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初夜をやり直す!?
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「ふうん……なら、僕をきちんと貴女の夫として扱ってください。今のように放置されるだけの飼い殺し状態は御免ですから」
「え……!? 私の夫……? まさか……このまま婚姻を続けるということですか!?」
「なに驚いているんですか? 先程離縁はしないと言ったでしょう?」
「それは聞きましたけど……何もこんな高慢でヒステリックな女と夫婦関係を続けなくとも……」
「高慢でヒステリックねえ……。結婚当初の貴女は確かにそうでしたけど、今は全然違いますよね? まるで別人のようだ……」
じっと疑いの目を向けてくるリヒャルトが怖い。
性格が変わってしまったせいで私をレイチェルの偽物だと思っているのかもしれない。
別にレイチェルの魂が消えて私がこの体を乗っ取ったとかではなくて、ただ前世の記憶を思い出したせいで性格がそっちに引っ張られているだけだ。だから偽物ではないのだが、探るような目が怖い。
「まあ、この邸の当主は貴女だ。離縁するもしないも最終的な決定権は貴女にある。大金を積んでまで婚姻した相手が思っていたよりも魅力のない男だったと知って放逐そるのも貴女の自由だ」
「い、いえ……魅力がないことはありません! 分かりました、貴方が望むのであれば婚姻を続けます……!」
私は“彼を解放してあげよう”と思い離縁を申し込んだのに、なんだか私が彼をいらないから捨てるみたいな流れになってしまった。てっきり喜んでくれると思ったが、彼にとっては迷惑だったようだ。
「では、早速今日から僕の部屋を本来の場所へと移動させてください」
「は、はい! 分かりました!」
実は夫は初日からずっと客室を使用している。
何故かって? それはもちろんレイチェルがそうしろと使用人に命じたからだよ!
リヒャルトが本来使うべきはレイチェルの部屋の隣、当主の伴侶のための部屋だ。
そこは婚前にレイチェル自身が夫のためにと設えた場所。
リヒャルトのために用意した、リヒャルトが使うべき部屋。
だというのに、勝手にヒステリーを起こして「あんな男は客室で十分よ!」とそこに押し込めるよう使用人に命じたのだ。
いや、客室といっても邸で一番豪華な部屋ではある。
それこそ王族が泊まってもいいくらいに贅を尽くした部屋だ。
しかしいくら豪華な部屋だからといって、その邸に迎えられた婿が客室に押し込められるのは彼への侮辱行為にあたる。
そう考えるとレイチェルが彼にしてきた行為は客観的に見ても酷い。
虐げてはいないけど蔑ろにはしているし、彼の尊厳を傷つけている。
やっぱり開放してあげた方がいいんじゃないか……。そう考えていたところに彼が予想外のことを告げた。
「ああ、寝室は主寝室を一緒に使いましょうね。夫婦ですから」
「え!? 寝室を?」
「どうして驚いているんです? 夫婦なのですから、共に休むのは当たり前でしょう?」
「い、いえ……そうですけど、そうではないというか……」
寝室を共にするという彼の発言に驚きを隠せない。
今の今まで自分を蔑ろにしてきた妻と、何故寝室を共にすると望むのだろう……。
私が彼の立場だったら抵抗がある。なのにどうして……。
「では、今晩はそのつもりで準備をお願いします」
準備……?
意味が分からずポカンとする私にリヒャルトは妖艶に微笑んだ。
その笑みで彼の言わんとすることが分かってしまい、羞恥で顔が真っ赤に染まる。
(まさか…………初夜のやり直しを……?)
レイチェル自身が放棄した初夜。それを今晩改めて執り行うということ?
予想外の連続に私はひどく困惑した。
それでもリヒャルトの希望に沿うと約束したのだからその通りにしなければと混乱する頭で使用人に諸々を命じる。
まずはリヒャルトの部屋を客室から当主の伴侶の部屋へと移すこと。
次に使っていない主寝室を整えること。
そして私ことレイチェルの初夜の準備をすること。
こんな手間がかかる命令をしたにも関わらず、優秀なシスカ家の使用人達は喜んで動いてくれた。彼等は新婚早々不仲になった当主夫妻がやっと仲直りをするのだとホッとしているようだ。
「お嬢様のご機嫌がやっと直ったようでようございました。まあ、それにしても仲直りに一年かかるとは思いませんでしたけど」
乳母のマーサが浴室で私の髪を洗いながらそう話しかける。
流石はレイチェルが赤ん坊のころからずっと彼女の世話をしているため、結婚しても家を継いでも“お嬢様”と呼ぶ。
「う……心配かけてごめんなさい」
そういえばマーサもレイチェルに仲直りをするよう叱っていた一人だった。
だけどレイチェルは聞く耳も持たず、リヒャルトが誠心誠意謝ってくるまで許さないと頑なだった。
いや、リヒャルトは何度も話し合おうとしていたじゃない……。
それを拒否したのは誰よ。
レイチェルは結局のところリヒャルトに自分へのご機嫌取りをしてほしかったのだ。
しつこいまでに謝罪し、こちらに赦しを求める彼が見たかった。
彼女の言う“誠心誠意”はそういうことだ。
うーん……でも、確かにこれだけ美人でお金持ちのお嬢様ならそう考えてもおかしくないかも。
レイチェルはリヒャルトと並んでも遜色ないほど華やかな美貌と豊かな肢体を持っている。
波打つ蜂蜜色の髪に深い海のように青い瞳。
シミ一つない陶器のような肌、長い睫毛。
出るところは出てるのに手足や腰は細いという悩まし気な身体。
社交界でも随一の美姫と名高いレイチェルは男性に傅かれるのが当然という認識がある。
そんな彼女のプライドは天よりも高い。
こういう女が好きな男は一定数いるけれど、多分リヒャルトはそうでなかったのだろう。
だとすれば彼はどうして好きでもない女と婚姻を続けたがるのか。
いくら生活のためとはいえ、一生をこんな高慢でプライドの高い女の傍で過ごすなんて私なら耐えられそうにない。
(もしかして何か企みがあるとか……?)
