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第6話 体の中の小戦争①
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照りつける太陽の眩しさで目を覚ました。
「みんなは!?」
どうやらみんな砂の間に入って眠っているようだ。
実際のところ起きてるのか寝てるのかはよく分からんが、とりあえず言いつけ通りその場で待機しているようだ。
「よし、みんな起きてるか〜?起きてるなら返事をしてくれー」
「「「「「ヨウ!ヨウ!ヨウ!ヨウ!」」」」」
相変わらずうるさいがもう慣れた。
「オーケー。それでは静粛に」
「これから町を目指して歩き出す。風に飛ばされないように俺についてくるように」
「「「「「ヨウ!」」」」」
さて今度は大群を引き連れ行進だ。
気張っていこう。
現在いる場所は草木が多い。
だから少なくとも谷よりも環境的には良くなってきてるはずだ。
てことは近くにほかの生き物や町があってもおかしくはない。
ならやることは決まってる。生き物達に寄生しつつ、町を目指して進行すればいいだろう。
そうと決まればレッツラゴーだ。
ぴょんぴょんぴょん
ベチッ
ぴょんぴょんぴょん
ベチッ
おい、腕生えたのはいいけど歩くのに全く使わねぇじゃねぇか。
むしろ歩くのに邪魔なレベルだよ。人間の頃は足が生えてるから良かったよ。足が生えてれば歩く時に腕があまり揺れないし邪魔にならないから。
でも今は足なんざ生えてないからピョンピョンと跳ねて進むしかないわけ。それが仇になって顔にベチベチ腕が当たって相当うっとおしい。
これしくじったんじゃね?
取り込まない方がよかったんじゃね?
もう遅いけどこんなことを若干思っても無くも無くもない。
なるべく気にしないでいこう。
他の奴らも後ろからついてきてるみたいだし、先へ進もう。
「「「「「ヨウッヨウッヨウッ」」」」」
しばらく歩いたところで、突然後ろの方でアホ共が騒ぎ出した。
「何事だ!」
「「「ナニカイル!」」」
三馬鹿ブラザーズが声を揃えて叫んだところであたりを見回した。
見る限りはなにもいなさそうだが。
「どこにいるんだ?」
「「「アッチアッチ」」」
三バカ'sが草むらをかき分け跳ねていくと確かにそこには生物がいた。
あれは...猪?
生で見たことがないからよく分からないが顔の横に付いてる二本の角に豚鼻ぽいのもついてるし猪っぽい。
ちょっと俺の知ってる猪より凶悪そうに見えるのは気のせいだろうか。毛も若干逆立ってるような。
前の世界とは生態系が違うかもしれないし、こんな感じでもおかしくはないのか。
まあいい。
仲間増やそ仲間。
「お前ら!今からアイツの口から侵入して仲間を増やすぞ!俺についてこい」
やっぱり体の中に入るには口からだよな。
前足、背中、顔、口と少しずつ近づきながら体の中に侵入することが出来た。もちろん猪は俺らの存在に気づいてない。
総勢一万ものウイルス達が侵入しても口の中は有り余るほど広い。
そろそろ俺らの侵入に気づいてあいつらが来る頃か。
モニュモニュモニュモニュ
やっぱり大群を引き連れてやって来た。
しかし今度はやられてばっかりじゃない。なんてったってこっちも大群を引き連れてるんだからなぁ。
全面戦争と行こうじゃないか。
あれ?でも考えてみたら前回は俺が寝てる間に同胞たちが戦ってたはずだからやられてばっかりって言うのもおかしい気がしてきたぞ。
だが、そんなことはどうでもいい。
前回あんだけ俺を追いかけ回してきたんだから今度はこっちが追いかけ回す番だぜ。覚悟しろよお前ら。
ん?待てよ。
おいおいおいおい。
前に見たやつと違うぞ。
俺の知ってる色じゃない。
前の鳥の白血球は読んで字のごとく白かったけど今いる奴らは紫色っぽい。
これは白血球なのか?
それとも生き物によって違うだけか?
ただ共通している点もある。
足が遅い。
白血球と同様に足が遅いみたいだ。
その点はありがたい限りだ。
そしたらあいつらがモタモタしている間にこっちは作戦コネコネだ。
「アキ、キラ、ラキ、あいつらを取り込めるか?」
「「「ワカンナイ!」」」
分からないか。
でも、前回の鳥の時は俺はいなかったけど白血球達と戦ってたはずだ。
「お前らと初めて会った時、白いヤツがいなかったか?」
「「「イタイタ!」」」
「そいつらを取り込んだりしたか?」
「「「トリコンダ!ソシタラキエタ!」」」
前のやつは取り込めたのか。
そうすると今回も取り込める確率は結構高いはずだ。
「わかった。なら取り込めそうだったら取り込め。アキ、他の奴にもそう伝えろ」
「ハイ!」
「あっ、ちょっと待った」
「???」
相手の数はざっとこっちの半分くらいか。
前回と違って今回はこっちの方が数が多い。数では圧倒的に優位な状況だ。
それを考慮して敵を一網打尽にする作戦といえばやっぱり囲い込みだろうか。
作戦内容といえば、各自散開して敵を取り囲む。取り囲んだ後は1匹ずつ取り込んでいく。
こんな感じでいいだろう。
「よし、アキ、ついでに全員に散開してあいつらを囲むように指示してくれ。囲んだらあいつらを取り込んでいけ」
「サンカイ?」
「だ〜、クソッ!みんなであいつらを囲むように広がれって事だ。分かったか!?」
「ハイ!」
今度は伝わったみたいだな。
なら作戦開始だ!!!
