蟻喜多利奈のありきたりな日常2

あさまる

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蟻喜多利奈と親戚との関係

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「もう、余計なこと言って……ほら、飲み過ぎだよ!もうお開きしなさいっ!」
呆れながら天菜が言う。

それからざわざわ、がやがやと騒がしさを見送ると、利奈は天菜とともに歩いていった。
屋内の騒々しさとは裏腹に、外は虫の鳴き声のみが耳に届くのみであった。


「楽しみだな……。」
ボソリ。
利奈が呟く。

「ふふふ、そうだね、本当に楽しみ……。」
隣を歩く天菜が賛同する。

「……。」
月明かりに照らされた天菜は、やけに綺麗に見えた。
そんな彼女に見惚れてしまう利奈。

「……利奈ちゃん、どうしたの?」
目と目が合う。
そして、天菜が口を開いた。

「んへっ!?え、あ、いや……その……。」

「ふふふ、なに?」

「そ、その……天菜ちゃん……綺麗だなーって……。」

「はえ!?」
想定外の言葉に素頓狂な声を上げる天菜。

「あっ……え、えっと……。」

「……あ、あはは、そっかそっか……。な、何か……照れるね……。」
天菜は今までの大人びた様子とは違い、年相応の少女が照れているような表情を見せた。

「……。」

「……。」

無言。
気まずくなる。
それでも歩き続ける二人。

「な、何か言ってよ……。」
恥ずかしさを誤魔化すように、天菜が再度口を開く。

「え、えっと……で、でも……羨ましいな……。私もなれるかな……なんて……。」
あはは。
苦笑いしながら利奈が言う。

このまま話題を転換していきたい。
そんなことを考えながらの言動だ。

「……なれるよ。絶対になれる。」

「え?そ、そう?」

「うん……絶対になれるよ。」

絶対など、この世にはあり得ない。
そのはずだ。
しかし、天菜はそう言ってみせた。

「……。」
やけに説得力のある言葉に次の言葉を失う利奈であった。
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