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以降、二人は無言となってしまった。
彼女らの耳に聞こえる音。
それは、モニターから流れる広告の音。
そして、かすかに聞こえる両隣の歌声だけであった。
「あっ、そう言えば……これ余談だよ?本当にただの余談なんだけどさ、この隣って……。」
先に口を開いたのは、卯佐子であった。
「は、はい……。」
急にどうしたのだろう。
何か大事な話なのだろうか?
ごくり。
唾を飲む真優。
「隣、海部江さん達のグループがいるんだよね。こっちだね。」
コンコンコン。壁を叩く卯佐子。
サササッ……。
卯佐子の言葉に反応した真優。
彼女の叩いた方の壁側の席へと移動した。
そして、ピタッと壁に耳を押し当てた。
「あっ、ごめん、逆側だ。」
「……。」
無言で先ほどまで座っていた席へと戻る真優であった。
「私も人のこと言えないけど、あなたって大概だね……。」
苦笑いする卯佐子。
そうだ。
彼女に聞かなければならないのであった。
「そういえば、なんで海部江さんの後をつけてたんですか?もしかして彼女のストーカーなんですか?」
「お、おう……。凄いね、様子見も何もない単刀直入な質問だ。」
苦笑い。
「いや、そういうのは必要ないかなって思いまして……。」
「単純に興味があったんだ。」
「……それで尾行を?」
「尾行って……まぁ、いいや。だってうちの高校って別に可もなく不可もなくって感じで特別なにかあるわけじゃない。」
「自分の通う学校のことよくそこまでいえますね……。」
「茶々入れないの。それなのに急にあんな美女が入学して来たんだよ?誰だって興味持つよ。あなただってそうでしょ?」
「……。」
違う。
そんなことない。
真優は、そうは言えなかった。
「それでさ、色々調べたんだ、あの子のこと。それで、今日彼女にそれが正しいかどうか聞こうと思って。」
「……悪趣味なことしますね。」
「……でも人間ってそんなものじゃない?」
「……?」
「隠されているものを暴こうとしたり、ミステリアスな子に惹かれて近づこうとする。それで勝手に幻滅する。違う?」
「……。」
「あの子もその手の被害をかなり受けてきたみたいだね。」
「……でしょうね。海部江さん、美人だから……。」
遠くから見ていた時ののクールな印象。
そして、近くに来たことにより見えた甘えん坊な姿。
後者が本当の彼女なのだろう。
彼女らの耳に聞こえる音。
それは、モニターから流れる広告の音。
そして、かすかに聞こえる両隣の歌声だけであった。
「あっ、そう言えば……これ余談だよ?本当にただの余談なんだけどさ、この隣って……。」
先に口を開いたのは、卯佐子であった。
「は、はい……。」
急にどうしたのだろう。
何か大事な話なのだろうか?
ごくり。
唾を飲む真優。
「隣、海部江さん達のグループがいるんだよね。こっちだね。」
コンコンコン。壁を叩く卯佐子。
サササッ……。
卯佐子の言葉に反応した真優。
彼女の叩いた方の壁側の席へと移動した。
そして、ピタッと壁に耳を押し当てた。
「あっ、ごめん、逆側だ。」
「……。」
無言で先ほどまで座っていた席へと戻る真優であった。
「私も人のこと言えないけど、あなたって大概だね……。」
苦笑いする卯佐子。
そうだ。
彼女に聞かなければならないのであった。
「そういえば、なんで海部江さんの後をつけてたんですか?もしかして彼女のストーカーなんですか?」
「お、おう……。凄いね、様子見も何もない単刀直入な質問だ。」
苦笑い。
「いや、そういうのは必要ないかなって思いまして……。」
「単純に興味があったんだ。」
「……それで尾行を?」
「尾行って……まぁ、いいや。だってうちの高校って別に可もなく不可もなくって感じで特別なにかあるわけじゃない。」
「自分の通う学校のことよくそこまでいえますね……。」
「茶々入れないの。それなのに急にあんな美女が入学して来たんだよ?誰だって興味持つよ。あなただってそうでしょ?」
「……。」
違う。
そんなことない。
真優は、そうは言えなかった。
「それでさ、色々調べたんだ、あの子のこと。それで、今日彼女にそれが正しいかどうか聞こうと思って。」
「……悪趣味なことしますね。」
「……でも人間ってそんなものじゃない?」
「……?」
「隠されているものを暴こうとしたり、ミステリアスな子に惹かれて近づこうとする。それで勝手に幻滅する。違う?」
「……。」
「あの子もその手の被害をかなり受けてきたみたいだね。」
「……でしょうね。海部江さん、美人だから……。」
遠くから見ていた時ののクールな印象。
そして、近くに来たことにより見えた甘えん坊な姿。
後者が本当の彼女なのだろう。
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