「みんなは!?」
どうやらみんな砂の間に入って眠っているようだ。
実際のところ起きてるのか寝てるのかはよく分からんが、とりあえず言いつけ通りその場で待機しているようだ。
「よし、みんな起きてるか〜?起きてるなら返事をしてくれー」
「「「「「ヨウ!ヨウ!ヨウ!ヨウ!」」」」」
相変わらずうるさいがもう慣れた。
「オーケー。それでは静粛に」
「これから町を目指して歩き出す。風に飛ばされないように俺についてくるように」
「「「「「ヨウ!」」」」」
さて今度は大群を引き連れ行進だ。
気張っていこう。
現在いる場所は草木が多い。
だから少なくとも谷よりも環境的には良くなってきてるはずだ。
てことは近くにほかの生き物や町があってもおかしくはない。
ならやることは決まってる。生き物達に寄生しつつ、町を目指して進行すればいいだろう。
そうと決まればレッツラゴーだ。
ぴょんぴょんぴょん
ベチッ
ぴょんぴょんぴょん
ベチッ
おい、腕生えたのはいいけど歩くのに全く使わねぇじゃねぇか。
むしろ歩くのに邪魔なレベルだよ。人間の頃は足が生えてるから良かったよ。足が生えてれば歩く時に腕があまり揺れないし邪魔にならないから。
でも今は足なんざ生えてないからピョンピョンと跳ねて進むしかないわけ。それが仇になって顔にベチベチ腕が当たって相当うっとおしい。
これしくじったんじゃね?
取り込まない方がよかったんじゃね?
もう遅いけどこんなことを若干思っても無くも無くもない。
なるべく気にしないでいこう。
他の奴らも後ろからついてきてるみたいだし、先へ進もう。
「「「「「ヨウッヨウッヨウッ」」」」」
しばらく歩いたところで、突然後ろの方でアホ共が騒ぎ出した。
「何事だ!」
「「「ナニカイル!」」」
三馬鹿ブラザーズが声を揃えて叫んだところであたりを見回した。
見る限りはなにもいなさそうだが。
「どこにいるんだ?」
「「「アッチアッチ」」」
三バカ'sが草むらをかき分け跳ねていくと確かにそこには生物がいた。
あれは...猪?
生で見たことがないからよく分からないが顔の横に付いてる二本の角に豚鼻ぽいのもついてるし猪っぽい。
ちょっと俺の知ってる猪より凶悪そうに見えるのは気のせいだろうか。毛も若干逆立ってるような。
前の世界とは生態系が違うかもしれないし、こんな感じでもおかしくはないのか。
まあいい。
仲間増やそ仲間。
「お前ら!今からアイツの口から侵入して仲間を増やすぞ!俺についてこい」
やっぱり体の中に入るには口からだよな。
前足、背中、顔、口と少しずつ近づきながら体の中に侵入することが出来た。もちろん猪は俺らの存在に気づいてない。
総勢一万ものウイルス達が侵入しても口の中は有り余るほど広い。
そろそろ俺らの侵入に気づいてあいつらが来る頃か。
モニュモニュモニュモニュ
やっぱり大群を引き連れてやって来た。
しかし今度はやられてばっかりじゃない。なんてったってこっちも大群を引き連れてるんだからなぁ。
全面戦争と行こうじゃないか。
あれ?でも考えてみたら前回は俺が寝てる間に同胞たちが戦ってたはずだからやられてばっかりって言うのもおかしい気がしてきたぞ。
だが、そんなことはどうでもいい。
前回あんだけ俺を追いかけ回してきたんだから今度はこっちが追いかけ回す番だぜ。覚悟しろよお前ら。
ん?待てよ。
おいおいおいおい。
前に見たやつと違うぞ。
俺の知ってる色じゃない。
前の鳥の白血球は読んで字のごとく白かったけど今いる奴らは紫色っぽい。
これは白血球なのか?
それとも生き物によって違うだけか?
ただ共通している点もある。
足が遅い。
白血球と同様に足が遅いみたいだ。
その点はありがたい限りだ。
そしたらあいつらがモタモタしている間にこっちは作戦コネコネだ。
「アキ、キラ、ラキ、あいつらを取り込めるか?」
「「「ワカンナイ!」」」
分からないか。
でも、前回の鳥の時は俺はいなかったけど白血球達と戦ってたはずだ。
「お前らと初めて会った時、白いヤツがいなかったか?」
「「「イタイタ!」」」
「そいつらを取り込んだりしたか?」
「「「トリコンダ!ソシタラキエタ!」」」
前のやつは取り込めたのか。
そうすると今回も取り込める確率は結構高いはずだ。
「わかった。なら取り込めそうだったら取り込め。アキ、他の奴にもそう伝えろ」
「ハイ!」
「あっ、ちょっと待った」
「???」
相手の数はざっとこっちの半分くらいか。
前回と違って今回はこっちの方が数が多い。数では圧倒的に優位な状況だ。
それを考慮して敵を一網打尽にする作戦といえばやっぱり囲い込みだろうか。
作戦内容といえば、各自散開して敵を取り囲む。取り囲んだ後は1匹ずつ取り込んでいく。
こんな感じでいいだろう。
「よし、アキ、ついでに全員に散開してあいつらを囲むように指示してくれ。囲んだらあいつらを取り込んでいけ」
「サンカイ?」
「だ〜、クソッ!みんなであいつらを囲むように広がれって事だ。分かったか!?」
「ハイ!」
今度は伝わったみたいだな。
なら作戦開始だ!!!
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