Campus91

茉莉 佳

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19 12月のダイアリー

12月のダイアリー 11月23日

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11月23日(土) 雨

今日は祝日だけど、なにもすることがない。
あんなに好きだった小説も、読む気も書く気もおこらない。
しかたないので一日中、音楽を聴いていた。
竹内まりあの『消息』が、心の傷にヒリヒリとしみてくる。

森田美湖と川島祐二の消息は、ない。
ふたりは今、つきあってるのかな?
みっこは川島君のことが好きなんだし、川島君だってみっこのことをよく思っているんだから、つきあっても当然だと思う。

でも、みっこは義理堅いところがあるから、わたしへの罪悪感もあって、川島君への想いはもう、断ち切ったかもしれない。
川島君にしたって、わたしと別れてすぐにみっことつきあうなんて、そんなことができるほど器用な人じゃないだろうし、わたしのことがあると、ふたりとも気まずいんじゃないかな?

…そんなこと、ないよね。

川島君とみっことの恋愛や友情をぶち壊したのは、わたしの方。
みっこや川島君がわたしに対して、怒りやさげずみの気持ちを持っていたって、それは当たりまえのこと。
わたしへの気持ちは、川島君ももう冷めてしまっただろうし、みっこにしても、わたしのことはもう、友だちともなんとも思っていないかもしれない。

ううん。
それどころか、憎んでいるかもしれない。

『あなたのこと、一生忘れない。一生親友でいたいから』
って言ってくれていた彼女なのに。

みっこに憎まれるなんて、たまらない!

つづく
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