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二十三話 ずっと一緒の休日
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エリーズはヴィオルを連れ、屋敷の一部屋一部屋を見てまわった。
エリーズが結婚のためここを去る時、調度品はほとんど売られて最低限しか残っていなかった。しかし今はかつてあったものと同じような雰囲気の新品ばかりが揃えられている。
楽しかった頃の思い出が、次々と蘇る。エリーズの父、先代ガルガンド伯爵は仕事があまり忙しくない時、エリーズが執務室に入ることを許してくれた。書類仕事をこなす父の横でエリーズは本を読み、時々彼の横顔を盗み見ていた。妻や娘と接する時はいつも笑顔の父親が見せる真剣な表情をエリーズは不思議と怖いとは感じず、むしろ彼に対し敬意を持つきっかけとなった。
両親が忙しい間は使用人たちがいつもエリーズを楽しませ、寂しいと思わないように計らってくれた。料理番のマーシャは旦那様と奥様のために美味しいお食事を作りましょうと言ってエリーズを台所に招き入れ、調理を手伝わせてくれた。当時まだ十代の始めの少女だった女中のアンメリーとかくれんぼやごっこ遊びをするのが大好きだったことも、エリーズはよく覚えている。
屋敷の庭も、花が咲き誇るかつての美しさを取り戻していた。庭師の親子、マテオとトビアスのお陰だ。ヴィオルも彼らの腕を高く評価し、「王城仕えの庭師として引き抜きたいくらいだ」と言う程だった。
腕がいいだけでなく、彼らもエリーズに対してとても優しかった。父親のマテオはエリーズの、「どうして種から芽が出るの」「蜂や蝶々はお花の周りで何をしているの」といった疑問にすべて丁寧に答える誠実な男だった。息子のトビアスは溌剌とした若者で冗談を言ってエリーズを笑わせたり、花を編んで作った冠を頭に被せてくれたりした。その作り方をエリーズも教えてもらい、自分だけで作ったものを母に渡した時の彼女の笑顔はエリーズの一生の思い出だ。
母が使っていた部屋が、今度はエリーズの私室として用意されていた。伯爵夫人であった彼女は決して暇な身ではなかったはずだが、エリーズに対し疲れている様子を見せることは一切なかった。娘のことを「わたしの可愛いお姫様」と呼んで夜にはその髪を丁寧に梳かし、ベッドに入った後は本を読んで聞かせ子守歌を歌い、エリーズが眠るまで傍にいてくれた。
屋敷の中や周りを歩きながら、エリーズは思い出の数々をヴィオルに話して聞かせる。彼は熱心にそれらに耳を傾けて頷き、エリーズと一緒になって笑った。
屋敷の中と庭を一通り見回った頃には昼食時となっていた。料理番のマーシャが、二人分の食事が入ったバスケットを用意していた。外で食事がしたいとヴィオルが事前に伝えていたようだ。エリーズはバスケットを持つ彼と手を繋ぎ、屋敷の裏を進んでいった。
その先の景色もエリーズはよく覚えていた。背の低い草が青々と茂っている平原だ。休日はよく両親とここに来て敷物の上に座って食事をし、家族三人で草の上を転げ回って、服や髪についた草や土をお互いに笑いながら取り合った。
エリーズはヴィオルと一緒に草の上に敷物を広げ、マーシャが作ってくれた食事を並べた。エリーズの好物ばかりが外でも食べやすいように包んである。
柔らかく温かな日差しを浴び優しいそよ風を受けながら空腹を満たし、デザートを互いの口に運びあって心を満たし、エリーズとヴィオルは二人して敷物の上に寝転がった。
「こんなに幸せでいいのかしら……」
エリーズがため息混じりに言うと、ヴィオルは微笑んで体を寄せてきた。
「いいんだよ。むしろこのくらいで満足してもらっては困るくらいだ」
彼が手を伸ばし、エリーズの髪を優しく撫でる。
「ここはいいところだね。君が心の綺麗な女性に育った理由がよく分かったよ」
「そう、本当に素敵な場所なの。お父さまもお母さまも、素晴らしい方だったわ」
「……羨ましいな。僕には家族との思い出がほんの少ししかないから」
ヴィオルの両親――母親は彼がまだ幼い頃に不運にも亡くなってしまった。先代国王である父親とは、あまり話すことがなかったらしい。
アルクレイドの王は皆、十代の始めの頃に即位し、次の王がまた同じ年頃を迎えた時に玉座を彼に渡して王城を去る。その後はごく限られた者しか知らない場所に移り住み、王国を守護する精霊に祈りを捧げて慎ましやかに生きるのが建国以来続く習わしだ。よほどの有事でなければ、家族とも会うことがないという。
