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第二章 魔法の世界
聖女の鉄鋌
しおりを挟む歴史の始まる以前。
七人の魔女が世界を支配していた暗黒時代。
この世界には六つの大陸と、空中に聳える大都市マーヤが存在した。
そこでは、それぞれに広大な領地を抱える邪悪な魔女たちが、お互いを憎しみ合い、決して手を結ぶ事なく勢力争いに明け暮れていた。
およそ五百三十年前まで、世界は混沌の闇に包まれていた。
七人の魔女が現れる前の世界がどうなっていたのか、知る〈ヒト〉はいない。文献も伝承も残っていない。
伝説の勇者アノン・ベンジャミン・ルシフルが四人の仲間と共に、七人の魔女を撃退する物語から、この魔法の世界アスラルカの歴史は始まりの鐘を鳴らした。
それは七人の魔女から救われた〈ヒト〉の歴史。
クラウディウス・プリニウスはある疑念を抱いていた。
アノン・ベンジャミン・ルシフルが最初に撃退した魔女は、勇者の生まれ故郷であると言われている、今は無き西方の大陸ガザを支配していた色欲の魔女だった。
そこから色欲の魔女は、アンナ・ジャコフスカヤが二百年前に突如としてこの世に現れるまで、歴史から姿を消すこととなった。
他の魔女の撃退後は、新たに誕生する魔女の封印に関する文献がしっかりと残っている。だが、色欲の魔女にはそれが無い。文献が消失したのか、或いは魔女を取り逃した為か。アスラルカの歴史上、色欲の魔女が封印されたことは一度も無いとされていた。
それが、勇者アノン唯一の失敗だと語られてきた。
ありえるのだろうか?
識者たちは疑問に思った。
魔女の一人を取り逃したまま、歴史が続くことなどありえるのだろうか?
実際、色欲の魔女アンナ・ジャコフスカヤは数十年前〈ヒト〉の世を破滅の一歩手前にまで追い込んだのだった。
もしや……?
クラウディウスは考えた。
勇者アノンの四人の仲間。
‘’聖女フィアラ‘’
‘’氷の王アリス‘’
‘’不死のエメリヒ‘’
‘’嘆きのレオン‘’
四聖剣の一振り‘’聖女フィアラ‘’は色欲の魔女アンナ・ジャコフスカヤだったのではないか、と。
ソフィアはハイロジョウの肉に齧り付きながら、アリシアとクラウディウスを睨み付けた。瞳は妖艶なルビーに変わっている。
取り敢えず鳥の解体を手伝えよと、アリシアを外に連れ出した春人は、ソフィアの存在を完全に忘れていた。
突然の〈ヒト〉の登場に怒り狂ったソフィアは、春人が反応する間もなくアリシアの頭に解体用のナタを振り下ろした。
何処から現れたのか、クラウディウスが振り下ろされるそれを止めなければ、アリシアの体は真っ二つになっていただろう。
春人はその場面を想像してゾッとした。
アリスに取り押さえられたソフィアは、その後の春人とアリスの説得でなんとか自分を抑えていたのだった。
「いやあ、これは絶品です。こんなに美味い料理は生まれて初めてかも知れない。ソフィアさん、貴方の狩りの腕前と包丁さばきに心より感謝致します」
クラウディウスはハンカチを取り出して目頭を押さえた。
アリシアも美味い美味いと肉を頬張った。
あまりにもアリシアが痩せていた為、春人は少し心配していたが、食欲はあるようで安心する。
「いや、ソフィア、マジで美味いぜこの鶏肉。今度狩り手伝わせてくれよ?」
「……ふん、かまわん」
ソフィアはほんの少し頬を緩めた。
広いテーブルに並べられた大量の肉や野菜のスープは無くなる気配が無かった。
まぁ、最後はコイツが片付けちまうか……。
春人は小さな口をもぐもぐと動かし続けるアリスを横目で見た。
「それでハルトくん、学院に戻る気はないのですか?」
クラウディウスはハンカチで口元を拭くと、春人の微笑みかけた。
「はあ? ……いや、無理でしょ。戻ったら投獄されるよ、俺?」
「なーに、私は資産家で権力者だ。美味しい夕食をご馳走になったお礼に、私の金と権力で君の無罪を勝ち取って差し上げよう」
「いや、あんたさぁ……」
春人は豪快に笑うクラウディウスを呆れたような表情で見つめた。
もしもコイツが詐欺師なら、俺より数段上だろうな。
「そうだよナツ……ハルト! 学院に戻ろうよ! 私も一緒に行ってあげるから!」
アリシアは目を輝かせる。
「ちょっと待て貴様ら! ハルトは絶対に〈ヒト〉の世になど行かせんぞ! この子はここに住むのだ!」
この子って……。
春人は早く大人に戻してもらおうかなと、アリスの方を見た。アリスは関心がないかのようにスープを啜っている。
