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王子と面会③
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「ふう、大きな声を出したら喉が渇いたわ。キャシー、お茶をお願い」
「はい、畏まりましたお嬢様」
馬鹿との会話は無駄が多くて本当に困るわ。
あー、淹れたての熱いお茶が美味しい。贅沢を言えばお茶請けにお菓子でも持ってくればよかったわね。
「……おい、待て。何をしているんだ、お前……」
「はい? 何をって……お茶をいただいているだけですが?」
「こんな場所でお茶を飲むなよ! それに何で看守がお前の使用人みたいに動くんだ? どう考えてもおかしいだろう!」
王子の言う通り、看守はお茶を飲むためのテーブルを運んできてくれたり、お茶を淹れる為のお湯を持ってきてくれたりとまるで使用人のように働いてくれる。普通はそんなことはしないだろう。
「どう、と言われましても……お金でお願いしただけですが?」
ねえ? と私は看守に同意を求めると、彼はいい笑顔で頷く。
今日の面会が私の思い通りに進むよう、あらかじめ看守に金を渡している。
そうでなければ部外者である私の命に従って囚人を傷つけるような真似や、お茶を飲みたいという私の我儘を叶えるような真似をするわけがない。前世では法に触れるようなことだがこの世界では合法だ。別に犯罪者を逃がすわけでもないしね。
「くっ……どこまでも厭味ったらしい! 金で物事を解決しようなどとは何て下品な……」
「ふん、解決できるお金もない貧乏王子が負け惜しみを言ったところで痛くもかゆくもありませんわ!」
いつもミシェルに嫌がらせばかりをしてきた屑王子の遠吠えは耳に心地いい。
悔しそうに顔を真っ赤に染める様を見るだけでお茶請けになるわ!
「貧乏王子だと!? なんて無礼な! それに私はここに来てからお茶なんて口にしていないのだぞ!? なのに貴様は当てつけのように私の目の前で自分だけ……」
「あら、でしたら貴方にもご馳走して差し上げてよ。感謝するといいわ」
今私が飲んでいるものと同じ銘柄の茶葉をわざわざ淹れてやった。
こんな犯罪者に恵んでやるなんて女神だろう、私。
「なんだこの容器は? それにぬるいぞ……」
「犯罪者に割れ物や熱い物を差し出すわけがないでしょう? それで我慢してくださいよ」
王子に渡したお茶は割れにくい素材で出来た監獄専用の容器。
それは装飾一つ施されていないシンプルなもの。なんだか小さい丼に似ている。
それに熱いお茶を出してそれをこちらにかけられてはたまらない。熱いお茶に水を足して温度を下げているのでぬるいのは当然だ。そして味も薄いだろう。
「これでは折角の良い茶葉が台無しではないか!」
「味は薄いですけど香りは分かるでしょう? 貴方のお好きな銘柄なのですから」
私が彼の好きな茶葉を知っていることが意外だったのか、目を見開いて驚いている。
「お前……どうして私の好む茶葉の銘柄を知っている?」
「婚約者の好みを知ることは常識ですよ? まあ、どうせ貴方はわたくしが何を好むかなんて知らないでしょう?」
ミシェルが健気にも婚約者の好みを把握していた。好きなお茶、好きな料理、好きな花に好きな色……。こんな屑野郎にも義理を果たそうとするなんて、つくづくミシェルは良い子だ。私だったら「好みなんて知るか。泥水啜って泥団子食って雑草でも愛でていろ!」と知ること自体を放棄すると思う。
「馬鹿にするな! それくらい知っている!」
「へー、なら言ってみてくださいよ。わたくしの好きな茶葉は?」
「隣国産の秋摘みが好きだったろう? 私との茶会でもよく出ていたものな!」
自信満々に言ってのける王子に私はこれでもかと冷たい視線を送った。
「いや、全然違いますけど? 確かに貴方とヘレンとのお茶会でよくその茶葉は出ておりましたが、わたくしの好みというわけではありません。……もしかして、それはヘレンの好みでは?」
ハッとなる王子にその予想は当たっていたと理解した。
こいつ、よくヘレンの好みを私の好みだと勘違いできたな?
「貴方の頭の中はヘレンで埋め尽くされていますものね。親が決めた婚約者の好みという無益なものなど脳細胞に刻みたくないのだと分かっておりますわ」
「な、なんだその嫌味な物言いは……! 少し間違えたくらいでそこまで言うなんて性格が悪いぞ!」
「あら、別の女の好みと間違えられたのですよ? そんな非常識で失礼な行いを怒ることすら許さないなんて……小さい男」
分かり易く煽ってやると面白いくらい怒り出す。
だが、看守が槍を構えた途端に慌てて口を噤んだ。
あら、看守さんたらそれ逆よ。刃が王子の方へと向いてしまっているわ。
「貴方は婚約当初から馬鹿みたいにヘレンのことばかりですわね。そのせいで全部失いましたけど、これで満足ですか?」
看守の手前怒りはしなかったが、悔しそうにこちらを睨みつけてくる。
ふん、いい顔ね。その悔しそうな顔を見ているとこちらの溜飲も下がるというものだわ。
「……満足なわけがないだろう……! こんな……こんなはずじゃなかったんだ……」
「いや、どんなおつもりだったかは知りませんけど、こういう結果になるのは当然ではありませんか。正当な婚約者のわたくしを蔑ろにしてヘレンばかりを寵愛するというのは、王家が公爵家に喧嘩を売るも同然。最大の後ろ盾となる当家を馬鹿にした王子が即位できると思いました? 現実はそんなに甘くありませんよ」
「そんなの貴様が我慢すればよかっただけの話だろう! ずっと何も言わなかったくせに……なんで急に反旗を翻すような真似をした!? こうなったのは全て貴様のせいだ!」
「あらあら、責任転嫁をしたければご自由にどうぞ? 他責志向の王子様は誰かのせいにしなければ生きていけませんものね」
何驚いた顔をしているのよ?
まさか私が「違う……わたくしのせいじゃない……」とか狼狽えるとでも思っていたの? あんた程度に罪悪感なんか微塵も湧かないのにそんなことを言うわけがないじゃない。
「わたくしが反旗を翻した理由は……そうですね、あれ以上貴方とヘレンの茶番には付き合いたくなかったからです」
「は? 茶番……?」
「はい、婚約者の交流に部外者が混じり、当の婚約者はその部外者を何においても優先なさるのですもの。まるでわたくしの方が部外者のよう。最後なのでお答えいただきたいのですが……どうしてあのような真似をなさったの? わざわざ当てつけのようにヘレンと仲睦まじい様を見せつけなくとも、わたくしとの婚約が嫌でしたら解消なさればよろしかったのに。あのような嫌がらせをしながらも婚約を解消しなかったのはどうしてですの?」
その質問に王子は言葉を詰まらせ項垂れた。
そして何かを言おうとしては止めるという行為を数回繰り返した後、観念したかのように口を開いた。
「…………………………から、だ」
「……はい? 何ておっしゃいました?」
「…………母上が! そうしろとおっしゃったからだ! お前との茶会に……ヘレンを同席させろと命じたのは母上だ!」
吐き出すように真実を告げた彼は今にも泣きそうに顔を歪めていた。
彼が告げた真相を聞いた私は想像よりもくだらない理由に驚きと呆れが止まらなかった。
「はい、畏まりましたお嬢様」
馬鹿との会話は無駄が多くて本当に困るわ。
あー、淹れたての熱いお茶が美味しい。贅沢を言えばお茶請けにお菓子でも持ってくればよかったわね。
「……おい、待て。何をしているんだ、お前……」
「はい? 何をって……お茶をいただいているだけですが?」
「こんな場所でお茶を飲むなよ! それに何で看守がお前の使用人みたいに動くんだ? どう考えてもおかしいだろう!」
王子の言う通り、看守はお茶を飲むためのテーブルを運んできてくれたり、お茶を淹れる為のお湯を持ってきてくれたりとまるで使用人のように働いてくれる。普通はそんなことはしないだろう。
「どう、と言われましても……お金でお願いしただけですが?」
ねえ? と私は看守に同意を求めると、彼はいい笑顔で頷く。
今日の面会が私の思い通りに進むよう、あらかじめ看守に金を渡している。
そうでなければ部外者である私の命に従って囚人を傷つけるような真似や、お茶を飲みたいという私の我儘を叶えるような真似をするわけがない。前世では法に触れるようなことだがこの世界では合法だ。別に犯罪者を逃がすわけでもないしね。
「くっ……どこまでも厭味ったらしい! 金で物事を解決しようなどとは何て下品な……」
「ふん、解決できるお金もない貧乏王子が負け惜しみを言ったところで痛くもかゆくもありませんわ!」
いつもミシェルに嫌がらせばかりをしてきた屑王子の遠吠えは耳に心地いい。
悔しそうに顔を真っ赤に染める様を見るだけでお茶請けになるわ!
