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87.初めて ※R18
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「本当に私でいいの?」
「まだ言うか」
「冷静になったらやっぱり欲情しないなって気付いちゃったのかと思ってた」
「ばかおまえ船で手ぇ出さなかった俺の鉄の理性に感謝しろ」
言いながら手慣れた動作で私の服を脱がせていく。
「慣れててムカつくわ」
ムスッとしながら言うと、ウィルが嬉しそうな笑みを深めた。
「俺はおまえが処女ですげぇ興奮する」
そんなこだわりなかったんだけどなぁと上機嫌にキスをされて、それだけであっさり嫌な気持ちが消えていく自分に笑ってしまう。
「馬鹿にしてたくせに?」
「いやぁ心底惚れた女に他の男の手垢がついてないって最高だよな」
責める口調で言っても悪びれる様子もなく、いたるところにキスを落としながら私の緊張を解いていく。
優しい手と唇で触られて、どこもかしこもじんわりと熱を持ち始めていた。
あっという間に一糸まとわぬ姿にされて、今更ながらに電気を消してもらえば良かったと後悔する。
けれどウィル自身も服を脱ぎ去った瞬間、やっぱり消さなくて良かったとすぐに意見が変わった。
何度か見たことのある裸体に、おかしいくらいに鼓動が乱れて呼吸もままならない。
「すけべ」
私が身体をじっと見ていることに気付いたのか、ウィルが悪戯っぽい顔で言う。
だけどそんなのに構わず手を伸ばしてその肌に触れた。
それを合図に深く口づけられる。
何度も角度を変えて繰り返されるそれに、頭の芯が痺れていく。
擦り合わされる舌の違和感は快感に変わり、下唇を甘噛みされてびくりと身体が跳ねた。
服を取り払って密着した身体は汗ばんで、吐息交じりの小さな声が意思に反して漏れてしまう。
「……ウィルも初めてだったら良かったのに」
あっという間に息が上がって、的確に追い上げられていくのが悔しくてそんなことを言えば、ウィルが苦笑して私の頭を撫でた。
「そらお前より長く生きてるからそれなりにはな」
私が嫉妬をすればするほどウィルは嬉しそうだ。
「そのかわり経験値活かして死ぬほど気持ちよくしてやるよ」
にっこり笑われて顔が引き攣る。
だけど触れる手はずっと優しくて、丁寧に丁寧に身体をひらかれていく。
すごく大事にされているのがわかって、少し泣きそうになった。
「前と触り方が全然違う……」
「……悪かった」
何気なく口にした言葉にウィルが渋面を作る。
「あの頃は自覚したばっかで手ぇ出すの必死で耐えてたんだよ。なのにおまえが馬鹿な事言うから理性が一瞬吹っ飛んだ」
本当に申し訳なさそうに言いながら、私の目許にそっとキスをする。
「もうあんな風にはしないと誓う」
真摯な表情で言って、ふたたび深く口づける。
何度もキスを繰り返しながら、優しい手が私の身体を溶かしていく。
不安も恐怖も少しもなかった。
気持ち一つでこんなにも感じ方が変わってしまうのかと思うと不思議だった。
時間をかけて感度の上がった身体に、ゆっくりと熱の塊が押し入ってくる。
「痛くないか」
ウィルは苦しそうに眉根を寄せて、自分だってつらいのに私の身体を気遣った。
ぽたりと鎖骨の辺りにウィルの汗が落ちる。
相当我慢しているのだろう。
「……ん、だいじょうぶ……っはぁ、」
繋がった場所からぞわぞわと快感が這い上がっていく。
初めてなのにこんなに感じてしまっていいのだろうか。
ウィルの言う通り私はすけべな女なのかもしれない。
ぐっと奥まで押し入って、圧迫感に耐えるように手を伸ばして縋りつく。
繋がっているという事実が嬉しくてたまらなかった。
「レーナ」
乱れた髪をかき上げながら、静かな声が私を呼ぶ。
「愛してる」
「……ぁッ、!」
耳元で低く囁かれて、それだけで快感の波が大きくなった。
ぎゅっと目を閉じると、ウィルに強く抱きしめられて息が詰まった。
「っ、わるい、ちょっと今危なかった」
「へ……?」
「なか、すげぇ気持ち良くて焦ったわ……」
「……ウィルもちゃんときもちいい?」
「気持ちよすぎてやべーんだって」
「うれしい……わたしもきもちいい」
「……痛くねぇなら動きてぇんだけど」
「いいよ。いっぱいしてね」
「っ、ああもう!」
「あぅっ!」
どうしてだか怒ったような声で首筋に噛みつく。
痛くはなかったけれど、代わりに別の快感を得て声が上がる。
ウィルはもう何も言わずにゆっくりと動き出した。
引き抜かれる動きにぞくぞくと肌が粟立つ。
抜ける直前で再び奥まで押し込まれて、繰り返すうちにその動きが少しずつ速くなっていった。
私にできることはなにもなく、すっかり翻弄されて、あとはもう嬌声を上げ続けることしかできなかった。
結果から言うと、多少の痛みはあったが初めてだというのに死ぬほど気持ち良かった。
