非モテ男は轢いてもOK! ~トラックを避けた先にあったのは、リア充ハーレム状態の学園生活…そして俺を異世界に転生させたいクソ女神の殺人計画~
告白に失敗し、この世に一切の未練がなくなった虎孔開陽(とらくかいひ)は高校生からひきニートに大胆なジョブチェンジを図るも、世間の目が怖くて結局真っ当に生きようとする。再出発をはじめようとしていた彼を…女神の遣いたる四輪駆動は轢き飛ばす。『目覚めよ勇者、汝…異世界を救うチカラに目覚めた英雄なり』。神々しい光に包まれた女神の囁きに導かれ、トラックに無惨に、無慈悲に轢き殺された開陽は勇者として世界を救う運命を背負う。どうせ生きていたって、元の世界にいたらなにも背負うことのない背中だった。世のため人のため、そして美しく慈悲深い女神様のために、これからはせいぜい女子にフラれた記憶を含む元の世界の記憶を残しチートとは無縁の役立たずの知識で存分に戦って、戦って、使い道がなく有り余っていた命を燃やし尽くしてもらおう。……と、すべては女神の計画どおりになるはずだった。開陽は…俺は、トラックを間一髪で回避した。だが避けたところで俺は日常を選べない。転校、護衛付きの学園生活――もう一人の神様に守られながら、本当の再出発がはじまった。女神は今日も今日とて俺の命を狙ってくる。ダンジョンに閉じ込め、魔物を送り込む。神の戦士たる護衛の女騎士は剣の達人、剣を常に握っておかないと頭から転んでしまう。女神の送り込んでくる強力な魔物に耳を貸してはならない…少女の姿で俺を騙し、俺の『奥さん』を名乗りほかの女がいると包丁をふり回すから。ああ、女神様…こんな俺の命を何度も何度も何度だって狙う親愛なるゲロカス麗しい女神様! これからの我が青春に、安らぎとは無縁のストレスを。そして願わくば――クソみたいなお前のクソな殺害計画なんて失敗しちまえバァああああああカ!!!!
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