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多勢を頼む群鴉
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「あ、それはそうと、富羅鳥へ土産を頼んでくれたかい?」
熊蜂姐さんが唐突に話題を変えた。
自分に関わりのない富羅鳥の若君の真偽などよりも土産の富羅鳥の柿と熊の毛皮のほうが欲の皮が突っ張った熊蜂姐さんにとっては重大なのだ。
「うんにゃ。このとおり、文は書いたんぢゃよ。ぢゃけど、飛脚問屋は代金を吹っ掛けよるし、江戸に狐の飛脚はおらんぢゃろうし」
サギは文を懐から出して見せる。
富羅鳥の母様に念を送ったということは言わなかった。
なにしろ遠い江戸から果たして念が通ずるかどうか心許なかったのだ。
「狐の飛脚?ありゃあ冬に枯れた黄色い草が風でザザザーッとなびくのが狐が通ったみたいに見えるっていう喩えだろ?」
熊蜂姐さんは興醒めなことを言う。
「ぢゃって、伝書猫がおるんぢゃから、狐の飛脚もおるところにはおるんぢゃろ」
サギは狐の飛脚だって信じて疑わないのだ。
そこへ、
「ご免よっと。――あれ?サギ、来てたのかよ」
竜胆が裏庭伝いに蜜乃家へやってきた。
「熊蜂姐さん、これ、お竜姐さんから預かってきたぜ。柿のお返しだってよ」
そう言いながら縁側から座敷へ上がると、縦横五寸ほどの四角い革張りの箱を差し出す。
「おやまあ、すまないねぇ」
熊蜂姐さんはホクホク顔で革張りの箱の蓋を開ける。
「まっ、見事な透かし彫りの銀細工だこと」
数日前にお竜姐さんが桔梗屋でせしめてきた蓋付きの銀の器だ。
熊蜂姐さんもお竜姐さんもお互いに桔梗屋からの貰い物をお裾分けし合って義理を済ましているだけである。
「へえ、フランス製だねぇ」
ひっくり返して烙印を確かめて満足げな笑みだ。
日本橋では身分の高い学識のある客ばかりなので熊蜂姐さんもそれなりに受け売りの知識があった。
「ふぅん?この鉤みたいなジグザグ、クネクネしておるのがフランスの文字なんぢゃ?」
サギも銀の器を手に取って烙印をしげしげと眺める。
「ああ、エウローパ(ヨーロッパのこと)の国はどこもこんな文字なのさ。フランスって国にはルイって王様とマリィ・アントワネットってお后様がいるんだよ。お城ではこういうピカピカの銀の器をふんだんに使ってるのさ」
熊蜂姐さんが鼻高々に自慢すると、
「ひゃひゃっ、フランスって国のお后様は餡とはネットリみたいな可笑しな名ぢゃ」
サギにはマリー・アントワネットの姿など想像も付かないがケラケラと笑った。
今、こうしてサギがフランス王妃アントワネットを餡子呼ばわりして笑っている十年後にフランス革命が起こるのである。
それはさておき、
「よお?サギ、今日も桔梗屋で剣術の稽古あるんだろ?俺、また見物に行くからよ」
竜胆は今晩は草之介が久々に茶屋遊びへ出掛けるので稽古を怠けるつもりではと案じたが、
「うん。草之介もちゃんと稽古を終えてから茶屋遊びへ行くはずぢゃ」
サギは草之介がここ数日の剣術の稽古で手のひらに出来た血マメを蜂蜜に得意げに見せびらかしたいであろうことを見抜いていた。
あの優男の草之介でも蜂蜜には男らしく頼もしく思われたいのだ。
「よしよし、しっかり鍛えといてもらわねえとな」
竜胆は偉そうに頷いてみせる。
すると、
「そうそう、竜胆。たぬき会に参加する武士が二人増えたってよ。お庭番が二人だってさ」
熊蜂姐さんが思い出したように伝えた。
「へええ、そいぢゃ、結局、たぬき会に出る剣の使い手は何人いるんだ?」
竜胆はサギに見返って訊ねる。
「え?ええと?――わしぢゃろ?それと富羅鳥の連中ぢゃろ?」
サギは指折り数えて、それぞれの名を挙げた。
まずは、
富羅鳥からはサギ、我蛇丸、ハト、シメ、文太、文次、文三。
幕臣からはお庭番の八木明乃丞、牛田孟太郎、井立風次郎。
お小納戸の山鹿元二郎、猪野一之進、馬場馬三郎。
御徒組の白見根太郎、根之介。
桔梗屋からは若旦那の草之介、手代の金太郎、銀次郎、銅三郎。
鬼武一座からは児雷也、虹児、雨太郎。
「あとは、猫魔の虎也と、あ、玄武のドス吉もぢゃな」
サギはこれで剣の使い手は全員と思ったが、
「おい?俺とメバルが入ってねえだろが?」
