11 / 17
終焉の予兆
第2-6話
しおりを挟む
土竜の穴倉を出ると空は既に暗くなっており、魔法で点いているのか街灯があたたかな光で街道を照らしていた。
「あっちゃ~暗くなっちゃってるね……」
メイアーは呑気にそう言いながら遅れて店から出てくると、収納魔法で何やら液体の入った小瓶を取り出した。
なんだろ……
気になってずっとメイアーを見ていると身を引くように引いた眼で、
「何見てるの……これ、ただの水なんだけど……」
「へ、へえーそうなんだ……」
なんだ、ただの水か……てっきり特殊なポーションか何かと思ったよ。
「そういえば……」
メイアーはそれとなく話を変えた。
「ユイト君って確か仕事中だったよね……? なんか、ゴメンね? わたしの我がままを聞いてくれて。これからパーティーメンバーになるわけだしこの貸しはその時返すね。なんなら今夜、か・ら・だ・ででもいいけど?」
メイアーはからかうようにそういう事を言ったのだが俺は童貞だからか、またはただのノロケだからかなのかは分からないが無意識に想像してしまった。
「ユイト君のその反応……かっわいい~」
メイアーは目を><にさせながら体をくねくねさせる。
「——っ、そ、それは拒否します! それより、もう遅いし家に帰った方がいいと思うけど」
俺は恥ずかしさをごまかすためにわざと大声で拒否すると帰る事を提案した。
すると、さっきまで体をくねくねさせていたメイアーも我に返り俺が立っている逆方向の位置に歩き始めた。
「それじゃ! 私、家こっちだから、明日君のところに行くからね」
「送らなくて大丈夫か?」
「大丈夫、大丈夫! 家近いし」
「そ、そうか……気を付けて帰るんだぞー!」
メイアーは楽し気に鼻歌を交えながら遠くに消えていった。
俺もそろそろ広場に戻るか……
「あっ、ユイトさん。遅かったですね! さぞかしあの女性と楽しい時間を過ごしたのでしょうね!」
広場に戻るとシスティーナが強い口調で拗ねた顔で出迎えてくれた。
任された仕事任せて一日中いなかったらそりゃ、普通怒るよな……
「ホントすまなかった! 今度、何かさせてくれ! この通りだ!」
俺はシスティーナに許してもらえるよう必死に何度も頭を下げると、少し申し訳なくなったのか拗ねたような顔だったのがいつの間にか優しい顔に戻っていた。
「ユイトさん……頭を上げてください。私は別に怒っているわけでわないのです。ただ……」
その言葉を発した瞬間システィーナの顔は少しだが朱色に染まっているようにおもえた。
「ただ……?」
ゴクリ……
緊迫の空気の中ただただ緊張が走るだけだった。
と、その時。こんな状況の中で能天気な中年騎士がガサツな笑い声を発しながらこちらに歩いてきた。
「やあ、ユイト君ではないか! こんなにも可愛いお嬢様を残して他のお嬢さんとお出かけとは。先ほどからお嬢様からあなたへの文句を聞かされ大変でしたぞ」
アルベルトは優しい声でそう言うとニコニコ笑みを浮かべながらシスティーナの頭をガサツに撫でる。
すると、システィーナは顔を赤らめ否定しはじめる。
「ちょっと⁉ アルベルト様、それは言わない約束では⁉ ユイトさん違うんです! え、えっと……そ、そうです。これはアルベルト様の作り話なのです!」
慌てて否定しているシスティーナだけど途中途中ボロが出ている。
「ただ、私は寂しかったわけで、一緒に遊びに行きたかったなんて微塵も思ってませんから!」
うっ――なにか心に来るものがあるな……
「と、とにかく! 私は何とも思ってませんので……」
「そ、そうか……」
何とも思ってないって……何とも思ってないって……
俺が落ち込んでいると、システィーナが話の話題を変えた。
「そ、そいえばちゃんとユイトさんと一緒にいた女性はしっかりとお家までお届けしましたか?」
「いや、家が近かったらしいし、聞いてみたけど断られたよ」
そう言うと、システィーナはまたもや顔をムスッとさせた。
え、なんで……?
