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番外編
ダイエット(R15
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東吾さんと暮らし始めて早2週間。同棲するとお互いの嫌なところが見えてくるなんてよく言うけど、別段喧嘩もなく楽しく仲良く暮らしている。
そんな幸せなある日、僕は初めて起こった大問題に目を見張った。
ただ、それは東吾さんとの関係などではなく。
「太った……」
デジタル体重計に表示されているのは有り得ない数値。
しゃがんでみる。立ってみる。変わらない。
お腹の肉……つまめる。嘘だろ。
僕は貧相で産まれてこのかた太ったことなんてなくて、正直食べても太らない体質だと思っていた。
「せーた、野菜ジュース作ったけど、お風呂あがりにど……どうしたんだい?」
体重計の上で変なポーズをとっているのを見られてしまった。パンツだけは穿いていたけど、むしろ今はそれよりも恥ずべき部位が。
僕は思わず上げていた片足を下ろして、たるんだ腹を両手で覆い隠した。
お互いの裸なんて散々見てるんだから、今更だけど。
「いや、なんか……体重計、壊れてるかもって」
「ああ。せーた、太ったものね。壊れてないと思うよ」
「ふとっ……」
「でも、痩せすぎだったし、それくらいがちょうどいいんじゃないかな」
直球かよ……。現実を突きつけられてしまった。
ちょうどいいことない。おそらく2ヶ月ちょいで10キロ増だぞ。有り得ないだろ。
明らかに食べ過ぎと運動不足だ。
「ジョギングでもするかな……」
「むっちりしてて可愛いのに」
うん、痩せよう。
「あっ、ちょっ。お腹つつかないでくださいよ! もー!!」
「す、すまない。美味しそうで、つい」
「美味しそうって」
東吾さんには僕の腹が大福か何かにでも見えているのか。
「少しだけ舐めてもいいかい?」
「だ、だめです! 何言ってんですか、紳士で天使で王子様な東吾さんがそんな変態みたいな台詞を吐くなんて!」
「君こそ何を言って……」
東吾さんは一瞬呆れたような顔をしてから、僕の腹に頬を寄せた。愛しげに。
そこに入ってるのは赤ちゃんじゃなくてただの脂肪です。やめて。
「恋人のふわふわした部分を堪能したいというのは、男として本能的におかしくないと思うけれど」
そう……か。そう、なのか?
それっておっぱいへの渇望なんじゃ。東吾さん童貞だし。
「椎名を思い出すな」
「わー! 痩せます、絶対痩せます!!」
「私は少しぽっちゃりしているくらいが好きだよ?」
「今、椎名さんくらいになった僕を想像したでしょ!」
「してないよ。大体、面積が3倍くらいちが……。ああ、今は倍くらいかな?」
ちょうどいいとかぽっちゃりが好きとか言いつつ、痩せたい気持ちを煽ってくるスタイル。
東吾さんに悪気はないんだろうけど……。
「ふふ。いつも君にはからかわれてばかりだから、たまにはからかうのも楽しいね」
悪気あった。
「東吾さんんー!」
「ふふ。可愛い、せーた」
「お腹に向かって言わないでください!」
とか文句を言いつつ、僕は東吾さんのサラサラな金髪を撫でたりして、なんだかんだでいちゃいちゃしてしまう。
「まあ、体重はともかく、このお腹はやばいですよね」
「他のところは普通だし、服を着ていたらむしろまだスラッとして見えると思うよ」
だからこそ、気づくのが遅れたんだよな。ガリガリから脱出できたのは、まあ良かったけど……。
今なら筋肉もつきやすそう。あまり動かなくなる冬だったから、一気にきたんだ。
「せっかく貧相じゃなくなったし、このまま鍛えます」
「私も協力するよ」
さっきはこのままでいいと言っていたのに、急に協力的。
「やっぱり東吾さんも、デブッた僕は嫌ですか?」
「私はせーたならどんな姿でも好みだから、君の望むままに」
ちゅっとキスをされた。……腹に。
吸いつくでもなく、羽が触れるように柔らかなキスだったから……。
「っく、くすぐったい!」
「ははは、ごめんごめん」