「貧乏王子だと!? なんて無礼な! それに私はここに来てからお茶なんて口にしていないのだぞ!? なのに貴様は当てつけのように私の目の前で自分だけ……」
「あら、でしたら貴方にもご馳走して差し上げてよ。感謝するといいわ」
今私が飲んでいるものと同じ銘柄の茶葉をわざわざ淹れてやった。
こんな犯罪者に恵んでやるなんて女神だろう、私。
「なんだこの容器は? それにぬるいぞ……」
「犯罪者に割れ物や熱い物を差し出すわけがないでしょう? それで我慢してくださいよ」
王子に渡したお茶は割れにくい素材で出来た監獄専用の容器。
それは装飾一つ施されていないシンプルなもの。なんだか小さい丼に似ている。
それに熱いお茶を出してそれをこちらにかけられてはたまらない。熱いお茶に水を足して温度を下げているのでぬるいのは当然だ。そして味も薄いだろう。
「これでは折角の良い茶葉が台無しではないか!」
「味は薄いですけど香りは分かるでしょう? 貴方のお好きな銘柄なのですから」
私が彼の好きな茶葉を知っていることが意外だったのか、目を見開いて驚いている。
「お前……どうして私の好む茶葉の銘柄を知っている?」
「婚約者の好みを知ることは常識ですよ? まあ、どうせ貴方はわたくしが何を好むかなんて知らないでしょう?」
ミシェルが健気にも婚約者の好みを把握していた。好きなお茶、好きな料理、好きな花に好きな色……。こんな屑野郎にも義理を果たそうとするなんて、つくづくミシェルは良い子だ。私だったら「好みなんて知るか。泥水啜って泥団子食って雑草でも愛でていろ!」と知ること自体を放棄すると思う。
「馬鹿にするな! それくらい知っている!」
「へー、なら言ってみてくださいよ。わたくしの好きな茶葉は?」
「隣国産の秋摘みが好きだったろう? 私との茶会でもよく出ていたものな!」
自信満々に言ってのける王子に私はこれでもかと冷たい視線を送った。
「いや、全然違いますけど? 確かに貴方とヘレンとのお茶会でよくその茶葉は出ておりましたが、わたくしの好みというわけではありません。……もしかして、それはヘレンの好みでは?」
ハッとなる王子にその予想は当たっていたと理解した。
こいつ、よくヘレンの好みを私の好みだと勘違いできたな?
「貴方の頭の中はヘレンで埋め尽くされていますものね。親が決めた婚約者の好みという無益なものなど脳細胞に刻みたくないのだと分かっておりますわ」
「な、なんだその嫌味な物言いは……! 少し間違えたくらいでそこまで言うなんて性格が悪いぞ!」
「あら、別の女の好みと間違えられたのですよ? そんな非常識で失礼な行いを怒ることすら許さないなんて……小さい男」
分かり易く煽ってやると面白いくらい怒り出す。
だが、看守が槍を構えた途端に慌てて口を噤んだ。
あら、看守さんたらそれ逆よ。刃が王子の方へと向いてしまっているわ。
「貴方は婚約当初から馬鹿みたいにヘレンのことばかりですわね。そのせいで全部失いましたけど、これで満足ですか?」
看守の手前怒りはしなかったが、悔しそうにこちらを睨みつけてくる。
ふん、いい顔ね。その悔しそうな顔を見ているとこちらの溜飲も下がるというものだわ。
「……満足なわけがないだろう……! こんな……こんなはずじゃなかったんだ……」
「いや、どんなおつもりだったかは知りませんけど、こういう結果になるのは当然ではありませんか。正当な婚約者のわたくしを蔑ろにしてヘレンばかりを寵愛するというのは、王家が公爵家に喧嘩を売るも同然。最大の後ろ盾となる当家を馬鹿にした王子が即位できると思いました? 現実はそんなに甘くありませんよ」
「そんなの貴様が我慢すればよかっただけの話だろう! ずっと何も言わなかったくせに……なんで急に反旗を翻すような真似をした!? こうなったのは全て貴様のせいだ!」
「あらあら、責任転嫁をしたければご自由にどうぞ? 他責志向の王子様は誰かのせいにしなければ生きていけませんものね」
何驚いた顔をしているのよ?
まさか私が「違う……わたくしのせいじゃない……」とか狼狽えるとでも思っていたの? あんた程度に罪悪感なんか微塵も湧かないのにそんなことを言うわけがないじゃない。
「わたくしが反旗を翻した理由は……そうですね、あれ以上貴方とヘレンの茶番には付き合いたくなかったからです」
「は? 茶番……?」
「はい、婚約者の交流に部外者が混じり、当の婚約者はその部外者を何においても優先なさるのですもの。まるでわたくしの方が部外者のよう。最後なのでお答えいただきたいのですが……どうしてあのような真似をなさったの? わざわざ当てつけのようにヘレンと仲睦まじい様を見せつけなくとも、わたくしとの婚約が嫌でしたら解消なさればよろしかったのに。あのような嫌がらせをしながらも婚約を解消しなかったのはどうしてですの?」
その質問に王子は言葉を詰まらせ項垂れた。
そして何かを言おうとしては止めるという行為を数回繰り返した後、観念したかのように口を開いた。
「…………………………から、だ」
「……はい? 何ておっしゃいました?」
「…………母上が! そうしろとおっしゃったからだ! お前との茶会に……ヘレンを同席させろと命じたのは母上だ!」
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