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叱責
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「もしかしてご親族の皆さまがダニエル様よりクリストファー様を推薦なさるのは、血筋だけを見てそうしていると思っていらっしゃいますか?」
「そうだ! 私がクリストファーに勝てない部分なんてそれしか無いからな」
「…………それで王女殿下という高位の御方を娶り、その足りない部分を補おうとお考えで」
「その通りだ。王女という最上位の妻を娶れば親族連中を黙らせられる」
シーザーはふーっと大きくため息を吐き、真顔でダニエルに向き直る。
「はっきり申し上げます。ダニエル様、全て間違っておりますよ?」
「はっ……? 間違っているだと? 何がだ?」
「いや、もう全てです。まず、ご親族の皆さまがクリストファー様を当主に推薦なさるのはダニエル様の振る舞いがあまりにも非常識だからですよ。血筋はそこまで重要視しておりません」
「なっ……なんだと!? 非常識? 私の何処が非常識だと言うんだ!」
「全てです。婚約者、しかも最高権力者のご息女である王女殿下に対して無礼な振る舞いの数々といい、平民の愛人に傾倒している件といい、とても貴族家当主としてあり得ない言動の数々……ご親族の皆さまが不信感を抱くのに十分すぎるかと」
「は、はああ!? それくらいでか?」
「この非常識極まる言動の数々をそれくらいとおっしゃいますか……」
己の言動の酷さを自覚していない主人にシーザーは眩暈を覚えた。
「ダニエル様、改めて申し上げます。貴方様と貴方様に仕えている古参の使用人の考えは邸の外では通じません」
きっぱり言うとダニエルは「なんだと!」と激高するがシーザーの「いいから大人しくお聞きなさい!」という威圧的な声に気圧されてしまった。
「貴族家当主という責任ある立場の人間のすべきことをダニエル様は全く出来ておりません。身分制度のある国で最高権力者のご息女を雑に扱うなど言語道断。また、平民の愛人を妻扱いすることも、本邸に招き入れることもしてはならないことです。貴方様がすべきことは、まず愛人と手を切り、正式な婚約者の王女殿下を尊重すること。こんな基本的なことができない貴族が当主を名乗る資格などありません!」
「馬鹿を言うな! アニーと離れるなど出来るか! それにアニー以外を大切になどしてたまるものか!」
「でしたら当主の座をクリストファー様にお譲りし、貴族であることも辞めてしまいなさい。このままではオーガスタ家は社交界で爪はじきにされるどころか、存続すら危ぶまれますよ?」
「は? どうしてそうなるんだ! 別に王女を雑に扱ったくらいで家が存続できないなど有り得ないだろう?」
「いいえ、十分有り得ます。何度も申しあげているように王女様とは最高権力者のご息女、蔑ろにすれば王家への反逆ととらえられておかしくありません。そうなったら家など簡単に取り潰されてしまいますよ?」
「そんなことをすればこの地の守護はどうなる? 国境を守護する者を排除すれば国が危ぶまれるのだから、そんな女一人の機嫌で陛下が当家を潰すはずがないだろう?」
「……あのですね、そんなの別に替えがきくのだと分かりませんか? 守護をするに相応しい人物に爵位を与えてしまえば済むような話です。何か特殊な能力が備わっているならば別ですけど、そんなものはないでしょう? 武力だけならばいくらでも替えはきくのだと分かりませんか?」
「か、替えがきく……? まさか、そんな……」
「いくらでもききますよ。実際、そういった例もあります。そんなことになれば後世に家を潰した愚か者として名が残りますよ? いいのですか、それで」
顔面蒼白となったダニエルは絶句した。
貴族の当主にとって家を潰すことは何にも代えがたい恥辱。それが自分の身に起こると聞いて恐怖を覚えた。
「そ、そんな……嫌だ……。どうすれば……」
「まずは王女殿下への態度を改めてください。決して機嫌を損ねてはならない相手だと認識し、一切の無礼を働いてはなりません。そして愛人をさっさと本邸から追い出すことですね」
「アニーを追い出す!? そんなことできるわけがないだろう! 彼女の腹には私の子がいるんだぞ?」
「でしたら遠い場所に家でも買ってそこに住まわせたほうがよろしいですね。そして愛人の存在も子供の存在も決して王女殿下に知らせてはなりません。婚前に愛人がいるというだけで嫌悪の対象ですのに、子供までいるとなれば婚約破棄は免れませんからね」
ぐだぐだと「そんな……」「でも……」と言い募るダニエルに「いいから言う通りになさい!」怒鳴りつける。とっくに成人した年だというのに、いつまでも子供のような我儘を言う当主にシーザーは辟易していた。
「これは王女殿下の輿入れまでに片をつけねばならぬ問題です。それと古参の使用人もどうにかしなくてはなりませんね」
「はあ!? 彼等は私が幼い頃から仕えてくれているのだぞ!」
「あんな歪んだ思考の連中を王女殿下に近づけるわけにはいきません。貴方様をこの国で誰よりも尊い御方だと言わんばかりの態度にうんざりします。おまけに平民の愛人に傅くなぞ貴族としての誇りが欠如しているとしか言えません」
「彼等は私とアニーの真実の愛を応援してくれているだけだ! 悪く言うのは止めろ!」
「真実の愛? はっ……馬鹿馬鹿しい。そんなにも真実の愛を貫きたいのでしたら当主の座から降りて平民にでもなればよろしいのでは? 貴方様も、彼等も。意味の分からない茶番劇にオーガスタ家と王女殿下を巻き込まないでください」
「──────っ!! もういいっ! 出て行け!」