「どうせキスするなら、もう少し下のほうが嬉しいです」
冗談で言ったのに東吾さんが上目遣いで僕を見て、唇をへその下にずらした。ボクサーパンツが邪魔して、そこから下へは脱がさなければ移動できない。焦らされて思わず腰を突き出すと、東吾さんが持っていたグラスを洗面台に置いた。
「こんなところで……脱がせたら、風邪を引いてしまうよ?」
「平気です。汗をかきそうなくらい、身体が熱いから……」
東吾さんが指先でパンツをずらした時にはもうすっかり勃ち上がって、先に染みまで作っていた。
パンツ新しいの穿いたばっかりなのに、また替えないと。
それにしても、まだ何もされてないのにコレとか。期待しすぎで恥ずかしい。ひっかかって脱がせにくそうだし。
東吾さんは窮屈そうなそれをまだ解放してくれるつもりはないらしく、布の上から舌で舐めあげた。
ちょ……っ。いつの間に、こんな、卑猥なことをするようになったんですか。
「東吾さん、もどかしいです……。直接、お願いします」
「それは少し恥ずかしいな……」
恥ずかしがってただけだった、可愛い。
東吾さんがあまりに恥ずかしがるので、僕まで恥ずかしくなってきた。よく考えなくても、凄い恥ずかしいカッコをしてるのは僕のほうだし。
中途半端な状態よりさっさとさらけ出したいけど、この状態で自ら脱ぐとチンコビンタかましちゃいそうなんだよ。東吾さんの綺麗な顔に。そんなことになったら征服欲通り越して、申し訳なくなって萎えそう。
「脱衣場だから脱ぐのが当然だし、パンツ舐めるほうがよっぽどマニアックでやらしいと思うんですが」
「そう言われてみればそうかも」
納得までが早い東吾さんは素直にパンツをおろし、出てきたそれをずっぽりとくわえてくれた。
今度は焦らしとか躊躇いはなくって、すぐ訪れた快感に腰がとけそうになる。
ちゅぷちゅぷとやらしい音が狭い脱衣場に響く。東吾さんの唇に僕のソレが出たり入ったり。熱い粘膜でしごかれるの、ほんとたまらない。
「っ……あああ、早いんですけど、もうイキそうです」
焦らされたり、いつもと違う場所に興奮したからか、射精感がすぐに押し寄せてきた。
床に膝をつくような形でやらせてるから、東吾さんにとっては早いほうがありがたいのかもしれない。でも、男として早いのは、やはり情けない。
「ん……」
東吾さんは僕のをくわえたまま緩く頷いた。
まさかこのまま飲んでくれるっていうのか。こんな場所でサカッてしゃぶらせたのに、嫌な顔ひとつしないし、むしろ積極的だし。天使すぎ。
舌を絡ませながら搾り取るように吸われて、僕は我慢できずに劣情を吐き出した。
ホントにごっくんしてくれた。しかも愛しそうな顔で、美味しいものでも飲むみたいに。絶対マズイのに。
「ちゃんと、せーたを気持ちよくできたかな?」
「はい、とても」
「よかった」
東吾さんは微笑んだあと、僕の足元に顔を寄せた。
うっかりするとモノが金髪に乗ってしまいそうで、僕は急いでパンツを引き上げる。
「せーた。減ってるよ、体重」
「えっ? あ……ほんとだ」
汗をかいた分もあるだろうし、水滴が乾いたからってこともあるだろうけど、さっきより0、2キロ減っていた。
「出した分……今度は飲む?」
東吾さんはやらしい台詞とは思えない爽やかな笑顔で。
「はい、どうぞ」
先程洗面台に避難させた野菜ジュースを僕に差し出してきた。
……今度は僕が東吾さんのモノをお口でする展開だと思ったのに。
というか、やらしい台詞でもなんでもなかった。そりゃ笑顔も爽やかになるよね。
「アリガトウゴザイマス」
僕は落ち着かない気分で差し出されたグラスを飲み干した。
「ちょっと、苦いですね」
「まずくはなかったろう?」
「はい。でも、どうせ飲むなら、僕も……」
デジタルな数字に目線を落とすと、あっさり戻っている。
「……ジョギングは明日から、で。今夜はこのままベッドで運動、してもいいですか?」
「ベッドで? 腹筋とかかな」
「腕立て伏せですかね。東吾さんを下にして」
ここまで言うと意味がようやくわかったのか、東吾さんが真っ赤になった。
