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混戦模様
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国防軍基地
大佐「まだ見つからんのか!35号は!!」
ルーク「さっぱりです。仲間がいたとしか考えられません。」
「犬神からの報告は?」
「ありません、どこをほっつき歩いてるんだか~」
「仕方ない…今、本国にいる手駒は?」
「ライダーマスク レオンハルト、獣士 ベアークレーン、ムーン戦隊 フリゴレス。
あたりですかね」
「全員に招集をかけろ!」
「へいへい。了解しました。しかし、そこまでする必要あるんですかい?」
「あの物体、オリハルコンは、休眠状態にありながら凄まじいエネルギー波を放出している。起動し、コントロールできれば我々に不可能はなくなる。」
「ほお…」
「鍵は35号が握っている。」
どこかの倉庫
「それで?まさかこの3人であの基地からオリハルコンを奪還するつもりなの?」
「3人では無理だ。だが、策は講じてある。」
「奪ったら廃棄するんだな!」
「ああ、日本海溝に沈める。あんな未来はまっぴらだからな。」
「わかった。協力する。」
「そうか助かる。」
「俺のハイスピードじゃ、心もとないけど…」
「策は講じてあると言ったろ?」
不敵に笑うタラク「おい!」
扉から現れたのは…
「犬神!?」身構える練太郎。
「その呼び名はやめてくれ。角田ってんだ。」
「まさか?」
「仲間の一人だ。」
「オリハルコンの回収がすんだら、俺をもとの人間に戻す約束なんだ」
「あのタイミングで助けに行けた理由がわかったろ?」
「それでも…まだ圧倒的に不利だよな…」
「心配するな。精鋭部隊を借りることにした。」
「???」
「だが、少々時間がかかる。練太郎はそれまでたっぷり休養して英気を養ってくれ。教科書で詳しく歴史を学ぶといい。気分のいいもんじゃないがな。」
「俺は戻って探りをいれる。」
出て行く2人。
1人残った練太郎。
タラクの話に頭が混乱したまま…
『くううう~、なんなんだよ…。全部嘘って…未来、汚染…。』
「わけわかんねえよー!!!!!」
二階テラスの物陰から練太郎の様子をうかがっているメグ。その頬には一滴の涙が・・・。
都内C国領事館 地下
質素な部屋 壁一面にモニター。一つある机を挟んで二人の男が向かい合って座っている。
1人は初老でスーツ姿。でっぷり太り、目つきは粘着系。
方や、身長180、引き締まった体躯、全身黒ずくめ。短髪。意外にも優しい顔立ちをしている。
「遠路はるばる、ようこそ日本へ。D。」
「最重要任務と、うかがってまいりました。長官。」
「挨拶は無用かね。まあ、いい。まさにその通りだ。これを。」
ファイルを渡す。
「今回のミッションのメンバーだ。」
「これは、精鋭揃いですね。」
「国家の未来がかかっているといっても過言ではない。」
「そこまでの任務だとは…、で?何をするのですか?」
タブレット画面をDにむける
「ターゲットは日本国防軍第二基地。あるものを奪取するのが任務だ。」
「国防軍基地?戦争を始めるんですか?」
「あるものの奪取と言っておる。」
「我国の関与が発覚することがあってはならない。」
「了解いたしました。徹底します。」
「気を付けたまえよ。君と同じような能力者がいると噂されとる施設だからな。」
「はい」
どこかの倉庫
ジャブ、ストレート、キック。汗を滴らせながらトレーニングに励む練太郎。
右目もすでに復活している。全身に力が漲る。
「練太郎。動きがあったぞ。」
「タラク。いよいよか?」
「そのようだ。」
気づけば1ヶ月が過ぎていた。
「何をしたのかそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」
「ああ。C国に常温核融合炉の設計図を送ったんだ。」
「えええええ!」
「もちろんそれには、あの基地にあるオリハルコンが必要だと付け加えてな。さらに兵器への転用の可能性も示唆しといた。」
「・・・動きってのは?」
「C国がオリハルコン強奪の手はずを整え、近々実行に移すようだ。」
「うそだろ?日本国内で…?」
「設計図の信憑性を審査するのに3カ月、オリハルコンの未知のエネルギー波を特定するのに2か月かかると踏んでたんだが、思いのほか早かったな。」
「そ、そんなことしたら戦争になっちゃわないのか~!?」
「さあな、とにかく基地は大混乱に陥るだろう。その間隙を縫ってオリハルコンを奪還する!」
「すげえ作戦だな…」
「これ、複製しといた。」
「お、俺のバトルスーツ!」
「さすがに赤は目立つんで黒だがな。ついでにわずかに残ってたオリハルコンを練りこんである。性能はかなり上がってるはずだ。」
「犬、角田さんは?」
「ギリギリまで正体は隠しておいてもらう、切り札だからな。」
「いつだ?」
「明後日の夜中」
「わかった。」
「今日は早めに休んどいてくれ。」
タラクと入れ違いにメグがはいってくる。
「はい、お茶。」
「ありがとう」
「こっちの世界は食べ物がおいしくて、好き。」
「そう、なんだ。」
「明後日?」
「そうみたいだ…。」
「また、戦闘になるのね。」
「うん」
