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第一部第一章
4 いじめの前兆
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怖い。
──怖い。
胸の奥で、同じ言葉が何度も繰り返される。
自分は何もしていない。
それなのに。
教室中の視線が、まるで罪人を見るようにルナリアへ向けられていた。
耐えきれず、ルナリアは教室の入口から一歩後退る。
その瞬間。
ドンッ
背中が誰かにぶつかった。
「何をしている」
低い声が頭上から降る。
ルナリアははっとして振り返り、顔を上げた。
そこに立っていたのは──
ディオンだった。
氷の貴公子と呼ばれる青少年は、冷たい眼差しでルナリアを見下ろしている。
「ディオン様! おはようございます!」
アメリーが明るい声で挨拶した。
だが。
「……入らないのか」
ディオンはその挨拶を無視したまま、ルナリアに問いかけた。
その言葉に、教室の空気がわずかに揺れる。
しかし、ディオンの視線がアメリーへ向いた瞬間、彼はわずかに眉を寄せた。
「……怪我?」
「あ、これは大丈夫です」
アメリーは慌てて手を振る。
「私の不注意で、昨日ルナリア様とお話している時に階段から落ちちゃっただけですから」
──堂々とした嘘だった。
本人を目の前にして、アメリーは平然と言ってのけた。
ルナリアの胸が強く締め付けられる。
だが、ルナリアは何も言わなかった。
いや──言えなかった。
次の瞬間。
彼女は踵を返し、その場から走り去っていた。
弁明したところで、誰も信じてくれないだろう。
それは、もう分かっていた。
けれど。
(ディオン様は……知らなかった)
ゲームのシナリオでは、階段から落ちたアメリーを最初に見つけるのは、パトリス殿下とディオンだった。
だが。
先ほどの様子からして、ディオンはアメリーの怪我を知らなかった。
つまり。
まだ、あの事件の場面を見ていない。
(彼なら……)
ふと、そんな期待が胸をよぎる。
だが、すぐにその考えを打ち消した。
(……いや。期待するな)
ディオンもまた、すでにアメリーに攻略されている可能性がある。
ゲームでは、攻略対象の一人なのだから。
気付けば。
ルナリアの周囲には、もう誰もいなかった。
いつも一緒にいた取り巻きの令嬢たちも、今では一人も近寄らない。
「……ふふっ……自業自得よね……」
小さく笑う。
それは笑顔というより、ほとんど自嘲だった。
その日、ルナリアは誰とも話すことなく──
そのまま寮へと帰った。
◇
学園を無断で休み続けることは出来ない。
ルナリアは翌日から、重い体を引きずるようにして登校した。
案の定だった。
廊下を歩くだけで、生徒たちの視線が突き刺さる。
冷たい視線。
ひそひそと交わされる囁き。
ルナリアは気付かないふりをして歩いた。
だが、孤立は日を追うごとに深まっていく。
気が付けば、一人で過ごす時間ばかりが増えていた。
今では、誰一人としてルナリアと言葉を交わしてくれる者はいない。
その代わり──
アメリーの周囲には、以前よりも多くの女生徒が集まっていた。
きらきらとした笑顔を向ける者。
取り入るように話しかける者。
理由は分かっている。
パトリス殿下。
そして、彼の周囲にいる高貴な令息たち。
その面々を味方につけたことで、アメリーを敵に回してはいけないと、生徒たちも学習したのだろう。
「……またか」
ルナリアは小さく呟いた。
貴族の令嬢令息が集まるこの学園でも、いじめは起こる。
身分の低い者は、権力のある者に媚びへつらう。
だが、それだけではない。
人が集まれば──集団心理というものが生まれる。
その中では、誰がやったかなど分からない。
