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終焉の予兆
第2-3話
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「あっちだっけ……? いや、こっちだったような……」
俺は彼女に振り回されていた。
「はあ……はあ……ちょっと待ってください……走らないで!」
「遅いよ~君ほんとに強くなりたいの~?」
止まって待っててくれた彼女は冗談めいた口調で言って来た。
やっと追いついた……疲れた……
「ねえ、ちょっと聞きたいんだけど、この辺りにフィンデルっていうドワーフのおじさんがやってるお店知らない?」
彼女はキョロキョロと辺りを見回している。
「フィンデルさん? ですか……そんな名前のドワーフの人はあったことないです…… 」
そう答えると彼女は渋い顔をする。
「そんな~ 久しぶりに街に来たから顔出しに来たのに……どこに店を移したんだろ……」
「一つ質問良いですか?」
「なに? あと、敬語はやめてくれないかな……なんか、気まずく感じちゃうから。それと、言い忘れてたけど私の名前はカルキュラ=メイアー=フォルン長いから、メイアーでいいよ」
彼女はさらっと自己紹介をした。
「お、俺はユイトです……えっと、じゃあそうします」
彼女は俺に敬語を使うな、タメででいいよと言ってくれた。
「よろしい」
俺はもう一度彼女に質問する。
「メイアーさん……じゃなかった。メイアーはフィンデルさんとはどういう仲なんだ?」
「しいて言えば家族みたいなものかな……」
メイアーは空を遠い目で見ていた。
「さあ! フィンデルのお店が見つかるまでこの街を徹底的に探すよ!」
両手をパチンと叩くとまたもや俺を置いて走り出した。
「あっ、ちょっと待ってくださいって!」
俺は必死に追いつこうとしたが結局彼女に追いつくことができず、はぐれてしまった。
「どこに行ったん……どこにいるんだ~ メイアー!」
どうしよう……はぐれたんだけど……
俺はシスティーナのところに戻るということも考えたが、メイアーのさっきの表情が脳裏に浮かび結局そのフィンデルさんというドワーフのおじさんを探すことにした。
「ホントにフィンデルさんっていう人っているのか?」
俺はぶつぶつ一人ごとを言いながら道を歩いていた。
俺は一体どのくらい歩いたのか、日がすこし茜色に染まり始めてきていた。
フィンデルさんを探すのはいいが、見つからないどころか道行く人に尋ねても誰一人フィンデルという名前のドワーフを知っている人はいなかった。
やっぱりだめだ……今日だけじゃ絶対に見つかりっこない……
正直俺は諦めていた。だって、この大きな街中の店に一軒一軒聞いて回ったんだもん。
俺は最後の望みをかけ、まだ回っていない通りに来た。
そこは人で賑わっており、どこか見覚えがある。
そういえば、ここって……
この通りはこの前、システィーナに無理やり連れていかれた武器屋がある通りだ。
ここで見つけられなかったら、メイアーには申し訳ないけど諦めよう……
俺は顔見知りである武器屋のおじさんのところに足を運んだ。
「すみませーん!」
俺が武器屋に入ると姿は見えないが、店主が人と話をしていた。
お客さんかな……
店主と話している人は聞こえてくる声からすると若い女の子だ……あれっ? でもこの声ってどこかで聞いたことがあるような……
声のする方へ向かうとそこに居たのはメイアーだった。
「あれっ? メイアーさんどうしてここに?」
俺がそう叫ぶと二人は今俺がいるのに気づいたのか黙って俺を見てきた。
「あれっ? ユイト君じゃない。なんて顔してるの?」
「よう! いつかの坊主じゃねーか! 剣の斬れ味はもう試したか?」
二人は互いの顔を見合わせ少し驚いている。
「おじさん、ユイト君と知り合いなの?」
「メアちゃんは坊主と知り合いなのか?」
二人は同時に互いを指差しながら声が重なった。
「へぇ~そう言うことね~……」
メイアーは「ふーん」と何かを理解したような感じで俺をみてきた。
「それで? どうして、ここに私がいるのかって?」
彼女は腕組みをしながら俺の方を見る。
「それは……私とヘパイトスは家族だからよ!」
……家族? っていうか店主の名前ってヘパイトスって言うのかよ。初めて知ったよ!
「家族って……ヘパイトスさんがメイアーの父親とか……ですか?」
そう聞くと店主もとい、ヘパイトスは手を横にブンブンと首を振り違うという事を伝えてきた。
父親でもないなら……兄妹? いや、そりゃないな……だって、見た目だけで軽く三十近く年の差があるからな。
「坊主! 俺がメアちゃんの親父と勘違いしただろ?」
ヘパイトスは無邪気な笑顔を俺に向けながら驚愕の事実を言った。
「その逆さだよ! 逆! 俺はメアちゃんをお袋の様に思いながら育ったんだよ!」
……ん? 聞き間違いかな?