顔を真っ赤にして叫ぶダニエルに臆すことなくシーザーはうんざりした顔で頭を下げ、その場を後にした。
去り際に呟かれた「この人はもう駄目だな……」という小さな声はダニエルの耳に届くことなく消えていった。
「そうだ! 私がクリストファーに勝てない部分なんてそれしか無いからな」
「…………それで王女殿下という高位の御方を娶り、その足りない部分を補おうとお考えで」
「その通りだ。王女という最上位の妻を娶れば親族連中を黙らせられる」
シーザーはふーっと大きくため息を吐き、真顔でダニエルに向き直る。
「はっきり申し上げます。ダニエル様、全て間違っておりますよ?」
「はっ……? 間違っているだと? 何がだ?」
「いや、もう全てです。まず、ご親族の皆さまがクリストファー様を当主に推薦なさるのはダニエル様の振る舞いがあまりにも非常識だからですよ。血筋はそこまで重要視しておりません」
「なっ……なんだと!? 非常識? 私の何処が非常識だと言うんだ!」
「全てです。婚約者、しかも最高権力者のご息女である王女殿下に対して無礼な振る舞いの数々といい、平民の愛人に傾倒している件といい、とても貴族家当主としてあり得ない言動の数々……ご親族の皆さまが不信感を抱くのに十分すぎるかと」
「は、はああ!? それくらいでか?」
「この非常識極まる言動の数々をそれくらいとおっしゃいますか……」
己の言動の酷さを自覚していない主人にシーザーは眩暈を覚えた。
「ダニエル様、改めて申し上げます。貴方様と貴方様に仕えている古参の使用人の考えは邸の外では通じません」
きっぱり言うとダニエルは「なんだと!」と激高するがシーザーの「いいから大人しくお聞きなさい!」という威圧的な声に気圧されてしまった。
「貴族家当主という責任ある立場の人間のすべきことをダニエル様は全く出来ておりません。身分制度のある国で最高権力者のご息女を雑に扱うなど言語道断。また、平民の愛人を妻扱いすることも、本邸に招き入れることもしてはならないことです。貴方様がすべきことは、まず愛人と手を切り、正式な婚約者の王女殿下を尊重すること。こんな基本的なことができない貴族が当主を名乗る資格などありません!」
「馬鹿を言うな! アニーと離れるなど出来るか! それにアニー以外を大切になどしてたまるものか!」
「でしたら当主の座をクリストファー様にお譲りし、貴族であることも辞めてしまいなさい。このままではオーガスタ家は社交界で爪はじきにされるどころか、存続すら危ぶまれますよ?」
「は? どうしてそうなるんだ! 別に王女を雑に扱ったくらいで家が存続できないなど有り得ないだろう?」
「いいえ、十分有り得ます。何度も申しあげているように王女様とは最高権力者のご息女、蔑ろにすれば王家への反逆ととらえられておかしくありません。そうなったら家など簡単に取り潰されてしまいますよ?」
「そんなことをすればこの地の守護はどうなる? 国境を守護する者を排除すれば国が危ぶまれるのだから、そんな女一人の機嫌で陛下が当家を潰すはずがないだろう?」
「……あのですね、そんなの別に替えがきくのだと分かりませんか? 守護をするに相応しい人物に爵位を与えてしまえば済むような話です。何か特殊な能力が備わっているならば別ですけど、そんなものはないでしょう? 武力だけならばいくらでも替えはきくのだと分かりませんか?」
「か、替えがきく……? まさか、そんな……」
「いくらでもききますよ。実際、そういった例もあります。そんなことになれば後世に家を潰した愚か者として名が残りますよ? いいのですか、それで」
顔面蒼白となったダニエルは絶句した。
貴族の当主にとって家を潰すことは何にも代えがたい恥辱。それが自分の身に起こると聞いて恐怖を覚えた。
「そ、そんな……嫌だ……。どうすれば……」
「まずは王女殿下への態度を改めてください。決して機嫌を損ねてはならない相手だと認識し、一切の無礼を働いてはなりません。そして愛人をさっさと本邸から追い出すことですね」
「アニーを追い出す!? そんなことできるわけがないだろう! 彼女の腹には私の子がいるんだぞ?」
「でしたら遠い場所に家でも買ってそこに住まわせたほうがよろしいですね。そして愛人の存在も子供の存在も決して王女殿下に知らせてはなりません。婚前に愛人がいるというだけで嫌悪の対象ですのに、子供までいるとなれば婚約破棄は免れませんからね」
ぐだぐだと「そんな……」「でも……」と言い募るダニエルに「いいから言う通りになさい!」怒鳴りつける。とっくに成人した年だというのに、いつまでも子供のような我儘を言う当主にシーザーは辟易していた。
「これは王女殿下の輿入れまでに片をつけねばならぬ問題です。それと古参の使用人もどうにかしなくてはなりませんね」
「はあ!? 彼等は私が幼い頃から仕えてくれているのだぞ!」
「あんな歪んだ思考の連中を王女殿下に近づけるわけにはいきません。貴方様をこの国で誰よりも尊い御方だと言わんばかりの態度にうんざりします。おまけに平民の愛人に傅くなぞ貴族としての誇りが欠如しているとしか言えません」
「彼等は私とアニーの真実の愛を応援してくれているだけだ! 悪く言うのは止めろ!」
「真実の愛? はっ……馬鹿馬鹿しい。そんなにも真実の愛を貫きたいのでしたら当主の座から降りて平民にでもなればよろしいのでは? 貴方様も、彼等も。意味の分からない茶番劇にオーガスタ家と王女殿下を巻き込まないでください」
「──────っ!! もういいっ! 出て行け!」
顔を真っ赤にして叫ぶダニエルに臆すことなくシーザーはうんざりした顔で頭を下げ、その場を後にした。
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