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晴れた疑い
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きっとこれは、二人の可愛らしい悪戯なんだよね?
だから、すぐにお家に帰してくれるんだよね?
そうですよね。聖さん、ここあさん。
だって、二人が魔法少女だなんて、そんな事信じられないし、あんな危険な悪魔と戦ってるなんて、そんな事ありえませんよね?
それに、こちら側とか向こう側とか何のお話しですか?
私は新米魔法少女だから、本当に何も知らないんです。
だから、せめて下着位つけていいですか?
凄く恥ずかしいんです。
「予想外ね。ここまで口を割らないなんて」
「陽菜にゃんって、意外に根性あるのかにゃ? それとも見られるの好きな変態さんなのかにゃ?」
拘束してから、数時間が経過したが、未だに陽菜は何も語らない。
語らないのではなくて、現実逃避してるから語れないのだ。
「可哀想だけど、痛めつける?」
「そうね。羞恥が駄目なら、痛めつけて身体に聞くしかないわね」
痛めつける。身体に聞く? の言葉で、陽菜は現実に戻ってきた。
「ひぃ! 話します! 全部話しますから、痛いのは」
「だって、どうする?」
ここあに聞かれた聖は、陽菜の身体を撫でながら「嘘吐いたらわかってるわよね」と陽菜の耳元で囁いた。
「嘘は言いません! 本当に自分の事正直に話しますから! だから元の優しい二人に学校での二人に戻ってください」
二人は顔を見合わせる。
「学校でのうちらって?」
「明るくて、皆んなの憧れの対象で、私の憧れの二人に戻ってください」
「戻るも何も、朝比奈さん。どっちも私達なのよ」
「そうだにゃ。どっちもうちらだし」
「違います! 二人は本当に……うぐっ! あっ、あぐぅ」
「煩いにゃ。陽菜にゃん」
ここあの拳が陽菜のお腹にめり込んでいた。
「あ、あぐぅ! ゲボッゲボッ」
「ねぇ、朝比奈さん。私達は仲間には優しいけど、敵には容赦はしないのよ。いつ命を狙われるかわからないんだから」
そう言って、聖は陽菜のお腹を摩りながら下腹部へと、女の子の部分へと指を這わせていく。
「ひ、聖さん?」
「痛いのが、嫌なら気持ちいいのは? それとも貴女の大切な処女を奪おうかしら。貴女処女よね?」
そう言う聖の瞳は本気だ。
「正直に何でも話すのよね? 嘘吐いたらわかってるわよね?」
陽菜は恐怖で、いつの間にか二人が見てるのにお漏らしをしながら、処女ですと答えていた。
「まだ経験ありませんし、私は女の子が好きです。私は本当に何も知らないんです。昨日魔法少女になったばかりで、お二人が魔法少女だなんて、思ってませんでした」
二人は陽菜は嘘を吐いてないと判断したのか、質問を続ける。
「陽菜にゃんは、どうやって魔法少女になったの? 普通はお母さんから受け継ぐんだよ。陽菜にゃんのお母さんは、魔法少女な訳?」
「違います。昨日の帰りにダークメアに襲われて」
陽菜は昨日の出来事を全て二人に、ダークメアに捕食された事。
女神様から魔法少女になるのなら、助けてあげますと言われた事。
女神様からは、何も聞いていない事を全て正直に話した。
「これが、私の知ってる全てです。ダークメアとの戦い方すら知りません」
「聖、どう思う? 本当に女神なんているの? やっぱり嘘なんじゃない? 処女奪う?」
「嘘じゃないんです! 本当に本当に女神様に助けられて!」
大粒の涙を流しながら、嘘じゃないと必死に訴える。
「難しいわね。私も女神なんて見た事ないし、でも嘘は吐いてないと思うし」
泣きながら、信じて貰えるなら何でもしますから、殺さないでと訴える陽菜を見て、二人は判断に困ってしまう。
「朝比奈さん、貴女は私達の味方かしら? それとも西側の魔法少女の味方かしら?」
「西側って何ですか? 本当に何も知らないんです」
「陽菜にゃん、魔法少女はね。うちら東側と西側に分かれて対立してるんだよ。だから、陽菜にゃんが西側なら、帰す訳には行かないし、最悪死んでもらうしかない」
どうして魔法少女同士で争うの?