まだ若い身で世捨て人のような生活をしなければいけないのはエリーズには気の毒にも思えたが、彼らの働きにより民たちは戦争や大災害とは無縁でいられるのだ。
ヴィオルとエリーズの間に子が生まれ王に即位する年齢になれば、ヴィオルも王城を出て第二の人生を歩むことになる。その時が来たら、同じ場所に連れて行ってもらうようにお願いしようとエリーズは心に決めていた。新たな住まいがどのような場所かは分からないがヴィオルと一緒なら楽しいし、きっと彼も同じように思ってくれるだろう。
「これからたくさん思い出を作ればいいわ。わたしたちだって家族なのだから」
その時が来るまでに、悔いのないよう楽しく生きたい。エリーズはヴィオルに微笑みかけた。
「今度はリノンとローヴァンさんも呼んでここでお食事しましょう。そうだわ、ジギスさんも一緒に! ここでならきっとのんびり過ごして頂けるはずよ」
「どうかな。彼は自分の家でもまともにくつろがない人だからね」
ヴィオルはくくっと笑った後、続けて言った。
「君は皆のことが大好きなんだね」
「ええ、大好きよ。あ、もちろん一番はヴィオルだけれど」
エリーズは彼の片手をとって、自らの頬に当てた。
「いつもありがとう、ヴィオル。あなたのことが本当に大好き」
「僕の方こそありがとう……君のその気持ちは、両手いっぱいの金よりも遥かに価値があるよ」
ヴィオルはそう言うとエリーズの体をつかまえ、抱きしめて仰向けになった。うつ伏せで彼にのしかかるような体勢にされ、エリーズは思わず身じろぎする。
「ヴィオル、こんなことしたらあなたが苦しくなってしまうわ」
「そうだね、苦しいよ……君が好き過ぎて」
エリーズを胸に抱いたまま、うっとりとした声でヴィオルが囁く。
「キスしてくれたら治りそうなんだけれど」
「まあ」
そんな言い方しなくても、普通にお願いしてくれたらいくらでもするのに――エリーズはそっと彼の唇に自分のそれを重ねた。
「どう? 苦しいのは治ったかしら?」
「困ったな。全然治らない。むしろもっとひどくなった気がするよ」
わざとらしく眉を下げながら、ヴィオルが指にエリーズの銀色の髪をゆるく巻き付ける。
「もっとしてくれたら治る」
「ふふ、もう……」
胸の奥がくすぐったい。この時間がいつまでも続けばいいと心の中で願いつつ、エリーズは夫に抱きしめられる幸せを日が傾き始めるまでたっぷりと味わった。
***
夕暮れ時、使用人たちに見送られてエリーズはヴィオルと共に迎えの馬車に乗り込んだ。
使用人たちの姿が見えなくなるまで、エリーズは窓から軽く身を乗り出して彼らに手を振り続けた。一国の王妃がするべきことではないが、ヴィオルは何も言わずにエリーズが窓から落ちないよう気を配るだけだった。
出発して程なく経ち、馬車の座席に座り直したエリーズに彼が声をかける。
「あそこは君の家だから、好きな時に帰るといいよ。城での暮らしは色々と疲れるだろうから」
「嬉しい。今日は本当に楽しかったわ」
ヴィオルと結ばれてからの生活は毎日が喜びで満ちているが、やはり知らず知らずのうちに王妃として気を張ってしまう。今日のエリーズは王妃の立場を忘れ肩の力を抜いて過ごすことができ、明日から始まる日々に向けての活力がみなぎってくるのを感じていた。
「……でも、今日もわたしはヴィオルに色々してもらってばかりね」
「それでいいんだよ。何度も言ってるだろう? 僕にとっては君が毎日笑顔で過ごしてくれることが何よりも大切なことなんだから」
そうは言っても、彼に甘えるばかりではエリーズも気が済まなかった。ヴィオルがエリーズのことを想っているのと同じくらいに、エリーズも彼を愛している。どうにかしてそれを示したい。
「もう、あまり時間はないけれど……何かわたしにできることはない? して欲しいことは?」
ヴィオルは軽く首を傾げた後、隣に座るエリーズの体を抱き寄せて自分の膝に座らせた。驚いて小さく声をあげたエリーズの首筋に彼の口づけが落とされる。
「僕のエリーズ、今日は寝るまでずっと一緒にいて欲しいな」
「まあ、そんなことでいいの?」
お返しになるかは分からないが、それが彼の望みだというなら喜んで叶えたい。夕食をゆっくりとって、たまには夫の背中を流して労って、それから時間が許すまで二人きりの世界で心と体を蕩かし合って、夢の中でも寄り添っていたい――