「練太郎。あなたに死んでほしくない…」
「メグ…」そっと寄り添う二人。
大佐「まだ見つからんのか!35号は!!」
ルーク「さっぱりです。仲間がいたとしか考えられません。」
「犬神からの報告は?」
「ありません、どこをほっつき歩いてるんだか~」
「仕方ない…今、本国にいる手駒は?」
「ライダーマスク レオンハルト、獣士 ベアークレーン、ムーン戦隊 フリゴレス。
あたりですかね」
「全員に招集をかけろ!」
「へいへい。了解しました。しかし、そこまでする必要あるんですかい?」
「あの物体、オリハルコンは、休眠状態にありながら凄まじいエネルギー波を放出している。起動し、コントロールできれば我々に不可能はなくなる。」
「ほお…」
「鍵は35号が握っている。」
どこかの倉庫
「それで?まさかこの3人であの基地からオリハルコンを奪還するつもりなの?」
「3人では無理だ。だが、策は講じてある。」
「奪ったら廃棄するんだな!」
「ああ、日本海溝に沈める。あんな未来はまっぴらだからな。」
「わかった。協力する。」
「そうか助かる。」
「俺のハイスピードじゃ、心もとないけど…」
「策は講じてあると言ったろ?」
不敵に笑うタラク「おい!」
扉から現れたのは…
「犬神!?」身構える練太郎。
「その呼び名はやめてくれ。角田ってんだ。」
「まさか?」
「仲間の一人だ。」
「オリハルコンの回収がすんだら、俺をもとの人間に戻す約束なんだ」
「あのタイミングで助けに行けた理由がわかったろ?」
「それでも…まだ圧倒的に不利だよな…」
「心配するな。精鋭部隊を借りることにした。」
「???」
「だが、少々時間がかかる。練太郎はそれまでたっぷり休養して英気を養ってくれ。教科書で詳しく歴史を学ぶといい。気分のいいもんじゃないがな。」
「俺は戻って探りをいれる。」
出て行く2人。
1人残った練太郎。
タラクの話に頭が混乱したまま…
『くううう~、なんなんだよ…。全部嘘って…未来、汚染…。』
「わけわかんねえよー!!!!!」
二階テラスの物陰から練太郎の様子をうかがっているメグ。その頬には一滴の涙が・・・。
都内C国領事館 地下
質素な部屋 壁一面にモニター。一つある机を挟んで二人の男が向かい合って座っている。
1人は初老でスーツ姿。でっぷり太り、目つきは粘着系。
方や、身長180、引き締まった体躯、全身黒ずくめ。短髪。意外にも優しい顔立ちをしている。
「遠路はるばる、ようこそ日本へ。D。」
「最重要任務と、うかがってまいりました。長官。」
「挨拶は無用かね。まあ、いい。まさにその通りだ。これを。」
ファイルを渡す。
「今回のミッションのメンバーだ。」
「これは、精鋭揃いですね。」
「国家の未来がかかっているといっても過言ではない。」
「そこまでの任務だとは…、で?何をするのですか?」
タブレット画面をDにむける
「ターゲットは日本国防軍第二基地。あるものを奪取するのが任務だ。」
「国防軍基地?戦争を始めるんですか?」
「あるものの奪取と言っておる。」
「我国の関与が発覚することがあってはならない。」
「了解いたしました。徹底します。」
「気を付けたまえよ。君と同じような能力者がいると噂されとる施設だからな。」
「はい」
どこかの倉庫
ジャブ、ストレート、キック。汗を滴らせながらトレーニングに励む練太郎。
右目もすでに復活している。全身に力が漲る。
「練太郎。動きがあったぞ。」
「タラク。いよいよか?」
「そのようだ。」
気づけば1ヶ月が過ぎていた。
「何をしたのかそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」
「ああ。C国に常温核融合炉の設計図を送ったんだ。」
「えええええ!」
「もちろんそれには、あの基地にあるオリハルコンが必要だと付け加えてな。さらに兵器への転用の可能性も示唆しといた。」
「・・・動きってのは?」
「C国がオリハルコン強奪の手はずを整え、近々実行に移すようだ。」
「うそだろ?日本国内で…?」
「設計図の信憑性を審査するのに3カ月、オリハルコンの未知のエネルギー波を特定するのに2か月かかると踏んでたんだが、思いのほか早かったな。」
「そ、そんなことしたら戦争になっちゃわないのか~!?」
「さあな、とにかく基地は大混乱に陥るだろう。その間隙を縫ってオリハルコンを奪還する!」
「すげえ作戦だな…」
「これ、複製しといた。」
「お、俺のバトルスーツ!」
「さすがに赤は目立つんで黒だがな。ついでにわずかに残ってたオリハルコンを練りこんである。性能はかなり上がってるはずだ。」
「犬、角田さんは?」
「ギリギリまで正体は隠しておいてもらう、切り札だからな。」
「いつだ?」
「明後日の夜中」
「わかった。」
「今日は早めに休んどいてくれ。」
タラクと入れ違いにメグがはいってくる。
「はい、お茶。」
「ありがとう」
「こっちの世界は食べ物がおいしくて、好き。」
「そう、なんだ。」
「明後日?」
「そうみたいだ…。」
「また、戦闘になるのね。」
「うん」
「練太郎。あなたに死んでほしくない…」
「メグ…」そっと寄り添う二人。
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