わがまま放題の悪役令息はイケメンの王に溺愛される

水ノ瀬 あおい

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★嫉妬

3

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「あいつのこと何とも思ってない?」
「お前、仮にもついさっきまで一緒だった公賓に“あいつ”って……」

 俺が言ったら絶対にリックとかがうるさいことを指摘したのに、リューラは眉を寄せたままただこっちを見てくる。
 普段ならこいつだってチクッと言ってくることもあるのに、何一つ反応しないのは変な感じだ。

「何ともって……当たり前だろ?男にそんな……」
「俺のことは特別に想って欲しいんだよっ!」

 遮るように俺の顔の横に両腕を付かれてまた顔の距離が近付く。

「ったく……お前は元々特別だろ?ガキの頃から一緒で、俺だってお前だって素で居られんじゃねぇの?」

 これ以上面倒なことにはならないように言葉は選んだつもりなのに、なぜかリューラの目は細くなって口は更に歪んだ。
 は?何がいけなかった?
 考えたってわからない。

「そんなにわからないならさ……」

 左手を付いてその肘が伸びていくことに安心したのに、リューラの右手はスルリと俺の頬を撫でて首筋、胸、腹と下りていく。

「は?ちょっ!!お前っ!!」

 その妖しい手つきにビクッと跳ねると、リューラは少し悲しげな笑みを浮かべた。

「もうそんなに言葉で言ってもわからないなら…………身体で理解してよ」

 モーニングコートのボタンを外されて焦るのに、すぐにベストのボタンまで解かれてしまう。
 シャツのボタンを少し外して腹に直接触れられて、その冷たさにビクッと身体が跳ねた。
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