「えーっと? 何か言い間違えませんでしたか……?」
「いやー理解できないのも無理ないな!メアちゃんと俺とは老いの速度が違うからな!」
老いの速度が違うってどゆこと……?
「あの……言ってることが理解できないのですが……」
俺がそういうとメイアーは薄く笑みを浮かべた。
「はいはい! プライベートな話はここで終わり! 本題に入りましょう!」
メイアーは話を切るように話題を変えた。
「ヘパイトスはフィンデルの居場所を知ってるんでしょう? 教えて頂戴!」
メイアーは目つきを鋭くしながら木製のカウンターをバンバン叩いている。
「分かった! 分かったから、カウンターを壊さないでくれ!」
慌ててメイアーを止めたヘパイトスだったが、結局カウンターは所々にメイアーのだとと思われる手形で深く彫り込まれていた。
メイアーさん⁉︎ 力強すぎじゃないですか……?
「で? フィンデルさんの場所を知りたいんだよな?」
ヘパイトスはメイアーが怖いのか俺に向かって話し始めた。
「ヘパイトス……?そんなに怖がらなくても居場所を教えてくれたら何もしないよ? 教えたら……ね?」
メイアーは声音でヘパイトスにそう言い放つとヘパイトスはブルブルと震え出し霞んだ声で教えていた。
「教えてくれてありがと!」
メイアーはヘパイトスからフィンデルの居場所を聞くとヘパイトスに物凄い笑顔を向けた。
やっとシスティーナのところに戻れる……
そんなことを考えることができたのはここまでだった。
「じゃあ、俺は任務を任されていたので中央広場に戻ります!」
俺が店を出ようとするとメイアーが俺に向けて一言放った。
「……え? 何言ってるの? ユイト君も一緒に来るんだよ?」
俺はその言葉を聞くと同時に立ち止まり、振り返りメイアーを見ると狂気に満ち溢れた笑顔を向けていた。
「……え? えぇぇぇぇぇ⁈」
結局俺はメイアーの脅迫に屈し一緒にフィン
デルの元へ向かうことになった。
俺は彼女に振り回されていた。
「はあ……はあ……ちょっと待ってください……走らないで!」
「遅いよ~君ほんとに強くなりたいの~?」
止まって待っててくれた彼女は冗談めいた口調で言って来た。
やっと追いついた……疲れた……
「ねえ、ちょっと聞きたいんだけど、この辺りにフィンデルっていうドワーフのおじさんがやってるお店知らない?」
彼女はキョロキョロと辺りを見回している。
「フィンデルさん? ですか……そんな名前のドワーフの人はあったことないです…… 」
そう答えると彼女は渋い顔をする。
「そんな~ 久しぶりに街に来たから顔出しに来たのに……どこに店を移したんだろ……」
「一つ質問良いですか?」
「なに? あと、敬語はやめてくれないかな……なんか、気まずく感じちゃうから。それと、言い忘れてたけど私の名前はカルキュラ=メイアー=フォルン長いから、メイアーでいいよ」
彼女はさらっと自己紹介をした。
「お、俺はユイトです……えっと、じゃあそうします」
彼女は俺に敬語を使うな、タメででいいよと言ってくれた。
「よろしい」
俺はもう一度彼女に質問する。
「メイアーさん……じゃなかった。メイアーはフィンデルさんとはどういう仲なんだ?」
「しいて言えば家族みたいなものかな……」
メイアーは空を遠い目で見ていた。
「さあ! フィンデルのお店が見つかるまでこの街を徹底的に探すよ!」
両手をパチンと叩くとまたもや俺を置いて走り出した。
「あっ、ちょっと待ってくださいって!」
俺は必死に追いつこうとしたが結局彼女に追いつくことができず、はぐれてしまった。
「どこに行ったん……どこにいるんだ~ メイアー!」
どうしよう……はぐれたんだけど……
俺はシスティーナのところに戻るということも考えたが、メイアーのさっきの表情が脳裏に浮かび結局そのフィンデルさんというドワーフのおじさんを探すことにした。
「ホントにフィンデルさんっていう人っているのか?」
俺はぶつぶつ一人ごとを言いながら道を歩いていた。
俺は一体どのくらい歩いたのか、日がすこし茜色に染まり始めてきていた。
フィンデルさんを探すのはいいが、見つからないどころか道行く人に尋ねても誰一人フィンデルという名前のドワーフを知っている人はいなかった。
やっぱりだめだ……今日だけじゃ絶対に見つかりっこない……
正直俺は諦めていた。だって、この大きな街中の店に一軒一軒聞いて回ったんだもん。
俺は最後の望みをかけ、まだ回っていない通りに来た。
そこは人で賑わっており、どこか見覚えがある。
そういえば、ここって……
この通りはこの前、システィーナに無理やり連れていかれた武器屋がある通りだ。
ここで見つけられなかったら、メイアーには申し訳ないけど諦めよう……
俺は顔見知りである武器屋のおじさんのところに足を運んだ。
「すみませーん!」
俺が武器屋に入ると姿は見えないが、店主が人と話をしていた。
お客さんかな……
店主と話している人は聞こえてくる声からすると若い女の子だ……あれっ? でもこの声ってどこかで聞いたことがあるような……
声のする方へ向かうとそこに居たのはメイアーだった。
「あれっ? メイアーさんどうしてここに?」
俺がそう叫ぶと二人は今俺がいるのに気づいたのか黙って俺を見てきた。
「あれっ? ユイト君じゃない。なんて顔してるの?」
「よう! いつかの坊主じゃねーか! 剣の斬れ味はもう試したか?」
二人は互いの顔を見合わせ少し驚いている。
「おじさん、ユイト君と知り合いなの?」
「メアちゃんは坊主と知り合いなのか?」
二人は同時に互いを指差しながら声が重なった。
「へぇ~そう言うことね~……」
メイアーは「ふーん」と何かを理解したような感じで俺をみてきた。
「それで? どうして、ここに私がいるのかって?」
彼女は腕組みをしながら俺の方を見る。
「それは……私とヘパイトスは家族だからよ!」
……家族? っていうか店主の名前ってヘパイトスって言うのかよ。初めて知ったよ!
「家族って……ヘパイトスさんがメイアーの父親とか……ですか?」
そう聞くと店主もとい、ヘパイトスは手を横にブンブンと首を振り違うという事を伝えてきた。
父親でもないなら……兄妹? いや、そりゃないな……だって、見た目だけで軽く三十近く年の差があるからな。
「坊主! 俺がメアちゃんの親父と勘違いしただろ?」
ヘパイトスは無邪気な笑顔を俺に向けながら驚愕の事実を言った。
「その逆さだよ! 逆! 俺はメアちゃんをお袋の様に思いながら育ったんだよ!」
……ん? 聞き間違いかな?
「えーっと? 何か言い間違えませんでしたか……?」
「いやー理解できないのも無理ないな!メアちゃんと俺とは老いの速度が違うからな!」
老いの速度が違うってどゆこと……?
「あの……言ってることが理解できないのですが……」
俺がそういうとメイアーは薄く笑みを浮かべた。
「はいはい! プライベートな話はここで終わり! 本題に入りましょう!」
メイアーは話を切るように話題を変えた。
「ヘパイトスはフィンデルの居場所を知ってるんでしょう? 教えて頂戴!」
メイアーは目つきを鋭くしながら木製のカウンターをバンバン叩いている。
「分かった! 分かったから、カウンターを壊さないでくれ!」
慌ててメイアーを止めたヘパイトスだったが、結局カウンターは所々にメイアーのだとと思われる手形で深く彫り込まれていた。
メイアーさん⁉︎ 力強すぎじゃないですか……?
「で? フィンデルさんの場所を知りたいんだよな?」
ヘパイトスはメイアーが怖いのか俺に向かって話し始めた。
「ヘパイトス……?そんなに怖がらなくても居場所を教えてくれたら何もしないよ? 教えたら……ね?」
メイアーは声音でヘパイトスにそう言い放つとヘパイトスはブルブルと震え出し霞んだ声で教えていた。
「教えてくれてありがと!」
メイアーはヘパイトスからフィンデルの居場所を聞くとヘパイトスに物凄い笑顔を向けた。
やっとシスティーナのところに戻れる……
そんなことを考えることができたのはここまでだった。
「じゃあ、俺は任務を任されていたので中央広場に戻ります!」
俺が店を出ようとするとメイアーが俺に向けて一言放った。
「……え? 何言ってるの? ユイト君も一緒に来るんだよ?」
俺はその言葉を聞くと同時に立ち止まり、振り返りメイアーを見ると狂気に満ち溢れた笑顔を向けていた。
「……え? えぇぇぇぇぇ⁈」
結局俺はメイアーの脅迫に屈し一緒にフィン
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