謎の美少女芸能界事件簿

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謎の美少女芸能界事件簿 2章

最終段階

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――アメリカバーモント州 

大豪邸の広いバルコニーつきの部屋で優しい顔したエレガンスな女性が 
1人で紅茶を飲みながらチェスをして寛いでいる。 
大きな窓から明るい日差しが金色の髪の女性を照らしだすと 
一層、綺麗に光り輝いて見える。 

女性が紅茶を口に含むと使用人がノックする。 

お嬢様「入ってきても良いわよ。」 

使用人「お嬢様、お電話が入っております。」 

お嬢様「どなたから?」 

使用人「はい。セイントシティ大学の理事長からです。」 

お嬢様「そう。」 

使用人から電話を受け取ると 
お嬢様「お電話かわりましたわ。」 

理事長『セイントシティ大学の理事長でございます。』 
     『お嬢様、その節はどうもありがとうございました。』 

お嬢様「あらぁお礼なんていいんですのよ。」 

理事長『お嬢様のおかげで近くにある有名大学をつぶすことができました。』 
     『これで我が大学の入学者が増えることと思います。』 

お嬢様「もっと抵抗してくるかと思ったけど拍子抜けでしたわ。」 

理事長『いえいえ。私共もこんなに早くつぶれるとは思っておりませんでした。』 
     『ひとえにお嬢様のお力添えのおかげでございます。』 

お嬢様「あらぁそうかしら。うふふ。」 
     「そう言っていただけると大変光栄ですわ。」 

理事長『これからもどうぞよろしくお願い致します。』 

お嬢様「頭を下げなくてもいいのよ。理事長。」 

理事長『えっ!わかるんですか?』 

お嬢様「えぇ~手に取るようにわかるわ。」 

理事長『どうも大変失礼しました。』 

お嬢様「別に貴方があやまることでもないでしょ。」 
     「うふふ。それじゃあ理事長お元気で♡」 

❝プ~・プ~・プ~・❞ 

お嬢様「・・・あの大学・・・役に立たないわね。」 

受話器を使用人に渡すと紅茶を飲み干す。 

――しばらくチェスを続ける。 

使用人「お嬢様。」「日本から国際電話が入っておりますが。」 

お嬢様「日本から?」 
受話器を受け取る。 

お嬢様「はい。」 

電話の声『あっ!』『お嬢様!』 

お嬢様「ふふ。その様子だと、まだ最終段階には入ってないようね。」 

電話の声『えっ!』『どうしてそれを・・・。』 

お嬢様「それくらいわかるわ。」 

電話の声『何か・・・こちらの動きに感づいているんじゃないかと・・・。』 

お嬢様「かまわないわ。」 

電話の声『え?』 

お嬢様「そのまま進めて頂戴。」 
     「こっちの動きが解ったっていいのよ。」 
     「私の思い通りにことは進むから。ふふふ。」 

電話の声『・・し・・しかし・・・。』 

お嬢様「あらぁ私の言うことが聞けないのかしらぁ」 

電話の声『いえ・・・わかりました。』 

お嬢様「ふふふ。」「今度の電話、楽しみにしているわ。」 

プ~・プ~・プ~ 

使用人((恐ろしいお方じゃ・・・)) 

使用人に受話器を渡しながら 
「あらぁ。私ってそんなに怖いかしら。」 

使用人((ギクッ!)) 
  「いえっ!め・・めっそうもありません・・・・。」 

お嬢様「うふふ。」 

使用人「申し訳ございません!」 
深々と頭を下げる。 

お嬢様「いいのよ。それくらいのことで何もしないわ。」 
     「それより席をはずして頂戴。」 
     「1人になりたいの。」 
     「電話もしばらく取り次がなくてもいいから。」 

使用人「・・・かしこまりました。」 
冷や汗を流しながら慌てて部屋から出て行く。 

お嬢様「・・・・・。」 
大きな窓から外の風景を眺める。 

紅茶を手に取り 
お嬢様「ふふふ。楽しみだわ。ねっファルコン♡。」 

チェスの駒を動かしながら 
「チェックメイト。」 
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