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3章1話
かっこいい?いやいや…勘違い?
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(何、今の気持ち)
感じた事ない症状にミイナは頭の中でふと、病気にかかったのかしら?と思った。
チャナは、今年度いっぱいまでは治療に専念するらしく。
自分は彼女のために何が出来るのだろうと考えた。
一方、相棒宣言されたその日からミイナはモノと行動を共にするようになる。
最初は、異性ということもあり戸惑いを隠せなかったミイナだったが、いつのまにか馴染んでいた。
負傷したチャナは、病院で入院していて暫くは学校に来れそうにないという…。
「そういえば、モノは前世はどんな人だったの?」
二人で昼ごはんを食べているとミイナはずっと、気になっていたのかモジモジしながら尋ねた…。
「俺のことかぁ?」
そうだな…と、考え込む様子を見せて自身の生い立ちを話す。
「俺は、貧しい家庭に生まれた。作物は中々育ちが悪く親も収入が無くなり困っていたのだろう…。当時五才の俺を売って金儲けをしようとしたらしく奇妙な小屋に連れていかれた。そこには、俺と同じく捨てられた子供が大人に食事もろくに与えられずに働かせられていて自由なんてなかった。そんな中、俺を買った女がいた。そいつは、性奴隷として俺に何度も暴力を振るってきた。耐えれなくてある時逃げ出した…」
「逃げ出した…?」
「森の中にいくと、不思議な羽を生やした長髪の人がいた。そうちょうどミイナくらいの長さだ…」
「誰か…。助けてアイツを…。もう限界だ」
するとその人は
「お前の望み、私が叶えよう」
必死に逃げてきて傷だらけのモノの頭を撫でながら
「ただし、お前も死神となる」
これは、運命なのだと呟く。
ビューンと物凄い強い強風が吹いたと思って再び目を開けるとその人はいなかった。
急いで、その女がいた家に行くと女は手足が刃物で乱雑に切られていて内臓やら臓器があちこちに飛び出ていた。
その時、モノは感じた。
「美しい…。あぁ何という破壊力なんだろうか…」
その女の死体の横で、モノは刃物で自分自身を切りつけてこの世を去った。
死神への憧れを胸に抱きながら。
「と、こういう流れかな…」
「モノの辛い思いをしてきたのね…」
「死神の皆は、誰かしら悩みや辛い事を乗り越えてきた人が多いからね」
(私だけではないんだ。小さい体で、こんなにも手にたくさんの傷跡が付いてしまう程頑張ってきたのね)
モノのことを最初は、変態的な不良だと思っていたミイナだったが、根性があって優しくて良い奴なんだなと思った。
「何?俺のこと惚れたか?」
(やっぱりただのバカだった)
感じた事ない症状にミイナは頭の中でふと、病気にかかったのかしら?と思った。
チャナは、今年度いっぱいまでは治療に専念するらしく。
自分は彼女のために何が出来るのだろうと考えた。
一方、相棒宣言されたその日からミイナはモノと行動を共にするようになる。
最初は、異性ということもあり戸惑いを隠せなかったミイナだったが、いつのまにか馴染んでいた。
負傷したチャナは、病院で入院していて暫くは学校に来れそうにないという…。
「そういえば、モノは前世はどんな人だったの?」
二人で昼ごはんを食べているとミイナはずっと、気になっていたのかモジモジしながら尋ねた…。
「俺のことかぁ?」
そうだな…と、考え込む様子を見せて自身の生い立ちを話す。
「俺は、貧しい家庭に生まれた。作物は中々育ちが悪く親も収入が無くなり困っていたのだろう…。当時五才の俺を売って金儲けをしようとしたらしく奇妙な小屋に連れていかれた。そこには、俺と同じく捨てられた子供が大人に食事もろくに与えられずに働かせられていて自由なんてなかった。そんな中、俺を買った女がいた。そいつは、性奴隷として俺に何度も暴力を振るってきた。耐えれなくてある時逃げ出した…」
「逃げ出した…?」
「森の中にいくと、不思議な羽を生やした長髪の人がいた。そうちょうどミイナくらいの長さだ…」
「誰か…。助けてアイツを…。もう限界だ」
するとその人は
「お前の望み、私が叶えよう」
必死に逃げてきて傷だらけのモノの頭を撫でながら
「ただし、お前も死神となる」
これは、運命なのだと呟く。
ビューンと物凄い強い強風が吹いたと思って再び目を開けるとその人はいなかった。
急いで、その女がいた家に行くと女は手足が刃物で乱雑に切られていて内臓やら臓器があちこちに飛び出ていた。
その時、モノは感じた。
「美しい…。あぁ何という破壊力なんだろうか…」
その女の死体の横で、モノは刃物で自分自身を切りつけてこの世を去った。
死神への憧れを胸に抱きながら。
「と、こういう流れかな…」
「モノの辛い思いをしてきたのね…」
「死神の皆は、誰かしら悩みや辛い事を乗り越えてきた人が多いからね」
(私だけではないんだ。小さい体で、こんなにも手にたくさんの傷跡が付いてしまう程頑張ってきたのね)
モノのことを最初は、変態的な不良だと思っていたミイナだったが、根性があって優しくて良い奴なんだなと思った。
「何?俺のこと惚れたか?」
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