竜胆が不満げに突っ込む。
「へ?竜胆とメバル?お前等もたぬき会に出よるんぢゃ?」
サギはそんなことは思ってもみなかった。
「ドス吉は箱屋ぢゃから芸妓の蜂蜜姐さん等の付き添いぢゃろうけど、竜胆とメバルは何で出よるんぢゃ?」
そもそも竜胆とメバルが剣の使い手とは知らなかった。
「何でもだよ。たぬき会にこの俺が出ねえでいったい誰が出るってんだよ」
竜胆はブスッと口を尖らせる。
この竜胆のいかにも己が最も重要であるかのような言い草はどうも解せない。
(――あっ、さては、竜胆の奴、たぬき会で自分がええところを見せようって魂胆ぢゃな?このわしを差し置いてっ)
サギはそう邪推した。
後からチョロッと現れた竜胆なんぞに活躍の見せ場を横取りされて堪るものかと思った。
「ちょいと、剣の使い手が全部で二十六人っきゃいないぢゃないか?田貫様はいつもお供の若侍一人っきりしか連れてこないんだから、合わせても二十七人ってことだよ」
熊蜂姐さんは眉をひそめた。
「ん~。敵は五十人だからな。ほぼ半分ってことか」
竜胆も顎に手を当てて難しい顔をする。
たぬき会の妨害にやってくる新猫魔の忍びは五十人なのだから、二十七人ではいくらなんでも少な過ぎるではないか。
「――へ?敵は五十人?どういうことぢゃ?」
サギはまったく初耳で目を丸くした。
「ああ、まあ、五十人いたって所詮は『多勢を頼む群鴉』さ。反タヌキ派に雇われただけのカスみたいな連中でよ」
竜胆はこれまでの経緯をかいつまんで説明する。
「なんと、新猫魔ぢゃと?」
猫魔の忍びが袂を分かつことになった熊蜂姐さんの猫魔と長男の黒松の新猫魔の分裂だの、何だの、サギには初めて聞く話ばかりであった。
「新猫魔はあたし等への恨み辛みで団結してやがるから結束だけは固いんだろうさ」
熊蜂姐さんは忌々しげに吐息する。
とにもかくにも、必ずや敵はたぬき会へやってくるということか。
「そしたら、たぬき会では、わしが三つやそこらの年齢から鬼の師匠にしごかれて鍛え抜いた剣術の腕前を思う存分に揮えるんぢゃなっ」
ようやくカスティラ以外の物を斬れるのだ。
「うひひぃ」
サギは嬉しさに武者震いした。
熊蜂姐さんが唐突に話題を変えた。
自分に関わりのない富羅鳥の若君の真偽などよりも土産の富羅鳥の柿と熊の毛皮のほうが欲の皮が突っ張った熊蜂姐さんにとっては重大なのだ。
「うんにゃ。このとおり、文は書いたんぢゃよ。ぢゃけど、飛脚問屋は代金を吹っ掛けよるし、江戸に狐の飛脚はおらんぢゃろうし」
サギは文を懐から出して見せる。
富羅鳥の母様に念を送ったということは言わなかった。
なにしろ遠い江戸から果たして念が通ずるかどうか心許なかったのだ。
「狐の飛脚?ありゃあ冬に枯れた黄色い草が風でザザザーッとなびくのが狐が通ったみたいに見えるっていう喩えだろ?」
熊蜂姐さんは興醒めなことを言う。
「ぢゃって、伝書猫がおるんぢゃから、狐の飛脚もおるところにはおるんぢゃろ」
サギは狐の飛脚だって信じて疑わないのだ。
そこへ、
「ご免よっと。――あれ?サギ、来てたのかよ」
竜胆が裏庭伝いに蜜乃家へやってきた。
「熊蜂姐さん、これ、お竜姐さんから預かってきたぜ。柿のお返しだってよ」
そう言いながら縁側から座敷へ上がると、縦横五寸ほどの四角い革張りの箱を差し出す。
「おやまあ、すまないねぇ」
熊蜂姐さんはホクホク顔で革張りの箱の蓋を開ける。
「まっ、見事な透かし彫りの銀細工だこと」
数日前にお竜姐さんが桔梗屋でせしめてきた蓋付きの銀の器だ。
熊蜂姐さんもお竜姐さんもお互いに桔梗屋からの貰い物をお裾分けし合って義理を済ましているだけである。
「へえ、フランス製だねぇ」
ひっくり返して烙印を確かめて満足げな笑みだ。
日本橋では身分の高い学識のある客ばかりなので熊蜂姐さんもそれなりに受け売りの知識があった。
「ふぅん?この鉤みたいなジグザグ、クネクネしておるのがフランスの文字なんぢゃ?」
サギも銀の器を手に取って烙印をしげしげと眺める。
「ああ、エウローパ(ヨーロッパのこと)の国はどこもこんな文字なのさ。フランスって国にはルイって王様とマリィ・アントワネットってお后様がいるんだよ。お城ではこういうピカピカの銀の器をふんだんに使ってるのさ」
熊蜂姐さんが鼻高々に自慢すると、
