努力で最強になった少年は迷宮で愛に狂う。

足将軍

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第二章

再開

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◆◇◆◇◆クロノス王国・王立魔導学園校門前◆◇◆◇◆

「......行くのめんどくせぇ......」

俺は今、王立魔導学園高等部二年生として新しい制服を着て......いない。
見た目は胸に紋章がある白いブレザーだが、実際はこうだ。

【ヒールブラッド王立魔導学園制服(上着)】
【レア度・8】
【熟練Lv.1】
【性能】
【防御1020】
【魔法守備1200】
【耐久5000/5000】
【付加スキル】
【健康維持】
【血属性付加】
【魔法守備増加・超特大】
【自然治癒・超特大】
【移動速度増加・超特大】
【防御増加・超特大】
【血の自動防壁・超特大】
【血液補助・超特大】
【状態異常自然治癒・超特大】
【魔力補助・小】
【体温調節・小】

あのね、俺は悪くないよ?
錬金術で制服似せてに合成したら、こうなっただけだよ?
ほら、制服内側が俺の愛着してたヒールブラッドレザーダークコートの血に黒い絵の具を垂らした感じの色になってるだけだからさ!!

大丈夫......だよな?

ちなみに魔剣ですが、収納石の指輪入れております。
そういえば昨日さ、収納石の指輪を俺が寝てる間に奪おうとした国王の家臣がいたんだけどさ。
触れた後に食中毒で死んだんだよ。
この収納石の指輪はたしか羊の胃袋と合成したからその副作用かもしれないな。
俺は治癒の付加スキルを持ったコートを着てたから平気だったのかもしれない。
間違って触れられると面倒なので、指輪をはめてある左手に黒いグローブをはめる。

とりあえず、手提げのカバンを持って校門を通ろうとする。

それとこの学校い俺が迷宮攻略者だと知る人間はいない。
なぜかって?それは知られたらつまらないからだ。
ここは平民、貴族、その他にも色んな種族がいる。
今は平民のため、自己紹介でも平民と名乗るつもりだ。
その中で、どんな奴がいるか迷宮攻略者だと知られると分からないのだ。
迷宮攻略者と結婚すれば国王の財産の三分の一が貰えるらしいので、媚を売るヤツが絶対にいるだろう。

それじゃあソイツの本質が見えなくなる。
そんなつまらない事は俺はしない。
なので国王に頼んでそうしてもらった。
俺は転入生という事で入る。

今はちょうど春で今日が入学式、そこら中で緊張している一年がいるのだ。
なので時期的には転入生が来てもおかしくない。

たったったったっ

「ん?走る音が聞こえたか?」

ギューーーーー

「............」

ギューーーーー

「気のせいだ......何かに抱きつかれる幻想を見ているんだ......」

......チラッ

後ろを見ると白銀も髪をした女の子がいた。
俺に背中に抱き着いて顔を埋めている。

「............」

ギューーーーー

「だれ?」

ギューーーーー

「誰だよ......」

いい加減面倒くさくなった俺は腹に回されてる女の子の手を掴み、引きはがす。

「ほぇ?確かに男はこうされると喜ぶと聞いたんじゃが......間違っておったかの?」

「誰だよそれ言った奴......」

少女は一言で言えば美少女だ。
しかしこの口調......どこかで聞いた気が......

「......あ、いや、そんな訳ないか......」

俺の考えてる姿をみて女の子は小柄な体で背伸びしながら俺の耳元で囁いた。

「ワシじゃよ、ムーンホワイトの名を渡された古龍じゃ」

「......なっ!!」

やはりこいつだったのか......しかしこんな少女の姿じゃないし、こいつは確かに殺したはずだ......

「死ぬ間際に転生する術をかけたんじゃよ、お主も古代魔術を持ってるなら納得出来るじゃろ?」

確かに古代魔術にはそんな術があった......
古代魔術を得たのは地下五十階層にあった謎の石版を触れた時だ。
迷宮主のコイツならありえる......
けれど何故少女なのか分からんが......

「しかも、転生したのはお主に倒される十七年前じゃ。どうじゃ?」

するとムーンホワイトはその場で一回りし、ミニスカートがはためく姿を見せた。

「あぁ、転生とは驚いたよ」

「この制服姿の事を言っておるんじゃ!!」

俺の言葉にムーンホワイトは少し怒っている。

「えぇ......じゃあ......そうだな......似合ってるよ......とか?」

俺はとりあえず感想を言うとムーンホワイトは子供みたいに喜んだ。
その無邪気さはまさに乙女と言えよう。

「お前、その十七年で何が変わったんだよ......龍の時はもうちょい威厳あった気がするんだが......」

俺は先日倒した龍の時のムーンホワイトを思い出す。

「龍ではなく、今はアルフィンの名を貰っておるのじゃ」

「そ、そうか......じゃあアルフィン、改めてよろしく」

「ちなみにしたの名前はダークだったかの?」

俺はその言葉に差し出した手を一瞬止める。

「ダーク......?」

「ん?あぁ、なんでも大貴族らしいぞよ、一年前に養子としていれられての」

......コイツには罪はない......あのゴミとは違う......
俺はそう思い、アルフィンと握手を交わす。

「さぁ!!さっそく入学式にいくのじゃ!!ワシは今年から高等部二年生じゃ!!クラスはBと言われた気がするがテインはどこじゃ?」

絶対に一緒のクラスになると面倒ごとに巻き込まれる.....
俺はB以外である事を祈り、クラスが書いてある生徒手帳を開く。

「.........Bか......」

俺の学園生活はどうなるんだ......
アルフィンに迷宮攻略者だとバラされないように脅迫しとくか......
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