「ユイトさん、良いですか? 女性を最後までお届けするのが紳士の務めなのです。私はあなたの将来が不安です」
なんで俺の将来はシスティーナに心配されてるんだろ……
あ、そうだ……システィーナにあのことを話しておかないと。
「そういえば、システィーナに言っとかないといけないことが――」
「あ、ユイトさん見てください! あの金髪の女性の方とっても綺麗ですよ」
システィーナに話を遮られてしまった。
俺はシスティーナが指をさしている方向を見るとそこには金髪碧眼の少し背丈の高いセクシーなお姉さんがいかにも占い師って感じの服を身にまとい騎士団の人と話をしていた。
うわぁ~あの人綺麗っていうよりも少しエロイな……
その女性をずっと見ているとこちらの視線に気づいたのか、目が合うと彼女は笑って見せた。
うわっ、待って、何今の。めっちゃ綺麗なんだけど。
「お? あの方は」
アルベルトはその女性を見ると俺たちの背中を押して、
「二人ともあの方が私たちが護衛をしていた術師様だぞ」
「あの方が……?」
システィーナは驚いたように大きく開いた口を手で隠している。
どことなくそんな気はしていたけど、あんなにも若作りとは……俺はてっきり建国前から生きていた術師様って言うくらいだから老婆だと思っていた。
そんなやり取りを三人でしていると女性が近づいてきた。
「今日は一日中我々市民のため、お疲れさまでした。今夜はゆっくりとおくつろぎください」
アルベルトは片膝を地に着け頭を下げると彼女にそういった。
すると彼女は気さくに、
「いいのよ、別に。わたしは好きでやっているだけだから、あとそんなにかしこまらなくてもいいのに」
と優しくアルベルトに声をかけている。
しかし、俺たちにはガサツなくせにこんな時になるとお堅い人にアルベルトはなってしまう。
「いえ、アストロヘイム王国騎士団長としてこの国に使える一騎士として国に忠誠している身、それならばこの国の生きる財産と呼ばれるあなた様にも相応の忠義を尽くさなければなりません。どうかご理解ください」
「そ、そう……」
彼女はアルベルトのお堅い発言を聞くなり苦い笑みをこぼした。
「あなたたちもわざわざ護衛をしてくれてありがとう」
彼女は俺たち二人にも律儀にお辞儀をして感謝の言葉をくれた。
「いえ、どうも……」
「あ、あの……」
システィーナは何やら彼女に聞きたいことがあるのか呼び止めた。
「ん? 何かなお嬢ちゃん」
「えっと……やっぱり、なんでもないです」
システィーナが顔を少し朱色に染めて俯くと彼女は「え? そう?」とでも言いたげな顔でシスティーナを見ていた。
「えっと……じゃあ、私もう行くよ?」
彼女は広場前に止まっている黒色の装飾の豪華な馬車を指さした。
「あ、はい。呼び止めちゃってごめんなさい!」
彼女は俺たち二人に手を振って馬車に乗り込むと馬車が走り出すまで手を振り続けてくれた。
俺たちも馬車が見えなくなるまで手を振り続けた。
「術師様って最初、暗いイメージがしたけど結構気さくな人で良かったね」
俺がそう言うとシスティーナは浮かない顔で俯いていた。
俺は心配になり彼女の名前を呼んだ。
「システィーナ?」
すると、システィーナは我に戻ったのか突然俯いていた顔を前に向け、「そうね」と言い放つと、そそくさ借りていた宿に一人戻って行った。
「どうしたんだろ……」
俺もシスティーナの後を追いかけ借りていた部屋に戻った。
当然部屋は別々である。
その後、帰ってから一度も彼女と言葉を交わすことはなかった。
「あっちゃ~暗くなっちゃってるね……」
メイアーは呑気にそう言いながら遅れて店から出てくると、収納魔法で何やら液体の入った小瓶を取り出した。
なんだろ……
気になってずっとメイアーを見ていると身を引くように引いた眼で、
「何見てるの……これ、ただの水なんだけど……」
「へ、へえーそうなんだ……」
なんだ、ただの水か……てっきり特殊なポーションか何かと思ったよ。
「そういえば……」
メイアーはそれとなく話を変えた。
「ユイト君って確か仕事中だったよね……? なんか、ゴメンね? わたしの我がままを聞いてくれて。これからパーティーメンバーになるわけだしこの貸しはその時返すね。なんなら今夜、か・ら・だ・ででもいいけど?」
メイアーはからかうようにそういう事を言ったのだが俺は童貞だからか、またはただのノロケだからかなのかは分からないが無意識に想像してしまった。
「ユイト君のその反応……かっわいい~」
メイアーは目を><にさせながら体をくねくねさせる。
「——っ、そ、それは拒否します! それより、もう遅いし家に帰った方がいいと思うけど」
俺は恥ずかしさをごまかすためにわざと大声で拒否すると帰る事を提案した。
すると、さっきまで体をくねくねさせていたメイアーも我に返り俺が立っている逆方向の位置に歩き始めた。
「それじゃ! 私、家こっちだから、明日君のところに行くからね」
「送らなくて大丈夫か?」
「大丈夫、大丈夫! 家近いし」
「そ、そうか……気を付けて帰るんだぞー!」
メイアーは楽し気に鼻歌を交えながら遠くに消えていった。
俺もそろそろ広場に戻るか……
「あっ、ユイトさん。遅かったですね! さぞかしあの女性と楽しい時間を過ごしたのでしょうね!」
広場に戻るとシスティーナが強い口調で拗ねた顔で出迎えてくれた。
任された仕事任せて一日中いなかったらそりゃ、普通怒るよな……
「ホントすまなかった! 今度、何かさせてくれ! この通りだ!」
俺はシスティーナに許してもらえるよう必死に何度も頭を下げると、少し申し訳なくなったのか拗ねたような顔だったのがいつの間にか優しい顔に戻っていた。
「ユイトさん……頭を上げてください。私は別に怒っているわけでわないのです。ただ……」
その言葉を発した瞬間システィーナの顔は少しだが朱色に染まっているようにおもえた。
「ただ……?」
ゴクリ……
緊迫の空気の中ただただ緊張が走るだけだった。
と、その時。こんな状況の中で能天気な中年騎士がガサツな笑い声を発しながらこちらに歩いてきた。
「やあ、ユイト君ではないか! こんなにも可愛いお嬢様を残して他のお嬢さんとお出かけとは。先ほどからお嬢様からあなたへの文句を聞かされ大変でしたぞ」
アルベルトは優しい声でそう言うとニコニコ笑みを浮かべながらシスティーナの頭をガサツに撫でる。
すると、システィーナは顔を赤らめ否定しはじめる。
「ちょっと⁉ アルベルト様、それは言わない約束では⁉ ユイトさん違うんです! え、えっと……そ、そうです。これはアルベルト様の作り話なのです!」
慌てて否定しているシスティーナだけど途中途中ボロが出ている。
「ただ、私は寂しかったわけで、一緒に遊びに行きたかったなんて微塵も思ってませんから!」
うっ――なにか心に来るものがあるな……
「と、とにかく! 私は何とも思ってませんので……」
「そ、そうか……」
何とも思ってないって……何とも思ってないって……
俺が落ち込んでいると、システィーナが話の話題を変えた。
「そ、そいえばちゃんとユイトさんと一緒にいた女性はしっかりとお家までお届けしましたか?」
「いや、家が近かったらしいし、聞いてみたけど断られたよ」
そう言うと、システィーナはまたもや顔をムスッとさせた。
え、なんで……?