「でも、ソフィアさん、ハルトはまだ子供です。学院に通わないと……」
「黙れ小娘! 邪悪な〈ヒト〉の学院などに通えば純粋なハルトは汚れてしまう! 絶対に許さん!」
「でも……」
「うるさい! 貴様ら飯を食ったらとっとと帰れ! 二度とハルトに近づくな!」
「い、いや! ハルトは私と一緒に学院に行くの!」
「なんだと、貴様ー!」
ソフィアとアリシアがテーブルを挟んで睨み合った。
おいおい、乱闘が起きても俺じゃ止められねーぞ……。
春人はすがるようにアリスを見た。アリスは鳥の軟骨をポリポリ齧っている。
「まあまあ、お嬢様方。ハルトくんが学校に行く行かないは取り敢えず置いておきましょう。それよりハルトくん、ソフィアさん、それにアリス殿はもうご存知かと」
「……なんだよ?」
やっと本題か。
春人はテーブルに肘をついた。
クラウディウスというこの油断ならない男が〈ヒト〉の敵であるらしい魔女の自分に友好目的で近づくからには、何か面倒な理由があるのだろう、と春人は考えている。
クラウディウスは、うほんと咳払いをした。
「おっと、その前に聞きたい事が……。ハルトくんはいったい何処からやって来ましたか?」
「はあ?」
「出生です。この世界では無いのでしょう?」
クラウディウスは切れ長の目を細めて人懐っこい笑みを浮かべた。人を騙して生きてきた春人には、それが不気味なものに見える。
「……それを聞いてどうすんの?」
春人はクラウディウスを睨み付けた。
「いえいえ、どうか警戒なさらず、単に興味本位です。金持ちの道楽程度に考えて下さって結構です」
この野郎、俺が昔から貧乏人だって決めつけてやがる。まぁ、合ってるが……。
春人はクラウディウスの瀟洒な身なりと、それなりの地位を持つであろう自信に満ち溢れた目を見て、ため息をついた。
「そうだが……。お前は帰り方とか知ってるの?」
「申し訳ないですが、それは私には分かりません」
「なんの話をしているんだ?」
ソフィアが眉を顰めた。
「ああ、ちょっと記憶が戻ってきたんだ。俺はこの世界の〈ヒト〉じゃねーのかも」
「当たり前だ。ハルトは邪悪な〈ヒト〉などでは無い」
ソフィアはニコッと笑った。今度はアリシアが眉を顰める。
春人は、記憶がないと嘘をついたことでソフィアが怒り出すのが怖かった。だが、その心配は無さそうで安心する。
「ハルトくん、帰り方は分かりませんが、君がこの世界で快適に暮らしていけることは保証出来るかも知れませんよ?」
「はは、無理だろ。俺は既に〈ヒト〉を殺してる」
「それは戦場でのお話です。実際、アレは我々〈ヒト〉の過ちでした。戦場で指揮を取っていた男は裁判に掛けられ、もうじき処刑されます」
「そんな事で償えるか!」
春人は怒鳴り声をあげて立ち上がった。
あの虐殺の件は申し訳ありませんでした、とでも言うように淡々とした口調で事実を語るクラウディウスに耐えがたい怒りを感じたのだ。ドス黒い感情に視界が狭まっていく。全身が震えて今にも意識を失いそうになる。だが、春人は踏みとどまった。代わりに溢れ出る涙。
「ハ、ハルト、ごめんなさい! 本当にごめんなさい!」
アリシアも泣き始めた。何度も何度も頭を下げて謝る。
「……素晴らしい」
クラウディウスは笑った。春人はゾッとして冷静になる。クラウディウスの瞳はあまりにも冷たかった。
「ハルトくん、素晴らしいよ。君は憤怒の呪いをコントロールしている。信じられない、本当に素晴らしい。君はこちらに来る前も感情のコントロールが上手かったのではないか?」
「……さあな」
「ハルトくん、本題に入ろう。君は七つの呪いを知っているかね?」
「憤怒の呪いとかの事だろ?」
「そうだ。君の他にあと六つ呪いが存在する」
六つねぇ。
それがどうしたのだと、春人はスープをお椀に掬った。他の呪いの事など興味がなかった。
「それらは皆、君の世界から来た人達だ。興味が湧かないか?」
「別に」
春人はスープを啜った。
「ふむ、そうか、君は感情のコントロールが上手いのではなく、元々、感情が希薄なのかも知れないな。まあ、それはいい。それよりも大事なことだが、現在、七つの呪いのうち三つの行方が分からなくなっているんだ」
「へぇ」
「正確には、色欲の魔女の居場所は分かっている訳だから二つなのだが、その二つが今後の我々の生活、そして君たちの生活をも脅かす事になるかも知れないんだ」
憤怒に色欲ねぇ、人の持つ七つの罪って奴か?