前世で読んだ物語等では初夜にふざけた台詞を吐いた旦那を“ざまあ”するために妻たちが諸々の策を張り巡らせていた。例えば婚家を没落させるだとか、当主の座を奪うだとかそういうのを。
ええ……それは困る。激しく困る。
悪いのは十割こちらなのだが、それでも家が没落するのも当主の座を奪われるのも困る。
そんな考えに至り青い顔をする私に対し、マーサが母のような優しい声音で話しかけた。
「これからはきちんと旦那様を大切になさいませ。一年も放置するなど、離縁されてもおかしくないのですよ?」
マーサの言葉に私は苦笑いしか返せなかった。
彼女の言う通り、普通は一年も放置されたら怒って離縁を申し込まれて当然だ。
それなのに婚姻を続けることを望み、その日のうちに初夜まで行おうとするのは何か裏があるのかと疑ってしまう。
リヒャルトは生活の為だと言っていたが、それが本心かどうかを知る術はない。
それに……彼には確か、婚約まで考えていた幼馴染の恋人がいたと風の噂で聞いたことがある。
「お嬢様? そろそろ湯から上がらないとのぼせてしまいますよ?」
マーサの声にハッと我に返った。
「あ、うん……もう上がるわ」
浴槽から出るとお付きのメイド達が丁寧に体を拭いてくれた。
その後はいい香りのするオイルを体中に塗られ、薄い夜着を身につけさせられた。
「お美しいですよ。旦那様もきっと喜ばれます」
レイチェルとリヒャルトが本当の夫婦になることが嬉しいのかマーサは満面の笑みを見せる。
でも、私は先ほど頭によぎった考えのせいで引きつった笑いしか返せなかった。
「え……!? 私の夫……? まさか……このまま婚姻を続けるということですか!?」
「なに驚いているんですか? 先程離縁はしないと言ったでしょう?」
「それは聞きましたけど……何もこんな高慢でヒステリックな女と夫婦関係を続けなくとも……」
「高慢でヒステリックねえ……。結婚当初の貴女は確かにそうでしたけど、今は全然違いますよね? まるで別人のようだ……」
じっと疑いの目を向けてくるリヒャルトが怖い。
性格が変わってしまったせいで私をレイチェルの偽物だと思っているのかもしれない。
別にレイチェルの魂が消えて私がこの体を乗っ取ったとかではなくて、ただ前世の記憶を思い出したせいで性格がそっちに引っ張られているだけだ。だから偽物ではないのだが、探るような目が怖い。
「まあ、この邸の当主は貴女だ。離縁するもしないも最終的な決定権は貴女にある。大金を積んでまで婚姻した相手が思っていたよりも魅力のない男だったと知って放逐そるのも貴女の自由だ」
「い、いえ……魅力がないことはありません! 分かりました、貴方が望むのであれば婚姻を続けます……!」
私は“彼を解放してあげよう”と思い離縁を申し込んだのに、なんだか私が彼をいらないから捨てるみたいな流れになってしまった。てっきり喜んでくれると思ったが、彼にとっては迷惑だったようだ。
「では、早速今日から僕の部屋を本来の場所へと移動させてください」
「は、はい! 分かりました!」
実は夫は初日からずっと客室を使用している。
何故かって? それはもちろんレイチェルがそうしろと使用人に命じたからだよ!