「た、確かに、運動に……なりそうな、気はするね」
口実に決まってるのに、そんな大真面目に頷いちゃって。
今夜の運動は本当に体重ががっつり落ちるくらい、激しいものになりそうだ。
そんな幸せなある日、僕は初めて起こった大問題に目を見張った。
ただ、それは東吾さんとの関係などではなく。
「太った……」
デジタル体重計に表示されているのは有り得ない数値。
しゃがんでみる。立ってみる。変わらない。
お腹の肉……つまめる。嘘だろ。
僕は貧相で産まれてこのかた太ったことなんてなくて、正直食べても太らない体質だと思っていた。
「せーた、野菜ジュース作ったけど、お風呂あがりにど……どうしたんだい?」
体重計の上で変なポーズをとっているのを見られてしまった。パンツだけは穿いていたけど、むしろ今はそれよりも恥ずべき部位が。
僕は思わず上げていた片足を下ろして、たるんだ腹を両手で覆い隠した。
お互いの裸なんて散々見てるんだから、今更だけど。
「いや、なんか……体重計、壊れてるかもって」
「ああ。せーた、太ったものね。壊れてないと思うよ」
「ふとっ……」
「でも、痩せすぎだったし、それくらいがちょうどいいんじゃないかな」
直球かよ……。現実を突きつけられてしまった。
ちょうどいいことない。おそらく2ヶ月ちょいで10キロ増だぞ。有り得ないだろ。
明らかに食べ過ぎと運動不足だ。
「ジョギングでもするかな……」
「むっちりしてて可愛いのに」
うん、痩せよう。
「あっ、ちょっ。お腹つつかないでくださいよ! もー!!」
「す、すまない。美味しそうで、つい」
「美味しそうって」
東吾さんには僕の腹が大福か何かにでも見えているのか。
「少しだけ舐めてもいいかい?」
「だ、だめです! 何言ってんですか、紳士で天使で王子様な東吾さんがそんな変態みたいな台詞を吐くなんて!」
「君こそ何を言って……」
東吾さんは一瞬呆れたような顔をしてから、僕の腹に頬を寄せた。愛しげに。
そこに入ってるのは赤ちゃんじゃなくてただの脂肪です。やめて。
「恋人のふわふわした部分を堪能したいというのは、男として本能的におかしくないと思うけれど」
そう……か。そう、なのか?
それっておっぱいへの渇望なんじゃ。東吾さん童貞だし。
「椎名を思い出すな」
「わー! 痩せます、絶対痩せます!!」
「私は少しぽっちゃりしているくらいが好きだよ?」
「今、椎名さんくらいになった僕を想像したでしょ!」
「してないよ。大体、面積が3倍くらいちが……。ああ、今は倍くらいかな?」
ちょうどいいとかぽっちゃりが好きとか言いつつ、痩せたい気持ちを煽ってくるスタイル。
東吾さんに悪気はないんだろうけど……。
「ふふ。いつも君にはからかわれてばかりだから、たまにはからかうのも楽しいね」
悪気あった。
「東吾さんんー!」
「ふふ。可愛い、せーた」
「お腹に向かって言わないでください!」
とか文句を言いつつ、僕は東吾さんのサラサラな金髪を撫でたりして、なんだかんだでいちゃいちゃしてしまう。
「まあ、体重はともかく、このお腹はやばいですよね」
「他のところは普通だし、服を着ていたらむしろまだスラッとして見えると思うよ」
だからこそ、気づくのが遅れたんだよな。ガリガリから脱出できたのは、まあ良かったけど……。
今なら筋肉もつきやすそう。あまり動かなくなる冬だったから、一気にきたんだ。
「せっかく貧相じゃなくなったし、このまま鍛えます」
「私も協力するよ」
さっきはこのままでいいと言っていたのに、急に協力的。
「やっぱり東吾さんも、デブッた僕は嫌ですか?」
「私はせーたならどんな姿でも好みだから、君の望むままに」
ちゅっとキスをされた。……腹に。
吸いつくでもなく、羽が触れるように柔らかなキスだったから……。
「っく、くすぐったい!」
「ははは、ごめんごめん」
「どうせキスするなら、もう少し下のほうが嬉しいです」
冗談で言ったのに東吾さんが上目遣いで僕を見て、唇をへその下にずらした。ボクサーパンツが邪魔して、そこから下へは脱がさなければ移動できない。焦らされて思わず腰を突き出すと、東吾さんが持っていたグラスを洗面台に置いた。