春人は何処かで聞いた七つの大罪とやらを思い出した。
何処の世界の人間もやっぱ罪深いんだな。いや、俺らの世界から来るんだったか。
「……つーか、そんなのとっとと捕まえりゃいいんじゃねーの?」
「それが出来ればとっくにやっている。ただ、非常に難しい。魔女の力は強力で、更に呪いのせいで会話もままならないだろう」
「そうか?」
春人は自分の手を見つめた。クラウディウスは微笑む。
「君は例外だ。というより、私は呪いの中でも、色欲と憤怒の呪いは効果が薄いのではないかと見ている。ずっと怒ってる〈ヒト〉や、ずっと発情してる〈ヒト〉なんていないだろ?」
「……なら色欲の魔女とやらに頼め。俺は手伝わんぞ?」
コイツは俺たちの手を借りたいってわけか。
春人はやっとクラウディウスがここに来た理由が分かった。
「色欲の魔女は、アンナ・ジャコフスカヤと言うんだが、彼女が〈ヒト〉に手を貸す事は望めないだろう。我々とは敵対してるからね」
クラウディウスは何かを聞きたそうに、ちらりとアリスの方を見た。
「強欲と怠惰、この二つの呪いを迅速に処理しなければならない。さもなくばこの世界は滅ぶだろう。なあハルトくん、君の今後の安定した生活の為に少し我々に手を貸してはくれないか?」
「迅速に処理ね……。その二つの呪いとやらは、要は俺の世界の人間と言う訳だろ? よくもまぁ、そんな頼み方が出来たな」
「別に君は気にしないと踏んだわけだが、呪いも発動してないようだしね。なあ、ハルトくん、君は合理的に物事を考えられる〈ヒト〉のはずだ。我々を手伝わなければ、この世界が滅ぶか、我々を敵に回すかのどちらかだよ。ならば我々と友好関係を築いて、世界を守り、安定した生活を営めるようになった方がいいだろう?」
「……色欲の魔女とやらは捕らえなくていいのか?」
その質問が協力への肯定だと捉えたクラウディウスは、満面の笑みを浮かべた。しかし、瞳の奥の暗い影は消えない。
コイツは俺を信用してないし、俺もコイツは信用しない。表面的な友好関係でいいだろう。
春人も笑みを返した。
「色欲の魔女は捕らえないというより、捕らえられない。アレはソフィアという海を越えた大陸で多種族と連盟を結んで引きこもっているんだ」
「いいのかよ、それ?」
「よくはない。あの連盟は、彼らはルーア連邦共和国と名乗っているのだが、強大な力を持っている。だが、それは奴らの総力が強力なのであって、色欲の魔女本人の力が強いというわけではない。だから取り敢えずは放っておいて大丈夫だろう」
クラウディウスは自分でそう言いながらも、何か釈然としないのか眉を顰めた。そして、もう一度アリスの方を見る。
「へぇ、連盟ね。その色欲の魔女の呪いってので多種族をまとめ上げたって事か? 色欲っていうからには、さぞ魅力的な女なんだろうな……」
春人はニヤリと笑った。傍観していたアリシアとソフィアは春人を睨む。
「はは、確かにアンナ・ジャコフスカヤは魅力的な女性には違いない。だが、色欲の呪いとはまた別の話だ。色欲の呪いは自分以外の他人を愛する事で発動する。そうでしょう、アリス殿?」
アリスは無言で口を動かし続ける。
ほんとよく食べるなコイツ、と呆れた春人は肩の力を抜いた。
「じゃあ、その魔女が他人を愛してたらやべーじゃねーか」
「それは大丈夫だろう。あの冷徹な魔女は、恐らく他人を愛することを知らない。私の知る限りでは……」
アンナ・ジャコフスカヤは戦争中でも仲間を愛する事がなかった。
色欲の呪いが発動したという文献はこの世に存在しない。アンナは他人を愛せない女なのだろう。
だが、クラウディウスは胸にシコリのようなものを感じていた。
もしも聖女フィアラがアンナ・ジャコフスカヤならば、勇者アノンへの愛の為に大陸を二つ沈めた‘’聖女の鉄槌‘’の伝説が、現代に再び起こり得るかもしれない。
クラウディウスは何とか聖女フィアラの事を聞き出せはしないかと、元四聖剣のアリスをじっと見つめた。
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