まだ休日は終わっていない。ヴィオルの願いに頷く代わりに、エリーズは彼の唇に今日何度目か分からないキスをして体を預けた。
エリーズが結婚のためここを去る時、調度品はほとんど売られて最低限しか残っていなかった。しかし今はかつてあったものと同じような雰囲気の新品ばかりが揃えられている。
楽しかった頃の思い出が、次々と蘇る。エリーズの父、先代ガルガンド伯爵は仕事があまり忙しくない時、エリーズが執務室に入ることを許してくれた。書類仕事をこなす父の横でエリーズは本を読み、時々彼の横顔を盗み見ていた。妻や娘と接する時はいつも笑顔の父親が見せる真剣な表情をエリーズは不思議と怖いとは感じず、むしろ彼に対し敬意を持つきっかけとなった。
両親が忙しい間は使用人たちがいつもエリーズを楽しませ、寂しいと思わないように計らってくれた。料理番のマーシャは旦那様と奥様のために美味しいお食事を作りましょうと言ってエリーズを台所に招き入れ、調理を手伝わせてくれた。当時まだ十代の始めの少女だった女中のアンメリーとかくれんぼやごっこ遊びをするのが大好きだったことも、エリーズはよく覚えている。
屋敷の庭も、花が咲き誇るかつての美しさを取り戻していた。庭師の親子、マテオとトビアスのお陰だ。ヴィオルも彼らの腕を高く評価し、「王城仕えの庭師として引き抜きたいくらいだ」と言う程だった。
腕がいいだけでなく、彼らもエリーズに対してとても優しかった。父親のマテオはエリーズの、「どうして種から芽が出るの」「蜂や蝶々はお花の周りで何をしているの」といった疑問にすべて丁寧に答える誠実な男だった。息子のトビアスは溌剌とした若者で冗談を言ってエリーズを笑わせたり、花を編んで作った冠を頭に被せてくれたりした。その作り方をエリーズも教えてもらい、自分だけで作ったものを母に渡した時の彼女の笑顔はエリーズの一生の思い出だ。
母が使っていた部屋が、今度はエリーズの私室として用意されていた。伯爵夫人であった彼女は決して暇な身ではなかったはずだが、エリーズに対し疲れている様子を見せることは一切なかった。娘のことを「わたしの可愛いお姫様」と呼んで夜にはその髪を丁寧に梳かし、ベッドに入った後は本を読んで聞かせ子守歌を歌い、エリーズが眠るまで傍にいてくれた。
屋敷の中や周りを歩きながら、エリーズは思い出の数々をヴィオルに話して聞かせる。彼は熱心にそれらに耳を傾けて頷き、エリーズと一緒になって笑った。
屋敷の中と庭を一通り見回った頃には昼食時となっていた。料理番のマーシャが、二人分の食事が入ったバスケットを用意していた。外で食事がしたいとヴィオルが事前に伝えていたようだ。エリーズはバスケットを持つ彼と手を繋ぎ、屋敷の裏を進んでいった。
その先の景色もエリーズはよく覚えていた。背の低い草が青々と茂っている平原だ。休日はよく両親とここに来て敷物の上に座って食事をし、家族三人で草の上を転げ回って、服や髪についた草や土をお互いに笑いながら取り合った。
エリーズはヴィオルと一緒に草の上に敷物を広げ、マーシャが作ってくれた食事を並べた。エリーズの好物ばかりが外でも食べやすいように包んである。
柔らかく温かな日差しを浴び優しいそよ風を受けながら空腹を満たし、デザートを互いの口に運びあって心を満たし、エリーズとヴィオルは二人して敷物の上に寝転がった。
「こんなに幸せでいいのかしら……」
エリーズがため息混じりに言うと、ヴィオルは微笑んで体を寄せてきた。
「いいんだよ。むしろこのくらいで満足してもらっては困るくらいだ」
彼が手を伸ばし、エリーズの髪を優しく撫でる。
「ここはいいところだね。君が心の綺麗な女性に育った理由がよく分かったよ」
「そう、本当に素敵な場所なの。お父さまもお母さまも、素晴らしい方だったわ」
「……羨ましいな。僕には家族との思い出がほんの少ししかないから」
ヴィオルの両親――母親は彼がまだ幼い頃に不運にも亡くなってしまった。先代国王である父親とは、あまり話すことがなかったらしい。
アルクレイドの王は皆、十代の始めの頃に即位し、次の王がまた同じ年頃を迎えた時に玉座を彼に渡して王城を去る。その後はごく限られた者しか知らない場所に移り住み、王国を守護する精霊に祈りを捧げて慎ましやかに生きるのが建国以来続く習わしだ。よほどの有事でなければ、家族とも会うことがないという。
まだ若い身で世捨て人のような生活をしなければいけないのはエリーズには気の毒にも思えたが、彼らの働きにより民たちは戦争や大災害とは無縁でいられるのだ。
