3 / 8
2.名を削がれた神
しおりを挟む
アイスら騎士達の案内で、俺はとある場所にやってきた。
いや。とある場所……という表現は適切ではないのだろう。
極論、案内なんて必要なかった。
護衛された俺は、自分が育った養護施設に戻ってきたのだ。
「院長先生」
「開陽かい……ダンジョンに連れて行かれたと聞いて、無事で、本当によかった!」
深夜にも関わらず院長は玄関先で俺の帰りを待っていた。
涙を流すまで心配していたのは申し訳ないし。嬉しそうな顔を見るとこちらの緊張も和らぐが。
これでも、俺を含め十人以上も育てる肝っ玉母ちゃん。
雷に打たれても傷一つ負わなそうな身で抱き締めると、心臓が飛び出しそうになる。
「感動的な再会……っ。目に沁みます!」
「隊長、ハンカチを」
後ろでアイスが鼻をすするのが聞こえた。
今こそ護衛が最も活躍する場ですよ! 対象が死にかけているんですから。
「でも本当によかった。あなたにぜひ会ってほしい人がいるの」
腕元から解放した院長が俺についてくるよう言った。
もうみんな、部屋でぐっすり眠っているらしい。各部屋から漏れる寝息は一段と疲れているようだった。
こう言ってしまうと悪いが。俺の帰りをずっと案じてくれてのことだと思えば、なんだか嬉しくなった。
ほかの子達を起こさないよう院長室に行くと。
「やあ。はじめまして、開陽君」
スーツを着た……少年?
いや違う。
窓からの月明かりに照らし出される顔には、なんと鱗が生えていた。
手も鱗に覆われ、爪も俺や院長のそれより鋭く光っている。
そして、耳だ。
尖り鱗とは別に滑らかな毛が生え、どういう原理か風もないのに月光を浴びながら揺れていた。
「さて。まずは自己紹介といこう。とはいえ君にどう説明したものか。まあ、端的に言って」
「ボクは人じゃない。いわゆる竜人……君が会った女神と、同種の生き物に当たる」
窓からの月明かりに竜人の姿が映し出される。
確かに、彼の毛の生えた耳と、鰭の付いた太い帯も尾に見えた。尻尾を持つあの糞女狐と特徴で近しいものを感じる。
けれど、女神と遭った時に感じた禍々しさは感じなかった。
「ボクは……、あいにくと今は訳あって名前がなくてね。今は『削銘』と名乗らせてもらっている」
俺に対して謝罪をしたいと言うような苦笑だった。
「開陽君は自分の状況、というか、なにに巻き込まれているか、把握しているかい……?」
「ええ、まあだいたい。俺が……異世界を救う勇者に選ばれて、女神に命を、狙われている」
自分で言っていて恥ずかしい!!
「こんな見た目で、君の前に大勢でやってきて信じてくれないかもしれないけど。ボクは、開陽君のように女神に魅入られてしまった子ども達を保護する活動をこの世界で行っているんだ」
「実はね……開陽に私が薦めたの、彼が運営する学園だったの」
ちょっと待って。
この削銘という人(神様?)の言葉を継いで、言ったのが、院長……なら。
「この養護施設も、勇者の資質を持つ子どもを引き取って育てるための、場所だったのか」
院長によれば、事故や病気、虐待とかで身寄りがなくなった子どもを探しては。
いずれ異世界の女神に目を付けられる素質を具えた子を探し出しては、保護していたらしい。
といってもこれは、あくまで可能性の話で。
俺にその兆候が本格的に顕れ出したのは、精神に深い傷を負った数ヶ月前のこと。
「言えなかった。どんなきっかけで力に目覚め出すか、私にもわからないから。先生失格ね」
まるで、辛い境遇から立ち直ろうとしたところ。
そこに付け込むように削銘の学園を紹介したと院長は俺に、手を突いてまで謝ろうとした。
「頭上げてよ。いや確かに、正直まだびっくりしているけどさ」
こっちが手を貸さないと立ち上がれなくなるほど。
悪いことはなにもしていないし、むしろ。
「謝りたかったのは、こっちの方だよ」
院長や、通いにやってくるここの人達が、施設の子達を愛している人だというのはよくわかっている。
俺のような不出来な子より、ほかの子達はその何倍も。
俺は、親不孝、兄弟不幸なやつだ。
自分の悪い境遇ばかりを呪い、心配されていることにも気が付いておきながら。
謝る勇気さえ、自分が謝られるまで持てなかった。
「開陽なら、必ず立ち直ってくれるって、私も、みんなも信じていた。何年も見てきたんだから」