リヒャルトが本来使うべきはレイチェルの部屋の隣、当主の伴侶のための部屋だ。
そこは婚前にレイチェル自身が夫のためにと設えた場所。
リヒャルトのために用意した、リヒャルトが使うべき部屋。
だというのに、勝手にヒステリーを起こして「あんな男は客室で十分よ!」とそこに押し込めるよう使用人に命じたのだ。
いや、客室といっても邸で一番豪華な部屋ではある。
それこそ王族が泊まってもいいくらいに贅を尽くした部屋だ。
しかしいくら豪華な部屋だからといって、その邸に迎えられた婿が客室に押し込められるのは彼への侮辱行為にあたる。
そう考えるとレイチェルが彼にしてきた行為は客観的に見ても酷い。
虐げてはいないけど蔑ろにはしているし、彼の尊厳を傷つけている。
やっぱり開放してあげた方がいいんじゃないか……。そう考えていたところに彼が予想外のことを告げた。
「ああ、寝室は主寝室を一緒に使いましょうね。夫婦ですから」
「え!? 寝室を?」
「どうして驚いているんです? 夫婦なのですから、共に休むのは当たり前でしょう?」
「い、いえ……そうですけど、そうではないというか……」
寝室を共にするという彼の発言に驚きを隠せない。
今の今まで自分を蔑ろにしてきた妻と、何故寝室を共にすると望むのだろう……。
私が彼の立場だったら抵抗がある。なのにどうして……。
「では、今晩はそのつもりで準備をお願いします」
準備……?
意味が分からずポカンとする私にリヒャルトは妖艶に微笑んだ。
その笑みで彼の言わんとすることが分かってしまい、羞恥で顔が真っ赤に染まる。
(まさか…………初夜のやり直しを……?)
レイチェル自身が放棄した初夜。それを今晩改めて執り行うということ?
予想外の連続に私はひどく困惑した。
それでもリヒャルトの希望に沿うと約束したのだからその通りにしなければと混乱する頭で使用人に諸々を命じる。
まずはリヒャルトの部屋を客室から当主の伴侶の部屋へと移すこと。
次に使っていない主寝室を整えること。
そして私ことレイチェルの初夜の準備をすること。
こんな手間がかかる命令をしたにも関わらず、優秀なシスカ家の使用人達は喜んで動いてくれた。彼等は新婚早々不仲になった当主夫妻がやっと仲直りをするのだとホッとしているようだ。
「お嬢様のご機嫌がやっと直ったようでようございました。まあ、それにしても仲直りに一年かかるとは思いませんでしたけど」
乳母のマーサが浴室で私の髪を洗いながらそう話しかける。
流石はレイチェルが赤ん坊のころからずっと彼女の世話をしているため、結婚しても家を継いでも“お嬢様”と呼ぶ。
「う……心配かけてごめんなさい」
そういえばマーサもレイチェルに仲直りをするよう叱っていた一人だった。
だけどレイチェルは聞く耳も持たず、リヒャルトが誠心誠意謝ってくるまで許さないと頑なだった。
いや、リヒャルトは何度も話し合おうとしていたじゃない……。
それを拒否したのは誰よ。
レイチェルは結局のところリヒャルトに自分へのご機嫌取りをしてほしかったのだ。
しつこいまでに謝罪し、こちらに赦しを求める彼が見たかった。
彼女の言う“誠心誠意”はそういうことだ。
うーん……でも、確かにこれだけ美人でお金持ちのお嬢様ならそう考えてもおかしくないかも。
レイチェルはリヒャルトと並んでも遜色ないほど華やかな美貌と豊かな肢体を持っている。
波打つ蜂蜜色の髪に深い海のように青い瞳。
シミ一つない陶器のような肌、長い睫毛。
出るところは出てるのに手足や腰は細いという悩まし気な身体。
社交界でも随一の美姫と名高いレイチェルは男性に傅かれるのが当然という認識がある。
そんな彼女のプライドは天よりも高い。
こういう女が好きな男は一定数いるけれど、多分リヒャルトはそうでなかったのだろう。
だとすれば彼はどうして好きでもない女と婚姻を続けたがるのか。
いくら生活のためとはいえ、一生をこんな高慢でプライドの高い女の傍で過ごすなんて私なら耐えられそうにない。
(もしかして何か企みがあるとか……?)
前世で読んだ物語等では初夜にふざけた台詞を吐いた旦那を“ざまあ”するために妻たちが諸々の策を張り巡らせていた。例えば婚家を没落させるだとか、当主の座を奪うだとかそういうのを。
ええ……それは困る。激しく困る。
悪いのは十割こちらなのだが、それでも家が没落するのも当主の座を奪われるのも困る。
そんな考えに至り青い顔をする私に対し、マーサが母のような優しい声音で話しかけた。
「これからはきちんと旦那様を大切になさいませ。一年も放置するなど、離縁されてもおかしくないのですよ?」
マーサの言葉に私は苦笑いしか返せなかった。
彼女の言う通り、普通は一年も放置されたら怒って離縁を申し込まれて当然だ。
それなのに婚姻を続けることを望み、その日のうちに初夜まで行おうとするのは何か裏があるのかと疑ってしまう。
リヒャルトは生活の為だと言っていたが、それが本心かどうかを知る術はない。
それに……彼には確か、婚約まで考えていた幼馴染の恋人がいたと風の噂で聞いたことがある。
「お嬢様? そろそろ湯から上がらないとのぼせてしまいますよ?」
マーサの声にハッと我に返った。
「あ、うん……もう上がるわ」
浴槽から出るとお付きのメイド達が丁寧に体を拭いてくれた。
その後はいい香りのするオイルを体中に塗られ、薄い夜着を身につけさせられた。
「お美しいですよ。旦那様もきっと喜ばれます」
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