たとえ侯爵家の令嬢であるルナリアであっても、標的になり得る。
「靴隠しなんて……下等なことをよく思いついたものだと、褒めて差し上げたいくらいだわ」
嫌味を零しながら、ルナリアは校舎内を歩き回る。
探しているのは、自分の靴だ。
前世は庶民だった。
こういう嫌がらせで靴を隠す場所など、大体見当がつく。
──ゴミ箱。
ルナリアは躊躇うことなく、廊下に置かれた大きなゴミ箱の蓋を開けた。
中をかき回す。
制服が汚れることなど、気にしない。
通り過ぎる生徒たちは、その様子を見て嘲笑した。
くすくすと笑う声。
侮蔑を含んだ視線。
だが、ルナリアはそれらをすべて無視した。
「まったく……どこのゴミ箱に捨てたのよ……」
玄関付近にはなかった。
教室も一通り回ってみたが見つからない。
となると──。
「あと探していないのは……焼却炉の方ね」
だが、焼却炉は校舎裏にある。
つまり外へ出なければならない。
「はあ……仕方ないわ」
ルナリアは小さく溜め息をついた。
上履きを手持ち袋に入れ、靴下のまま外へ出る。
「いっ……」
足裏に小石が食い込んだ。
思わず顔をしかめる。
普段なら決してこんな真似はしない。だが今は背に腹は代えられない。
焼却炉までは、あと少しだ。
そして。
「あ、あった……あったわ!」
焼却炉の中を覗き込み、ルナリアは安堵の声を上げた。
二足揃って靴が入っている。
燃やされていなかったことに、胸を撫で下ろす。
「よかった……」
これで、ようやく帰れる。
ルナリアは汚れた靴下を脱ぎ、靴を履こうとした。
そのときだった。
「こんなところで何をしている」
「ひぁっ……!」
突然背後から声を掛けられ、ルナリアは肩を大きく跳ね上げた。
慌てて振り返る。
そこに立っていたのは──
ディオンだった。
「な、なんだ……ディオン様か……驚かさないでよも──」
言いかけて、ルナリアの身体がぴたりと固まる。
しまった。
今のは完全に、庶民口調だった。
普段は心の中でしか使っていない言葉が、つい口から出てしまったのだ。
ルナリアは口をぱくぱくさせたまま、数秒ほど硬直する。
「……足」
「も、ももも申し訳ございません! 大変失礼いたしましたわ──!」
慌てて頭を下げる。
そして。
「あ、おい!待──」
ディオンの声を最後まで聞くことなく、ルナリアはその場から駆け出した。
全力疾走だった。
一目散に、その場から逃げ去った。
──やらかしてしまった。
ルナリアは寮の自室に戻るなり、小さく息を吐いた。
最近では話す相手などほとんどいない。
そのせいで、すっかり庶民の言葉遣いに慣れてしまっていた。
先ほどのやり取りを思い出し、ルナリアは額を押さえる。
(絶対、変な奴だと思われた……)
そう思うと、ため息が漏れた。
もう誰にどう思われようと構わない。
そう割り切ったはずだったのに。
それでも、ほんの少しだけ肩が落ちる。
だが。
この生活も、明日で終わる。
明日は──王家主催の夜会。
ゲームのシナリオでも重要な、あの夜会だ。
おそらく。
婚約破棄は、高い確率で行われるだろう。
パトリス殿下からも、夜会には一人で来るようにと告げられている。
それが何を意味するのか、考えなくても分かる。
「最後くらいは……って思ったんだけどな……」
ぽつりと呟く。
だが、そんな我儘が通るはずもない。
ルナリアはそのまま、部屋のベッドへと身を投げ出した。
柔らかな寝具が身体を受け止める。
天井をぼんやりと見つめながら、静かに息を吐いた。
これは──
これまでのツケだ。
ゲーム終盤で起こる、命に関わる悪行は一度もしていない。
だが。
それ以外の嫌がらせをしてきたのは事実だった。
だから。
自業自得なのだろう。
「平民になっても……上手くやっていければいいな……」
小さく呟く。
不安は尽きない。
それでも。
先のことを考えるうちに、まぶたが重くなっていった。