「ユイトさん、良いですか? 女性を最後までお届けするのが紳士の務めなのです。私はあなたの将来が不安です」
なんで俺の将来はシスティーナに心配されてるんだろ……
あ、そうだ……システィーナにあのことを話しておかないと。
「そういえば、システィーナに言っとかないといけないことが――」
「あ、ユイトさん見てください! あの金髪の女性の方とっても綺麗ですよ」
システィーナに話を遮られてしまった。
俺はシスティーナが指をさしている方向を見るとそこには金髪碧眼の少し背丈の高いセクシーなお姉さんがいかにも占い師って感じの服を身にまとい騎士団の人と話をしていた。
うわぁ~あの人綺麗っていうよりも少しエロイな……
その女性をずっと見ているとこちらの視線に気づいたのか、目が合うと彼女は笑って見せた。
うわっ、待って、何今の。めっちゃ綺麗なんだけど。
「お? あの方は」
アルベルトはその女性を見ると俺たちの背中を押して、
「二人ともあの方が私たちが護衛をしていた術師様だぞ」
「あの方が……?」
システィーナは驚いたように大きく開いた口を手で隠している。
どことなくそんな気はしていたけど、あんなにも若作りとは……俺はてっきり建国前から生きていた術師様って言うくらいだから老婆だと思っていた。
そんなやり取りを三人でしていると女性が近づいてきた。
「今日は一日中我々市民のため、お疲れさまでした。今夜はゆっくりとおくつろぎください」
アルベルトは片膝を地に着け頭を下げると彼女にそういった。
すると彼女は気さくに、
「いいのよ、別に。わたしは好きでやっているだけだから、あとそんなにかしこまらなくてもいいのに」
と優しくアルベルトに声をかけている。
しかし、俺たちにはガサツなくせにこんな時になるとお堅い人にアルベルトはなってしまう。
「いえ、アストロヘイム王国騎士団長としてこの国に使える一騎士として国に忠誠している身、それならばこの国の生きる財産と呼ばれるあなた様にも相応の忠義を尽くさなければなりません。どうかご理解ください」
「そ、そう……」
彼女はアルベルトのお堅い発言を聞くなり苦い笑みをこぼした。
「あなたたちもわざわざ護衛をしてくれてありがとう」
彼女は俺たち二人にも律儀にお辞儀をして感謝の言葉をくれた。
「いえ、どうも……」
「あ、あの……」
システィーナは何やら彼女に聞きたいことがあるのか呼び止めた。
「ん? 何かなお嬢ちゃん」
「えっと……やっぱり、なんでもないです」
システィーナが顔を少し朱色に染めて俯くと彼女は「え? そう?」とでも言いたげな顔でシスティーナを見ていた。
「えっと……じゃあ、私もう行くよ?」
彼女は広場前に止まっている黒色の装飾の豪華な馬車を指さした。
「あ、はい。呼び止めちゃってごめんなさい!」
彼女は俺たち二人に手を振って馬車に乗り込むと馬車が走り出すまで手を振り続けてくれた。
俺たちも馬車が見えなくなるまで手を振り続けた。
「術師様って最初、暗いイメージがしたけど結構気さくな人で良かったね」
俺がそう言うとシスティーナは浮かない顔で俯いていた。
俺は心配になり彼女の名前を呼んだ。
「システィーナ?」
すると、システィーナは我に戻ったのか突然俯いていた顔を前に向け、「そうね」と言い放つと、そそくさ借りていた宿に一人戻って行った。
「どうしたんだろ……」
俺もシスティーナの後を追いかけ借りていた部屋に戻った。
当然部屋は別々である。
その後、帰ってから一度も彼女と言葉を交わすことはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる