王様とお妃様は今日も蜜月中~世界でいちばん幸せなふたり~

花乃 なたね

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登場人物

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★エリーズ・アルクレイド
 アルクレイド王妃。幼い頃に両親を亡くし、義理の家族から使用人同然に扱われて育った。ヴィオルと運命的な出会いの後に彼の妻となる。やや危なっかしいくらいに純粋。料理が得意。
 ヴィオルのことが「変になりそうなくらい大好き」。彼との熱愛ぶりは国中に知れ渡っており、「王妃の身に何か起こればアルクレイド王国は破滅する」と囁かれているとか。

★ヴィオル・アルクレイド
 アルクレイド国王。国民思いで不正を許さない姿勢から若いながらに名君として名を馳せる。浮いた話が一切なく男色との噂が立っていたが、エリーズに一目惚れし電撃結婚。それ以来彼女にベタ惚れで、甘えるのも甘えられるのも好き。昼間は紳士だが夜は獣。
 趣味は絵を描くこと。特技は硬貨を使った簡単な手品。

★リノン・コルテウス
 エリーズの近衛騎士を務める女性。滅びた小さな異国の出身で、生き残った同胞たちと共にアルクレイド王国に流れ着きヴィオルに救われた。明朗闊達、さっぱりした性格でエリーズの良き親友。
 ヴィオルの近衛騎士ローヴァンの妻。夫の好きなところはバキバキの筋肉。

★ローヴァン・コルテウス
 国王の護衛を代々務める騎士の家の出身で、ヴィオルの近衛兼幼馴染。普段は冷静で物腰柔らかだが騎士としての実力は折り紙付き。
 妻であるリノンに対し突っ込み役をすることが多いが、心の内では深く愛している。妻の好きなところは鳥のように自由なところ。

★ジギス・クルディアス
 ヴィオルの近侍で、忠実な右腕。常に冷静沈着で感情の起伏が少なく、ついたあだ名は「鉄仮面」。
 没落寸前だった家の出身であるにも関わらず近侍に取り立ててくれたヴィオルには深い尊敬の念を抱いているが、妃のことになると知能指数が下がる彼に頭痛を覚えることもしばしば。

★グローリエ・エーデルバルト
 王家に次ぐ名家の公爵令嬢で、ヴィオルとは古くからの知り合い。常に優雅で堂々とした淑女の鑑でありエリーズにとっては姉のような存在。
 ジギスに想いを寄せているが、恋愛方面には奥手な上に相手が相手なためなかなか進展できずにいる。
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