ヴィオルとエリーズの間に子が生まれ王に即位する年齢になれば、ヴィオルも王城を出て第二の人生を歩むことになる。その時が来たら、同じ場所に連れて行ってもらうようにお願いしようとエリーズは心に決めていた。新たな住まいがどのような場所かは分からないがヴィオルと一緒なら楽しいし、きっと彼も同じように思ってくれるだろう。
「これからたくさん思い出を作ればいいわ。わたしたちだって家族なのだから」
その時が来るまでに、悔いのないよう楽しく生きたい。エリーズはヴィオルに微笑みかけた。
「今度はリノンとローヴァンさんも呼んでここでお食事しましょう。そうだわ、ジギスさんも一緒に! ここでならきっとのんびり過ごして頂けるはずよ」
「どうかな。彼は自分の家でもまともにくつろがない人だからね」
ヴィオルはくくっと笑った後、続けて言った。
「君は皆のことが大好きなんだね」
「ええ、大好きよ。あ、もちろん一番はヴィオルだけれど」
エリーズは彼の片手をとって、自らの頬に当てた。
「いつもありがとう、ヴィオル。あなたのことが本当に大好き」
「僕の方こそありがとう……君のその気持ちは、両手いっぱいの金よりも遥かに価値があるよ」
ヴィオルはそう言うとエリーズの体をつかまえ、抱きしめて仰向けになった。うつ伏せで彼にのしかかるような体勢にされ、エリーズは思わず身じろぎする。
「ヴィオル、こんなことしたらあなたが苦しくなってしまうわ」
「そうだね、苦しいよ……君が好き過ぎて」
エリーズを胸に抱いたまま、うっとりとした声でヴィオルが囁く。
「キスしてくれたら治りそうなんだけれど」
「まあ」
そんな言い方しなくても、普通にお願いしてくれたらいくらでもするのに――エリーズはそっと彼の唇に自分のそれを重ねた。
「どう? 苦しいのは治ったかしら?」
「困ったな。全然治らない。むしろもっとひどくなった気がするよ」
わざとらしく眉を下げながら、ヴィオルが指にエリーズの銀色の髪をゆるく巻き付ける。
「もっとしてくれたら治る」
「ふふ、もう……」
胸の奥がくすぐったい。この時間がいつまでも続けばいいと心の中で願いつつ、エリーズは夫に抱きしめられる幸せを日が傾き始めるまでたっぷりと味わった。
***
夕暮れ時、使用人たちに見送られてエリーズはヴィオルと共に迎えの馬車に乗り込んだ。
使用人たちの姿が見えなくなるまで、エリーズは窓から軽く身を乗り出して彼らに手を振り続けた。一国の王妃がするべきことではないが、ヴィオルは何も言わずにエリーズが窓から落ちないよう気を配るだけだった。
出発して程なく経ち、馬車の座席に座り直したエリーズに彼が声をかける。
「あそこは君の家だから、好きな時に帰るといいよ。城での暮らしは色々と疲れるだろうから」
「嬉しい。今日は本当に楽しかったわ」
ヴィオルと結ばれてからの生活は毎日が喜びで満ちているが、やはり知らず知らずのうちに王妃として気を張ってしまう。今日のエリーズは王妃の立場を忘れ肩の力を抜いて過ごすことができ、明日から始まる日々に向けての活力がみなぎってくるのを感じていた。
「……でも、今日もわたしはヴィオルに色々してもらってばかりね」
「それでいいんだよ。何度も言ってるだろう? 僕にとっては君が毎日笑顔で過ごしてくれることが何よりも大切なことなんだから」
そうは言っても、彼に甘えるばかりではエリーズも気が済まなかった。ヴィオルがエリーズのことを想っているのと同じくらいに、エリーズも彼を愛している。どうにかしてそれを示したい。
「もう、あまり時間はないけれど……何かわたしにできることはない? して欲しいことは?」
ヴィオルは軽く首を傾げた後、隣に座るエリーズの体を抱き寄せて自分の膝に座らせた。驚いて小さく声をあげたエリーズの首筋に彼の口づけが落とされる。
「僕のエリーズ、今日は寝るまでずっと一緒にいて欲しいな」
「まあ、そんなことでいいの?」
お返しになるかは分からないが、それが彼の望みだというなら喜んで叶えたい。夕食をゆっくりとって、たまには夫の背中を流して労って、それから時間が許すまで二人きりの世界で心と体を蕩かし合って、夢の中でも寄り添っていたい――
まだ休日は終わっていない。ヴィオルの願いに頷く代わりに、エリーズは彼の唇に今日何度目か分からないキスをして体を預けた。
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