「こんなところで……脱がせたら、風邪を引いてしまうよ?」
「平気です。汗をかきそうなくらい、身体が熱いから……」
東吾さんが指先でパンツをずらした時にはもうすっかり勃ち上がって、先に染みまで作っていた。
パンツ新しいの穿いたばっかりなのに、また替えないと。
それにしても、まだ何もされてないのにコレとか。期待しすぎで恥ずかしい。ひっかかって脱がせにくそうだし。
東吾さんは窮屈そうなそれをまだ解放してくれるつもりはないらしく、布の上から舌で舐めあげた。
ちょ……っ。いつの間に、こんな、卑猥なことをするようになったんですか。
「東吾さん、もどかしいです……。直接、お願いします」
「それは少し恥ずかしいな……」
恥ずかしがってただけだった、可愛い。
東吾さんがあまりに恥ずかしがるので、僕まで恥ずかしくなってきた。よく考えなくても、凄い恥ずかしいカッコをしてるのは僕のほうだし。
中途半端な状態よりさっさとさらけ出したいけど、この状態で自ら脱ぐとチンコビンタかましちゃいそうなんだよ。東吾さんの綺麗な顔に。そんなことになったら征服欲通り越して、申し訳なくなって萎えそう。
「脱衣場だから脱ぐのが当然だし、パンツ舐めるほうがよっぽどマニアックでやらしいと思うんですが」
「そう言われてみればそうかも」
納得までが早い東吾さんは素直にパンツをおろし、出てきたそれをずっぽりとくわえてくれた。
今度は焦らしとか躊躇いはなくって、すぐ訪れた快感に腰がとけそうになる。
ちゅぷちゅぷとやらしい音が狭い脱衣場に響く。東吾さんの唇に僕のソレが出たり入ったり。熱い粘膜でしごかれるの、ほんとたまらない。
「っ……あああ、早いんですけど、もうイキそうです」
焦らされたり、いつもと違う場所に興奮したからか、射精感がすぐに押し寄せてきた。
床に膝をつくような形でやらせてるから、東吾さんにとっては早いほうがありがたいのかもしれない。でも、男として早いのは、やはり情けない。
「ん……」
東吾さんは僕のをくわえたまま緩く頷いた。
まさかこのまま飲んでくれるっていうのか。こんな場所でサカッてしゃぶらせたのに、嫌な顔ひとつしないし、むしろ積極的だし。天使すぎ。
舌を絡ませながら搾り取るように吸われて、僕は我慢できずに劣情を吐き出した。
ホントにごっくんしてくれた。しかも愛しそうな顔で、美味しいものでも飲むみたいに。絶対マズイのに。
「ちゃんと、せーたを気持ちよくできたかな?」
「はい、とても」
「よかった」
東吾さんは微笑んだあと、僕の足元に顔を寄せた。
うっかりするとモノが金髪に乗ってしまいそうで、僕は急いでパンツを引き上げる。
「せーた。減ってるよ、体重」
「えっ? あ……ほんとだ」
汗をかいた分もあるだろうし、水滴が乾いたからってこともあるだろうけど、さっきより0、2キロ減っていた。
「出した分……今度は飲む?」
東吾さんはやらしい台詞とは思えない爽やかな笑顔で。
「はい、どうぞ」
先程洗面台に避難させた野菜ジュースを僕に差し出してきた。
……今度は僕が東吾さんのモノをお口でする展開だと思ったのに。
というか、やらしい台詞でもなんでもなかった。そりゃ笑顔も爽やかになるよね。
「アリガトウゴザイマス」
僕は落ち着かない気分で差し出されたグラスを飲み干した。
「ちょっと、苦いですね」
「まずくはなかったろう?」
「はい。でも、どうせ飲むなら、僕も……」
デジタルな数字に目線を落とすと、あっさり戻っている。
「……ジョギングは明日から、で。今夜はこのままベッドで運動、してもいいですか?」
「ベッドで? 腹筋とかかな」
「腕立て伏せですかね。東吾さんを下にして」
ここまで言うと意味がようやくわかったのか、東吾さんが真っ赤になった。
「た、確かに、運動に……なりそうな、気はするね」
口実に決まってるのに、そんな大真面目に頷いちゃって。
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