頭を撫でられた。この歳になって。
「なんだか熱いね」
「そっそう!? 女神になんかされたのかな!?」
「ああそれと! 削銘さん、だっけ。あなたもありがとうございました」
「……おや。君に感謝されるようなこと、やった覚えがないのだけれど」
「俺をダンジョンまで助けに来てくれたのに?」
削銘は少し、むずかしい顔で言った。
「ボクの推測が正しければ、君はあれに一度騙され、神という存在に不信感しか抱いてないとばかり思ったけど」
それもそうだ。
死んだと騙した後、モンスターの跋扈する異空間に落とされた。
「だからこそ。全部が嘘でも、俺に『お前は死んだ』とは言わないし」
ちらりと一瞬、アイスを見た。
「モンスターだけ斬るなんて、すごい剣捌きだった」
「なるほど。……お手柄だったねアイス?」
「ふぇッ! わ、私ですか……!?」
功労者と讃えられることにまったく想定がなかったアイス。
それが見れて削銘はすっかり毒気を抜かれたようだった。
「でも、開陽君にこれだけは言っておこう。ボクの学園では、勉強やクラスメイトとの交流以前に、大事にしていることがある」
「君にはこれから、君に宿った勇者の力を、すべて失くしてもらう」
「勇者の、力……?」
「力が失えば女神も君に興味を失くすからね。ボクはこれを、最善の策として君にこうして提案しにきたというわけだ」
それがどういう方法かは知らない。知ったところで俺にできることなんて、ないのかもしれない。
かもしれないことだらけだ。『確かなこと』はまだ一つもはっきりしていなかった。
異世界の勇者なんて面倒な才能、失くす手助けをしてくれるなら願ってもない。
「選択の権利は、開陽君……君だけのものだ。遠慮せず、今の気持ちを率直に答えてくれるのが、ボクらは一番嬉しい」
いや。とある場所……という表現は適切ではないのだろう。
極論、案内なんて必要なかった。
護衛された俺は、自分が育った養護施設に戻ってきたのだ。
「院長先生」
「開陽かい……ダンジョンに連れて行かれたと聞いて、無事で、本当によかった!」
深夜にも関わらず院長は玄関先で俺の帰りを待っていた。
涙を流すまで心配していたのは申し訳ないし。嬉しそうな顔を見るとこちらの緊張も和らぐが。
これでも、俺を含め十人以上も育てる肝っ玉母ちゃん。
雷に打たれても傷一つ負わなそうな身で抱き締めると、心臓が飛び出しそうになる。
「感動的な再会……っ。目に沁みます!」
「隊長、ハンカチを」
後ろでアイスが鼻をすするのが聞こえた。
今こそ護衛が最も活躍する場ですよ! 対象が死にかけているんですから。
「でも本当によかった。あなたにぜひ会ってほしい人がいるの」
腕元から解放した院長が俺についてくるよう言った。
もうみんな、部屋でぐっすり眠っているらしい。各部屋から漏れる寝息は一段と疲れているようだった。
こう言ってしまうと悪いが。俺の帰りをずっと案じてくれてのことだと思えば、なんだか嬉しくなった。
ほかの子達を起こさないよう院長室に行くと。
「やあ。はじめまして、開陽君」
スーツを着た……少年?
いや違う。
窓からの月明かりに照らし出される顔には、なんと鱗が生えていた。
手も鱗に覆われ、爪も俺や院長のそれより鋭く光っている。
そして、耳だ。
尖り鱗とは別に滑らかな毛が生え、どういう原理か風もないのに月光を浴びながら揺れていた。
「さて。まずは自己紹介といこう。とはいえ君にどう説明したものか。まあ、端的に言って」
「ボクは人じゃない。いわゆる竜人……君が会った女神と、同種の生き物に当たる」
窓からの月明かりに竜人の姿が映し出される。
確かに、彼の毛の生えた耳と、鰭の付いた太い帯も尾に見えた。尻尾を持つあの糞女狐と特徴で近しいものを感じる。
けれど、女神と遭った時に感じた禍々しさは感じなかった。
「ボクは……、あいにくと今は訳あって名前がなくてね。今は『削銘』と名乗らせてもらっている」
俺に対して謝罪をしたいと言うような苦笑だった。
「開陽君は自分の状況、というか、なにに巻き込まれているか、把握しているかい……?」
「ええ、まあだいたい。俺が……異世界を救う勇者に選ばれて、女神に命を、狙われている」
自分で言っていて恥ずかしい!!
