恋とかできるわけがない 〜ヲタクがJC拾ってもなにもできない件

5th stage

マットプレイなんてやったことない

バスタブにお湯を溜めながら、シャワーをぬるめに出して頭から浴び、ぼくは麗奈ちゃんが入ってくるのを待った。
熱く火照ったからだが、柔らかな水の流れに包まれて、心地いい。
自分の指で、唇をなぞってみる。
この唇が、さっきまであの麗奈ちゃんのおっぱいを舐めてたなんて、まだ実感が湧かない。
それだけじゃない。
これから彼女のはだかも見れるんだ。
このお湯のなかで、麗奈ちゃんの巨乳がタプンタプンとたゆたう光景を、たっぷり眺められるんだ！
細くて小さなからだに似合わない、大きなふたつのふくらみが、歩く度に揺れて、ぼくの元にやってくる。
麗奈ちゃんはきっと恥ずかしがって、タオルで前を隠してるはずだ。それを剥ぐ瞬間が待ち遠しくてたまらない。


『ミノルくん。そんなにタオル引っ張っちゃやだぁ、麗奈、恥ずかしいよぉ』

タオルの隙間から、ピンクのチェリーみたいな麗奈ちゃんのポッチがこぼれだす。

『うふっ。ミノルくんったら、こんなにしちゃって。
そんなにして欲しかったの？
じゃあ、そこのスケベ椅子に座ってよ。麗奈のおっぱいで気持ちよくしてあげる』

バスルームに備えてある、真ん中がへこんだ椅子を指差し、麗奈ちゃんはぼくのうしろに回ると、バスソープをたっぷりとおっぱいに塗りつけ、背中に押しつけながら、股の隙間から腕を伸ばしてきて、ギンギンに硬くなったいちもつを握る。

『面白いことしてあげよっか。ミノルくん、床に仰向けに寝転んで』

そう言いながら、寝転んだぼくに跨またがった麗奈ちゃんは、からだにたっぷりとバスソープを塗りつけて、腰を前後に滑らせる様に動かしていく。

『どお？　気持ちいい？
あんっ。あそこにミノルくんのが当たって、麗奈も気持ちよくなってきたよぉ～』

次第にぼくの下半身の方にからだをずらしていった麗奈ちゃん。
彼女のあそこが、ぼくのふくらんだモノに吸いつく様に蠢うごめいていく。ぼくの乳首を両手でいじりながら、麗奈ちゃんはわずかに唇を緩め、花芯をこする様にうっとりと腰を動かしていく。
ときおり、ビクンビクンとからだが痙攣し、麗奈ちゃんの巨乳が震える。

『もう我慢できないぃ。このまま挿れちゃうぅ、、、』

そう喘ぎながら、ついに麗奈ちゃんのなかにぼくのものが、、、


そんな光景を妄想して、ぼくのあそこは大きくなったままだった。



　だけど、麗奈ちゃんはなかなか来なかった。
バスタブにも、お湯がいっぱい溜まってしまったのに。
化粧を落としたりしてるとしても、ちょっと遅過ぎる様な、、、

「麗奈ちゃん？」

じれてきたぼくは、バスルームから彼女を呼んだ。

「…」

、、、返事はない。

「麗奈ちゃん?!」

水流で聞こえなかったのかもしれない。
バスタブのお湯を止め、もう少し大きな声で呼んでみる。
だけど、彼女からの返事はやっぱりなかった。
バスタオルを腰から巻いて、ぼくはバスルームを出た。

、、、いない。

どこにも彼女の姿がない。
トイレかなと思い、ドアをノックしてみたが、応答はない。
ドアを開けてみても、もちろん彼女はそこにいなかった。

「麗奈ちゃん？」

さほど広くないホテルの部屋のなかを、ぼくはうろうろと歩き回った。

動揺が増してくる。
麗奈ちゃんはいったい、どこに行ってしまったんだ？
どこかに隠れて、ぼくをじらしてるんだろうか？

だけど、クロゼットを開け、ベッドカバーをめくっても、麗奈ちゃんを見つける事はできなかった。
そうして捜してるうちに、彼女のバッグがない事に、ぼくはようやく気がついた。
バッグだけじゃない。
昼間買ったPhotoshopや、タブレットの入った紙袋もなくなってる。

麗奈ちゃん…
もしかして、、、、、、

「帰ってしまった、、、　とか？？」

慌ててぼくはiPhoneを手に取り、彼女に電話した。

“RRRRR　RRRRR　RRR…”

コール音が続くばかりで、麗奈ちゃんは電話に出ない。少し時間をおいて、もう一度かけてみる。

“おかけになった電話は現在電源が切られているか、電波の届かない場所にいるため、かかりません”

今度は機械的な案内音声だけが、iPhoneの向こうから流れてきた。

もしかして、拒否られてる？

時間をおいて何度かかけ直す。
だけど何度やっても、彼女と電話が繋がる事はなかった。

『帰ってしまった、、、、、、orz』

どうして？

いっしょにシャワー浴びようって、言ってたのに、、、
誘ってきたのは、彼女の方なのに、、、
いったいなんなんだ、、、、、、orz

なんだかいっぺんに気が抜けちゃって、ぼくはその場にへたり込んでしまった。

つづく