敵は魔法少女じゃなくて、ダークメアなんじゃないの?
もし私が敵なら、平気で殺せるの?
こんな可愛い顔をしてるのに、魔法少女って何?
陽菜は、緊張が限界にきたのか、そのまま気絶してしまった。
気絶した陽菜を、取り敢えずお風呂場に連れて行って綺麗にする。
その間に緋が部屋を綺麗にしてくれた。
陽菜の拘束は解かずに、二人は話し合っていた。
「うちには、全くわからないし、女神とか意味不明だし、でも西側の事も知らないのも意味不明だし」
「ええ、朝比奈さんは嘘は吐いてないと思うわ。でも、女神はわからないわね」
「西側じゃないにしても、このまま帰すのは危険じゃない。新たな勢力って事も考えられるし」
「そうね。可哀想だけど、暫くは監視が必要ね」
例え陽菜が西側ではないとしても、自分達も知らない新勢力の可能性もある。
そんな陽菜を二人は簡単に、家に帰す訳にはいかなかった。
目を覚ますと、相変わらず拘束されていたが、どうやら身体は綺麗にしてくれた様で、お漏らしの臭いはない。
「あの、帰してくれますか?」
「無理にゃ」
「残念だけど、貴女の疑いは完全には晴れてないの。西側じゃないのはわかったけど、女神の事は不明だし、貴女が新興勢力の可能性もある」
帰れないの……お母さん心配してる。
「心配は無用にゃ。陽菜にゃんの両親には、暫くはここで預かると話して、了承を貰ってるにゃ」
「そうなんですね。どうしたら、疑いが晴れますか? 私は二人とお友達になれて本当に嬉しかったんです。二人に信じて貰えるなら何でもしますから、拘束だけでも解いてもらえませんか?」
ここあはどうする? と聖を見る。
「貴女が、本当に魔法少女として新米なら拘束は解きます。なので、私と戦ってもらいます」
どうしてそうなるの?
どうして、信じて貰えないの?
悲しくて涙が溢れる。
「憧れの、大好きな聖さんと戦うなんて嫌です!」
「なら、うちでもいいにゃ」
同じです! とここあさんも好きだから嫌ですと、泣きながら訴える。
「信じて欲しいんでしょ。なら、どちらかと戦うしかないのよ」
これ以上は、何を言っても無理だと陽菜はわかりましたと言うしかなかった。
戦いたくなんてないけど、戦わないと信じてもらえない。
戦い方なんて知らない。
でも二人には、自分が味方だと信じて欲しい。
だから怖いけど頑張るしかない。
洋服を着せて貰うと、地下に案内された。
そこは二人が訓練でもする場所なのだろう。
沢山のマシーンが設置されていた。
「殺しはしません。でも、手も抜きませんから、ここあは強いので、本気でいかないと廃人になりますよ」
ここあがうちが相手すると、聖は判断して欲しいと言うので、ここあと対戦する事になった。
「わかりました」
「陽菜にゃん、容赦はしないからね」
戦闘モードに入ったのか、ここあの雰囲気が変わる。
怖い。怖いけどやるしかないんだと、陽菜も心を決めた。
勝負は防戦一方だった。
戦い慣れたここあの素早い攻撃に、今までケンカすらした事のない陽菜が、相手になるはずもなく、ただ一方的にやられる展開である。
「陽菜にゃん、攻撃しないとうちを倒せないよ」
そうは言っても、動きが速すぎて守るだけで手一杯である。
陽菜の動きを見ながら、本当に新米なのねと、こんなにも弱い陽菜が、敵のスパイとは思えない。
だが、油断大敵である。
いつ牙を剥くか、しっかりと見極める必要がある。
結果は言うまでもなくここあの圧勝で、ここあの前には、気を失って倒れている陽菜。
「本当に魔法少女なの? って位に弱かったにゃ」
「ええ、どうやら魔法少女なりたては嘘じゃないわね」
「なら帰すの?」
「いいえ。彼女が味方なら、鍛えればこちらが有利になるわ。だから一人前になるまでは、ここに居てもらうわ」
「それがいいにゃ」
見知らぬ天井を眺めながら、魔法少女って何なの? と考えていた。
ダークメアと戦える唯一の存在。
それなのに、魔法少女同士で争って、疑心暗鬼になっている。
本当に意味がわからない。
「陽菜にゃん、どうかな? まだ痛む?」
やり過ぎてごめんねと、もう疑ってないから本当にごめんねと、ここあが身体を拭いてくれる。
「だ、大丈夫です。信じて貰えて良かったです」
「朝比奈さん。疑って、本当にごめんなさい」
「も、もう本当にいいんです」
二人が信じてくれた。
それだけで、もういい。
二人に疑われたままなら、それは本当に辛いけど、信じてくれた。
それだけで、私は十分だ。
「陽菜にゃん、陽菜にゃんが言ってた女神って、どんな感じなの?」
それは、私も興味があると聖もここあの隣りに座る。
「そうですね。とても神々しくて、本当に綺麗な女性で、でも人間とは違うって言うのはわかりました。何も教えてはくれませんでしたし」
魔法少女の事も、ダークメアとの戦い方も、魔法少女が使える魔法の事も、そして魔法少女同士が争っている事も、本当に何も教えてくれなかった。
「無責任にゃ」
「言えない事情があったにしても、魔法少女の事位は朝比奈さんに教えてもいいのに」
女神様はどうして自分を魔法少女にしたのだろうか?