これも経験値の差ということだろうか。
本当にムカつく。
「まだ言うか」
「冷静になったらやっぱり欲情しないなって気付いちゃったのかと思ってた」
「ばかおまえ船で手ぇ出さなかった俺の鉄の理性に感謝しろ」
言いながら手慣れた動作で私の服を脱がせていく。
「慣れててムカつくわ」
ムスッとしながら言うと、ウィルが嬉しそうな笑みを深めた。
「俺はおまえが処女ですげぇ興奮する」
そんなこだわりなかったんだけどなぁと上機嫌にキスをされて、それだけであっさり嫌な気持ちが消えていく自分に笑ってしまう。
「馬鹿にしてたくせに?」
「いやぁ心底惚れた女に他の男の手垢がついてないって最高だよな」
責める口調で言っても悪びれる様子もなく、いたるところにキスを落としながら私の緊張を解いていく。
優しい手と唇で触られて、どこもかしこもじんわりと熱を持ち始めていた。
あっという間に一糸まとわぬ姿にされて、今更ながらに電気を消してもらえば良かったと後悔する。
けれどウィル自身も服を脱ぎ去った瞬間、やっぱり消さなくて良かったとすぐに意見が変わった。
何度か見たことのある裸体に、おかしいくらいに鼓動が乱れて呼吸もままならない。
「すけべ」
私が身体をじっと見ていることに気付いたのか、ウィルが悪戯っぽい顔で言う。
だけどそんなのに構わず手を伸ばしてその肌に触れた。
それを合図に深く口づけられる。
何度も角度を変えて繰り返されるそれに、頭の芯が痺れていく。
擦り合わされる舌の違和感は快感に変わり、下唇を甘噛みされてびくりと身体が跳ねた。
服を取り払って密着した身体は汗ばんで、吐息交じりの小さな声が意思に反して漏れてしまう。
「……ウィルも初めてだったら良かったのに」
あっという間に息が上がって、的確に追い上げられていくのが悔しくてそんなことを言えば、ウィルが苦笑して私の頭を撫でた。
「そらお前より長く生きてるからそれなりにはな」
私が嫉妬をすればするほどウィルは嬉しそうだ。
「そのかわり経験値活かして死ぬほど気持ちよくしてやるよ」
にっこり笑われて顔が引き攣る。
だけど触れる手はずっと優しくて、丁寧に丁寧に身体をひらかれていく。
すごく大事にされているのがわかって、少し泣きそうになった。
「前と触り方が全然違う……」
「……悪かった」
何気なく口にした言葉にウィルが渋面を作る。
「あの頃は自覚したばっかで手ぇ出すの必死で耐えてたんだよ。なのにおまえが馬鹿な事言うから理性が一瞬吹っ飛んだ」
本当に申し訳なさそうに言いながら、私の目許にそっとキスをする。
「もうあんな風にはしないと誓う」
真摯な表情で言って、ふたたび深く口づける。
何度もキスを繰り返しながら、優しい手が私の身体を溶かしていく。
不安も恐怖も少しもなかった。
気持ち一つでこんなにも感じ方が変わってしまうのかと思うと不思議だった。
時間をかけて感度の上がった身体に、ゆっくりと熱の塊が押し入ってくる。
「痛くないか」
ウィルは苦しそうに眉根を寄せて、自分だってつらいのに私の身体を気遣った。
ぽたりと鎖骨の辺りにウィルの汗が落ちる。
相当我慢しているのだろう。
「……ん、だいじょうぶ……っはぁ、」
繋がった場所からぞわぞわと快感が這い上がっていく。
初めてなのにこんなに感じてしまっていいのだろうか。
ウィルの言う通り私はすけべな女なのかもしれない。
ぐっと奥まで押し入って、圧迫感に耐えるように手を伸ばして縋りつく。
繋がっているという事実が嬉しくてたまらなかった。
「レーナ」
乱れた髪をかき上げながら、静かな声が私を呼ぶ。
「愛してる」
「……ぁッ、!」
耳元で低く囁かれて、それだけで快感の波が大きくなった。
ぎゅっと目を閉じると、ウィルに強く抱きしめられて息が詰まった。
「っ、わるい、ちょっと今危なかった」
「へ……?」
「なか、すげぇ気持ち良くて焦ったわ……」
「……ウィルもちゃんときもちいい?」
「気持ちよすぎてやべーんだって」
「うれしい……わたしもきもちいい」
「……痛くねぇなら動きてぇんだけど」
「いいよ。いっぱいしてね」
「っ、ああもう!」
「あぅっ!」
どうしてだか怒ったような声で首筋に噛みつく。
痛くはなかったけれど、代わりに別の快感を得て声が上がる。
ウィルはもう何も言わずにゆっくりと動き出した。
引き抜かれる動きにぞくぞくと肌が粟立つ。
抜ける直前で再び奥まで押し込まれて、繰り返すうちにその動きが少しずつ速くなっていった。
私にできることはなにもなく、すっかり翻弄されて、あとはもう嬌声を上げ続けることしかできなかった。
結果から言うと、多少の痛みはあったが初めてだというのに死ぬほど気持ち良かった。
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本当にムカつく。
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