そしてルナリアは、そのまま静かに眠りに落ちた。
──怖い。
胸の奥で、同じ言葉が何度も繰り返される。
自分は何もしていない。
それなのに。
教室中の視線が、まるで罪人を見るようにルナリアへ向けられていた。
耐えきれず、ルナリアは教室の入口から一歩後退る。
その瞬間。
ドンッ
背中が誰かにぶつかった。
「何をしている」
低い声が頭上から降る。
ルナリアははっとして振り返り、顔を上げた。
そこに立っていたのは──
ディオンだった。
氷の貴公子と呼ばれる青少年は、冷たい眼差しでルナリアを見下ろしている。
「ディオン様! おはようございます!」
アメリーが明るい声で挨拶した。
だが。
「……入らないのか」
ディオンはその挨拶を無視したまま、ルナリアに問いかけた。
その言葉に、教室の空気がわずかに揺れる。
しかし、ディオンの視線がアメリーへ向いた瞬間、彼はわずかに眉を寄せた。
「……怪我?」
「あ、これは大丈夫です」
アメリーは慌てて手を振る。
「私の不注意で、昨日ルナリア様とお話している時に階段から落ちちゃっただけですから」
──堂々とした嘘だった。
本人を目の前にして、アメリーは平然と言ってのけた。
ルナリアの胸が強く締め付けられる。
だが、ルナリアは何も言わなかった。
いや──言えなかった。
次の瞬間。
彼女は踵を返し、その場から走り去っていた。
弁明したところで、誰も信じてくれないだろう。
それは、もう分かっていた。
けれど。
(ディオン様は……知らなかった)
ゲームのシナリオでは、階段から落ちたアメリーを最初に見つけるのは、パトリス殿下とディオンだった。
だが。
先ほどの様子からして、ディオンはアメリーの怪我を知らなかった。
つまり。
まだ、あの事件の場面を見ていない。
(彼なら……)
ふと、そんな期待が胸をよぎる。
だが、すぐにその考えを打ち消した。
(……いや。期待するな)
ディオンもまた、すでにアメリーに攻略されている可能性がある。
ゲームでは、攻略対象の一人なのだから。
気付けば。
ルナリアの周囲には、もう誰もいなかった。
いつも一緒にいた取り巻きの令嬢たちも、今では一人も近寄らない。
「……ふふっ……自業自得よね……」
小さく笑う。
それは笑顔というより、ほとんど自嘲だった。
その日、ルナリアは誰とも話すことなく──
そのまま寮へと帰った。
◇
学園を無断で休み続けることは出来ない。
ルナリアは翌日から、重い体を引きずるようにして登校した。
案の定だった。
廊下を歩くだけで、生徒たちの視線が突き刺さる。
冷たい視線。
ひそひそと交わされる囁き。
ルナリアは気付かないふりをして歩いた。
だが、孤立は日を追うごとに深まっていく。
気が付けば、一人で過ごす時間ばかりが増えていた。
今では、誰一人としてルナリアと言葉を交わしてくれる者はいない。
その代わり──
アメリーの周囲には、以前よりも多くの女生徒が集まっていた。
きらきらとした笑顔を向ける者。
取り入るように話しかける者。
理由は分かっている。
パトリス殿下。
そして、彼の周囲にいる高貴な令息たち。
その面々を味方につけたことで、アメリーを敵に回してはいけないと、生徒たちも学習したのだろう。
「……またか」
ルナリアは小さく呟いた。
貴族の令嬢令息が集まるこの学園でも、いじめは起こる。
身分の低い者は、権力のある者に媚びへつらう。
だが、それだけではない。
人が集まれば──集団心理というものが生まれる。
その中では、誰がやったかなど分からない。
たとえ侯爵家の令嬢であるルナリアであっても、標的になり得る。
「靴隠しなんて……下等なことをよく思いついたものだと、褒めて差し上げたいくらいだわ」
嫌味を零しながら、ルナリアは校舎内を歩き回る。