「ひゃひゃっ、フランスって国のお后様は餡とはネットリみたいな可笑しな名ぢゃ」
サギにはマリー・アントワネットの姿など想像も付かないがケラケラと笑った。
今、こうしてサギがフランス王妃アントワネットを餡子呼ばわりして笑っている十年後にフランス革命が起こるのである。
それはさておき、
「よお?サギ、今日も桔梗屋で剣術の稽古あるんだろ?俺、また見物に行くからよ」
竜胆は今晩は草之介が久々に茶屋遊びへ出掛けるので稽古を怠けるつもりではと案じたが、
「うん。草之介もちゃんと稽古を終えてから茶屋遊びへ行くはずぢゃ」
サギは草之介がここ数日の剣術の稽古で手のひらに出来た血マメを蜂蜜に得意げに見せびらかしたいであろうことを見抜いていた。
あの優男の草之介でも蜂蜜には男らしく頼もしく思われたいのだ。
「よしよし、しっかり鍛えといてもらわねえとな」
竜胆は偉そうに頷いてみせる。
すると、
「そうそう、竜胆。たぬき会に参加する武士が二人増えたってよ。お庭番が二人だってさ」
熊蜂姐さんが思い出したように伝えた。
「へええ、そいぢゃ、結局、たぬき会に出る剣の使い手は何人いるんだ?」
竜胆はサギに見返って訊ねる。
「え?ええと?――わしぢゃろ?それと富羅鳥の連中ぢゃろ?」
サギは指折り数えて、それぞれの名を挙げた。
まずは、
富羅鳥からはサギ、我蛇丸、ハト、シメ、文太、文次、文三。
幕臣からはお庭番の八木明乃丞、牛田孟太郎、井立風次郎。
お小納戸の山鹿元二郎、猪野一之進、馬場馬三郎。
御徒組の白見根太郎、根之介。
桔梗屋からは若旦那の草之介、手代の金太郎、銀次郎、銅三郎。
鬼武一座からは児雷也、虹児、雨太郎。
「あとは、猫魔の虎也と、あ、玄武のドス吉もぢゃな」
サギはこれで剣の使い手は全員と思ったが、
「おい?俺とメバルが入ってねえだろが?」
竜胆が不満げに突っ込む。
「へ?竜胆とメバル?お前等もたぬき会に出よるんぢゃ?」
サギはそんなことは思ってもみなかった。
「ドス吉は箱屋ぢゃから芸妓の蜂蜜姐さん等の付き添いぢゃろうけど、竜胆とメバルは何で出よるんぢゃ?」
そもそも竜胆とメバルが剣の使い手とは知らなかった。
「何でもだよ。たぬき会にこの俺が出ねえでいったい誰が出るってんだよ」
竜胆はブスッと口を尖らせる。
この竜胆のいかにも己が最も重要であるかのような言い草はどうも解せない。
(――あっ、さては、竜胆の奴、たぬき会で自分がええところを見せようって魂胆ぢゃな?このわしを差し置いてっ)
サギはそう邪推した。
後からチョロッと現れた竜胆なんぞに活躍の見せ場を横取りされて堪るものかと思った。
「ちょいと、剣の使い手が全部で二十六人っきゃいないぢゃないか?田貫様はいつもお供の若侍一人っきりしか連れてこないんだから、合わせても二十七人ってことだよ」
熊蜂姐さんは眉をひそめた。
「ん~。敵は五十人だからな。ほぼ半分ってことか」
竜胆も顎に手を当てて難しい顔をする。
たぬき会の妨害にやってくる新猫魔の忍びは五十人なのだから、二十七人ではいくらなんでも少な過ぎるではないか。
「――へ?敵は五十人?どういうことぢゃ?」
サギはまったく初耳で目を丸くした。
「ああ、まあ、五十人いたって所詮は『多勢を頼む群鴉』さ。反タヌキ派に雇われただけのカスみたいな連中でよ」
竜胆はこれまでの経緯をかいつまんで説明する。
「なんと、新猫魔ぢゃと?」
猫魔の忍びが袂を分かつことになった熊蜂姐さんの猫魔と長男の黒松の新猫魔の分裂だの、何だの、サギには初めて聞く話ばかりであった。
「新猫魔はあたし等への恨み辛みで団結してやがるから結束だけは固いんだろうさ」
熊蜂姐さんは忌々しげに吐息する。
とにもかくにも、必ずや敵はたぬき会へやってくるということか。
「そしたら、たぬき会では、わしが三つやそこらの年齢から鬼の師匠にしごかれて鍛え抜いた剣術の腕前を思う存分に揮えるんぢゃなっ」
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日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 願うのみ
神のつたへし 愛善の道』
歌人 蔵屋日唱
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