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私、生まれ変わる?
初めての異世界(?)交流
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岩が喋った
岩が喋った!!!
〈お嬢さん?〉
「あ、はい。」
いけない、驚きのあまり一瞬思考が飛んでしまった。
私が夫と称した大岩は体育座りの様な姿勢のままでこちらに視線を送っている。
〈初めまして〉
「初めまして」
挨拶を交わしたのは良いもの、どうしたものか。見つめあったまま(自分に目玉がついているのか分からないが)固まっていると、向こうから話しかけてきた。
〈お嬢さんは珍しいな。〉
「珍しい?」
〈ええ、ここの住人は自我を得ると直ぐに身体を造るものが多いからな。〉
「身体を造る?」
〈ふむ?お嬢さんには分からない感覚なのかな?〉
少し気まずく思う。
「はい…よければこの場所や住人について教えて頂いても?」
〈もちろん宜しいですとも。〉
__________
話を纏めるとこうだ。
この世界はいくつもの世界階層が重なり合ったり隣り合うようにして存在しているらしい。
(やはり地球ではなかった)
最も外側を表層とし、五つの階層から構成され、その中でも今現在私がいる場所は最も内側。深層世界と呼ばれる第五層にいることが判明した。
住人に関しては、私が吸収して遊んでいた黒いモヤ。その物質Xが自然と集まり、適度な密度、大きさになると自我が芽生え、その自我が望んだ姿の身体を造るようだ。
そのため私が珍しいと言ったのだろう。
しかし自我が芽生えるのは極わずかであり、また、住人と呼べる自我を持った存在は常にほぼ一定の数を保っているようだ。
「なるほど、いまいる住人は何名ですか?」
〈新しく生まれたお嬢さんを含めて8名だな。因みにこれ以上多くなったことはなく、6名より少なくなったことは私の知る限りはない。〉
「6以上8以下ですか。なにか理由があるんですかね?」
〈考えたこともないな。〉
他にも、世界の層はそれぞれ特徴があり、住んでいる種族も違うという。
そして深い階層で産まれたもの程あらゆる力が強い。
また、実際は見えないし交わることかないだけで同じ場所にいるのということ。
世界の層が離れていれば離れているだけ層同士の干渉ができなくなること。
しかし深層世界の住人はどの階層にも干渉できるとのことだった。
更には、ここの住人は自らのテリトリーを持っているが、世界の広さに対し住人の数が少ないため全く問題がないとのことだった。
〈さて、基本的なことは分かったか?〉
「はい!ありがとうございます。」
〈いつまでも最初の姿でいるのは不便だろうし身体を造るといいと思うのだが?〉
「そうします。でもその前に、あの…なぜ私をお嬢さんと?」
私の姿はただの黒い霧がモヤモヤしているだけだ。性別があるとは思わないだろう。
〈あぁ、それはだな。私と隣の岩を夫婦岩みたいだと言っていただろう?それで女性的な考えを持っていると思ったからだよ。〉
「あぁ~」
理解した。
_________________________
どうも氷水です。
実は主人公、最初からなぜお嬢さん呼びなのか気になっていたもよう。
岩が喋った!!!
〈お嬢さん?〉
「あ、はい。」
いけない、驚きのあまり一瞬思考が飛んでしまった。
私が夫と称した大岩は体育座りの様な姿勢のままでこちらに視線を送っている。
〈初めまして〉
「初めまして」
挨拶を交わしたのは良いもの、どうしたものか。見つめあったまま(自分に目玉がついているのか分からないが)固まっていると、向こうから話しかけてきた。
〈お嬢さんは珍しいな。〉
「珍しい?」
〈ええ、ここの住人は自我を得ると直ぐに身体を造るものが多いからな。〉
「身体を造る?」
〈ふむ?お嬢さんには分からない感覚なのかな?〉
少し気まずく思う。
「はい…よければこの場所や住人について教えて頂いても?」
〈もちろん宜しいですとも。〉
__________
話を纏めるとこうだ。
この世界はいくつもの世界階層が重なり合ったり隣り合うようにして存在しているらしい。
(やはり地球ではなかった)
最も外側を表層とし、五つの階層から構成され、その中でも今現在私がいる場所は最も内側。深層世界と呼ばれる第五層にいることが判明した。
住人に関しては、私が吸収して遊んでいた黒いモヤ。その物質Xが自然と集まり、適度な密度、大きさになると自我が芽生え、その自我が望んだ姿の身体を造るようだ。
そのため私が珍しいと言ったのだろう。
しかし自我が芽生えるのは極わずかであり、また、住人と呼べる自我を持った存在は常にほぼ一定の数を保っているようだ。
「なるほど、いまいる住人は何名ですか?」
〈新しく生まれたお嬢さんを含めて8名だな。因みにこれ以上多くなったことはなく、6名より少なくなったことは私の知る限りはない。〉
「6以上8以下ですか。なにか理由があるんですかね?」
〈考えたこともないな。〉
他にも、世界の層はそれぞれ特徴があり、住んでいる種族も違うという。
そして深い階層で産まれたもの程あらゆる力が強い。
また、実際は見えないし交わることかないだけで同じ場所にいるのということ。
世界の層が離れていれば離れているだけ層同士の干渉ができなくなること。
しかし深層世界の住人はどの階層にも干渉できるとのことだった。
更には、ここの住人は自らのテリトリーを持っているが、世界の広さに対し住人の数が少ないため全く問題がないとのことだった。
〈さて、基本的なことは分かったか?〉
「はい!ありがとうございます。」
〈いつまでも最初の姿でいるのは不便だろうし身体を造るといいと思うのだが?〉
「そうします。でもその前に、あの…なぜ私をお嬢さんと?」
私の姿はただの黒い霧がモヤモヤしているだけだ。性別があるとは思わないだろう。
〈あぁ、それはだな。私と隣の岩を夫婦岩みたいだと言っていただろう?それで女性的な考えを持っていると思ったからだよ。〉
「あぁ~」
理解した。
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どうも氷水です。
実は主人公、最初からなぜお嬢さん呼びなのか気になっていたもよう。
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