探しているのは、自分の靴だ。
前世は庶民だった。
こういう嫌がらせで靴を隠す場所など、大体見当がつく。
──ゴミ箱。
ルナリアは躊躇うことなく、廊下に置かれた大きなゴミ箱の蓋を開けた。
中をかき回す。
制服が汚れることなど、気にしない。
通り過ぎる生徒たちは、その様子を見て嘲笑した。
くすくすと笑う声。
侮蔑を含んだ視線。
だが、ルナリアはそれらをすべて無視した。
「まったく……どこのゴミ箱に捨てたのよ……」
玄関付近にはなかった。
教室も一通り回ってみたが見つからない。
となると──。
「あと探していないのは……焼却炉の方ね」
だが、焼却炉は校舎裏にある。
つまり外へ出なければならない。
「はあ……仕方ないわ」
ルナリアは小さく溜め息をついた。
上履きを手持ち袋に入れ、靴下のまま外へ出る。
「いっ……」
足裏に小石が食い込んだ。
思わず顔をしかめる。
普段なら決してこんな真似はしない。だが今は背に腹は代えられない。
焼却炉までは、あと少しだ。
そして。
「あ、あった……あったわ!」
焼却炉の中を覗き込み、ルナリアは安堵の声を上げた。
二足揃って靴が入っている。
燃やされていなかったことに、胸を撫で下ろす。
「よかった……」
これで、ようやく帰れる。
ルナリアは汚れた靴下を脱ぎ、靴を履こうとした。
そのときだった。
「こんなところで何をしている」
「ひぁっ……!」
突然背後から声を掛けられ、ルナリアは肩を大きく跳ね上げた。
慌てて振り返る。
そこに立っていたのは──
ディオンだった。
「な、なんだ……ディオン様か……驚かさないでよも──」
言いかけて、ルナリアの身体がぴたりと固まる。
しまった。
今のは完全に、庶民口調だった。
普段は心の中でしか使っていない言葉が、つい口から出てしまったのだ。
ルナリアは口をぱくぱくさせたまま、数秒ほど硬直する。
「……足」
「も、ももも申し訳ございません! 大変失礼いたしましたわ──!」
慌てて頭を下げる。
そして。
「あ、おい!待──」
ディオンの声を最後まで聞くことなく、ルナリアはその場から駆け出した。
全力疾走だった。
一目散に、その場から逃げ去った。
──やらかしてしまった。
ルナリアは寮の自室に戻るなり、小さく息を吐いた。
最近では話す相手などほとんどいない。
そのせいで、すっかり庶民の言葉遣いに慣れてしまっていた。
先ほどのやり取りを思い出し、ルナリアは額を押さえる。
(絶対、変な奴だと思われた……)
そう思うと、ため息が漏れた。
もう誰にどう思われようと構わない。
そう割り切ったはずだったのに。
それでも、ほんの少しだけ肩が落ちる。
だが。
この生活も、明日で終わる。
明日は──王家主催の夜会。
ゲームのシナリオでも重要な、あの夜会だ。
おそらく。
婚約破棄は、高い確率で行われるだろう。
パトリス殿下からも、夜会には一人で来るようにと告げられている。
それが何を意味するのか、考えなくても分かる。
「最後くらいは……って思ったんだけどな……」
ぽつりと呟く。
だが、そんな我儘が通るはずもない。
ルナリアはそのまま、部屋のベッドへと身を投げ出した。
柔らかな寝具が身体を受け止める。
天井をぼんやりと見つめながら、静かに息を吐いた。
これは──
これまでのツケだ。
ゲーム終盤で起こる、命に関わる悪行は一度もしていない。
だが。
それ以外の嫌がらせをしてきたのは事実だった。
だから。
自業自得なのだろう。
「平民になっても……上手くやっていければいいな……」
小さく呟く。
不安は尽きない。
それでも。
先のことを考えるうちに、まぶたが重くなっていった。
そしてルナリアは、そのまま静かに眠りに落ちた。
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