の者と我が娘はどこじゃ?」
国王様の質問に兵士のグリードはどう答えようか悩んだ。
「(突然転移魔法でここにきました~なんて言えない!!
なぜなら転移魔法を使える者はこの世界に数えるほどしかいないからだ。
転移魔法を発動することが出来るアイテムがあるのだが、それは非常に高価で発動に時間がかかる。高価と言うか一般では絶対に手に入らない。
そのアイテム同様、発動することが出来る生物は発動に時間がかかる。
そんな技をものの数秒で使えるなんて知ったら国中が大騒ぎだ。
迷宮攻略者のいる時点で大騒ぎだけどな!!
なので、ここで伝えていいか悩んでしまう。
このテインは一人で軽く国を滅ぼす事も可能だからな.....)」
「転移魔法で来たから多分まだ森にいますよ?」
その言葉を放ったのはテインだった。
「な、転移魔法使える......だと!?」
「(はぁ......もうバレてもコイツが大変なだけだしいいや......)」
「国王様、さらにその転移魔法を数秒で発動出来るのです!!」
グリードはもうめんどくせぇと思い、言った。
「え?まじ?」
再び国王様の口調が壊れる。
「(まじ?じゃねぇよ!!国王らしくしろ!!)」
「俺の転移魔法の発動速度なんて還らずの迷宮の入口のやつより全然遅いよ」
「ほ!!ほほぅ......そ、そうか......そうであったか!!それで何故迷宮攻略者様がここに?」
「あぁ、美味しいものが食べたい。」
その言葉を国王は数秒間何を言ったのか理解出来ず、理解した時には......
「え?え?」と謎の「え?」を連呼していた。
「国王様!!私めに提案がございます!!」
グリードはここ場の空気を変えようと提案を申し出る。
「え?ん?あぁ、はい、どうぞ」
国王の口調は相変わらず壊れている。
「食事の提供の条件として、学校に通わせては如何でしょう?そうすれば女性との交流も増え、あるいはこの国に滞在して頂くことも......」
「そ、それだぁぁぁああああ!!」
国王は玉座から立ち上がり、グリードを指さして叫ぶ。
その声に兵士がノックするが、国王が「あ、ごめん、大丈夫」と言って戻らさせた。
「えっと......俺は学校行くのか?」
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