「こんな見た目で、君の前に大勢でやってきて信じてくれないかもしれないけど。ボクは、開陽君のように女神に魅入られてしまった子ども達を保護する活動をこの世界で行っているんだ」
「実はね……開陽に私が薦めたの、彼が運営する学園だったの」
ちょっと待って。
この削銘という人(神様?)の言葉を継いで、言ったのが、院長……なら。
「この養護施設も、勇者の資質を持つ子どもを引き取って育てるための、場所だったのか」
院長によれば、事故や病気、虐待とかで身寄りがなくなった子どもを探しては。
いずれ異世界の女神に目を付けられる素質を具えた子を探し出しては、保護していたらしい。
といってもこれは、あくまで可能性の話で。
俺にその兆候が本格的に顕れ出したのは、精神に深い傷を負った数ヶ月前のこと。
「言えなかった。どんなきっかけで力に目覚め出すか、私にもわからないから。先生失格ね」
まるで、辛い境遇から立ち直ろうとしたところ。
そこに付け込むように削銘の学園を紹介したと院長は俺に、手を突いてまで謝ろうとした。
「頭上げてよ。いや確かに、正直まだびっくりしているけどさ」
こっちが手を貸さないと立ち上がれなくなるほど。
悪いことはなにもしていないし、むしろ。
「謝りたかったのは、こっちの方だよ」
院長や、通いにやってくるここの人達が、施設の子達を愛している人だというのはよくわかっている。
俺のような不出来な子より、ほかの子達はその何倍も。
俺は、親不孝、兄弟不幸なやつだ。
自分の悪い境遇ばかりを呪い、心配されていることにも気が付いておきながら。
謝る勇気さえ、自分が謝られるまで持てなかった。
「開陽なら、必ず立ち直ってくれるって、私も、みんなも信じていた。何年も見てきたんだから」
頭を撫でられた。この歳になって。
「なんだか熱いね」
「そっそう!? 女神になんかされたのかな!?」
「ああそれと! 削銘さん、だっけ。あなたもありがとうございました」
「……おや。君に感謝されるようなこと、やった覚えがないのだけれど」
「俺をダンジョンまで助けに来てくれたのに?」
削銘は少し、むずかしい顔で言った。
「ボクの推測が正しければ、君はあれに一度騙され、神という存在に不信感しか抱いてないとばかり思ったけど」
それもそうだ。
死んだと騙した後、モンスターの跋扈する異空間に落とされた。
「だからこそ。全部が嘘でも、俺に『お前は死んだ』とは言わないし」
ちらりと一瞬、アイスを見た。
「モンスターだけ斬るなんて、すごい剣捌きだった」
「なるほど。……お手柄だったねアイス?」
「ふぇッ! わ、私ですか……!?」
功労者と讃えられることにまったく想定がなかったアイス。
それが見れて削銘はすっかり毒気を抜かれたようだった。
「でも、開陽君にこれだけは言っておこう。ボクの学園では、勉強やクラスメイトとの交流以前に、大事にしていることがある」
「君にはこれから、君に宿った勇者の力を、すべて失くしてもらう」
「勇者の、力……?」
「力が失えば女神も君に興味を失くすからね。ボクはこれを、最善の策として君にこうして提案しにきたというわけだ」
それがどういう方法かは知らない。知ったところで俺にできることなんて、ないのかもしれない。
かもしれないことだらけだ。『確かなこと』はまだ一つもはっきりしていなかった。
異世界の勇者なんて面倒な才能、失くす手助けをしてくれるなら願ってもない。
「選択の権利は、開陽君……君だけのものだ。遠慮せず、今の気持ちを率直に答えてくれるのが、ボクらは一番嬉しい」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる