オメガバースの世界にトシマ区ごと異世界転生したけど、みんなオメガなのになかなかオメガバースしない話。

みゆきんぐぅ

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賢者がひきこもりというのは嘘だと思う。

判断が鈍らないうちにトシマ区に戻りたかった。
WEB会議で全島民に言えばいいことだが、ラージャから言うのは誠意がない気がしたのだ。
しかし、例によってルボミールに止められた。
島に帰るには島の住人である人たちの送迎であっても、自分でしたいそうだ。
そうして決まったのは、3日後である。

その為、島の民にはWEB会議でラージャに戻ったことや、アストリア帝国で得た新しい情報を共有した。
観光地化に向けて、Ωのヒートによる危険性を訴える動画を公開し、ネックガードを開発中で完成したら全国民につけることを推奨することを告知した。
そこで重要になってくるのは、ネックガードの取り外しだ。
付けるのも外すにも高い魔力が必要であるが、それに利用したのは、・・・AM人工魔法である。
アストリア帝国には、不特定多数の人から魔力を抽出し植え付ける行為は違法に当たるが、魔力を結晶化し販売するとという商売があるらしい。
アストリア帝国の城の中にあった宝石もそういうものが多く、明かりをつけるものや空調やらがあるそうだ。
滞在期間中、城と図書館と研究所にしかいられなか交渉にったから、夜会でそういう話を知ることができたのは良かった。

京にはアストリアの知り合いはいないが、心強い味方がいた。スミオラ兄弟だ。
本家であるスミオリル家とは決裂状態だという事だったが、リコとニコに交渉に向かってもらった。
交渉にルボミールの名前は出さなかったため難航するかもしれないと思っていたのだが、ニコが居たことが大きかったらしい。本家には今でもΩを大切にする祖先の教えが長く息づいていたそうだ。
事情を知った本家の人々は全力をサポートしてくれるそうで、そこにリコもあたることになり、今はアステリア帝国に残り、本家の者達と共に開発中である。

ネックガードの作成は道筋があったったが、その魔法道具の行使場所が問題である。
ヒートのΩの意思など薄氷よりも薄くもろいから、本人に持たせても無意味。
病院などで外せるようにしたらよいだろうが・・・ここはまだ検討中である。

本当は・・・ネックガードを考えたハカセに作ってもらいたかったが、そんな彼はまだ目を覚まさず仕方がないことだ。
3日後の帰島に合わせて対面での会談を設定したりなど忙しく仕事をこなし、オフラインにしてイヤフォンを置いたところだった。

「もう終わりました?」

唐突に聞こえた声に心臓が止まるかと思った。
如月が異変に気付き瞬時に取り押さえようとし、ダミアンも腰に携えている剣を構えようとしたが、声の主を見てはっとした。

そこには三賢者であるコンラッドが立っていたのである。



☆☆☆

知らせたらすぐに駆け付けようとするのは分かりつつも、知らせなかったときの損害(?)を考え、京はすぐにルボミールに知らせるが、案の定こちらの部屋に来ようとするのを全力っで止めた。
そう思うのは余りのだろうか・・・?
だが、一応に頷いてくれたので今日はコンラッドへ視線を向ける。

悠然とソファーに腰を掛け、さきほどニコが出したミルクティを舌つづみを打って飲んでいる。
コンラッドは先日の司書の格好ではなく、どこかわからない国の服を着ていた。
見た目はモイスと同じく青の民だが、白銀の髪は短く切りそろえられており、その瞳は青く輝いていた。

「コンラッド様。・・・先日ぶりですね」
「えぇ。・・・これ美味しいですね」
「そうですか?・・・もう製造できないものなのですが」

その言葉に眉を顰めるコンラッド。
そんなにこの茶葉を使ったものが良いのだろうか。

「トシマ区で作っていたわけじゃないのです。
あくまでも他の地で生産されたものをトシマ区で売っており、今はトシマ区にあるだけです」
「なるほど。・・・」
「・・・ところで、賢者様は余り民の前に現れないと伺ったのですが」

三賢者の話を聞いたときはこの世界の人間と関係を持たないという人達に、会う事なんて一生無いと思っていたのだが。

「まぁそうですね。
当初は青の国の専属な様なところはありましたけど、特定の国に肩入れするのは良くないですね。
シリルやモイスに私も全員生まれが違うのはそういう理由です。
賢者の出生の国は自分の国も守護をしろというのです。
かつてのアストリアのようにね」
「・・・?」
「あぁ。私は変身して姿を変えているのです。
元々赤の大陸の人間です」

それは聞いたこともない話だった。
博識なクルトに視線を向ければ首を横に振った。
余り知られていない情報であるようだ。

「厚かましいことに自分の国もとたくさん申し出があるのでね。
・・・なので、今久しぶりに大変な勢いで通信が来ていて、シリルがぶちキレていますよ。
まぁ彼は真面目なので、賢者の仕事にで集中していますが」

その仕事をコンラッドもモイスもしないことに疑問を持ったが口に出せるわけがない。
・・・彼は3人の中で苦労性の様な気がしてきた。

「あ。守護すると言ったのはモイスだって思いました?」

にっこりと笑みを浮かべる男は、相変わらず目が笑っていない。

「彼に守護してもらってあの島が守られるならありがたい。
・・・彼には今度お詫びする」

好きなものは何だろうか。
失礼だがあの見た目は甘いものが好きそうであるから、今度両方準備して・・・と、思ったがそう言えば連絡手段がなかったのを思い出す。
確か今日はトシマ区のオーガニック(というか添加物が今殆どつくれていないのだが)のスイーツでシフォンケーキがあったはずだ。

「彼は甘いものはお好きだろうか」

そう言いながら如月に視線を送ると、手を付けていないケーキの箱を準備し始めた。

「モイスは甘いものすきですよ」
「いえ、シリル様です。・・・いや、勿論モイスのも準備しますが」
「ふーん。モイスは貴方のために色々しているのに報われないな」
「え?」
「あ。・・・このことは言っては駄目だった」

その声のトーンはとても台詞めいていた。

「・・・、・・・お気遣いは嬉しいのですが」
「そういうのは自分で言ってください。・・・それケーキは預かりますが」

そういってケーキを指さすコンラッド。
すでに2口ほど食べた彼はその味の虜になったようである。

「手土産の方はワンホールあるので3人で召し上がってください。
・・・とは言え、私はモイスと連絡手段がないのです」

ケーキをひとすくいし、口に入れる姿は少年の様だが、年齢は京よりも・・・というか、人類としては考えられないくらい生きている
ここに来るまでは大人の男性の様だったのだが。

「?・・・モイス連絡手段を知らせてないのですか?」
「特には。・・・私に魔力が無いからなのかもしれませんが」
「もしくは小細工をしこむのに忙しいのかもしれませんねぇ」

それは隠し事ではないのだろうか・・・。
京は苦笑を浮かべる。

「ありがとうございます。・・・心得て置きます」
「私はなんのことかわからないですねぇ」

ぱくぱくとフォークの手を進めるコンラッドは、この部屋に来た時の威圧感はすっかり消えていた。
今度からケーキを準備しておこうと思いつつ、京は来訪の理由を尋ねた。

「今日は、・・・なぜ?」
「モイスもシリルも何故貴方を特別視するのか気になったんですよ」

それは京が知りたいところである。
シリルが言っていた通り『運命』でケーシーを連想をさせたのかもしれない。
それを教えてくれたのは嬉しくあるが、三賢者のうちの1人がわざわざ現れたことは驚いた。

「『運命』というのがケーシー様を連想させるのでは?」
「君の前だって何人かいました。
ケーシーが死んでもその後もね」

そういってサファイアの瞳がこちらを見てくる。
まるで京をサーチするようにじっと見てくる。

「なのに何故君にだけはモイスが反応したのか。
・・・復活直後の『運命』だったとか?
夢見が悪かったのか・・・?
でも君は黒毛に黒目で違うと思うんだけど」
「・・・ケーシー様と重ねられても困ります。
私は国民に崇められるような貴族ではないすし、・・・早めに違うと証明したいですね」

だから、京に還れと言うのだろうか。
いくら考えてもわからなくて京は小さくため息をついた。

「・・・。コンラッド様はモイスの指示で動いていたのですか?」
「いいや。面白そうだったから」

京はハカセを救いに行くために動いていたわけで、少しカチンと来てしまったが表面には出さない。
だが、・・・。

「媚びてモイスに媚びるようなゴミだったら排除しようと思ったんだけどね」

その言葉に京は唖然とする。
会話として少しずれを感じていた。
それはモイスやシリルにも感じていた。
だが、このコンラッドだけはまた別の物を感じていたのだが、・・・それは敵意のようだ。

「・・・となると、私は排除されますね」

そういうと、コンラッドの視線が鋭くなる。

「これからトシマ区を守っていくために彼にはケーキ何ホール贈ればいいだろうか」
「ケーキ・・・?そんなものじゃ足りませんよ」
「・・・」
「この世界からαを亡くすのにケーキ一つなんてありえない!」

個数の問題ではないのだが、体の周りがもやもやしている気がする。
その正体が良くわからないまま京は言葉を続ける。

「そんな極端なことは望んでいません。・・・・けど大それたことかもしれません」
「はっきり言ってくれないですかねぇ」

びりびりとするような気配。
直ぐ近くにルボミールが来ている気配も感じている。
普通の思考の持ち主だったら同じに考えるだろう。

「トシマ区の皆が安全に。
そして幸せに暮らせるように。
・・・なんていう願いは大それた願いですよ」

そういうと、コンラッドはじっとこちらを見てくる。

「俺はルルの伴侶になる。だからαを撲滅なんてそんなこと考えない。
けど、島のみんなは守りたいんだ」

この世界でΩは生きづらいから。
せめて自分に助けを求めてきたΩは助けたい。

「・・・。
・・・。
・・・そんななこと、もったいぶって言ってくれないでくれないですかねぇ。
君はこの世界のΩとは違う思考の持ち主だ。
だからこの世界のΩには無理でも君なら出来る。
それこそ、我らがあがいても変えられなかった理を変えられる可能性がある」
「可能性・・・ではなく、変えたいんです」
「なかなか傲慢じゃないか」
「謙虚なんて一言も言ってませんが?」

そういうと、コンラッドはおかしそうに吹き出した。
京は自分のことを1mmも謙虚だなんて思ってない。
謙虚で良識ある人間がであるルボミールの善意に甘えたりしないだろう。
本当に謙虚な人間だったら拒否するはずだ。
だが、京は『良いのか?』と言いつつも喜んで受けていたからである。

「確かにそうだった。・・・モイスに害がなければそれでいい」
「害があることをしないとは限らないです」
「そこはしないって言っておけばいいんじゃないんですか?」

京の訴えにあきれたようにするコンラッド。

「手を上げる気はないです。ただ彼の気にそわず気分を害す可能性は0じゃない」
「・・・。なるほど馬鹿正直なのか。・・・嫌いじゃないですけど?」

そう言うとクスリと笑みを浮かべる男はスクリと立ち上がった。
帰ると言った男は、思い立ったように踵を返し京の前に立つと手のひらに赤い球を置いた。

「それ、とっても大事なもので大切に扱ってくださいね」
「は?・・・ぁ、いえ、・・・あの、」
「フフフ。・・・返却不可です。良い点はいつでも私を呼ぶことが出来るものです」
「一生使うことはなさそうなのでお返しします」

頭の中で『賢者を好きに話しかけることが出来るΩ』が瞬時に浮かび、余計返却したくなる内容で返そうとしたが受け取ってくれなかった。
賢者を好きに扱えるだなんて外部に知られたくはない。
この赤い球がこの世界でどういった意味を持つかはしらないが。

「まぁその球が壊れたら・・・そうですね。ルボミール殿下の所為となりますね」
「はい・・・?」
「貴方は
貴方を手に入れようとするαがたくさん現れるでしょう。
正直それはどうでもよかったですが、・・・事情が変わりました。
精々彼に守ってもらい、その球を大事にするんです。
賢者殺しにならないようにね」

賢者と言うのは身勝手極まり無い者なのだろうか。
勝手に来てなにか爆弾を置いていく。
京が名前を呼んでもコンラッドはほほ笑むだけで、結局その場を去ってしまった。

☆☆☆

呆然と先ほどまでいた場所を見ていると、ガチャリと扉を開いた音がしてルボミールが専用の通路を使い入室してきた。
京は困惑していると、京の手のひらの上の赤い球を見て苦い顔をした後、後ろのダンを見る。

「本物でしょう」
「・・・はぁ」

その2人の会話が余計に不安になった。
けど、捨てろとは言わなかったから、京はその球を大切に身近に置いた。




次の日朝。
枕元には緑の玉と青い球が増えていて絶句した。

「る・・・ルルっ」

昨晩のうちに教えてくれなかったからあきらめていたのだが、こうなっては話は別だ。
いつもは起こしたりはしないのだが、咄嗟に隣で寝ているルボミールを起こす。
眠気眼でハッとしているルボミールに悪いと思いつつ言葉をつづけた。

「球が・・・!青いのと緑のが増えてる・・・!」
「!?」

その言葉に覚醒したルボミールはハッとして体を起こす。
そして京の手のひらにある球を暫く凝視しして、盛大にため息をついた。

「っ・・・あの、」
「!・・・違う。キョウの所為じゃないから安心してほしい」
「でも」
「悪いのは賢者様方だ。・・・話した限り想いは違うようだが、・・・どちらかというと俺を困らせたいのだろう」
「どういう意味だ・・・?」

京が持ってルボミールを困るというのが良くわからない。
そう尋ねたが苦笑を浮かべるだけだった。

「・・・どうせなら俺のを持たせたかったが、そこまで魔力はないなからな」
「魔力が無いと、・・・この球は作れないのか」
「あぁ。・・・でも、キョウにはこれを意識しないでほしい」

京の声が残念そうに潜まれたことに苦笑をして頬を撫でながら球の方を指さす。
本当は持たせたくはないのだろうが、三賢者のものとなれば別なのだろう。
だが、欲しがっている自分にハッとした。

いつも与えてもらってばかりだ・・・

そう思うと、言葉を飲んだ。
自分の出来る範囲で・・・と、思っていたがルボミールに対してそれしかできていないのだ。

「賢者様方には申し訳ないが、・・・俺が一番に考えているのはルルだけだ」

勿論、モイスがトシマ区の後ろ盾になってくれのは助かる。
けれどそういう事ではないのだ。

俺ができなかったこと、・・・か。

それは一つしかない。
京はガーネットに輝く瞳を見つめる。
そして、喉まで出かけたが・・・京はそれ以上を言う事は無かった。
この流れで言いたいことではなかったからなのだが・・・。


あれ?・・・俺、・・・そう言えば・・・・

これまでの自分を思い直して唖然とする京だった。

┬┬┬
甘さ少な目。。。
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