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4話
見た目と中身
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「誰ですか?」
集会の帰りに、誰かに声を掛けられた。見た目はガラの悪い雰囲気を放っていてミイナからしては苦手な部類に含まれていた。
(あれ?こんな人クラスにいたっけ…?)
「お前、お姫様なんだってな」
「だから?元だけど?それが何か…」
態度が気にくわないと思ったミイナは対抗した。
「俺はお前のことが気に入った。面白そうなやつだからな」
(いきなり変な人だわ)
何のことを話しているのやら…。
「俺とタッグを組まないか?」
人間を殺したいだろう?
追い詰めたいだろう?
と、心の中で思っていることを全て見透かされてしまった。
妖艶な笑みを浮かべたこの男。
何故か、その時ミイナの体は熱くなりジリジリと燃えるような感覚に襲われた。
(この男…)
すると自分の意思と関係なく…。
「いいわ、その話乗った」
(人間殺してやる)
握手しようと手を差し伸べた。
「うーん、握手じゃなくて…」
ちゅっ…。とリップ音を立ててミイナの頰にキスを落としたのだ…。
「へ?」何という間抜けな声を出したのだろう?
「やっぱお前最高だわ。俺の名前はモノ・アクターン」
じゃあな、と手を振り先に教室に戻っていく彼。
「モノ…かぁ」
嵐のように去っていきミイナはその場で呆然と立ちすくんでいた。
教室に戻ると…
「よう!相棒さっきぶりだな」
そう、モノがいた。しかもミイナと同じ下級コースだったのだ!
これには、ミイナも驚き「何でここにいるのよ?」とクラスに響き渡る大声で聞いてしまう…。
「俺さぁ、こう見ても不良だから。でも成績は良いよ?」
課題の成果表を見せてくるモノ。
(あ、態度が悪いから落とされて下級コースなのね)
一瞬で理由を見つけ出したミイナ。
「あはは、要するにバカなんだ」
言ってしまった。周りも思っているが口に出すと面倒くさくなるから黙っていた事を…。
「え?今、私何かまずい事でも言った?本当の話だよね」
「…ぷぅ。はっお前天才だわ」
いきなり大声で笑い出すからクラスメイトは驚いてこちらを見ている。
「あんたを、相棒に選んで正解だった。俺の目に間違いはなかった」
ドキッ…。心の中でそう感じた。
(何、今の気持ち)
感じた事ない症状にミイナは頭の中でふと、病気にかかったのかしら?と思った。
集会の帰りに、誰かに声を掛けられた。見た目はガラの悪い雰囲気を放っていてミイナからしては苦手な部類に含まれていた。
(あれ?こんな人クラスにいたっけ…?)
「お前、お姫様なんだってな」
「だから?元だけど?それが何か…」
態度が気にくわないと思ったミイナは対抗した。
「俺はお前のことが気に入った。面白そうなやつだからな」
(いきなり変な人だわ)
何のことを話しているのやら…。
「俺とタッグを組まないか?」
人間を殺したいだろう?
追い詰めたいだろう?
と、心の中で思っていることを全て見透かされてしまった。
妖艶な笑みを浮かべたこの男。
何故か、その時ミイナの体は熱くなりジリジリと燃えるような感覚に襲われた。
(この男…)
すると自分の意思と関係なく…。
「いいわ、その話乗った」
(人間殺してやる)
握手しようと手を差し伸べた。
「うーん、握手じゃなくて…」
ちゅっ…。とリップ音を立ててミイナの頰にキスを落としたのだ…。
「へ?」何という間抜けな声を出したのだろう?
「やっぱお前最高だわ。俺の名前はモノ・アクターン」
じゃあな、と手を振り先に教室に戻っていく彼。
「モノ…かぁ」
嵐のように去っていきミイナはその場で呆然と立ちすくんでいた。
教室に戻ると…
「よう!相棒さっきぶりだな」
そう、モノがいた。しかもミイナと同じ下級コースだったのだ!
これには、ミイナも驚き「何でここにいるのよ?」とクラスに響き渡る大声で聞いてしまう…。
「俺さぁ、こう見ても不良だから。でも成績は良いよ?」
課題の成果表を見せてくるモノ。
(あ、態度が悪いから落とされて下級コースなのね)
一瞬で理由を見つけ出したミイナ。
「あはは、要するにバカなんだ」
言ってしまった。周りも思っているが口に出すと面倒くさくなるから黙っていた事を…。
「え?今、私何かまずい事でも言った?本当の話だよね」
「…ぷぅ。はっお前天才だわ」
いきなり大声で笑い出すからクラスメイトは驚いてこちらを見ている。
「あんたを、相棒に選んで正解だった。俺の目に間違いはなかった」
ドキッ…。心の中でそう感じた。
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