ただ素質があると言うだけで、こんなにも弱い自分を魔法少女に。
身体を拭きながら、ここあの視線はどうしても陽菜の可愛らしいアソコに、パイパンのアソコに向けられてしまう。
それは、聖も同様らしくつい見てしまう。
「やっぱり変ですか?」
二人の視線に気付いたのか、陽菜は二人に聞いてみる。
「変じゃないけど、珍しいなとは思うにゃ」
「そうね。剃ってる訳でもないんでしょ」
「はい。本当に中々生えてこないんです」
どうしてだろう?
自分でも不思議だけど、生えてこないものは仕方ない。
「いいと思うにゃ」
「そうね。個性って事だし」
二人の笑顔に、やっと安堵する。
暫くは、帰れないけど知りたい事が沢山出来てしまった。
先ずは西側の魔法少女の事を知りたいと思った。
どうして対立するのかも。
どうすれば、手を組めるのか陽菜は、そんな事を考えていた。
だから、すぐにお家に帰してくれるんだよね?
そうですよね。聖さん、ここあさん。
だって、二人が魔法少女だなんて、そんな事信じられないし、あんな危険な悪魔と戦ってるなんて、そんな事ありえませんよね?
それに、こちら側とか向こう側とか何のお話しですか?
私は新米魔法少女だから、本当に何も知らないんです。
だから、せめて下着位つけていいですか?
凄く恥ずかしいんです。
「予想外ね。ここまで口を割らないなんて」
「陽菜にゃんって、意外に根性あるのかにゃ? それとも見られるの好きな変態さんなのかにゃ?」
拘束してから、数時間が経過したが、未だに陽菜は何も語らない。
語らないのではなくて、現実逃避してるから語れないのだ。
「可哀想だけど、痛めつける?」
「そうね。羞恥が駄目なら、痛めつけて身体に聞くしかないわね」
痛めつける。身体に聞く? の言葉で、陽菜は現実に戻ってきた。
「ひぃ! 話します! 全部話しますから、痛いのは」
「だって、どうする?」
ここあに聞かれた聖は、陽菜の身体を撫でながら「嘘吐いたらわかってるわよね」と陽菜の耳元で囁いた。
「嘘は言いません! 本当に自分の事正直に話しますから! だから元の優しい二人に学校での二人に戻ってください」
二人は顔を見合わせる。
「学校でのうちらって?」
「明るくて、皆んなの憧れの対象で、私の憧れの二人に戻ってください」
「戻るも何も、朝比奈さん。どっちも私達なのよ」
「そうだにゃ。どっちもうちらだし」
「違います! 二人は本当に……うぐっ! あっ、あぐぅ」
「煩いにゃ。陽菜にゃん」
ここあの拳が陽菜のお腹にめり込んでいた。
「あ、あぐぅ! ゲボッゲボッ」
「ねぇ、朝比奈さん。私達は仲間には優しいけど、敵には容赦はしないのよ。いつ命を狙われるかわからないんだから」
そう言って、聖は陽菜のお腹を摩りながら下腹部へと、女の子の部分へと指を這わせていく。
「ひ、聖さん?」
「痛いのが、嫌なら気持ちいいのは? それとも貴女の大切な処女を奪おうかしら。貴女処女よね?」
そう言う聖の瞳は本気だ。
「正直に何でも話すのよね? 嘘吐いたらわかってるわよね?」
陽菜は恐怖で、いつの間にか二人が見てるのにお漏らしをしながら、処女ですと答えていた。
「まだ経験ありませんし、私は女の子が好きです。私は本当に何も知らないんです。昨日魔法少女になったばかりで、お二人が魔法少女だなんて、思ってませんでした」
