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序
0魔.黒き者⑤
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「魔神龍だと……!? 魔界の魔族がなんでこの世界にいるんだ? そもそもなんで崖から馬車が落ちかけている?」
こいつが魔神龍なら、状況はかなりまずい。
何故なら、魔族はSクラス冒険者でも苦労する相手だからだ。
最悪の場合、殺される。
そして、魔界とは、アタランタとは別の世界で、魔族が住まう世界だ。
魔族の中でも上位種が魔神と呼ばれている。
特に龍族は魔神の中でも常に最高位を争う存在だ。
ここは向こうの奴らが逃げる時間を稼ぐのが先決だろう。
逃した後に、御礼をがっぽり貰えばいい。
貴族の、ましてや公爵の馬車だから、ケチくさいことはしないだろうしな。
俺は指先を後ろ手に動かし、馬車を浮かせ、道の上に置いた。
それを見ていたニーズヘッグは不思議そうな顔をした。
「ふむ。奴らは知り合いだったか。それはすまぬことをした。だが、私を見るなり攻撃してきたのは奴らだぞ? して、名はなんと言う? 三度目はないぞ?」
「……グレイスター・イエリンだ。お前から攻撃したんじゃないのか…?」
驚いていると、ニーズヘッグが怒りを露わにしてこちらに向かってきた。
いきなりなんだ……?
まずい……
そう思い、咄嗟に自分の前に魔術で氷の壁を作った。
次の瞬間、ニーズヘッグは黒い魔力を放った。
こいつが魔神龍なら、状況はかなりまずい。
何故なら、魔族はSクラス冒険者でも苦労する相手だからだ。
最悪の場合、殺される。
そして、魔界とは、アタランタとは別の世界で、魔族が住まう世界だ。
魔族の中でも上位種が魔神と呼ばれている。
特に龍族は魔神の中でも常に最高位を争う存在だ。
ここは向こうの奴らが逃げる時間を稼ぐのが先決だろう。
逃した後に、御礼をがっぽり貰えばいい。
貴族の、ましてや公爵の馬車だから、ケチくさいことはしないだろうしな。
俺は指先を後ろ手に動かし、馬車を浮かせ、道の上に置いた。
それを見ていたニーズヘッグは不思議そうな顔をした。
「ふむ。奴らは知り合いだったか。それはすまぬことをした。だが、私を見るなり攻撃してきたのは奴らだぞ? して、名はなんと言う? 三度目はないぞ?」
「……グレイスター・イエリンだ。お前から攻撃したんじゃないのか…?」
驚いていると、ニーズヘッグが怒りを露わにしてこちらに向かってきた。
いきなりなんだ……?
まずい……
そう思い、咄嗟に自分の前に魔術で氷の壁を作った。
次の瞬間、ニーズヘッグは黒い魔力を放った。
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