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エクストラステージ
ニャンポジ
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それは本当に、不意打ちだった。いつものように大学から帰って、いつものように鞄をおいて、いつものように真山くんにキスとかぎゅーとかしようかなと振り返ると、いつもと違う真山くんがいた。
「ネコ……耳? な、何してんの、真山くん」
「今日はネコの日だろ? お前こういうの、好きそうだと思って。ど?」
そう言って、ネコがじゃれるようなポーズを作ってみせる。
目眩がした。
可 愛 す ぎ て 。
思わずぎゅーっと抱きしめて、首元にスリスリして匂いを嗅いで、そのままベッドへ押し倒した。
「わーっ、ちょっ、まっ、タンマタンマ!」
「無理。可愛い。真山くん超可愛い! 大好き」
顎を舐めて、手をシャツの下に入れて平たい胸を撫でる。
ああー……。ここ摘んだら、にゃんって鳴いてくれないかな……。
「んあっ……。冬夜……やだって……」
「こんな誘うようなことしておいて、なんでヤダって言うんだよ。むしろそれ、俺を煽るため?」
「そうじゃなくてだな、おっ……お前にも、つけてほしいな、とか」
「俺!?」
「見たい。冬夜のネコ耳姿が見たい。それにオレ、どっちかっていうとネコより犬系じゃね? お前が好きで好きで、尻尾とか振って、いつでも待ってんの。なっ?」
ネコ耳をつけたままそんなふうに首傾げられて、嫌でも盛り上がってしまう。主に股間が。
これはヤバい。ヤバい。俺のツボにストライクすぎる。
「あとでつけてあげるから、今は俺のお願いきいて」
俺は真山くんがおねだりに弱いのを知っていて、首筋を舐め上げながらそう懇願した。
真山くんは身体をぶるりと震わせてから、俺の背中を抱きしめる。
「ん……」
「する時さ、語尾にニャってつけて……」
「お、お前、そんな趣味あったのかよ!」
「なかったんだけど今、開眼した。千里のせいで」
「やだ。恥ずかしい」
「自分からネコ耳つけたくせに、恥ずかしいって。本当に君は、俺をその気にさせるのが上手いね」
もうゾクゾクしてたまらない。身体全部舐めたい。舐めてほしい。
俺の愛撫に耐えながら、たまにニャッて声を漏らしてくれたらそれだけでイキそう。
「ねえ、お願い。お願い、千里ぉ……」
「う。馬鹿、そんな、可愛くおねだりしやがって……」
真山くんが俺の顔に、ちゅっちゅっとキスを落としてくる。
「にゃ……ん」
ノリノリでニャンニャン言ってくれるのも嬉しいけど、やっぱり恥ずかしがりながら言ってくれるのが一番クる。
「あー、もう。可愛い。一生可愛がりたい」
「お前興奮しすぎだって! 服が破ける、コラッ!」
「大好きー。可愛いー」
「う……うー……。も……。オレだって、大好きだ、ニャ」
どこからどう見ても男だっていうのに、この可愛さ。さすが元二次元の住人としか言えない。
「大好きな子が俺のこと大好きって言って、ネコ耳までつけて、語尾にニャッてつけてくれるとか、本当、エロゲー顔負け」
「お前ぇえ、二回戦目は絶対、ネコ耳つけてオレの上でニャンニャン鳴けよ……」
「俺がやったって可愛くないと思うけど」
「オレだってそーだよ!」
「千里は可愛いよ?」
「っ……は、早くお前のネコ耳姿見たいから、その、は、早く……」
今日は、そういう言い訳なんだ。
俺は本物の耳をぱくっと食べて舐めてから、性急に真山くんの身体をまさぐった。
可愛くニャッと喘いでくれた。可愛すぎて死んだ。
次のカップルイベントはホワイトデーかなと思っていたから、まさかのサプライズ。
あー……もう、本当、大好き……。君が望むなら、俺もいくらだってニャンニャン言ってあげる。
「ネコ……耳? な、何してんの、真山くん」
「今日はネコの日だろ? お前こういうの、好きそうだと思って。ど?」
そう言って、ネコがじゃれるようなポーズを作ってみせる。
目眩がした。
可 愛 す ぎ て 。
思わずぎゅーっと抱きしめて、首元にスリスリして匂いを嗅いで、そのままベッドへ押し倒した。
「わーっ、ちょっ、まっ、タンマタンマ!」
「無理。可愛い。真山くん超可愛い! 大好き」
顎を舐めて、手をシャツの下に入れて平たい胸を撫でる。
ああー……。ここ摘んだら、にゃんって鳴いてくれないかな……。
「んあっ……。冬夜……やだって……」
「こんな誘うようなことしておいて、なんでヤダって言うんだよ。むしろそれ、俺を煽るため?」
「そうじゃなくてだな、おっ……お前にも、つけてほしいな、とか」
「俺!?」
「見たい。冬夜のネコ耳姿が見たい。それにオレ、どっちかっていうとネコより犬系じゃね? お前が好きで好きで、尻尾とか振って、いつでも待ってんの。なっ?」
ネコ耳をつけたままそんなふうに首傾げられて、嫌でも盛り上がってしまう。主に股間が。
これはヤバい。ヤバい。俺のツボにストライクすぎる。
「あとでつけてあげるから、今は俺のお願いきいて」
俺は真山くんがおねだりに弱いのを知っていて、首筋を舐め上げながらそう懇願した。
真山くんは身体をぶるりと震わせてから、俺の背中を抱きしめる。
「ん……」
「する時さ、語尾にニャってつけて……」
「お、お前、そんな趣味あったのかよ!」
「なかったんだけど今、開眼した。千里のせいで」
「やだ。恥ずかしい」
「自分からネコ耳つけたくせに、恥ずかしいって。本当に君は、俺をその気にさせるのが上手いね」
もうゾクゾクしてたまらない。身体全部舐めたい。舐めてほしい。
俺の愛撫に耐えながら、たまにニャッて声を漏らしてくれたらそれだけでイキそう。
「ねえ、お願い。お願い、千里ぉ……」
「う。馬鹿、そんな、可愛くおねだりしやがって……」
真山くんが俺の顔に、ちゅっちゅっとキスを落としてくる。
「にゃ……ん」
ノリノリでニャンニャン言ってくれるのも嬉しいけど、やっぱり恥ずかしがりながら言ってくれるのが一番クる。
「あー、もう。可愛い。一生可愛がりたい」
「お前興奮しすぎだって! 服が破ける、コラッ!」
「大好きー。可愛いー」
「う……うー……。も……。オレだって、大好きだ、ニャ」
どこからどう見ても男だっていうのに、この可愛さ。さすが元二次元の住人としか言えない。
「大好きな子が俺のこと大好きって言って、ネコ耳までつけて、語尾にニャッてつけてくれるとか、本当、エロゲー顔負け」
「お前ぇえ、二回戦目は絶対、ネコ耳つけてオレの上でニャンニャン鳴けよ……」
「俺がやったって可愛くないと思うけど」
「オレだってそーだよ!」
「千里は可愛いよ?」
「っ……は、早くお前のネコ耳姿見たいから、その、は、早く……」
今日は、そういう言い訳なんだ。
俺は本物の耳をぱくっと食べて舐めてから、性急に真山くんの身体をまさぐった。
可愛くニャッと喘いでくれた。可愛すぎて死んだ。
次のカップルイベントはホワイトデーかなと思っていたから、まさかのサプライズ。
あー……もう、本当、大好き……。君が望むなら、俺もいくらだってニャンニャン言ってあげる。
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