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息子がおかしい(デイビットの母視点)
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あの子はどうしてあんな風に育ってしまったのだろう……。
亡くなった夫……デイビットの父親は紳士的で公正な方だった。
なのに、どうして息子はあんなに女性を軽く見る男になってしまったのか。
「やっぱり、わたくしの生家の血かしらね……」
わたくしの生家の男達は揃いも揃って女性を軽視する傲慢な人ばかりだ。
お母様も、そして兄の妻も、彼等の配偶者を物扱いする言動に耐えられなくて離縁してしまった。
わたくしも父や兄からひどい差別を受けて育ったから、結婚してあの家から離れられたときはすごく嬉しかったわ。
旦那様はとても優しくてわたくしを大切にしてくれて、跡継ぎのデイビットも生まれてとても幸せだった。
けれどあの子は成長するにつれてお父様やお兄様からやたらと気に入られて、あちらの家によく出入するようになってしまったわ。
「そのせいかしら……あの子も女性を軽視する傲慢な男になってしまったわ。なぜかローレン伯爵令嬢を勝手に妻扱いして付き纏うし……。はあ……もう、どうしたらいいのかしら」
あの子には深窓のお嬢様よりも、しっかりとした女性を妻にした方がいいのかもしれない。
それこそ意思も気も強く、それでいて聡明な女性が。
「でもそんな女性いるかしら? いえ、まって……確か思い当たるお嬢さんが一人……」
あのお嬢さんならば……。
そう考えたわたくしはすぐに手紙をしたためた。
縁談をお願いする手紙を――。
亡くなった夫……デイビットの父親は紳士的で公正な方だった。
なのに、どうして息子はあんなに女性を軽く見る男になってしまったのか。
「やっぱり、わたくしの生家の血かしらね……」
わたくしの生家の男達は揃いも揃って女性を軽視する傲慢な人ばかりだ。
お母様も、そして兄の妻も、彼等の配偶者を物扱いする言動に耐えられなくて離縁してしまった。
わたくしも父や兄からひどい差別を受けて育ったから、結婚してあの家から離れられたときはすごく嬉しかったわ。
旦那様はとても優しくてわたくしを大切にしてくれて、跡継ぎのデイビットも生まれてとても幸せだった。
けれどあの子は成長するにつれてお父様やお兄様からやたらと気に入られて、あちらの家によく出入するようになってしまったわ。
「そのせいかしら……あの子も女性を軽視する傲慢な男になってしまったわ。なぜかローレン伯爵令嬢を勝手に妻扱いして付き纏うし……。はあ……もう、どうしたらいいのかしら」
あの子には深窓のお嬢様よりも、しっかりとした女性を妻にした方がいいのかもしれない。
それこそ意思も気も強く、それでいて聡明な女性が。
「でもそんな女性いるかしら? いえ、まって……確か思い当たるお嬢さんが一人……」
あのお嬢さんならば……。
そう考えたわたくしはすぐに手紙をしたためた。
縁談をお願いする手紙を――。
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