二人は陽菜は嘘を吐いてないと判断したのか、質問を続ける。
「陽菜にゃんは、どうやって魔法少女になったの? 普通はお母さんから受け継ぐんだよ。陽菜にゃんのお母さんは、魔法少女な訳?」
「違います。昨日の帰りにダークメアに襲われて」
陽菜は昨日の出来事を全て二人に、ダークメアに捕食された事。
女神様から魔法少女になるのなら、助けてあげますと言われた事。
女神様からは、何も聞いていない事を全て正直に話した。
「これが、私の知ってる全てです。ダークメアとの戦い方すら知りません」
「聖、どう思う? 本当に女神なんているの? やっぱり嘘なんじゃない? 処女奪う?」
「嘘じゃないんです! 本当に本当に女神様に助けられて!」
大粒の涙を流しながら、嘘じゃないと必死に訴える。
「難しいわね。私も女神なんて見た事ないし、でも嘘は吐いてないと思うし」
泣きながら、信じて貰えるなら何でもしますから、殺さないでと訴える陽菜を見て、二人は判断に困ってしまう。
「朝比奈さん、貴女は私達の味方かしら? それとも西側の魔法少女の味方かしら?」
「西側って何ですか? 本当に何も知らないんです」
「陽菜にゃん、魔法少女はね。うちら東側と西側に分かれて対立してるんだよ。だから、陽菜にゃんが西側なら、帰す訳には行かないし、最悪死んでもらうしかない」
どうして魔法少女同士で争うの?
敵は魔法少女じゃなくて、ダークメアなんじゃないの?
もし私が敵なら、平気で殺せるの?
こんな可愛い顔をしてるのに、魔法少女って何?
陽菜は、緊張が限界にきたのか、そのまま気絶してしまった。
気絶した陽菜を、取り敢えずお風呂場に連れて行って綺麗にする。
その間に緋が部屋を綺麗にしてくれた。
陽菜の拘束は解かずに、二人は話し合っていた。
「うちには、全くわからないし、女神とか意味不明だし、でも西側の事も知らないのも意味不明だし」
「ええ、朝比奈さんは嘘は吐いてないと思うわ。でも、女神はわからないわね」
「西側じゃないにしても、このまま帰すのは危険じゃない。新たな勢力って事も考えられるし」
「そうね。可哀想だけど、暫くは監視が必要ね」
例え陽菜が西側ではないとしても、自分達も知らない新勢力の可能性もある。
そんな陽菜を二人は簡単に、家に帰す訳にはいかなかった。
目を覚ますと、相変わらず拘束されていたが、どうやら身体は綺麗にしてくれた様で、お漏らしの臭いはない。
「あの、帰してくれますか?」
「無理にゃ」
「残念だけど、貴女の疑いは完全には晴れてないの。西側じゃないのはわかったけど、女神の事は不明だし、貴女が新興勢力の可能性もある」
帰れないの……お母さん心配してる。
「心配は無用にゃ。陽菜にゃんの両親には、暫くはここで預かると話して、了承を貰ってるにゃ」
「そうなんですね。どうしたら、疑いが晴れますか? 私は二人とお友達になれて本当に嬉しかったんです。二人に信じて貰えるなら何でもしますから、拘束だけでも解いてもらえませんか?」
ここあはどうする? と聖を見る。
「貴女が、本当に魔法少女として新米なら拘束は解きます。なので、私と戦ってもらいます」
どうしてそうなるの?
どうして、信じて貰えないの?
悲しくて涙が溢れる。
「憧れの、大好きな聖さんと戦うなんて嫌です!」
「なら、うちでもいいにゃ」
同じです! とここあさんも好きだから嫌ですと、泣きながら訴える。
「信じて欲しいんでしょ。なら、どちらかと戦うしかないのよ」
これ以上は、何を言っても無理だと陽菜はわかりましたと言うしかなかった。
戦いたくなんてないけど、戦わないと信じてもらえない。
戦い方なんて知らない。
でも二人には、自分が味方だと信じて欲しい。
だから怖いけど頑張るしかない。
洋服を着せて貰うと、地下に案内された。
そこは二人が訓練でもする場所なのだろう。
沢山のマシーンが設置されていた。
「殺しはしません。でも、手も抜きませんから、ここあは強いので、本気でいかないと廃人になりますよ」
ここあがうちが相手すると、聖は判断して欲しいと言うので、ここあと対戦する事になった。
「わかりました」
「陽菜にゃん、容赦はしないからね」
戦闘モードに入ったのか、ここあの雰囲気が変わる。
怖い。怖いけどやるしかないんだと、陽菜も心を決めた。
勝負は防戦一方だった。
戦い慣れたここあの素早い攻撃に、今までケンカすらした事のない陽菜が、相手になるはずもなく、ただ一方的にやられる展開である。
「陽菜にゃん、攻撃しないとうちを倒せないよ」
そうは言っても、動きが速すぎて守るだけで手一杯である。
陽菜の動きを見ながら、本当に新米なのねと、こんなにも弱い陽菜が、敵のスパイとは思えない。
だが、油断大敵である。
いつ牙を剥くか、しっかりと見極める必要がある。
結果は言うまでもなくここあの圧勝で、ここあの前には、気を失って倒れている陽菜。
「本当に魔法少女なの? って位に弱かったにゃ」
「ええ、どうやら魔法少女なりたては嘘じゃないわね」
「なら帰すの?」
「いいえ。彼女が味方なら、鍛えればこちらが有利になるわ。だから一人前になるまでは、ここに居てもらうわ」
「それがいいにゃ」
見知らぬ天井を眺めながら、魔法少女って何なの? と考えていた。
ダークメアと戦える唯一の存在。
それなのに、魔法少女同士で争って、疑心暗鬼になっている。
本当に意味がわからない。
「陽菜にゃん、どうかな? まだ痛む?」
やり過ぎてごめんねと、もう疑ってないから本当にごめんねと、ここあが身体を拭いてくれる。
「だ、大丈夫です。信じて貰えて良かったです」
「朝比奈さん。疑って、本当にごめんなさい」
「も、もう本当にいいんです」
二人が信じてくれた。
それだけで、もういい。
二人に疑われたままなら、それは本当に辛いけど、信じてくれた。
それだけで、私は十分だ。
「陽菜にゃん、陽菜にゃんが言ってた女神って、どんな感じなの?」
それは、私も興味があると聖もここあの隣りに座る。
「そうですね。とても神々しくて、本当に綺麗な女性で、でも人間とは違うって言うのはわかりました。何も教えてはくれませんでしたし」
魔法少女の事も、ダークメアとの戦い方も、魔法少女が使える魔法の事も、そして魔法少女同士が争っている事も、本当に何も教えてくれなかった。
「無責任にゃ」
「言えない事情があったにしても、魔法少女の事位は朝比奈さんに教えてもいいのに」
女神様はどうして自分を魔法少女にしたのだろうか?
ただ素質があると言うだけで、こんなにも弱い自分を魔法少女に。
身体を拭きながら、ここあの視線はどうしても陽菜の可愛らしいアソコに、パイパンのアソコに向けられてしまう。
それは、聖も同様らしくつい見てしまう。
「やっぱり変ですか?」
二人の視線に気付いたのか、陽菜は二人に聞いてみる。
「変じゃないけど、珍しいなとは思うにゃ」
「そうね。剃ってる訳でもないんでしょ」
「はい。本当に中々生えてこないんです」
どうしてだろう?
自分でも不思議だけど、生えてこないものは仕方ない。
「いいと思うにゃ」
「そうね。個性って事だし」
二人の笑顔に、やっと安堵する。
暫くは、帰れないけど知りたい事が沢山出来てしまった。
先ずは西側の魔法少女の事を知りたいと思った。
どうして対立するのかも。
どうすれば、手を組めるのか陽菜は、そんな事を考えていた。
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