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「今のが『お姫様だっこ』なのでしょうか」(性表現あり)
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抱きしめた手を顎にかけたヨシキさんは、わたしの頭を少し自分の方に向かせ、のぞきこむようにキスをした。
羽が触れるくらいの優しいキスを繰り返しながら、少しずつ濃厚になっていく。
唇を緩め、わたしはヨシキさんの舌を受け入れた。
キスをしながら、おなかのあたりに回していたヨシキさんの腕が、ゆっくりとわたしのからだを這い上がってくるのがわかる。
そのまま胸に達すると、ヨシキさんはさっきの続きをはじめた。
大きな円を描くように、ヨシキさんの手がふたつのふくらみを持ち上げ、撫でていく。
ふわふわして気持ちいい。
キラめく夜の光を真下に見ながら、わたしは宙を漂っているような錯覚さえ覚えた。
「寒くない? 部屋に入ろうか」
ヨシキさんがそう言ってくれたとき、すでにワンピースの前ははだけ、ブラもずらされて胸があらわになっていた。
いつの間に脱がされたのだろう?
こんな格好でバルコニーにいたなんて、顔から火が出そう。
恥ずかしさのあまり固まっていると、ヨシキさんは右腕をわたしのひざの裏に回し、すくい上げるようにひょいと抱え上げた。
「えっ?」
突然、本当に宙に浮かんだ感覚に、思わず声が漏れる。
そのままの格好で、ヨシキさんは部屋にわたしを抱えて戻ると、やさしくベッドに横たえた。
今のは…
お姫様だっこ?
女の子の夢を軽々と実現してくれるヨシキさんが、なんだか頼もしくて、王子様に見える。
こうなったらもう覚悟を決めて、ヨシキさんにすべてを任せよう。
この人になら、わたしのすべてを捧げられる。
後悔なんか、しない。
ベッドに横たえられたわたしは、なにをどうしていいかもわからず、ただ瞳を閉じて、ヨシキさんのなすがままにされていた。
わたしのとなりに横たわったヨシキさんは、覆いかぶさるようにして、何度も何度もキスをする。
ワンピースの袖を腕から抜いて、服を脱がしながら、指先でわたしのからだを撫で、首筋から肩、そして胸へとキスをしていく。
「は… ぁ… あっ」
からだの芯が熱くなっていき、小さな吐息が音になって漏れてしまう。
多彩で細やかなヨシキさんの指先と唇が、わたしの緊張をほぐしていき、うっとりと夢見心地にさせてくれる。
まるで熟練のミュージシャンが楽器を操るように、からだから快感の音色を奏でてくれるのが、あまりにも心地よかった。
ショーツにヨシキさんの指が伸びてくる頃には、わたしのからだはすっかり準備ができているみたいだった。
「凛子ちゃんって、すごく敏感だね」
「いや」
「だって、こんなに濡れてるよ」
「そんなこと… 言わないで下さい」
「感激だよ。こんなに気持ちよさそうな凛子ちゃんを見れて」
「恥ずかしい」
「可愛いよ」
「…や」
いたぶるような言葉とうらはらに、固く閉じられた蕾を、ヨシキさんはやさしく開いていく。
もうこのあたりから、『どうなってもいい』と、開き直っていた。
つづく
羽が触れるくらいの優しいキスを繰り返しながら、少しずつ濃厚になっていく。
唇を緩め、わたしはヨシキさんの舌を受け入れた。
キスをしながら、おなかのあたりに回していたヨシキさんの腕が、ゆっくりとわたしのからだを這い上がってくるのがわかる。
そのまま胸に達すると、ヨシキさんはさっきの続きをはじめた。
大きな円を描くように、ヨシキさんの手がふたつのふくらみを持ち上げ、撫でていく。
ふわふわして気持ちいい。
キラめく夜の光を真下に見ながら、わたしは宙を漂っているような錯覚さえ覚えた。
「寒くない? 部屋に入ろうか」
ヨシキさんがそう言ってくれたとき、すでにワンピースの前ははだけ、ブラもずらされて胸があらわになっていた。
いつの間に脱がされたのだろう?
こんな格好でバルコニーにいたなんて、顔から火が出そう。
恥ずかしさのあまり固まっていると、ヨシキさんは右腕をわたしのひざの裏に回し、すくい上げるようにひょいと抱え上げた。
「えっ?」
突然、本当に宙に浮かんだ感覚に、思わず声が漏れる。
そのままの格好で、ヨシキさんは部屋にわたしを抱えて戻ると、やさしくベッドに横たえた。
今のは…
お姫様だっこ?
女の子の夢を軽々と実現してくれるヨシキさんが、なんだか頼もしくて、王子様に見える。
こうなったらもう覚悟を決めて、ヨシキさんにすべてを任せよう。
この人になら、わたしのすべてを捧げられる。
後悔なんか、しない。
ベッドに横たえられたわたしは、なにをどうしていいかもわからず、ただ瞳を閉じて、ヨシキさんのなすがままにされていた。
わたしのとなりに横たわったヨシキさんは、覆いかぶさるようにして、何度も何度もキスをする。
ワンピースの袖を腕から抜いて、服を脱がしながら、指先でわたしのからだを撫で、首筋から肩、そして胸へとキスをしていく。
「は… ぁ… あっ」
からだの芯が熱くなっていき、小さな吐息が音になって漏れてしまう。
多彩で細やかなヨシキさんの指先と唇が、わたしの緊張をほぐしていき、うっとりと夢見心地にさせてくれる。
まるで熟練のミュージシャンが楽器を操るように、からだから快感の音色を奏でてくれるのが、あまりにも心地よかった。
ショーツにヨシキさんの指が伸びてくる頃には、わたしのからだはすっかり準備ができているみたいだった。
「凛子ちゃんって、すごく敏感だね」
「いや」
「だって、こんなに濡れてるよ」
「そんなこと… 言わないで下さい」
「感激だよ。こんなに気持ちよさそうな凛子ちゃんを見れて」
「恥ずかしい」
「可愛いよ」
「…や」
いたぶるような言葉とうらはらに、固く閉じられた蕾を、ヨシキさんはやさしく開いていく。
もうこのあたりから、『どうなってもいい』と、開き直っていた。
つづく
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