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初恋編【序】
乙女の祈り
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―堀井 光莉。16歳。私立志水室高校に通う女子高生。以上。
私の自己紹介は、こんなにも短く終わってしまう。
花の十代。花の女子高生。青春真っただ中。なんて聞こえの良い言葉を羅列させて飾り付けようとも、しかし私は、それらとは悲しいほどに程遠い。人より秀でた才能も無く、平々凡々を絵に描いたような、殴り描いたような私なのだ。
特に恋愛に関しては壊滅的である。興味が無い訳では無い。寧ろその逆。彼氏が欲しい。物凄く欲しい。懇願する程に欲しい。
登下校を共にし、帰りに一緒に寄り道をして、近所のカフェ等で他愛無い雑談をしながらストロベリーホイップモカフラペチーノなんかを飲みたい。飲みたいのだ。飲み干したい。
だがしかし、私は人を好きに成ったことが無いのだ。その逆も然り、人に好きに成ってもらったことも無い。恋愛経験ゼロで16歳まですくすくとぬくぬくと育ってしまった。なんと悲しきかな我が人生。
せめて、高校生活が終わる前に恋人を作りたい。まずそのためには想い人を見つけなくては…。とは思うものの、我が高校にそれを期待するのはあまりにも無謀かつ無益だ。
他人を評価出来る立場にないことは、私が一番判っている。それにしてもなのだ。この高校の男共は、駄目だ。駄目しか居ない。
男という生物には6つのタイプしかいないのだと私は思う。
【1】スポーツにしか生き甲斐を見出せない『木偶脳筋』。
【2】異性との交流に鼻息を荒くする『終末花畑』。
【3】二次元の世界に心底御執心の『汗製造機』。
【4】中途半端な悪事を働き、スリルと優越感に浸るだけの『仮非行者』。
【5】周りとの関係性を断ち、己の世界のみに溺れる『孤立無念』。
【6】全てを凌駕するほどの圧倒的存在感の無さを持つ『生死不明』。
少なくとも、私の周りに限って言えばこんな男しかいないのだ。恋愛をしたいといくらのた打ち回ろうとも、対象がいないのであれば本末転倒である。
しかし、私はしたい。恋愛を。燃えるような恋を…。
『命短し恋せよ乙女』とは、よく言ったものだと私は度々思うのだ。この命というのは寿命の事ではなく、乙女である期間の事を指すそうだ。となれば、私の命はもって後2,3年程なのだろう。
命短く恋せぬ私…。
諦めてしまえば簡単なのかもしれない。
「私は恋愛に興味が無い」と、そう言えればどれほど楽な事か。
嗚呼、神様。不躾なのは承知の上、しかし万難を排してお願いしたき事がございます。もしもこれが叶うのであれば、私に毎月支給される小遣いの3割を献上させていただく覚悟でございます。なので神様、どうか。どうか私の願いをお叶えくださいませ。
―素敵な恋人、1つ。サイドメニューは高身長と優しさのL、それと整った容姿。もちろんテイクアウトで。
私の自己紹介は、こんなにも短く終わってしまう。
花の十代。花の女子高生。青春真っただ中。なんて聞こえの良い言葉を羅列させて飾り付けようとも、しかし私は、それらとは悲しいほどに程遠い。人より秀でた才能も無く、平々凡々を絵に描いたような、殴り描いたような私なのだ。
特に恋愛に関しては壊滅的である。興味が無い訳では無い。寧ろその逆。彼氏が欲しい。物凄く欲しい。懇願する程に欲しい。
登下校を共にし、帰りに一緒に寄り道をして、近所のカフェ等で他愛無い雑談をしながらストロベリーホイップモカフラペチーノなんかを飲みたい。飲みたいのだ。飲み干したい。
だがしかし、私は人を好きに成ったことが無いのだ。その逆も然り、人に好きに成ってもらったことも無い。恋愛経験ゼロで16歳まですくすくとぬくぬくと育ってしまった。なんと悲しきかな我が人生。
せめて、高校生活が終わる前に恋人を作りたい。まずそのためには想い人を見つけなくては…。とは思うものの、我が高校にそれを期待するのはあまりにも無謀かつ無益だ。
他人を評価出来る立場にないことは、私が一番判っている。それにしてもなのだ。この高校の男共は、駄目だ。駄目しか居ない。
男という生物には6つのタイプしかいないのだと私は思う。
【1】スポーツにしか生き甲斐を見出せない『木偶脳筋』。
【2】異性との交流に鼻息を荒くする『終末花畑』。
【3】二次元の世界に心底御執心の『汗製造機』。
【4】中途半端な悪事を働き、スリルと優越感に浸るだけの『仮非行者』。
【5】周りとの関係性を断ち、己の世界のみに溺れる『孤立無念』。
【6】全てを凌駕するほどの圧倒的存在感の無さを持つ『生死不明』。
少なくとも、私の周りに限って言えばこんな男しかいないのだ。恋愛をしたいといくらのた打ち回ろうとも、対象がいないのであれば本末転倒である。
しかし、私はしたい。恋愛を。燃えるような恋を…。
『命短し恋せよ乙女』とは、よく言ったものだと私は度々思うのだ。この命というのは寿命の事ではなく、乙女である期間の事を指すそうだ。となれば、私の命はもって後2,3年程なのだろう。
命短く恋せぬ私…。
諦めてしまえば簡単なのかもしれない。
「私は恋愛に興味が無い」と、そう言えればどれほど楽な事か。
嗚呼、神様。不躾なのは承知の上、しかし万難を排してお願いしたき事がございます。もしもこれが叶うのであれば、私に毎月支給される小遣いの3割を献上させていただく覚悟でございます。なので神様、どうか。どうか私の願いをお叶えくださいませ。
―素敵な恋人、1つ。サイドメニューは高身長と優しさのL、それと整った容姿。もちろんテイクアウトで。
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